大阪梅田の特徴とラーメン店を探す際のポイント
大阪といえば「くいだおれの街」だが、ラーメンについては過疎地と言われている。ラーメン屋の数は、東京だと人口10万人あたり約50店だが、大阪だと30店。東京のラーメン屋密集度の6割程度と思えば、なるほど「過疎」も言い得て妙だろう。
大阪はうどんが人気で、ラーメンは今ひとつと言われるが、ここ数年はそんな傾向に変化のきざしが。きっかけは大規模商業施設のフードコート大増設という背景だ。ここに全国の有名店や、大阪の老舗店が続々と進出。梅田では突如徒歩圏内に、いくつも有名店が並ぶようになり俄然ラーメン人気が急上昇。梅田は一大ラーメングルメスポットに。
そんな変化の大きい梅田のラーメン事情だが、この記事では最新のおすすめ店をご紹介。こってり・あっさりだけではなく、大阪らしいダシのきいたスープや、頼むべき人気のサイドメニューも網羅している。こちらを読めば、名店がひしめく梅田でも迷う心配はなし。ぜひお気に入りの一杯を見つけてほしい。
【食べログ3.5以上】大阪梅田の人気おすすめラーメン・つけ麺20選【エリア別】
①JR大阪駅寄りの人気おすすめラーメン・つけ麺12選
②阪急梅田寄りの人気おすすめラーメン・つけ麺8選
JR大阪駅寄りの人気おすすめラーメン・つけ麺12選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
ジャンル |
鶏白湯ラーメン | |
味噌ラーメン | |
高井田系(醤油) | |
博多ラーメン | |
醤油ラーメン | |
博多ラーメン | |
つけ麺 | |
はまぐりラーメン | |
博多ラーメン | |
台湾まぜ麺 | |
豚骨×関西出汁 | |
サバ醤油そば |
銀座 篝 ルクア大阪店
銀座の本店はミシュラン掲載の有名店。満を持して関西進出!
「銀座 篝(かがり) ルクア大阪店」はルクア地下2階のフードホールにできた店。銀座の本店では連日行列の人気店とあって、関西初出店は大きな話題になった店である。
ミシュランに掲載されるだけあってどれも美味だが、最初に食べるなら「鶏白湯SOBA(980円)」をぜひ。創業者は鶏の水炊き専門店出身のため、鶏だしのうまさは格別である。こちらのラーメン、スープは洋風のチキンクリームスープ風だが、途中で別添えのフライドオニオンや玄米酢、黒七味の薬味を投入すると風味は和風に変化。一杯で2杯分の味が楽しめるようになっている。
店内は清潔感あふれる白木のインテリアで、女性に喜ばれる雰囲気。梅田でラーメンデートをするならぜひ「銀座 篝」で。
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアB2F
麺屋 楼蘭
ラーメン屋激戦区・大阪駅前第2ビルで味噌ラーメンを食べるならこちら
「麺屋 楼蘭」は、ラーメン屋がひしめく駅前第2ビルでも、一番人気といわれる店。看板メニューは「焦がし味噌らー麺(700円)」。スープは豚骨、鶏ガラ、魚介のうまみが凝縮。トッピングはチャーシュー、肉みそ、メンマ、わかめ、卵にカイワレで、この肉みそが溶けていくに従いスープはコクを増し、より深い味わいに。カイワレのさわやかさがよく合うくせになる一杯である。
さっぱり好きには「柚子塩ラーメン(750円)」を。天然塩を数種類ブレンドしたスープはうまみたっぷり。柚子の香りと塩味のバランスがよい、こちらも人気のひと品である。
梅田の中心部から少し離れた立地だが、日曜でも昼は行列ができる人気店。来店はピークタイムをはずすのがおすすめ。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB2F
JR北新地駅より徒歩3分
火曜-土曜は11:00-16:00、17:00-21:00
日曜、祝日は11:00-16:00、17:00-20:00
中華そば 麺屋7.5Hz+
梅田で食べる「高井田系ラーメン」。スープは黒いが味は繊細!
「中華そば 麺屋7.5Hz+(7.5ヘルツプラス)」は、ラーメン不毛地帯・大阪にあって、唯一といわれるご当地ラーメン「高井田系」を代表する店だ。ちなみに店名にある「7.5Hz+(ヘルツプラス)」とは赤ちゃんの脳波の数値だそう。赤ん坊のように雑念のないニュートラルな状態でありたい、という気持ちを込めて店の名前にしたとか。
デフォルトの「中華そば」は中盛りで630円。高井田系らしく濃口の醤油ラーメンだが、黒さのわりにはスッキリした後味。ザクザクの荒切りネギは、スープにしっかり浸けるとしんなり甘みが出て美味である。またチャーシューのうまさには定評あり。こちらのチャーシューは持ち帰りも可。好きな部位を買って、家で自家製チャーシュー丼はいかが。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB2F
JR北新地駅より徒歩3分
月曜-金曜は11:00-23:00
土曜、日曜、祝日は11:00-21:00
しぇからしか
店名は福岡の方言で「黙っとけ。」。黙ってすすれ、九州男児の渾身の一杯!
