心のときめきは無条件! パンケーキ&ホットケーキ
パンケーキってどうしてこんなにも心をときめかせるのだろう? その言葉自体になんだか夢や幸せがつまっているようだ。もちろんホットケーキも甘やかな響き。ちなみにホットケーキは大まかにいうとパンケーキの一種で、昭和30年代に初めて庶民の食卓に登場したのだという。
時代とともに進化するパンケーキと、ノスタルジックな趣きただようホットケーキ。殿堂入りを果たしたといっても過言ではない二つの定番スイーツを、にぎやかな池袋の街で存分に楽しめる10のお店を紹介する。
池袋のおすすめパンケーキ10選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
平均予算 | 特徴や内容 |
① MOKUOLA Dexee Diner(モクオラ ディキシーダイナー)ルミネ池袋店 | 南口 | てんこもり具合に感激! |
② グラウンド アッシュ | 東口 | しゅわっと消えゆく “淡雪食感” |
③ タカセ 池袋本店 | 東口 | レトロ萌え必至のホットケーキ |
④ レインボーパンケーキ 西武池袋店 | 東口 | ハワイの幸せの源をここ池袋で |
⑤ ESPRESSO D WORKS(エスプレッソ D ワークス) | 東口 | 軽やかなホイップも残さずペロリ |
⑥ AIN SOPH.soar(アインソフ ソア) | 東口 | 植物性チーズ使用でライトな味わい |
⑦ 梟書茶房(ふくろうしょさぼう) | 南口 | 図書館のようなカフェでくつろぎタイム |
⑧ CAFE NOISE(カフェ ノイズ) | 東口 | 3つのフレイバー、どれがお好み? |
⑨ ル・ポワール | 西口 | 贅沢で懐かしい日本のおやつ |
⑩ RACINES FARM TO PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク) | 東口 | ピクニック気分で満腹モーニング |
① MOKUOLA Dexee Diner(モクオラ ディキシーダイナー)ルミネ池袋店
てんこもり具合に感激!
多くの人でにぎわうルミネ池袋8階。ジューシーなアボガドチーズバーガーや自家製グレイビーソースのロコモコ丼など、豪快かつヘルシーなハワイアンフードを手軽に楽しめる人気のレストラン。
こちらのパンケーキは、とにかくボリュームたっぷりで満足度が高いと評判だ。一番人気はNYチーズケーキを贅沢にのっけた「ストロベリーチーズケーキ」。甘酸っぱくフルーティなベリーソースは、チーズケーキともパンケーキとも相性抜群だ。「メルティキャラメル& ナッツ」や「クアトロチョコレート」など選択肢はいろいろだが、パンケーキのおいしさをシンプルに味わいたい人には基本の「バター&ハニー」がいちおし。香ばしく焼かれた “ザクッと食感” が楽しいパンケーキにバターとはちみつがまろやかに溶け合い、このうえない口福に心までも満たされる。
ステーキやハワイアン丼でおなかいっぱいになりつつやっぱりデザートは別腹!食べごたえ満点のパンケーキは友達とシェアするのもおすすめだ。
② グラウンド アッシュ
しゅわっと消えゆく “淡雪食感”
池袋パルコ8階にあるこちらのお店は、北海道グルメを気軽に楽しめるカフェ&ダイニング。モダンアートがコンセプトの店内はカジュアルな雰囲気で、お一人様や家族連れでも入りやすい。
カフェタイムには行列もできるみんなのお目当てNo.1はスフレタイプのパンケーキ。口の中でしゅわしゅわと消えていく食感は、まるで北海道の淡雪のよう。小麦の素朴な味わいと控えめな甘さで、重たい感じはいっさいない。北海道の生乳で作ったソフトクリームを添えた「フルーツパンケーキ」や、ベリー、チョコバナナ、アップルシナモなどが選べるので、好みの一皿を見つけてみて。
ちなみに豪華なローストビーフ丼や旨みぎっしりの牛ハンバーグなど、ごはん系もレベルが高い。パンケーキはかわいらしい小ぶりサイズなので、食事とデザート、ぜひどちらも楽しみたい。
③ タカセ 池袋本店
レトロ萌え必至のホットケーキ
池袋駅東口のシンボル的存在、大正9年創業のタカセ。自社ビル1階はパン・洋菓子、3階はレストラン、そして2階の喫茶室と9階のコーヒーラウンジではパンケーキもとい、“ホットケーキ” が食べられる。
薄焼き2枚重ねのホットケーキはしっとり、むっちりとした口あたり。ふわふわタイプが定番のいま、それは懐かしくもどこか新鮮な印象だ。2階の喫茶室では9時から11時のモーニングタイムにこちらのホットケーキがお目見え。アルミカップ入りのフレッシュクリームとフルーツがレトロ感満点だ。それ以外の時間帯は苺ジャムとバターが別添えで付いてくる。苺のつぶつぶ感と一緒に楽しむのもいいし、メープルシロップがたっぷり染みたしっとり感を味わうのもいい。
