名古屋駅近くで! 美味しい「ひつまぶし」のお店10選 ~名古屋めし探訪③~

2度、3度と楽しめる名古屋めしの高級路線

全国にあるご当地グルメの中でも確固たる地位を築いている「名古屋めし」。きしめん、味噌カツ、あんかけスパなど有名どころはいろいろあるが、今回紹介するのは「ひつまぶし」。香ばしく焼き上げたうなぎを刻み、ごはんにまぶしてお櫃(おひつ)に入れる。特有の甘ダレがうなぎととけあうひつまぶしは、ちょっと(だいぶ)高級路線の名古屋めしだ。そのまま食べるのももちろんよいが、薬味(ねぎ・海苔・わさびなど)を添えたり、だしを注いでお茶漬けにしたりと1度に2度、3度と楽しめる点も心憎い。

観光やビジネスで多くの人が行き交う名古屋駅周辺には、多くのひつまぶし店がある。名古屋めしの定番なこともあり、どの店も自信とこだわりはひとしおだから、味のレベルは上がる一方。ゆえにきっと、お気に入りの逸品にめぐり会えるだろう。

名古屋駅近くの「ひつまぶし」が美味しいお店10選(目次)

店舗
(クリックで詳細)
特徴や内容
① まるや本店 名駅店 ひつまぶしの代名詞
② 竜むら 土日ランチは名古屋コーチンも
③ ひつまぶし 稲生 エスカ店 生真面目さが生んだ信頼の味
④ ひつまぶし名古屋備長 エスカ店 ダイナミックな味変が魅力
⑤ うな善 大きな切り身がホロホロと
⑥ ひつまぶし名古屋備長 大名古屋ビルヂング店 ワインとひつまぶしが出会う場所
⑦ うなぎ和食 しら河 名駅店 味と価格でおもてなし
⑧ 東京 竹葉亭 名古屋店 こんがり名古屋流でいきますか?
⑨ 弐澤千(にさわせん) 和食を拓く「割烹ダイニング」
⑩ みゆき 地元感そして値頃感

① まるや本店 名駅店

ひつまぶしの代名詞

食事どきになれば連日行列ができる「名古屋でひつまぶしといえば」の名店。愛知県内はもちろん、東京やソウルにも支店を置き、外国人のお客さんも多い。

その時期に最も脂ののったうなぎを指定の養殖業者から活きたまま仕入れる。新鮮なまま鰻師が一瞬の手さばきで開き、熟練の手業で焼き上げた表面は香ばしく絶妙なパリパリ感が楽しい。タレは江戸後期から継ぎ足してき秘伝のたまり醤油を使い、うなぎの旨味とまろやかにとけあう奥行のある味わいが信条だ。歯ごたえのよい愛知県の伝統野菜「かりもり」の奈良漬けと、うなぎと相性抜群にブレンドされた自慢の深蒸緑茶も絶好のお供。名店のこだわりを隅から隅まで堪能しよう。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本店 9F
アクセス: 名古屋駅直結
営業時間: 11:00-23:00
定休日: 不定休(名鉄百貨店に準ずる)

② 竜むら

土日ランチは名古屋コーチンも

名古屋駅から徒歩5分のクロスタワー地下1階。三河の新鮮な海の幸と近隣三県で収穫された旬の山の幸を使った季節折々の会席料理が自慢。一方で、敷居の高いイメージもある日本食を気軽に食べてもらうために、手軽な一品料理もバラエティ豊富にそろえている。

和の粋あふれるこの店で名古屋名物のひつまぶしを食べるなら、ランチタイムがおすすめだ。土日限定の「名古屋本丸御膳」は名古屋コーチンの冷製と唐揚げやプリンがセットで楽しみが広がる。もちろん「うなぎ櫃まぶし」単品も3つの大きさで用意。重厚感あるお櫃に盛られたうなぎはごはんが見えなくなるほどたっぷりと。そこに愛知県特産のたまり醤油を使ったタレがまろやかに重なる。毎朝うなぎを一つひとつ手開き・手焼きする職人の丁寧な仕事をぜひ味わって。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅4-4-10 名古屋クロスコートタワー B1F
アクセス: 各線名古屋駅から徒歩3分
営業時間: 11:00-15:00/17:00-22:30
定休日: 年中無休

③ ひつまぶし 稲生 エスカ店

生真面目さが生んだ信頼の味

濃厚なタレのほどよい甘辛テイスト。「食通の人にも満足してもらえるように」と仕上げた創業当時の辛口から、より多くのお客さんに喜んでもらうべく「甘み」の追求を重ねた末にたどりついた味だ。「お客さんのために」と料理人が試行錯誤を重ね、丁寧に答えを見つけていくのが稲生流。生真面目とも思える頑なな職人気質こそが、地元からも絶大な信頼を得る理由だろう。

