新橋でカレーが食べたくなったら! 英気を養う厳選11店をご紹介

新橋は知る人ぞ知るカレー天国

いまやラーメンと並ぶ日本の国民食ともいえるカレー。そう、日本人はとにかくカレーが好きで、飲食店が集まる駅前にはたいていカレーの看板を掲げるお店がある。サラリーマンの街、新橋も例外ではなく、むしろカレーを食べられるお店は他のエリアに比べて多いくらい。雑居ビルに入るこじんまりとしたカレー店などはいかにも銀座に隣接する地域といったおもむき。しかし値段は銀座よりもずっと手頃で、さすが日々を戦うサラリーマンやOLにやさしい。ここでは新橋に数あるカレーの人気店のうち、11のお店を厳選してご紹介する。

新橋のおすすめカレースポット 11選(目次)

店舗
(クリックで詳細)
特徴や内容
① The KARI(ザ・カリ) さらさら、じわじわスパイスカレー
② ブア・デ・タイ 百花繚乱、アジアンカレー
③ スマトラ 新橋本店 ノスタルジックな気分に浸る
④ カーン・ケバブ・ビリヤニ 味も空間も上質の人気インド料理店
⑤ みぼうじんカレー 名前の経緯も気になるけれど
⑥ ガネー舎(ガネーシャ) 札幌スープカリーの名店の味
⑦ 野菜を食べるカレーcamp 新橋店 キャンプの楽しさがぎゅっ!
⑧ 地雷也(ジライヤ) 贅沢ステーキ肉がごろごろと
⑨ カレーは飲み物。 ニュー新橋ビル店 がっつりカレーを食べたい人集合
⑩ 幸正 どこまでも優しい牛テールのカレー
⑪ カリカル 新橋本店 親しみやすい新橋きっての老舗

① The KARI(ザ・カリ)

さらさら、じわじわスパイスカレー

新橋駅から徒歩約6分。瀟洒な外観に惹かれて中に入るとカウンターに囲まれた厨房でスタッフがてきぱきと働いている。20種類以上のスパイスをブレンドしたスパイシーなカレーをいただけるお店。さらさらとした口当たりとじわじわと広がる爽やかな辛みがくせになる。

ビーフ、チキン、エビと森のきのこ、チャナ豆とひき肉、なすとひき肉がレギュラーメニュー。とくに辛党の人にはビーフがおすすめ。痺れるほどにスパイスフルだが濃厚な旨味もあわさってごはんが止まらなくなる。このほか月・水・金曜にはロールキャベツのカレーもあり。トマトの酸味と甘みが引き立つカレーを吸ってくたくたにとろけるキャベツがたまらなくおいしい。

創業から変わらない家庭的な雰囲気に安心して身をおき、じっくりとカレーに向き合える新橋きっての人気店。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋5-31-7 中村ビル 1F
アクセス: 都営浅草線新橋駅(A1出口)から徒歩約6分
JR新橋駅(烏森口)から徒歩約7分
営業時間: 11:30-14:30
定休日: 土曜・日曜・祝日

② ブア・デ・タイ

百花繚乱、アジアンカレー

JR新橋駅烏森口から徒歩約2分。新橋で本格的なタイ料理を味わえるレストランとして人気のこちら。定番のほかに、タイ東北地方の名物であるモツ入りのスープ「トムセップ」、に麺を入れたモツ入り麺、生パパイヤと蟹を炒めた「ソムタムプーニム」など、本場仕込みの専門店ならではのタイグルメをいろいろと楽しめることも魅力だ。

そしてアジアンファンのみならずカレーファンも通うこのお店。鶏肉のグリーンカレー、エビ・アボカド入りグリーンカレー、海鮮カレー、マッサマンカレー、エビのレッドカレーと豊かなバリエーションがその理由。さらにカオソイ(タイカレー麺)やプーニムパッポンカリー(蟹と玉子のカレーソース)、店独自のピザグリーンカレーなどカレー感満載の関連メニューも脇を固める。