「しぇからしか」の店主は博多出身。美容師として活躍するも、ラーメン好きが高じてラーメン屋をオープンしたという異色の経歴の持ち主だ。ラーメンはもちろん博多風。とろみ濃厚豚骨と、パツパツさくさくの細麺という組み合わせである。
ラーメンは650円で具はバラチャーシューにキクラゲ、ネギという王道の組み合わせだ。卓上の味変アイテムは、博多ラーメンらしく、紅生姜やすりゴマがたっぷり用意されているのでぜひ活用して。常連の人気はすりゴマとコショウの組み合わせ。途中でこの2つを大量投入するのが美味という言葉が多いので、ぜひ一度お試しを。味が濃いのでトッピングは卵が合うという声もあり。ゆで卵は50円と良心的。まろやかさを足すならぜひそちらを。
住所:大阪府大阪市北区曽根崎2-11-22 高橋ビル1F
カドヤ食堂
あの西長堀の名店が阪神のスナックパークに!
「カドヤ食堂」と言えば大阪のラーメン好きなら誰もが知る有名店。ミシュランにも載った名店中の名店だ。そのカドヤ食堂が、2018年の阪神百貨店リニューアルにともない、名物スナックパークに出店。ここは加古川出身の店主が、子ども時代によく連れて行ってもらった思い出の場所とのこと。それだけにここで出すラーメンは、思い入れの詰まった一杯になっているとか。
本店の中華そばは900円だが、こちらはなんと500円。カドヤ食堂、しかも梅田のど真ん中でワンコインいうことで連日大行列。スナックパークという名称どおり、食事というよりおやつ感覚のボリュームだが、味はもちろん本格派。こちらは本店にはない味玉があるので、「味玉入り中華そば(600円)」をぜひ。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-13-13 阪神梅田本店B1Fスナックパーク
博多 一幸舎
ラーメン界のカプチーノといえば「一幸舎」。元祖泡系ラーメンならここ!
「博多 一幸舎」といえば、本場の博多でも一番人気と名高い店。うまみたっぷりの豚骨スープと調味料がしっかり乳化したスープは、クリーミーそのもの。コクはあってもくさみがなくスッキリした味わいで、誰が食べても納得のうまさである。今や全国各地に店があるが、どこも列ができる人気店だ。
おすすめは店の実力がつまった「ラーメン(750円)」。麺は博多らしい細麺で、ゆで具合はバリカタからバリヤワまで4段階で選べるようになっている。具はキクラゲにネギ、そしてベロンと大きめチャーシュー。博多ラーメンお約束の辛子高菜は辛めと評判なので、入れる際には気をつけて。場所は大阪駅のエキマルシェで、各線ともにアクセス抜群。飲みのシメにぜひ。
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-1 JR大阪駅 エキマルシェ1F
紋次郎
ラーメン屋密集地帯・大阪駅前第2ビルでつけ麺部門人気第一位!
大阪駅前第2ビルは、地下にびっしりラーメン屋が軒を連ねているが、店舗数だけでなくいくつもの店が人気ランキングに入っているため、実力も際立っていると言っていいだろう。その駅前第2ビルで、つけ麺部門のナンバーワンと名高いのがこちら「紋次郎」。関西のつけ麺人気は決して高くないが、そんな不利な状況でも、連日行列ができる人気店である。
基本の「つけ麺」は800円。魚介香る濃厚つけ汁と、たっぷり盛られた魚粉が食欲をそそるひと品だ。麺は小麦の風味を感じる太麺で、濃厚なつけ汁との相性も抜群だ。新地とビジネス街が近いからか、出張族の利用も多いこのエリア。つけ麺好きの関東人からも支持されているので、気になる人はぜひ一度来店を。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB2F
JR北新地駅より徒歩1分
はまぐり庵
桑名のはまぐりがラーメンに!貝だし好きにはたまらない店
「はまぐり庵」は、名前の通り、はまぐり料理専門店。こちらのはまぐりは、名産地・三重県桑名市から毎日直送される新鮮なもの。とれたてのはまぐりを、腕の確かな職人が調理するためどの料理も絶品の仕上がり。はまぐりのうまさをとことん味わえる店とあって、貝好きにはよく知られた店である。そんなはまぐり料理専門店のラーメンは、具はシンプルに、はまぐりと白髪ネギのみ。うまみたっぷりのはまぐり出汁を堪能できる、スープが主役のラーメンである。貝好きの人は一度は味わってほしいラーメンだ。
店は阪急グランドビルの28階にあるため、眺望も抜群。とりわけ夜は華やかな梅田の夜景を一望できる。夜の来店時は、夜景が見える席で予約をぜひ。
住所:大阪府大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル28F
阪急梅田駅より徒歩3分
ランチは11:00-15:00
博多新風ラーメン食堂
博多の有名店が大阪に。黒ラーメン白ラーメン、どちらも人気!