帰りは1階でレトロなケーキやパンをお土産に買っても。ちなみにタカセの原点であるあんパンは、北海道十勝産の小豆をたっぷりと使った贅沢な一品だ。
[9階 コーヒーラウンジ] 11:00-22:00
④ レインボーパンケーキ 西武池袋店
ハワイの幸せの源をここ池袋で
原宿と池袋の2店舗を展開する(2020年9月時点)レインボーパンケーキは、いまや殿堂入りの人気パンケーキ店。パンケーキ好きなら一度は訪れてみたいお店だ。
極上フワフワ仕上げの秘訣は、メレンゲ入りの生地にあり。それを鉄板、そしてオーブンで焼く二段階方式で、おどろくような柔らかさを実現している。定番のこっくりまろやかな「マカダミアナッツソース」をはじめ、旬のフルーツを散りばめたフレッシュクリームがそびえる「季節のフルーツ」、ビターテイストがクセになる「焼きりんごをキャラメル」などをラインナップ。また、メキシカンやサーモン&アボガドなどのごはん系パンケーキも隠れた人気だ。
ハワイっ子たちを笑顔にするレインボーとパンケーキをかけ合わせた幸せ度100%の「レインボーパンケーキ」。ちなみにロゴに使われている虹は7色ではなくハワイで数えられる6色で描かれているのだそう。
[土曜・日曜・祝日] 10:30-23:00
⑤ ESPRESSO D WORKS(エスプレッソ D ワークス)
軽やかなホイップも残さずペロリ
池袋駅東口から徒歩4分のキューブプラザにある、ハイセンスなニューヨークスタイルのカフェ。注文が入ってから焼くパンケーキは繊細な “フワシュワ食感” が特徴で、多くのスイーツファンのハートを甘く溶かしている。
ぐるぐると渦をまくホイップのボリュームにおどろくが、パンケーキと同じく甘さひかえめなので、最後のワンスクープまでペロリと食べられてしまう。ベリーや塩キャラメルナッツなどの定番にくわえ、「アップルパイと紅茶」「和栗のモンブラン」「ほうじ茶」といった季節限定パンケーキも登場するので、カレンダーをチェックしながら何度となく足を運びたい。
ちなみにこのお店にはもう一つの看板メニューが。世界一フワフワともいわれるこだわりの食パン「ワンハンドレッド」だ。小麦100に対して水分100という常識を覆す製法で完成した奇跡の柔らかさ。果たして軍配があがるのはパンケーキ?それとも食パン?
⑥ AIN SOPH.soar(アインソフ ソア)
植物性チーズ使用でライトな味わい
「AIN SOPH.」は東京都心や京都で展開しているヴィーガンレストラン。その3号店であるソアは、自然味あふれるグランピングをイメージした店内で、ソイミートを使ったハンバーガーや野菜たっぷりのカレーやスープを楽しめるヘルシーなお店だ。
主役級の存在感を放つデザートも人気の秘訣。グルテンフリーのブラウニーや、みずみずしいフルーツパフェとともにリピート率が高いのが「天上のヴィーガンパンケーキ」。植物性チーズのまろやか、かつライトなパンケーキは独特のもちもち食感が後をひく。口の中ですぐ消えてしまうタイプではないので、食べごたえがあることもうれしい。また、果物やアイスが添えられたプレートの華やかさも魅力だ。
人気店につきとくに休日は予約をしていくのが得策。デートや女子会はもちろん、一人でゆっくりしたいときにももってこいのお店だ。
[土曜・日曜・祝日] 11:30-17:00/18:00-22:00
⑦ 梟書茶房(ふくろうしょさぼう)
図書館のようなカフェでくつろぎタイム
駅直結のEsola池袋4階にある「梟書茶房」は、珈琲と本、それぞれをを愛する二人のオーナーが営む都会のオアシスのようなカフェ。おすすめの本を集めた「ふくろう文庫」から気になる本を手にとり自慢の「梟ブレンド」を味わえば、日々の疲れも自然と消えてゆきそうだ。
断層が美しいパフェやレトロ萌えするクラシカルプリンとともに人気のデザートは、季節ごとの味覚を味わえるオリジナルのパンケーキ。平鍋(パン)そのままで出てくるあつあつの生地にさっくりとナイフを入れるのは最高の瞬間。卵やバターの味がシンプルに伝わる素朴な味わいに、思わず頬がゆるんでしまう。のせられた旬の果物にかけられた一手間も、全体のおいしさをぐんと底上げしている。
木目調の内装があたたかな「森の部屋」や風が心地よいテラス席など、コンセプトごとの空間を用意する。読書やおしゃべりを楽しみながら、くつろぎのひとときを満喫しよう。
⑧ CAFE NOISE (カフェ ノイズ)
3つのフレイバー、どれがお好み?
