横浜の特徴とラーメン店を探す際のポイント
横浜のラーメンといえば、「吉村家」抜きには語れない。完成度の高い「家系総本山 吉村家」のラーメンと、高いレベルをキープするのれん分け制度のため、横浜のラーメンは他の都市と類を見ないほどハイレベル。家系は全国にあるが、ここおひざ元では「弟子」の店がひしめきあっている状況。兄弟店どうしで切磋琢磨しながら、他店にもよい刺激を与えているという構図が出来上がっているのが特徴だ。
そんなラーメン激戦区の横浜は、豚骨スープの家系以外にも、ニッチなご当地ラーメンや、長年地元で支持される老舗中華店のラーメンなど、人気の有名店が数多く存在する。そこでこの記事では、そんなバラエティに富む横浜のラーメン店で、今行くべきおすすめ店を一挙にご紹介。イチ押しメニューをピックアップしているので、食券機の前であたふたする心配なしだ。
こってり好きにもあっさり好きも、どちらも満足する一杯が必ず見つかるだろう。ぜひあなた好みの逸品にめぐり会ってほしい。
【食べログ3.5以上】横浜の人気おすすめラーメン・つけ麺18選【エリア別】
①横浜駅西口方面の人気おすすめラーメン・つけ麺13選
②横浜駅東口方面の人気おすすめラーメン・つけ麺5選
横浜駅西口方面の人気おすすめラーメン・つけ麺13選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
ジャンル |
家系 | |
塩ラーメン | |
醤油ラーメン | |
家系 | |
醤油ラーメン | |
大分ラーメン | |
サンマーメン | |
家系 | |
味噌ラーメン | |
つけ麺 | |
家系 | |
ワンタン麺 | |
つけ麺 |
家系総本山 吉村家
横浜を代表するラーメン屋といえばここしかない。ラーメン好きの聖地!
「家系総本山 吉村家」といえば、横浜のみならず全国レベルでトップクラスの名店。吉村家系列のラーメン屋を「家系」と呼ぶが、こちらはもはや、一般名詞といっていいくらいの浸透度だ。
こちらのラーメンは醤油豚骨。香り高い鶏脂が豚骨の風味をまろやかに包んでいる。麺は太麺、ぶ厚いチャーシューに、A4サイズばりに大きな海苔が3枚刺さっているのが特徴だ。味はもちろん言うことなしだが、これだけ長年支持され、全国の直系店も繁盛するのはお客に対する姿勢があるだろう。総本山だけに年中並ぶ人気店だが、なめらかなオペレーションで回転は早い。無駄のない店員の動きは見る価値ありだ。基本のラーメンは700円。横浜に来たら、マニアでなくてもぜひ寄ってみて。
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-12-6 ストークミキ1F
本丸亭
横浜駅西口で塩ラーメンならここ。ワンタンも人気!
こちら「本丸亭」のラーメンは、ダシは鶏ガラに、焼きあごを使ったあっさり塩スープが自慢。基本の「本丸塩ら〜麺」は850円。麺は国産小麦100%の手もみちぢれ麺で、ぷりぷりした独特の食感が美味。チャーシューはしっかり味のしみた塩ダレの煮豚である。
おすすめは「海老ワンタン入りら〜麺(1,150円)」。ワンタンは5つ、ひとつひとつに大きなエビがごろりと入っているのがうれしいポイント。また煮卵は半熟とろとろで、塩漬けのためスープともマッチして美味である。青みに春菊が載っているが、こちらもほろ苦さがアクセントになった名脇役だ。
こちらは横浜西口でも人気店で、日曜でも早い時間から満席に。行くなら早めかピークタイムをはずすのがおすすめ。
住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-7-21 タクエー横浜西口第三ビル1F
火曜-土曜は11:00-15:00(L.O.14:50)、17:00-24:00(L.O.23:50)
日曜は11:00-15:00(L.O.14:50)、17:00-23:00(L.O.22:50)
維新商店
路地裏にぽつんとたたずむ醤油ラーメンの名店。赤い看板を見逃すな!
「維新商店」は、豚骨・家系ラーメンが主流の横浜ラーメン界にあって、醤油ラーメンの有名店。おすすめはひときわ大きく書かれた「特中華そば(1,000円)」だ。こちらはトッピングが、味玉1個、ワンタン3個、チャーシューが3枚というラインナップ。ワンタンは皮がしっかりしたモチモチタイプで、スープの味とも好相性。チャーシューはしっかり火が通っていても、ぱさつかずしっとり吸い付くような食感だ。もちろん主役の麺も美味。むっちりした歯ごたえで、いつまでも噛み続けたいくらいの弾力である。
スープは醤油のコクの中にも生姜の風味がきいており、さっぱりして最後まで飲み干せる一杯。季節の限定ラーメンも人気。駅から遠いが通いたくなる名店である。
住所:神奈川県横浜市西区北幸2-10-21 横浜太陽ビル1F
鶴一家
24時間営業の家系ラーメン。朝昼晩に大活躍!
