池袋の喧騒を忘れてスイーツタイム
朝から夜まで人波が押し寄せる池袋の街。こんな繁華街にもしかし、癒しの場所はある。ふわふわのパンケーキにこんがりワッフル、フルーツたっぷりのパフェに本格シロップのかき氷。甘やかなスイーツはいつだって人の心を和ませてくれる。池袋の喧騒をしばし忘れて一息つける、魅惑のカフェスイーツをご紹介しよう。
池袋のおすすめカフェスイーツ 12選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
最寄り駅出口 | 特徴や内容 |
① カフェ コムサ 池袋西武店 | 東口 | パフェとケーキ、究極の選択 |
② はちくまカフェ 池袋店 | 東口 | はちみつとろけるもっちりトースト |
③ ラ・ファミーユ | メトロポリタン口 | 思わずうっとり、ふわふわシフォン |
④ ミルキーウェイ | 東口 | どれがお好み? 13星座のパフェ |
⑤ クラブハリエ B-スタジオ 池袋東武店 | 西口 | 甘い年輪に込められた伝統の技術 |
⑥ AIN SOPH.soar(アインソフ ソア) | 東口 | ヘルシーパンケーキにリミッター解除 |
⑦ HACHIKU(ハチク) | 東口 | 果物が主役のグルメなかき氷 |
⑧ タカノフルーツパーラー 池袋東武店 | 西口 | 弾むようなフルーツの楽園 |
⑨ pause(ポーズ) | 東口 | 手作りの素朴さに心癒される |
⑩ 京はやしや 西武池袋店 | 東口 | 日本の伝統に触れる抹茶づくし |
⑪ パティスリー・アラカンパーニュ 池袋店 | 西口 | 旬の味覚をのせた贅沢タルト |
⑫ カフェ・アドレス 池袋パルコ店 | 東口 | やけどに注意! あつあつワッフル |
① カフェ コムサ 池袋西武店
パフェとケーキ、究極の選択
四季折々の果物を贅沢に使ったスイーツに定評があるカフェ コムサ。日本人特有の細やかな手仕事にもこだわり、パティシエが編み出す繊細な味わいとアーティスティックなデザインはコムサならではの揺るがない魅力だ。
ここで悩ましいのがパフェにするかケーキにするかの究極の選択。どちらにしても、旬の果物の味を最大限引き立てるアイスクリームやパイ、クリームのバランスは絶妙だ。素材に対する愛情がしみじみと伝わる珠玉のスイーツは、生産者に敬意を払うカフェ コムサのスピリットをそのまま表しているよう。
デパート内と便利な場所なので午後3時のお茶にもいいし、夕食後のデザートにも。食べればちょっと特別な気分に浸れる、そんな魔法のようなスイーツだ。
② はちくまカフェ 池袋店
はちみつとろけるもっちりトースト
雰囲気は森の中にたたずむ小さなお家。ほっこりとした気分に浸りながら看板メニューの「ハニーフレンチトースト」をいただこう。
注文を受けてからオーブンで焼くので焼き立てのあつあつを食べられる。カリッと香ばしい表面ともっちりとした生地に自家製はちみつがたっぷりととろけて至福の味わい。ホール(17個)とハーフ(8個)があるのでシェアするのもいいし、ホールの一人食べももちろんOK。200円引きのお得なドリンクセットでゆっくりカフェタイムを楽しもう。
いちごやチェリー、クリームのせなど、時期限定バージョンも要チェック。塩気がほしいときにはブラックペッパーの効いた「チーズとベーコンのフレンチトースト」もおすすめだ。
東池袋駅から徒歩8分
③ ラ・ファミーユ
思わずうっとり、ふわふわシフォン
ふわふわのケーキには人を幸せにする魔法がある。平成10年のオープン以来、自家製シフォンケーキが多くのスイーツファンをとりこにするお店。
いちご、紅茶、バナナ、チョコレートなどの定番メニューのほか、桜や桃、マロンなどの季節限定シフォンも登場。また、甘いものを控えている人やさっぱり味がお好みの人には、生クリームなしのタイプもおすすめだ。こちらも夏だけお目見えするトウモロコシや枝豆などのフレイバーがあり、素材の美味しさを封じ込めた優しい味わいがリピーターを増やしている。
とにかくふわっふわなのでケーキを立てて食べるのは指南のわざ。でもシフォンケーキはそもそも寝かせていただくものなので躊躇はいらない。その華麗な断面もうっとり楽しみながら、至福の口溶けを満喫しよう。
④ ミルキーウェイ
どれがお好み? 13星座のパフェ
池袋東口、サンシャイン60通りを見下ろすビルの2階にある喫茶店。天の川という意味の店名が表すように、店のテーマは「星」。店内至るところに散りばめられた星モチーフを探してみるのも楽しい作業だ。
