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Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員が加入できる保険は? 事故の補償内容や条件・金額をご紹介

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナー(配達員)の仕事は、出来高制のフリー契約です。自分の好きなときに、好きなだけ働ける魅力があります。ただ、少し心配なのは補償の問題。もし、配達中に事故にあったり、歩行者や自分が怪我をしてしまったら? この記事では、Uber Eats の配達員が入れる保険や、その補償内容・条件などをご紹介します。

Uber Eats 配達パートナーが加入できる保険(目次)
Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員は保険に入れる?
Uber Eats 配達員が必ず入れる保険
Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険 費用と手続き
Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険で補償される内容
Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険 補償の時点
Uber Eats 配達員が入れる、その他の保険

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員は保険に入れる?

保険のモチーフ

まず、Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達員が入れる保険はあるのでしょうか?

答えは、あります。

配達員が入れる保険の種類は、

  1. Uber 公式が提供する保険
  2. 配達パートナーが自分で選ぶ任意保険
  3. 厚生労働省が管轄する労災保険

などがあります。

この記事ではおもに、① のUber 公式が提供している保険についてご紹介します。

②と③については、記事のあとの項目でふれていきます。

Uber Eats 配達員が必ず入れる保険

Uber Eats の配達パートナーは個人事業主ですが、Uber では、すべての配達パートナーが加入できる独自の保険を用意しています。

この保険は、Uber と三井住友海上火災保険との協働プログラムです。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険 費用と手続き

Uber 独自の保険は、無料です。

また、加入するのに特別な手続きはいりません。Uber Eats の配達員になると、自動的に保険に加入したことになります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険で補償される内容

Uber 独自の保険は、大きく2種類に分かれます。

(1)対人・対物賠償責任
…… 人や物を傷つけたとき
(2)傷害補償
…… 配達パートナー自身がけがをしたとき

それぞれの具体的な条件や補償内容を見ていきましょう。

交通事故のイメージ

(1)対人・対物賠償責任

「対人・対物賠償責任」は、誰かにけがをさせたり、誰かの物を壊してしまった場合に適用される保険です。

保険が適用される事例

たとえば、

・ 自転車走行中に、歩行者とぶつかってけがをさせてしまった。
・ 自転車走行中に、他人の車や家屋を破損してしまった。
・ 料理を渡すときに、注文者にやけどを負わせてしまった。

など、配達中に起きた事故について適用されます。

保険の補償額

補償額は、1億円を限度として、個々のケースごとに支払われます。

なお、2020年7月まで、原付バイクを使う配達パートナーは、最大5万円までの自己負担金を支払う規定がありましたが、現在はなくなっています。

(2)傷害補償

「傷害補償」は、配達中に、配達パートナー自身がけがをしたり、最悪の事態では命を落としてしまった場合に適用される保険です。

補償の条件は、以下8つの項目に分かれます。

貯金のイメージ

① 医療見舞金

検査や治療、手術などにで必要となった費用について、配達パートナーが実際に支払った金額を補償します。合計で50万円が限度です。

② 死亡見舞金/葬式費用見舞金

万一、配達パートナー自身が亡くなることがあれば、最大1,000万円の死亡見舞金が支給されます。また、葬式費用見舞金は最大100万円です。

③ 後遺障害見舞金

後遺障害とは、事故などにより労働ができなくなる、または労働に支障をきたすほどの身体的な機能障害のことをいいます。

配達パートナーがこうした障害を負った場合、最大1,000万円の見舞金が支給されます。後遺障害は等級が1~10の段階に分かれており、それに応じた金額が支払われます。

④ 後遺障害等級の確定に要する費用

後遺障害が発生したとき、見舞金の申請のために、配達パートナーは等級をUber に提示する必要があります。等級の決定は、多くの場合、専門機関へ委託します。この際にかかる費用を、Uber が負担します。

⑤ 入院時、または入院後に稼働できない場合の見舞金

配達パートナーが、事故で負ったけがのために入院をしたり、また入院後も療養が必要となって、Uber Eats の仕事ができなくなった場合をさします。

60日を限度に、1日あたり最大7,500円の見舞金が支給されます。

⑥ 入院一時金

配達パートナーが入院をした場合、ヘルメットを装着していた事故では2万円装着していなかった事故では5,000円の入院一時金が支給されます。

⑦ 手術一時金

配達中のけがが原因で手術をするとき、入院して宿泊する場合は7万5,000円日帰りの場合は半額の3万7,500円が支払われます。

⑧ 配偶者・被扶養者への見舞金

配達中の事故で、配達パートナーがが亡くなった場合、家族への見舞金が用意されています。

配偶者または18歳以下の子ども(合計3人まで)が対象で、1人あたり最大15万円が支払われます。

※より詳しい情報が知りたい方は、Uber の「傷害見舞金等支給規定」をご覧ください。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の保険 補償の時点

補償の対象になるのは、いつからいつまででしょうか。

【対人・対物賠償責任】
(他人にけがなどをさせたとき)

注文リクエストを受けてから、配達が完了するまでのあいだが、補償の対象です。

【傷害補償】
(配達員自身がけがなどをしたとき)

同じく、注文リクエストを受けてから、配達が完了するまでのあいだが、補償の対象です。

これにくわえて、傷害補償では、配達完了後15分以内の事故も、補償されます。

配達中以外で起きた事故はどうなるの?

配達中以外というのは、注文リクエストが入るまでの待機の時間や、配達完了後の移動時間(完了後16分以上たってから)のことです。

この間に事故が起きた場合は、ご紹介しているUber Eats 独自の保険では補償がされません。

任意保険への加入ですき間を埋められる

このため、より安心を得たい方は、各保険会社が提供している任意保険に入ることをおすすめします。

なお、任意保険に加入した場合は、Uber Eats 独自の保険に入ることはできません。

自転車で走行するデリバリー配達員

Uber Eats 配達員が入れる、その他の保険

Uber が三井海上火災保険と共同で提供している独自の保険について紹介してきました。

それ以外にも、Uber Eats の配達員が入れる保険はあります。

保険会社の任意保険

デリバリーの個人事業主が増えたことで、自転車にかんする保険プランを充実させる保険会社が増えてきました。

ご自分がすでに入っている自動車保険で自転車事故をカバーしていたり、特約としてつけられる場合もあります。

費用や内容はさまざまなので、自分にあう任意保険を探してみましょう。

労災保険

労災保険は、厚生労働省が管轄する国の社会保障制度です。2021年9月から、Uber Eats の配達パートナーなど、自転車を使うフリーの宅配代行者も労災に加入できるようになりました。

ただし、雇用されている人と違い、フリーランスの場合は、労災の保険料を自分で支払わなければなりません。労災保険の加入は任意なので、Uber 独自の保険や、任意保険の補償内容と比較のうえ、検討しましょう。

※ 労災保険の公式情報はこちら

Uber Eats 配達員向け ベネフィットプラン

Uber Eats の配達員が「プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」の会員になると、専用の「ベネフィットプラン」が付帯されます。

365日けがによる通院・入院の費用が補償されるほか、健康診断や人間ドックなどの優待を受けられるメリットがあります。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員は保険に加入できる

このように、Uber Eats の配達中に事故が起きた場合、利用できる保険があります。とくに配達パートナー自身のけがなどに対応する保険は、補償内容が以前より手厚くなりました。

とはいえ、まずは事故を起こさないことが第一です。保険は “お守り” 程度に心に留めて、安心・安全な配達を心がけましょう。(執筆者:めしレポ編集部)