「鶴一家」は家系ラーメン。店主は藤沢に本店がある「松壱家」の出身だとか。看板メニューは3種類、「地獄ラーメン(880円)」「家系豚骨ラーメン(700円)」「豚塩ラーメン(800円)」だ。
「地獄」は辛さが4段階から選べるというもの。濃厚豚骨に激辛タレが入るが、辛いだけではなく辛うまが人気の秘訣。家系豚骨は伝統を忠実に受け継ぐ濃厚豚骨。豚塩は、豚骨に柚子塩が入ったさっぱり味だ。塩ダレにすることで、ダイレクトに豚骨の味が味わえるのが特徴である。
家系らしく、大判の海苔がしっかり3枚入った安定のビジュアルで、ほうれん草もお約束。またこちら、24時間営業のためか「しじみラーメン(780円)」というメニューも。飲みのシメにはこちらをぜひ。
住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1-7-34
麺場 浜虎
ハマトラファッション?いえハマトラフード。新たな伝統はここから始まる!
「麺場 浜虎(めんば はまとら)」は、まだ歴史の浅い日本のラーメンを、横浜の伝統食にしたいという心意気から付けられた名前だとか。
店は醤油ラーメンがおすすめだが、中でも一番人気は「こく醤そば(790円)」。数種類の醤油をブレンドしたこだわりスープは、鶏白湯スープと魚介の風味がしっかり香るひと品。またこちらは味変グッズが充実。ゴマ、黒胡椒、お酢にスパイスなどが卓上にずらり。店内にはおすすめの組み合わせなど、レクチャーも充実しているのでぜひそれを参考に、いろいろ楽しんでみてほしい。
店の開店は朝の8時から。10時まではモーニングタイムで、朝用のラーメンが塩・醤油ともにスタンバイ。しっかり朝ラーをしたい日にはぜひ。
住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-12-1 鶴屋町第二ビル1F
たまがった
たまげるおいしさ、「たまがった!」大分ラーメンの底力を味わって
店名の「たまがった」とは、大分県・豊後高田地方の方言で「驚いた」「感動した」という時に出る言葉だとか。それくらいお客さんを喜ばせたいという気持ちが、そのまま店の名前になったとのこと。
その「たまがった」の「らぁめん」は710円。基本のラーメンでも、大判ロールチャーシューが2枚しっかり載っているのがうれしいポイントだ。麺は細めだが、博多ラーメンのような極細ではないストレート麺。ゆで加減が選べるが、こちらの麺はバリカタよりも一ランク柔らかい、「固め」くらいがちょうどいいというのが常連の言葉だ。こちらも他店同様、ゴマや紅生姜が入れ放題だが、肉のフレークも無料トッピングにあり。卓上のタレを追加してこちらもぜひ。
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-8-23
龍味
迷路のような地下街の奥にたたずむ老舗店。名物はサンマーメン!
「龍味(りゅうまい)」は、駅前の地下街で長年地元の住民に愛されている中華料理店。名物は「サンマーメン」。サンマーメンとは、神奈川県の一部地方にあるご当地ラーメンで、野菜やキクラゲ、豚肉などがたっぷり入ったあんかけラーメンだ。字は「生碼麺」と書き、魚のサンマは入っていない。発祥は諸説あるが、横浜で生まれたラーメンのためこの付近で根付いたとのこと。
このサンマーメン、お値段なんと480円。その金額で、白菜やニンジン、キクラゲなど、あんには野菜がたっぷり。そのあんが、あふれんばかりに盛られているというなんとも贅沢な内容だ。アツアツのあんは、身も心も温めてくれること間違いなし。サンマーメンデビューするなら、ぜひ龍味で。
住所:神奈川県横浜市西区北幸1-1-8 ダイヤ・キッチン1F
横浜家系ラーメン 町田商店
マイルド家系は白ご飯に合う味。大きめ海苔を活用して!