1983年創業の老舗が令和の乙女たちに贈るきらめきのデザートは 「13星座パフェ」。おなじみの12星座に蛇遣い座が仲間入りする。各星座を体現したルックスとまではいかないが、中身とデコレーションが一つ一つ違う。自分の星座を選ぶべしというルールはもちろんないので、メニューの写真をじっくり吟味してお好みのパフェを注文しよう。
くわえてドリンク類もおすすめしたい。チョコ&クリームブリザード、フローズン“ブルーハワイ”、バナナミルクシェイクなどの冷たいアミューズメントはカラフルで写真映え抜群。ハンバーグドリアやオムライスグラタンなど、人気の食事メニューと一緒にぜひオーダーしてみて。
⑤ クラブハリエ B-スタジオ 池袋東武店
甘い年輪に込められた伝統の技術
1951年創業の老舗洋菓子店クラブハリエ。その代名詞といえば、ふんわり柔らかなバームクーヘン。クラブハリエ B-スタジオでは自慢のバームクーヘンを店内の厨房で職人が焼いており、できたてを併設のカフェで味わうことができる。(2020年9月現在イートインは不可)
卵の優しい香りがただようバームクーヘンは口の中に入れるとホロホロとくずれる食感。しかしパサつきとは皆無でむしろしっとりした舌ざわりが心地よい。シャリシャリとした砂糖のコーティングも合わさり、生クリームをつけて頬張るとさまざまな味や食感の絶妙なハーモニーを楽しめる。
手のひらサイズの「バームクーヘンmini」やサクサクに焼き上げた「ドライバーム」は持ち帰りにも。また当店限定の愛らしいフクロウのパッケージはお土産にもぴったりだ。
[日曜・祝日] 10:00-20:00
⑥ AIN SOPH.soar(アインソフ ソア)
ヘルシーパンケーキにリミッター解除
池袋駅から徒歩10分。グランピングをイメージした店内は、広く温かみのある雰囲気が心地よい。身体に優しいヴィーガン料理を軸に銀座や京都で営業するアイソフの姉妹店だ。落ち着けるソファ席や個室もあるのでデートや女子会にももってこい。
soyミートを使ったハンバーガーなど、ヘルシーなフードメニューを取りろそえるが、店で丁寧に手作りするデザートも人気。とくにリピート率の高い「天上のヴィーガンパンケーキ」は、植物性チーズを使用しているのでコクがありつつすっきりとした後味。米粉の生地は流行りのフワフワタイプとは一線を画すもっちりとした食感で、しっかりめの食べ応えも満足度が高い。
また、バニラアイスといただくグルテンフリーのブラウニーや、果物が主役の見た目も華麗な季節のパフェなど選択肢はいろいろ。美味しくてかつ健康的ともなれば、思わず心のリミッターを外してしまいそう。
※土曜・日曜・祝日の昼営業は17:00まで
⑦ HACHIKU(ハチク)
果物が主役のグルメなかき氷
※2020年9月現在果物とジュースの販売のみ
果物店が始めたかき氷屋さん。日光の天然氷を使った氷はサクサクと軽く、口に入れたとたんしゅわっと溶けるはかなさがなんとも優しい。
さすが果物屋さんだけあって氷にたっぷりかけるのは生シロップの本格派。山梨県産の日川白鳳を使った「桃みるく」、柑橘の甘酸っぱさが爽やかな「銀朱まどんな」など、新鮮な果物の美味しさを氷の上でダイレクトに楽しめる。
冬の寒い日に温かい室内で食べるかき氷もまた格別。「かぼちゃホイップ」や「ストロベリーショコラ」など、ぽってりしたテクスチャーと濃厚まろやかな味わいは、むしろ心の中を温めてくれるよう。
さて夏場の課題は整理券の確保。開店まもなく売り切れてしまう日もめずらしくない。店の公式Twitterをチェックして、幸福のチケットをなんとしてでも手に入れたい。
⑧ タカノフルーツパーラー 池袋東武店
弾むようなフルーツの楽園
ほとばしるような果実の魅力をたっぷりと味わいたいならやっぱりこちら。明治18年に創業したフルーツ専門店、新宿高野直営のお店で新宿を中心に関東近郊と名古屋に店舗をもつ。
定番は言わずもがなの「フルーツパフェ」。12種類の果物と2種類のシャーベット、バニラアイスの下にはゼリーとりんごで最後のひとかきまで楽しめる。濃厚なブラウニーを豪快にトッピングした「バナナチョコレートパフェ」や懐かしのかためプリンに惹かれる「プリン・ア・ラ・モード」も不動の人気。また「静岡県産マスクメロンパフェ」はしたたるほどにジューシーなメロンの果汁がまろやかなソフトクリームと溶け合う至福の一品だ。