カレー×アジアの美味なる世界を存分に堪能して。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋3-23-4 2F
アクセス: JR新橋駅(烏森口)から徒歩約2分
営業時間: 11:30-14:00/17:30-23:00
定休日: 日曜・祝日

③ スマトラ 新橋本店

ノスタルジックな気分に浸る

1943年創業で新橋でもっとも古いカレー屋といわれる。建て直しを経ているものの店内はどこか懐かしい雰囲気で居心地がよい。

注文すると驚きの速さで到着するカレーはルーがご飯にかかった状態で登場。ゆげとともに香辛料やハーブが華やかに香り立ち食欲をそそる。その一方で、ほどよいスパイス加減ながらジャガイモが溶けたザラザラした口あたり、柔らかめのごはんがザ・日本のカレーライスといった趣だ。

すでにルーがかかっていて、しかも辛すぎないからパクパクと食べられる。そのあたりも時間のない新橋のサラリーマンにはもってこいだろう。常連客はみなテーブルに常備されたつぼ漬け、しその実漬け、紅ショウガ、福神漬けを好みに投入して “いつもの味” にカスタマイズするのが流儀だ。

店主の手がすいたときだけ「焼きカレー」が食べられるのだとか。おいしい偶然に出会いたいものだ。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋1-16-10 浅川ビル 1F
アクセス: 地下鉄新橋駅から徒歩2分
JR新橋駅(日比谷口)から徒歩3分
営業時間: 11:00-19:00
定休日: 土曜・日曜・祝日

④ カーン・ケバブ・ビリヤニ

味も空間も上質の人気インド料理店

銀座博品館の6階に入るこちらは、インド風炊き込みご飯ともいうべきビリヤニや、南インド風のカレー、タンドリー料理で有名なお店。銀座エリアらしい明るく洗練された店内で、ゆっくりと食事を楽しむことができる。

カレーはキーマ、シーフード、チキン、ラム、野菜の各グループの中で具材やスパイスにより細分化された各種カレーがある。たとえば「ブラウンカレー」はインドゴア地方のチリソース風エビカレー、「南インドチャティナドチキンカレー」は香辛料をたっぷり使った柔らかな骨付きチキン入りのカレーだ。

香味野菜の食感やスパイスの風味豊かなビリヤニも必食なので、ランチのお得なビリヤニセットに単品で好みのカレーをオーダーするのも一つ。ただしボリュームサイズなので2人以上で行ってシェアするのがおすすめだ。サラダやスープなど何気ないサイドもレベルが高く、お腹も心も満足感いっぱいになれるお店。

店舗情報
住所: 東京都中央区銀座8-8-11 銀座博品館 6F
アクセス: JR新橋駅(銀座口)から徒歩3分
地下鉄新橋駅(出口1)から徒歩3分
営業時間: 11:00-15:30/17:00-23:00
定休日: 年中無休

⑤ みぼうじんカレー

名前の経緯も気になるけれど

JR新橋駅より徒歩1分。ニュー新橋ビルの3階に入るまずは名前のインパクトが大きなお店。こじんまりとした清潔感のある店内では、二人の女性スタッフが調理に接客にてきぱきと身をこなしている。

山盛りの野菜炒めをどかんとのせたちょっと他ではお見かけしないカレーが自慢。長野県のえのきや淡路島の玉ねぎなど素材にこだわった野菜炒めはしゃきしゃきと食感がたのもしい。水気が出ないものかとの心配になるが、高温の油で手際よく炒めるのでべたべた感はまったくない。

こくのある欧風カレーの辛さは中程度で誰でも食べやすい。刺激がほしい人は大辛を注文するのがよいだろう。鼻に抜ける酸味が心地よい特製ピクルスを加えれば爽やかな味変に。疲れがたまっているかも?と気になる人はR1ラッシーで身も心もリフレッシュしよう。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 3F
アクセス: JR新橋駅から徒歩1分
地下鉄新橋駅から徒歩3分
営業時間: 11:00-16:00
定休日: 土曜日・日曜・祝日