サンシャインシティB1階。広々とした店内はゆったりしたソファ席や気軽に使えるハイチェア席などを備え、にぎやか飲みからひとりご飯まで、思い思いに過ごすことができる。
お酒にもぴったりのバル風メニューが好評だが、カフェタイムのデザートも女性を中心にファンが多い。筆頭であるパンケーキは3種類。旬があふれんばかりの「7種のフルーツパンケーキ」、生地にも抹茶を練り込んだ「抹茶黒蜜和風パンケーキ」、雪のような見た目に魅かれる「塩キャラメルココナッツパンケーキ」。それぞれの個性とほどよい “ふわもち食感” があいまって、スイーツ欲を甘やかに刺激する。
お誕生日には華麗にデコレーションした特別バージョンも。気になる人は内容満載のアニバーサリーコースをチェックしてみよう。
池袋駅(東口)から徒歩8分
⑨ ル・ポワール
贅沢で懐かしい日本のおやつ
東武百貨店5階にある「ル・ポワール」は、デパートらしい落ち着いた空間でゆったりと喫茶タイムを過ごせるお店。老若男女誰でも入りやすい気取らない雰囲気も魅力だ。
ナポリタンやピザトースト、クリームソーダなど、おなじみの喫茶店メニューと一緒に味わいたいのがホットケーキ。すでに名前がパンケーキではないことからもおわかりのように、バターとメープルシロップでいただく昔懐かしいタイプだ。まずはその分厚さ加減に驚くが、口にしてみるとふかふかとしたやさしい口当たりでいつまでででも食べ続けていられそう。シロップをたっぷりと吸って飴色になじんだ部分もまた口福。
ホットケーキがとびきり贅沢なおやつだった古きよき時代がふとよみがえるような、特別感あふれる一品だ。
⑩ RACINES FARM TO PARK(ラシーヌ ファーム トゥー パーク)
ピクニック気分で満腹モーニング
2016年に大幅リニューアルされた南池袋公園。広々とした芝生が敷かれ、都会の真ん中ですがすがしいピクニック気分を満喫できる。この公園のシンボル的存在として誕生したのがカフェ「RACINES FARM TO PARK」だ。目に映る緑を楽しみながら、パスタやサンドイッチをはじめとする種類豊富なカフェメニュー、自慢のクラフトビールなどをいただける。
土日・祝日限定の朝メニューの目玉は、なんといってもボリューム満点のパンケーキ。しっとりとして柔らかな生地は、リコッタチーズとバターミルクのまろやかな味わいが印象的だ。スイーツ系ももちろんいいが、食事系の「クラシック」を一度食べてみてほしい。香ばしいベーコンやソーセージの塩気がメープルシロップの甘みがと絶妙にマッチしてなんともクセになる。食べごたえも文句なしだから、元気な一日をスタートできそうだ。
あらがえない、粉ものスイーツの魅力
池袋で至福のパンケーキ&ホットケーキを食べられるおすすめ10店をご紹介した。日本ではさまざまなお菓子が流行するが、パンケーキもまた、大きなブームとなった一つだ。海外の人気店が続々とオープンし、女性を中心とするファンが長い列をつくった。その勢いはだいぶ落ち着いたものの、パンケーキは不動の人気スイーツとして、確固たる地位を築いたといえるだろう。子どもの定番おやつであるホットケーキも、若者のレトロ萌えとあいまってあらたに注目を集めている。
柔らかな食感と素朴でやさしい味わい、豊かなレパートリーと写真映えする見た目も魅力。しかしパンケーキ&ホットケーキにはそれ以外にも何か、人を惹きつける特別なパワーがある気がする。そのパワーに引き寄せられたら、罪悪感はさておいて、みずからのパンケーキ欲およびホットケーキ欲に素直にしたがうほかなさそうだ。