「博多新風ラーメン食堂」は、博多で昭和43年創業のラーメン屋。過去にはテレビ番組の企画で優勝したこともある博多の人気店だ。
こちらの名物ラーメンは、黒と白のふたつ。黒は「新風麺・黒(780円)」、白は「博多豚骨・白(750円)」。黒は、マー油の黒。黒が名物なので迷うならこちらをぜひ。豚骨がマイルドなので、コクのあるマー油とも相性バッチリである。
またうれしいのが、プラス150円でラーメン定食にできるところ。レギュラーラーメンに、焼き豚とライス小、餃子とライス小などと組み合わせられる。おすすめは半カレーとのセット。カレーにラーメンスープをちょい足しすると、ルウにグッと深みが出る。炭水化物マシマシセットだが、ぜひ一度お試しを。
住所:大阪府大阪市北区梅田3-1-3 ルクアイーレB2F
ダイキ麺
梅田で台湾風まぜそばを食べるなら、マルビル地下のこの店が便利!
「ダイキ麺」は台湾屋台風のラーメン屋。看板はピリ辛の「台湾まぜ麺(800円)」だ。こちらは注文時、辛さを選べるようになっているが、卓上の薬味に辛味噌があるので物足りなければそちらで調節を。麺の上には、ひき肉、ネギ、ニラがたっぷり。その上に黄身と唐辛子パウダーが振りかけられているので、しっかり混ぜて食べてほしい。またこちらは最初からライスがついているので、麺の後にはライスの投入をぜひ。
辛さが苦手な人は、辛みのない「塩台湾まぜ麺(800円)」を。にんにくを足したい人は、店員さんに声がけをすると持ってきてくれる。ガーリッククラッシャーで新鮮なにんにくを足せば、よりいっそう風味が増すのでぜひともちょっぴり足してみて。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-9-20 大阪マルビルB2F
神虎
なんばの人気店が梅田でも食べられる!とろとろスープは深い味!
「神虎(かみとら)」は、大阪市内に4店舗あるチェーン店。コンセプトは博多ラーメンと関西だし文化の融合とか。こってり豚骨スープとすっきり関西風だしのバランスが絶妙な、オリジナルの味が自慢である。
定番メニューは「神虎ラーメン(740円)」。白濁したスープと黒いどんぶりのコントラストが美しい一杯だ。麺は一般的な博多ラーメンより太め。とろみのあるスープとよくからんで美味である。具はネギとチャーシュー。チャーシューは厚めの豚バラ肉で食べ応えのあるひと品。卓上の味変アイテムは紅生姜、辛子高菜、ニラキムチだが、このニラキムチがよく合うのでぜひ投入を。オシャレな店内は女性にも人気。新地のすぐ近くなので、飲みのシメにもぜひ。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビルB1F
サバ6製麺所
天六のサバ6、レッドオーシャン・駅前第2ビルに進出!
「サバ6製麺所」といえば、創業の地は大阪の下町、天神橋筋六丁目。天六にあるサバ節を使ったラーメン屋ということで、この店名になったとか。
おすすめは「サバ醤油そば(700円)」。こちらは鶏ガラと手羽のスープに、サバ節の醤油ダレとサバ油を使ったもの。サバ節は味と香りを出すため、選び抜いたものを3種類使うというこだわりよう。しっかり濃厚なサバの風味が感じられる一杯である。パンチのきいた醤油味は、付近のサラリーマンの胃袋をわし摑みにするが、席数が10席と少ないため昼はすぐに満席に。けれども回転が早いので、ぜひあきらめずに並んでほしい。店はチャーハンも人気。950円で半やきめしセットにできるので、がっつり食べるならこちらを。
住所:大阪府大阪市北区梅田1-2-2 大阪駅前第2ビルB2F
JR北新地駅より徒歩2分
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