もちろん、季節限定パフェも見逃せないうえ、ケーキやフルーツサンド、カットフルーツ食べ放題なんかも捨てがたい。みずみずしい自然の恵みを思う余すところなくチャージしたら、心もからだも元気になれそう。
[日曜] 10:00-20:00
⑨ pause(ポーズ)
手作りの素朴さに心癒される
池袋駅東口から徒歩6分の場所にあるリノベカフェ、ポーズ。シックな内装にほんのりヴィンテージテイストがただよう店内は、なんとも落ち着く雰囲気だ。
WiFi完備、電源もありで仕事に休憩にとみな思いも思いの時間を過ごしている。カフェタイムはコーヒーや紅茶に特製スイーツをお供させる人も。チョコのスポンジケーキにロールケーキ、NY風のベイクドチーズケーキなど、店の空気感と呼応するようにシンプルなアイテムは、どれも手作りの優しさにあふれる素朴な味わい。とくに人気のチーズケーキは甘さ控えめで男性のファンも多い。
ランチには日替わりパスタや特製ピザを用意するほか、土日には朝食メニューもラインナップ。池袋の雑踏から離れてしばし心を空っぽにしたい… そんなちょっとお疲れのあなたにもぴったりのじつに居心地のよいカフェ。
[水曜-木曜] 12:00-21:00
[金曜] 12:00-23:00
[土曜・日曜] 11:00-23:00
⑩ 京はやしや 西武池袋店
日本の伝統に触れる抹茶づくし
江戸創業の京都の老舗茶舗が手掛ける和菓子のお店。国内のみならず香港にも支店を広げるなど躍進している。
趣きあふれる和風情の店内でいただくスイーツは、抹茶パフェに抹茶ソフト、抹茶ロールケーキに抹茶かき氷と隅から隅まで抹茶づくし。とくに人気の「特製林家あんみつ」は、まろやかな抹茶アイスともちもちの抹茶わらび餅の相性が抜群。ほんのりただよう上品な苦味とたっぷりの小豆の甘さがマッチしてほどけるような美味しさだ。
「お茶は飲むだけでなく茶葉そのものを食べるもの」それが京はやしやの理念。一流にこだわる厳選茶葉の奥深い味わいを、こっくりと抹茶色に染まる和スイーツの中に見つけてみて。
[土曜・日曜・祝日] 10:30-23:00
⑪ パティスリー・アラカンパーニュ 池袋店
旬の味覚をのせた贅沢タルト
1991年に神戸で生まれたタルトの専門店は、いまや全国屈指の店舗数を誇る人気ぶり。農家から届く新鮮な果物の個性を最大限に引き出すべく考案されたタルトは、その年一番の旬の美味しさがギュッと詰まっている。
駅西口のマルイシティにある専属のカフェでは、そんな傑作スイーツを、南フランスの田舎町思わせるようなリラックスした空間で楽しめる。定番アイテムの「タルト・メリメロ」をはじめ、目と舌で季節を感じるフレッシュなタルトからショートケーキやミルクレープまで、常時15種類前後のスイーツは目移りしてしまうほどに魅力的だ。
切り方やデコレーションまで含めると、果物とクリーム、タルトの組み合わせは何万通りにも及ぶという。ショーケースに並ぶ宝石のようなスイーツたちは、その中から選りすぐられた今だけの美味しさ。時期限定の贅沢に思う存分酔いしれて。
⑫ カフェ・アドレス 池袋パルコ店
やけどに注意! あつあつワッフル
NYのガレージをイメージしたという店内は、なるほど、本やオブジェが混在する雑多な雰囲気。脈絡がないようでどこか統一感のある独特の居心地のよさの中でいただけるのは、新鮮なサラダプレートやボリューミーなグリル料理。くわえてカフェタイムや食後のデザートに人気の焼き立てワッフルもこの店の看板だ。
とくにおすすめなのがドンッとフライパンのままサーブされるフレンチワッフル。甘酸っぱいベイクドアップルとほろ苦ソースが溶け合う「キャラメルアップルパイ」、甘党必食の「チョコバナナ」などがレギュラーメニュー。ほかにもその時期一番美味しい旬のフルーツをたっぷりのせた限定ワッフルがお目見えする。あつあつワッフルとひんやりアイスの温冷コントラストが口の中でなんとも楽しい。一緒にドリンクをたのむなら、おしゃれなラテアートにも注目を。
スイーツ、それはみんなの幸せ
池袋のカフェスイーツ12選をご紹介した。あらためて見てみるとつくづく綺麗で愛らしい世界。お店によっては男性は入りづらいことがあるかもしれない。しかし可憐なスイーツは決して女性だけのものではない。大人から子どもまで、性別かかわらず、スイーツとはみんなのものだ。気になるアイテムを見つけたのなら、足踏みせずに求めにいこう。職人が丹精こめて丁寧に作ったスイーツは、食べればちょっと優しく、幸せな気持ちにしてくれるはず。