そんな稲生のひつまぶしは、その値段もお客さん思い。通常のひつまぶしが2,980円、上ひつまぶしが3,720円とリーズナブルだから初心者でもトライしやすい。また、うなぎは苦手という人のためにマグロ丼や親子丼、かき揚げ丼などの丼ぶりものも豊富に用意。家族みんなで気軽に利用できる雰囲気が魅力だ。

店舗情報
住所:
愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
アクセス: JR名古屋駅徒歩3分。エスカ地下街内
営業時間: 11:00-21:30
定休日: エスカに準ずる

④ ひつまぶし名古屋備長 エスカ店

ダイナミックな味変が魅力

お櫃のふたを開けるとあらわれる鰻の照り照りとした艶と香ばしい縁の焦げ目が食欲をそそる。強火の遠火でじっくりと焼き上げる「地焼き」が特徴の「びんちょうひつまぶし」。ぱりっとした皮目としっとりした身のコントラストがたまらない。うなぎは関東ではめずらしいこの製法にぴったりの素材を選び抜いているから、味の相乗効果は期待以上だ。

ひつまぶしの美味しさを最大限に味わいたい人は、うなぎとごはんがミルフィーユ状に重ねられた「特上ひつまぶし」もしくは「極上ひつまぶし」をお試しあれ。それぞれ5,800円、7,700円と贅沢だがその価値は十分ある逸品だ。

ダイナミックなざくざく食感と濃いめのタレ、のち盛りのいい海苔であっさり茶漬け。味の変化を存分に楽しめるのが魅力。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
アクセス: JR名古屋駅(新幹線改札口)すぐ
地下鉄名古屋駅から徒歩3分
名鉄名古屋駅から徒歩7分
営業時間: 11:00-15:30/17:00-22:00
※うなぎが無くなり次第閉店
定休日: 不定休

⑤ うな善

大きな切り身がホロホロと

うな膳のひつまぶしは関東風。まずは白焼きしてうなぎの旨味をじっくりと凝縮。それを蒸すことでよけいな脂を落として旨味をさらに引き立たせつつ、ふっくら柔らかな食感をめざす。めずらしいのはうなぎを小さく切り分けないこと。大きな切り身であるがゆえに、しゃもじを入れたときの心地よいホロホロ感を堪能できる。一番人気はランチ限定30食の「炭火名古屋ひつまぶし」。20匹に1匹しかいない希少な青うなぎの上質な旨味と柔らかさを存分に味わって。

店には愛知県の地酒を含め、全国の日本酒も種類豊富に用意する。一級のひつまぶしをアテにする大人の贅沢さ浸って名古屋の夜を飲み明かそう。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅南1-17-26
アクセス: 各線名古屋駅から徒歩8分
営業時間: [平日]11:30-14:00/16:30-22:30
[日曜・祝日] 11:30-14:00/16:30-21:00
定休日: 月曜

⑥ ひつまぶし名古屋備長 大名古屋ビルヂング店

ワインとひつまぶしが出会う場所

地焼きが特徴の「ひつまぶし備長」は本店を丹波郡大口町に構える。その支店としてエストとならび名古屋駅周辺で利用できるのが大名古屋ビルヂング店。こちらも名古屋駅直結で利便性がよく、観光やビジネス関係のお客さんが足繁く訪れる。

たまり醤油香る特製ダレをまとって黄金に輝く表面は絶妙な “パリサク感”。対する中身はふっくら焼き上げられたうなぎの美味しさを存分に味わえるひつまぶしは、3,400円から。平日のランチタイムは、ミニサラダやミニうざく(うなぎときゅうりの酢の物)、季節のアイスクリームがつく「ひつまぶし御膳」(4,500円)がおすすめだ。

落ち着いた空間に個室で接待にもぴったりの大名古屋ビルヂング店は、ワインの品ぞろえも豊富。ワインとひつまぶしの華麗なるマリアージュを味わって。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅3-28-12
アクセス: 地下鉄名古屋駅直結
営業時間: 11:00-15:30/17:00-23:00
定休日: 大名古屋ビルヂングに準ずる

⑦ うなぎ和食 しら河 名駅店

味と価格でおもてなし

お店が言い切る、こだわりはなんといっても、うなぎ。料理人の確かな目利きで仕入れた特選うなぎの中からひつまぶしに最適の素材を吟味。これを長年の経験に裏付けされた割き・焼きの勘と技術により至高のひつまぶしに仕立て上げる。

“カリッ!ふわ~” が信条のしら河特製のひつまぶしは、茶わん3倍分のごはんにうなぎをぎっしり敷き詰めたそのボリュームで2,800円と高コスパ。ちなみに小食の人むけの「ミニひつまぶし」(1,880円)でもごはんは茶わん2杯分だからあなどれない。和食をいろいろ楽しみたい人には「しら河御膳」がおすすめ。ふっくらとした蒲焼2切れに小鉢、天ぷら、刺身、吸物などがついて3,560円とさらにお得度がアップする。

本格的な味と優しさ価格の両立は、日本料理の真髄を知るしら河ならではの「おもてなしの心」そのものかもしれない。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市西区牛島町6-24 アクロスキューブ名古屋1F
アクセス: 名古屋駅桜通り口(東口)から徒歩約5分
営業時間: 11:00-14:30 17:00-21:00
定休日: 年中無休

⑧ 東京 竹葉亭 名古屋店

こんがり名古屋流でいきますか?

