新橋の特徴とラーメン店を探す際のポイント
新橋と聞いて、誰もが思い浮かべるイメージは「サラリーマンの聖地」ではないだろうか。確かにここ新橋は、全国有数のビジネス街であり、また飲屋街としても有名な場所である。
そんな新橋だが、実はグルメスポットとしても知られたエリア。舌の肥えたサラリーマンやOLに鍛えられた店が多く、和食・洋食・カレー・海鮮と、各ジャンルに東京随一の有名店が並んでいる。
ラーメンもしかり。ランチにも、飲みのシメにも活躍するラーメンだが、こちら新橋では名店ぞろい。各店こだわりのスープや個性的なトッピングなど、こってり・あっさりにとどまらないバラエティ豊かなラーメンが楽しめる街である。
そこでこの記事では、特におすすめの店を20軒ピックアップ。エリアはわかりやすく、SL広場側の烏森・日比谷改札口と、銀座につながる銀座側の2か所に分けてご紹介。ラーメン激戦区・新橋で生き残る店は真の実力店。ぜひあなたも、この記事を参考に極上の一杯とめぐり会ってほしい。
【食べログ3.5以上】新橋の人気おすすめラーメン・つけ麺20選【エリア別】
①新橋駅SL広場側の人気おすすめラーメン・つけ麺16選
②新橋駅銀座側の人気おすすめラーメン・つけ麺4選
新橋駅SL広場側の人気おすすめラーメン・つけ麺16選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
ジャンル |
煮干しそば | |
鶏骨醤油そば | |
醤油ラーメン | |
タンメン | |
魚介豚骨系 | |
喜多方ラーメン | |
豚骨ラーメン | |
中華そば | |
煮干しつけ麺 | |
豚骨ラーメン | |
汁なし麺 | |
ワンタン麺 | |
冷やしラーメン | |
つけ麺 | |
酸辣湯麺 | |
汁なし担々麺 |
新橋 纏
カオスな路地裏を通ると、煮干し天国がお出迎え!
こちら「新橋 纏(まとい)」は、醤油ラーメンで有名な店。看板には大きく「平子煮干しそば」とあり。けれども思ったほど煮干し感が前面に出ず、鶏ガラ動物系の出汁とほどよく調和した味。魚介が苦手な人でも好きになれる味だろう。
そんな「纏」のラーメンだが、最初に食べるなら、やはり王道の「平子煮干しそば(750円)」を。チャーシューは脂身をしっかり残したぶ厚いもの。このコクが、さっぱりした醤油スープと見事にマッチ。麺は中細麺で弾力があるタイプ。かんすいが練り込まれた中華麺らしい麺である。
またこちらは、イカの入ったラーメンもマニアに人気。正式名称は「烏賊干白湯醤油そば(850円)」。イカの風味を満喫するならこちらをぜひ。
住所:東京都港区新橋3-13-2 新共ビル1F
月曜-金曜は11:00-15:00、17:30-22:00
土曜は11:00-15:00、17:30-21:00
日曜、祝日は11:00-15:00、17:30-20:00
麺屋 武一
今一番、全国レベルで勢いのある人気店。鶏のうまみを知り尽くした店!
「麺屋 武一(たけいち)」といえば、今や日本国内のみならず海外にも多数出店する店。日本で今最も勢いのあるラーメン屋だが、その本店がこちら新橋店である。
初めての来店なら「濃厚鶏骨醤油そば(780円)」を。こちらの店の創業者は、ラーメン職人と焼鳥職人の二人。そのため鶏へのこだわりが半端ではない。スープは濃厚な鶏出汁、チャーシューは鶏チャーシューにつくねという、すみずみまで鶏のうまみが満喫できる。またこちらは「ささみユッケ丼(200円)」も名物。必ず注文するという常連も多い、人気のサイドメニューである。
人気店だが客さばきがスムーズなので、待ち時間も思いのほか長くない。並んでも食べる価値ありのラーメン、あなたもぜひ。
住所:東京都港区新橋3-6-13 新橋池野第3ビル1F
月曜-金曜は11:30-16:00、17:30-26:00
土曜、祝日は11:30-18:00
※スープ切れ次第終了する場合あり
らぁめん ほりうち
普通のラーメンは飲みのあとのシメにぴったり。変わり種は昼におすすめ
「らぁめん ほりうち」、驚きなのは営業時間。平日は朝7時にオープン、そして深夜まで通し営業という長さである。そのため朝・昼・晩・飲みのシメと、あらゆるシーンに対応しているラーメン屋と言えるだろう。
そんな「らぁめん ほりうち」、筆頭メニューは「らぁめん(690円)」。こちらは中太ストレート麺にあっさり醤油の、ごくごくシンプルなラーメン。具も、メンマに青菜、厚めのチャーシューに海苔という定番のもの。さっぱりして、飲みのあとに人気のメニューである。
朝ラーなら「納豆ざるらぁめん(840円)」を。鶏ガラ醤油スープと納豆は、絶妙なコンビネーション。レンゲが穴あきなのもうれしいポイント。ぜひ最後のひと粒まで納豆を堪能して。
住所:東京都港区新橋3-19-4 桜井ビル1F
月曜-木曜は7:00-27:00
金曜は7:00-28:30
土曜は11:00-27:00
日曜は11:00-23:00
タンメンしゃきしゃき
「野菜足りてますか?」しゃきしゃき野菜たっぷりのタンメン専門店!