こちら「横浜家系ラーメン 町田商店」は、店名にあるように家系のラーメン。豚骨・鶏ガラスープに醤油ダレのスープにストレート中太麺。トッピングは大きな海苔とほうれん草という、家系を忠実に受け継ぐラーメンである。
基本のラーメンは並で680円。こちらの店でうれしいのが、オープンから18時まで、小ライスが無料というところ。家系ラーメンはライスが合うのでうれしいサービスだ。スープを吸った海苔でご飯を巻くのが美味というファンが多いので、ぜひ一度真似してみては。またこちら、刻み玉ねぎもいっしょに出してくれるので、ぜひラーメンに投入してほしい。卓上の生姜も加えると、豚骨のくさみをかなり消してくれる。仕事中のランチタイムにぜひ。
住所:神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町2-19-3
龍王
安さは正義。けれどもうまい!みんな大好き地元の中華
「龍王」は、赤いのれんに赤いビニールの椅子という、昭和の雰囲気満載の中華料理店。長年支持されるだけに、何を頼んでも安定のおいしさを誇る店である。
こちらのおすすめは「味噌ラーメン」。こちらの味噌ラーメンは、柔らかめの麺に、炒めたモヤシやニンジンがたっぷり載ったもの。590円というお値打ち価格だが、週替わりでレギュラーメニューがサービス価格になることも。その場合、お値段は480円というさらにお得な激安価格に。そのサービス精神で、店は地元の常連さんで連日大繁盛。味はシンプルなおいしさで、今どきの「やりすぎ感」がないのが愛されポイントだ。そのほかご当地ラーメン「サンマーメン(590円)」もあり。リピートしていろいろ楽しんで。
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-5-24
月曜-金曜は11:00-22:00(L.O.21:15)
土曜、日曜、祝日は11:00-21:00(L.O.20:15)
東池袋大勝軒
あの池袋の名店直系の店。もりそばもうまいが中華そばも美味!
「東池袋大勝軒」といえば、元祖つけ麺の店。こちらの名前を冠した店は全国にあるが、この横浜西口にある店は、全国に7店舗しかない直営店のひとつである。
もちろん名物の「もりそば(つけ麺・800円)」は安定の一番人気。けれどもここでは「中華そば(800円)」も負けず劣らず人気メニューだ。スープは動物・魚介・野菜のダシがバランスよくブレンド。密度の高いムッチリ自家製麺と相性抜群である。チャーシューはしっとり赤身で肉の風味が満喫できる。海苔は小さいながらも、さわやかな風味を添える欠かせないワンポイントに。こちらは基本装備に半卵がついているが、こちらは味玉(100円)も美味。固めで味のしみた味玉はファンが多い一品なので、ぜひ追加を。
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-8-1
せんだい
こちらの「せんだい」は鹿児島県の川内。九州らしい豚骨!
こちら「せんだい」のラーメンは、並が600円で、スープが4種類から選べるようになっている。「醤油とんこつ」、「塩とんこつ」、「辛味噌とんこつ」、「味噌とんこつ」とあるが、初めての訪問なら「醤油とんこつ」を。せんだいラーメンの特徴は、タレにキビナゴを使っているところ。川内市から直接仕入れる高級キビナゴは醤油と相性がよく、味に深みを与えている。メニューに迷えばぜひ醤油で。
麺は平たいウェーブ麺。モチモチのコシのある麺で、スープとよくからんで美味である。家系がひしめく界隈のためか、こちらも大きな海苔が載っている。質のよい海苔のため、最後まで溶けることがないのがうれしいポイントだ。海苔好きは追加トッピングをぜひ。
住所:神奈川県横浜市西区北幸1-5-3 アーバンヨコハマ1F
月曜-土曜は11:00-23:00
日曜は11:00-21:00
のんきや
ラーメン&焼鳥の無敵コラボ。はしごせずともここ一軒で!
「のんきや」はラーメンと焼鳥の店。はしごをしなくても、夜の人気メニュー・ツートップが楽しめるため、連日地元住民でにぎわっている。
焼鳥屋だけに鶏ガラスープは絶品。ラーメンは560円。あっさり醤油味で、具は小ぶりのチャーシューにナルト、メンマ。麺は黄色いストレート細麺。つるつるしたのど越しは、飲みのあとの一杯に最適だ。こちらは「ワンタン麺(760円)」もおすすめ。つるんとしたワンタンには、ひき肉とニラの餡が入っている。ラーメンが重いという人は麺のない「ワンタン(560円)」を。
店はカウンターメインで、気のきく女将さんがまわしてくれる。そんなアットホームな雰囲気も人気。焼き鳥アフター、ラーメンにしたい日は「のんきや」に直行だ。
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-2-2
ゴル麺。
看板の文字はまるであの男の眉毛のよう。しかし味は本格派!
こちら「ゴル麺。」、店名に狙いすぎ感を感じるかもしれないが、味は本格豚骨だ。家系だが、こちらのおすすめはつけ麺。基本の「黄金つけ麺」は並で880円だ。
このつけ麺、なんといってもポイントなのは、つけ汁が入った器が石焼ビビンバ風の鍋というところ。そのためサーブされた直後はまだグツグツと沸騰しているから驚きである。この工夫のおかげでつけ麺にありがちな、最後はぬるくなってまずく感じるということがなく、最後の1本まで楽しめるようになっている。トッピングはチャーシュー、海苔、カイワレ、糸唐辛子、メンマにくし切りレモン。レモンは途中でしぼって味変をぜひ。コクのあるつけ汁が一気にさわやかになるので、ぜひその変化を楽しんで。
住所:神奈川県横浜市西区南幸2-18-1 1F
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