「東京竹葉亭」は江戸末期に東京あさり海岸(今の新富町)で創業した。北大路魯山人や川喜田半泥子をはじめとする陶芸家たちに愛され、関西出店へのきっかけをつかんだという。そのながれの中でオープンした名古屋店では、東京竹葉亭の看板である「江戸前ひつまぶし」とご当地ならではの「名古屋流ひつまぶし」のどちらも味わうことができる。

名古屋の旅途中であればやはり名古屋流に軍配か。蒸さずに強火で焼き上げた表面はこんがりクリスピー。甘めのタレは意外にあっさりで、お茶漬けにすればさらにやさしく味変する。ちなみに二人以上の来店なら江戸前と名古屋流の一緒盛りも可能。食べ比べが楽しそうだ。ひつまぶしとうざく、う巻き、焚合せなどがセットになるランチコース(6890円~)もおすすめ。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 タワーズプラザ 12F
アクセス: JR名古屋駅直結
営業時間: 11:0-15:30/17:00-23:00
定休日: JRセントラルタワーズに準ずる

⑨ 弐澤千(にさわせん)

和食を拓く「割烹ダイニング」「割烹ダイニング」

前身は1901年、初代・澤田千吉が多治見で創業した日本料理屋「澤千」。百十数余年の年月を経て名古屋の地にオープンした「弐澤千」は、伝統のうなぎ料理・鮎料理の新たな可能性を追求する “割烹ダイニング” としてグルメ通のファンを増やしている。

看板のひつまぶしはランチでもディナーでも。肉厚のうなぎは皮のパリパリ感を楽みながら噛みしめると口の中でジューシーにほどける。深い味わいながらしつくないタレが食べやすさを助長する。香り高いだしでさらさらとお茶漬けにすると、海苔やわさびがほどよいアクセントに。ちなみにお昼はひつまぶし(3,960円)のほかに「弐澤千御膳(2,750円)」も人気だ。小さなひつまぶしに小鉢三種とお吸い物、もう一品はカルパッチョという意外性。スタイリッシュな和モダンの空間で弐澤千の斬新でグルメなしかけをぜひ探してみて。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-3 JRゲートタワー 13F
アクセス: 名古屋駅から徒歩5分
営業時間: 11:00-15:00/17:00-23:00
定休日: 不定休

⑩ みゆき

地元感そして値頃感

ひつまぶしをとにかく手軽に食べたければここ。ミユキステーションホテル名古屋1階にあるその名も「みゆき」はホテル宿泊者はもちろん、一般観光客や近隣のサラリーマンたちで連日盛況だ。

生姜焼きや煮魚、フライなどのポピュラーな定食とともに名古屋名物ひつまぶしが味わえる。ランチタイムはお安くなるのでとくにねらいめ。通常サイズ(3,000円→3,100円)は甘ダレの染みた照りのいいうなぎが丸ごと一本分。その下に敷き詰められたごはんもたっぷりで、小食の人なら小サイズ(1,750円→1,650円)が調度よいかも。噌串カツと手羽先がついた「名物セット」(2,250円→2,150円)をたのめば名古屋めしの代表選手を一度に楽しめる。

地元感を肌で感じながらリラックスして頬張るひつまぶしも格別だ。食後のセルフのコーヒーで一休みしたらまた名古屋の街へ繰り出そう。

店舗情報
住所: 愛知県名古屋市中村区椿町14-4 ミユキステーションホテル名古屋1F
アクセス: JR名古屋駅(太閤通口)から徒歩1分
営業時間: 11:00-14:00/17:15-22:30
※土曜・祝日は22:00まで営業
定休日: [昼] 隔週土曜・日曜・祝日
[夜] 日曜・祝日

財布への打撃大でも、養える英気は絶大

以上、名古屋駅近くでひつまぶしを食べられるお店10選をお届けした。そもそもひつまぶしはいつどこで始まったのか? 江戸時代から、明治よりあと、三重県発祥、いやいや名古屋が一番のりと、詳しいことはよくわかっていない。いずれにしても、ひつまぶしは今や名古屋めしの定番メニュー。名古屋流ならではのパリっと香ばしい食感と味わい深い甘たれがなんともいえない美味しさだ。たまにきずは、庶民派の多い名古屋めしの中ではだいぶお高めなこと…。しかしメインが天下のうなぎなのだからいたしかたない。ときには奮発して頑張る自分にご褒美を!スタミナたっぷりの名古屋名物ひつまぶしを食べて、明日への英気を養おう。