「タンメンしゃきしゃき」は、その名の通りタンメン専門店。ご飯以外、料理メニューはタンメンと餃子のみという直球勝負の店である。
看板のタンメン(700円)は、麺が見えないほど野菜がどっさり。そして店名にいつわりなく、シャキシャキの歯ごたえ。またこちらの麺は、長さと太さがあえて不揃いにしているのがうれしいポイント。そのため食感に変化があり、よりうまさが感じられるようになっている。
また餃子(3個300円)も絶品。野菜たっぷりの餡がパンパンに詰まった、はち切れんばかりのボリューム感。卓上に調味料があるが、ぜひ手作りのラー油をかけて食べてほしい。タンメン野菜増しは無料。ヘルシーで絶品タンメンならぜひ「タンメンしゃきしゃき」へ。
住所:東京都港区新橋4-6-7
月曜-金曜は11:00-23:30
土曜、日曜、祝日は11:00-22:00
麺家 いし川
とろりと乳化したスープがうまさの決め手!
こちら「麺家 いし川」は、とにかくスープが絶品。動物系と魚介のダブルスープ、こってりしながらも乳化が進んでまろやかな舌触り。むっちりした麺との相性も抜群である。基本メニューは「ら〜麺(730円)」だが、こちらは味玉がうまいので、ぜひ「味玉ら〜麺(830円)」を。卵は半熟で、とろりとしたスープとよく合うひと品。また、チャーシューは厚切りながらもほろほろと崩れる柔らかさ。食べ応えのある太いメンマとの食感も好相性である。
またこちらは「つけ麺(780円)」も人気。つけ汁はさらに濃いので、野菜増しがおすすめだ。野菜増しはプラス100円で、かなりのボリューム感。日頃、野菜不足を感じる人にはおすすめ。つけ汁にからめながらぜひ。
住所:東京都港区西新橋2-23-2 日比谷パークビル1F
都営地下鉄内幸町より徒歩5分
きたかた食堂
ラーメンと海鮮、贅沢なセットを楽しむならここ!
「きたかた食堂」は、名前の通り喜多方ラーメンの店。喜多方ラーメンといえば、福島県喜多方市名物の豚骨ベースの醤油ラーメン。こちらも定番は豚骨醤油ラーメンだが、海鮮丼も有名。一番人気は「醤油らーめん・清水港みなみトロたくちらしセット(930円)」。ラーメンは「まったり」か「すっきり」か選べるが、喜多方らしいコクを味わうなら、ぜひまったりで。もちもち平打ち麺とこってり背脂がマッチする、豚骨好きにはたまらないうまさである。ちらしはまぐろの海鮮丼。こちらも清水港直送で新鮮そのものである。
ラーメンと海鮮丼という、美味しさ間違いなしの大人気セット。どちらも食べたいという欲張りさんはぜひ「きたかた食堂」に。
住所:東京都港区新橋5-9-8 永島ビル1F
※スープ切れ次第終了
くるめや
本場の久留米ラーメンが新橋で食べられる!
こちらの「くるめや」は、その名の通り久留米ラーメンの店。基本メニューは「豚骨ラーメン(730円)」。東京には珍しいしっかり豚骨に、醤油がガツンときいた味。本場九州の豚骨ファンにはたまらない味である。麺は固めの細麺だが、しっかりコシがあっても粉っぽさがないのがうまさのポイントである。
またこちらの店は、夜は居酒屋使いもできる。1時間980円の飲み放題プランもあるので、サク飲みにもよし。焼き鳥や豚足といった居酒屋メニューがそろっているが、人気は「焼きラーメン(780円)」。福岡の屋台の人気メニューが新橋でも食べられるとあって、常連は必ず注文する人気のひと品だ。新橋で本場の久留米ラーメンを食べるなら、ぜひ「くるめや」で。
住所:東京都港区西新橋1-18-11 ル・グラシエルビル15
都営地下鉄内幸町駅より徒歩2分
田中そば店
いつでも行列の人気店。チャーシューのぶ厚さに感動!