⑥ ガネー舎(ガネーシャ)

札幌スープカリーの名店の味

JR新橋駅(烏森口)から徒歩6分の鴻盟社ビル地下1階。札幌スープカリーの草分け的存在「アジャンタ」の正式な流れをくむお店だ。

さらりとしたカリーはその優しい口あたりのむこうに香味野菜と鶏の旨みがじんわりと広がる。独特な薬膳感は控えめなので、マイルドで食べやすい。スープはベーシックのほかに、ヨーグルトとトマトで酸味をきかせたより爽やかなタイプもある。

卓上にたくさんのスパイスが用意され、自分で好みの味を作り上げるスタイル。また、トッピングは定番の煮卵やじゃがいもにくわえてチーズや納豆、油揚げなど個性派もそろってカスタマイズの幅は広い。

スープカリー初心者は食べ方に迷うが、ターメリックライスをカレーに浸して食べるのが正解。あとはルールなんて気にせずに心置きなくそのおいしさを堪能しよう。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋5-12-2 鴻盟社ビル B1F
アクセス: 都営浅草線新橋駅から徒歩5分
JR新橋駅(烏森口)から徒歩6分
営業時間: [月曜-金曜] 11:30-14:30/17:30-21:00
[土曜] 11:30-14:00
※スープがなくなり次第終了
定休日: 日曜・祝日

⑦ 野菜を食べるカレーcamp 新橋店

キャンプの楽しさがぎゅっ!

SL広場すぐそばのニュー新橋ビル1階。オーナーが友達と行ったキャンプで作ったカレーの味に感激し、それを再現しようと始めたお店。ワイルドな見た目と本格スパイシーな味でファンを増やし、都内のほか大阪や福岡にも支店を持つ。

どのカレーも山盛りの野菜がデフォルト。辛さは「オリジナル」が中辛、「ザクザクスパイシー」が辛口、「マイルドチーズ」が甘口と分かれているが、プラス20円で個々に辛さを追加できる。

野菜はもちろん、たんぱく質を投入すればこくもボリュームもパワーアップ。チキンやビーフなどを好みでトッピングでき、はじめから鶏手羽の入ったほどよいサイズの「完全食カレー」も好評だ。童心に帰れるキャンプならではのワクワク感を新橋の街中で大いに味わえるお店。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 1F
アクセス: JR新橋駅(日比谷口)から徒歩1分
営業時間: 10:00-22:30
定休日: 第2日曜

⑧ 地雷也(ジライヤ)

ステーキ肉がごろごろと

JR新橋駅烏森口から徒歩3分。日比谷通りの一本手前の静かな路地にある雑居ビル1階。網焼きステーキの専門店で、昼はビーフカレー1本で勝負。しかしこのビーフカレーが絶品で、何がすごいかというとやっぱりお肉。大ぶりで分厚い牛肉は旨みたっぷりでほろほろと柔らかい。ためしにカレーのかかっていないところを食べてみると、そのままでも十分おいしいくて、さすがはステーキ店と感激もひとしおだ。

にんじんとじゃがいももしゃっきりとした食感でひと手間かけた調理が伝わる。これにフレンチドレッシングがおいしい上品なサラダまでついて880円というのはコスパ優秀。ルーもほどよい粘度で食べごたえがあるので、腹ペコ男性のパパっとランチにももってこいだ。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋3-2-10 小野ビル 1F
アクセス: JR新橋駅(烏森口)から徒歩3分
営業時間: 11:00-13:30/17:30-21:00
定休日: 土曜・日曜・祝日

⑨ カレーは飲み物。 ニュー新橋ビル店

がっつりカレーを食べたい人集合

とはいえ飲むことはできないカレーは大きく分けて「黒い肉カレー」と「赤い鶏カレー」の2種。

黒いほうはマスカルポーネを隠し味にした欧風カレーで濃厚なこくとまったりとした口あたりが特徴。ほろほろに煮込まれた肉と大根がまろやかな味わいをさらに引き立てる。赤いほうはトマトと羊肉ミンチがベースのさっぱりとしたインドカレー。時間をかけて炒めた大量の玉ねぎの甘みが加わり、ワイルドな味の中にどこか上品さがただよう。