「田中そば店」のラーメンは、喜多方ラーメンをベースにしたもの。「気軽に食べる田舎のラーメン」というのがコンセプトだとか。
基本の一杯は「中華そば(750円)」。スープは塩豚骨。透明ながらもしっかりコクがあり、豚骨らしい風味が楽しめる味が自慢。麺はもっちり太めでしこしこ。そしてトッピングでうれしいのが、ぶ厚いチャーシューが、しっかり3枚も載っているところ。このボリューム感は、これだけで他店ではチャーシュー麺クラスと言ってもいいだろう。得した気分になれる一杯である。
人気店のために、開店すぐでも行列ができるほど。平日は11時から夜10時までの通し営業なので、時間をずらしての来店がおすすめ。あなたもぜひ、極上の一杯を。
住所:東京都港区西新橋1-18-10 佐々木ビル1F
都営地下鉄内幸町駅より徒歩2分
月曜-金曜は11:00-16:30、17:30-21:00
土曜、祝日は11:00-16:00
煮干麺 新橋 月と鼈
新橋でセメント系煮干しそばならここ。スープは雑味がなくうまみだけ!
ここ「煮干麺 新橋 月と鼈(つきとすっぽん)」といえば濃厚煮干しスープ。一番人気「濃厚煮干しそば(850円)」のスープはどろりと濃厚。煮干しの味わいが強烈でどろりとしたスープを「セメント系」などと言うが、こちらのお店のスープはもはや「アスファルト」。けれどもこれだけ濃厚でも雑味はなく、ポタージュのような泡立ちが美しい一杯。薬味は荒く刻まれたネギと三つ葉。このシャキシャキ食感と清涼感は、濃厚スープのほどよいアクセントで、色どりと味わいのバランスを絶妙に仕上げている。
また、濃厚煮干しそばと並んで人気なのはつけ麺。つけ麺のスタンダードメニューは「濃厚煮干しつけ麺(850円)」。濃厚つけ汁は麺としっかりからみ、最後の一滴まで麺とともに楽しめる一杯。スープ割りをするなら、ぜひつけ汁増しでのご注文を。
住所:東京都港区新橋3-14-6
月曜-金曜は11:00-16:00、18:00-22:30
土曜、祝日は11:00-16:00、17:00-20:00
博多天神
ワンコインで本格豚骨ラーメン!しかも替え玉無料の太っ腹!
新橋はランチ激戦区だが、「博多天神」で驚きなのは、ワンコインでラーメンが食べられるところ。メニューは2種類。定番メニューの「らーめん」と「味噌らーめん」は、500円というお値打ち価格である。しかも替え玉は1玉無料という太っ腹サービス。もちろん味もばっちり。博多らしい白湯豚骨スープ、麺は細麺ストレート。具はチャーシュー、きくらげ、海苔と、マスト素材をちゃんと押さえているのもうれしいポイントだ。
またこの店、スープが背脂少なめのあっさり豚骨なので、飲みのシメにも人気。しっかり飲んだ後でも、豚骨臭が少ないので入りやすい。コスパランチに飲みアフターにと、昼夜と使える店「博多天神」。ぜひ新橋で知っておきたいラーメン屋である。
住所:東京都港区新橋2-8-15 プラザ新橋ビル1F
1麺屋 味方
カフェ風のオシャレな外観とインテリア。けれども味はがっつり系!
「麺屋 味方(みかた)」の店主は「新橋 二郎」出身だが、こちらのラーメンは汁なしタイプ。定番は「ラーメン(700円)」。汁なしとはいえ、麺はしっかり汁を吸っており、油そばに近い味わい。トッピングはもやしをはじめとした野菜と豚肉がたっぷり。麺が見えないほどのボリュームだが、特に豚肉は、チャーシューではなく「豚。」と言いたい存在感。豚バラロールを4〜5センチの厚さにカットしたこの肉、オーダーが通るたびにトースターで焼くため、ほどよく脂が落ち、香ばしい味わいが楽しめるひと品だ。
二郎らしいがっつり系ラーメンだが、白を基調にしたインテリアはまるでカフェのよう。濃厚ラーメン好きの人は、ぜひ一度「麺屋 味方」に寄ってみて。
住所:東京都港区新橋4-6-10
月曜-金曜は11:00-16:00、18:00-21:00
土曜10:00-14:00
(平日7:00-9:00、まかないサンドのみ提供)
しお福
「わんたんめんの店」という看板に期待が高まる店。つるりとした絶品ワンタンをぜひ!