おどろきなのは無料トッピングの種類の多さと、小・中・大・山の盛りが一律料金という太っ腹ぶり。トッピングはフライドガーリック、ポテサラ、パクチーなど10種類から3種類を無料で選べる。とことん突き詰めたい人いは全部のせがおすすめ。いろいろな意味で衝撃的な、えも言われぬ勢いと個性に満ちあふれた新橋の名物カレー店。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル B-122
アクセス: JR新橋駅から徒歩2分
営業時間: [平日] 11:00-16:00/17:15-21:45
[土日祝] 11:00-16:00/17:00-21:00
定休日: 奇数月の第2日曜(ニュー新橋ビル休館日)

⑩ 幸正

どこまでも優しい牛テールのカレー

JR新橋駅(烏森口)から徒歩5分の場所にあるミシュランビブグルマン掲載の小さなカレー屋さん。フレンチのように優美な見かけにおどろくカレーは、牛テールからとったまろやかなスープが決め手。スパイス加減はほどほどで体の芯まで染みるような優しいこくと旨みが際立っている。

ターメリックライスとトマトライスの二層になったライスの上には醤油ダレでクリスピーに焼かれた牛バラ肉が鎮座。表面はカリっと、中はほろほろと柔らかくトッピングの温泉卵をとろけさせると、天にも昇るようなおいしさだ。ライス、スープ、肉とそれぞれに個性を放つが一緒に食べるとその魅力が混然一体となって唯一無二のビーフカレーを紡ぎ出す。

優しい牛テールのスープのように温かみのある接客もまた心に染みる。新橋の雑踏にひっそりとたたずむ癒しのカレー空間、といった様相。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋5-8-13
アクセス: JR新橋駅(烏森口)より徒歩5分
営業時間: 11:00-15:00/17:30-22:00
定休日: 日曜

⑪ カリカル 新橋本店

親しみやすい新橋きっての老舗

昭和の香る新橋駅前ビル1号館地下1階に入るカリカルは、1958年創業の新橋を代表する老舗カレー店

数十種類のスパイスを独自にブレンドした印度カレーは、甘さとほのかに感じる酸味のあとから深みのある辛さがじわじわと追いかけてくる。十分にスパイシーだが日本人の口に合うように調整しているのかくせが少なく食べやすい。すくったルーと一緒にゴロゴロと転がり落ちる鶏肉は柔らかく、ほくほくとしたじゃがいもや薄切りのマッシュルームもアクセントだ。

カツ、目玉焼き、コロッケなどトッピングの幅が広いうえにハヤシライスやオムカレーなどの洋食メニューもラインナップ。客を選ばないオープンな雰囲気が好ましい。歴史を受け継ぐ味はそのままに、移転後の店舗はカジュアルに変身。女性の一人カレーや家族連れでも入りやすいだろう。

店舗情報
住所: 東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 B1F
アクセス: JR新橋駅から地下直結
営業時間: 11:00-22:30
※土曜は16:00まで
定休日: 日曜

カレーは英気を養うスタミナ料理

カレーが日本に伝わったのは明治初期といわれる。鎖国状態が徐々に解かれ、欧米からハイカラなものがいろいろと入ってきた。新橋~横浜間で鉄道が開通したのもちょうどこの頃。交通網の発達により、外国由来の新しい文化や商品が急速に広まったことは想像に難くない。カレーはというとその後、国産のカレー粉が製造され、大正時代には一般家庭でも食べられるようになった。外食産業における発展ぶりも周知のとおりで、カレー界の革新は今もなお続いている。

知る人ぞ知るカレーの街とよばれる新橋には、歴史を物語るディープな店からチャレンジングなニューフェイスまでさまざまなカレー店がある。店ごとに違うこだわりの一皿をじっくり味わい、明日への英気と活力を養おう。