こちら「しお福」はワンタン麺専門店。すべてのラーメンにワンタンが載っている、ワンタン好きにはたまらない店である。
スタンダードは「わんたんめん(780円)」。オーダーでは、麺は太麺or細麺、スープは塩or醤油が選べるようになっている。どれを選ぶかはお好み次第だが、いずれもはずれのないおいしさ。スープは、塩も醤油も上品なあっさり味で、ワンタンをおいしく食べられるようにサポート。そして主役のワンタンは、皮が肉厚でボリュームたっぷり。看板を裏切らないおいしさを約束する。また、卓上にはさまざまな変わり味変アイテムがあるので、途中でコクを足してみるのもおすすめ。「しお福」、ワンタン好きはぜひ一度寄ってほしい新橋の名店である。
住所:東京都港区新橋3-19-2 1F
肉そば鶏中華 最上川
開店そうそう話題店の仲間入り。山形名物ヘルシーそば
「肉そば鶏中華 最上川」は、店名がすべてを物語る店。山形名物の、鶏出汁でとった「肉そば」の専門店である。とりわけ発祥地の山形県河北町は名店が多く、他県からも、わざわざ訪れる人がいるという有名グルメスポット。その河北町スタイルの肉そばを提供する店だ。
その名物「肉そば(780円)」、温かいものと冷たいものとが選べるが、山形では冷たいものが定番。年中注文されているとのことなので、まず最初はそちらを。そばは挽きぐるみの黒い田舎風そば。スープには細かく切った親鳥が入っており、コリコリの食感が楽しめる。ラーメンもあるが、やはりこの店はそばがおすすめ。新橋であっさりそばを食べるなら、ぜひここ「肉そば鶏中華最上川」で。
住所:東京都港区新橋1-16-8 第三西欧ビル1F
月曜-金曜は11:00-15:00、17:00-22:00
土曜、日曜、祝日は11:00-17:00
新橋 大勝軒
あの東池袋大勝軒の味が、ここ新橋でも味わえる!
「大勝軒」といえば、つけ麺で一斉を風靡した「東池袋 大勝軒」。こちらの店は、その東池袋 の店の流れをくむ店である。
新橋の店は本店同様、「特製もりそば(750円)」もあるが、こちらのおすすめは「ラーメン(780円)」。ネギ、メンマ、なると、味玉、チャーシューと安定のビジュアル。チャーシューは厚めの肩ロースで、しっかり味が染み込んだもの。味玉はとろとろで、スープとの相性もよし。古き良き昭和の味が楽しめるラーメンである。
またこちらは、他店にはないオリジナルメニューも充実。チーズカレーラーメン(820円)などもあるので、気になる方はそちらもぜひ。名店の名前を裏切らない味。新橋でラーメン屋に迷うなら、「大勝軒」を選んで間違いなしだ。
住所:東京都港区新橋3-23-1 Box’R shinbashiビル1F
中国ラーメン揚州商人
酸辣湯麺は人気ダントツ。飲みのあとにおすすめのさっぱりラーメン!
「中国ラーメン揚州商人」は首都圏に30店舗以上を構えるチェーン店。店名には「中国ラーメン」とあるが、ラーメン以外のメニューも充実している。
こちらの看板メニューは「スーラータンメン」。漢字で書くと「酸辣湯麺」というこのラーメンは、文字通り酸っぱくて辛いスープのラーメン。中国で定番のスープ「酸辣湯」に、麺を投入したらどうなるだろうかと思ったのが、このラーメンが生まれるきっかけだったとか。その発想は大正解。かき玉風の酸っぱ辛いスープは、麺との相性も抜群。たちまち大人気になったという看板料理である。
店内のインテリアもちょっとレトロな中国風。本場中国の味と雰囲気を楽しむなら、ぜひ「中国ラーメン揚州商人」で。
住所:東京都港区新橋4-10-1 SB新橋ビル
山椒家
広島名物汁なし担々麺の店。シビれるうまさがくせになる!
「山椒家」の汁なし担々麺は、まず最初に醤油味の「黒」か、ごま風味の「白」の2種類から味をチョイス。そして辛さを「辛口」「大辛味」「激辛味」「山椒味」の中から選ぶというシステムになっている。
こちらの辛さは独特。唐辛子の辛さよりも、店の名前にあるように、山椒のしびれるような辛さが際立っている。けれども辛さだけでなく、深いうまみもあって美味。また、担々麺に使われている自家製ダレは、温泉卵ともベストマッチ。ぜひ途中で投入してほしい。最後のシメには白ご飯がおすすめ。残った肉みそに入れると、麺とはまた違うおいしさが楽しめる。
トッピングや混ぜ方で、いろんな味が楽しめる店。自分流の一番おいしい食べ方を、ぜひ見つけ出してみて。
住所:東京都港区新橋1-14-2 新橋センタービル1F
月曜-土曜は11:00-23:00
祝日は11:00-21:00
- 1
- 2