Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員のお給料は? 配送料の仕組みや時給、保険、確定申告についても解説

Uber Eats の配達パートナー(=配達員)として働く場合、Uber Eats の社員やアルバイトとして雇われるのではなく、個人事業主として契約します。そのため、シフトやルールに縛られず、自分の都合にあわせて気軽に働けるのが魅力です。そんな自由度の高いUber Eats の配達パートナーですが、報酬(=お給料)はどのような仕組みになっているのでしょうか? テーマごとにわかりやすく説明します。

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達員のお給料って?(目次)
Uber Eats 配達員の報酬システム
報酬が支払われるタイミング
配達員の仕事、時給にするとどのくらい?
Uber Eats と他サービスの報酬を比較!
効率的に高収入を得る方法
配達中の事故に適用される保険はある?
Uber Eats 配達員は確定申告が必要?

Uber Eats 配達員の報酬システム

Uber Eats 配達員の報酬システム

Uber Eats(ウーバーイーツ)の配達パートナーが得る報酬は、「配送料」と呼ばれます。

地域ごとに設定されている基本料金があり、そこからサービス手数料が差し引かれ、プラスαとしてインセンティブが加算される仕組みです。

一つひとつ見ていきましょう。

① 基本料金

基本料金は、

  • 受け取り料金
  • 受け渡し料金
  • 距離料金

からなります。

「受け取り料金」は店舗で商品をピックアップする際、「受け渡し料金」は注文者に商品を届ける際に発生する料金です。

「距離料金」は、配達先までの距離に応じて算出されます。

おもな都道府県の「受け取り料金」「受け渡し料金」「距離料金」は、以下のようになっています。
 

エリア 都道府県 受け取り料金 受け渡し料金 距離料金 サービス手数料
関東 東京都 265円 125円 60円/km 10%
神奈川県 250円 120円 60円/km 10%
埼玉県 265円 125円 60円/km 10%
千葉県 265円 125円 60円/km 10%
中部 愛知県 215円 105円 60円/km 10%
大阪府 215円 105円 60円/km 10%
京都府 215円 105円 60円/km 10%
兵庫県 215円 105円 60円/km 10%
九州 福岡県 215円 105円 60円/km 10%

 
ご覧にように、関東にくらべて、その他の地域は基本料金が低い傾向にあります。

ただし、どれだけ報酬を得られるかは、インセンティブにより大きく左右されるので、それほど気にしなくていいかもしれません。

※2021年4月時点で、神奈川県、京都府、福岡県、沖縄県那覇市で報酬システムの改定があり、記載額より少なくなっているようです。今後、他の地域でも改定があるか注視しましょう。
 

② サービス手数料

1回の配達について、基本料金の10%にあたる「サービス手数料」が差し引かれます

サービス手数料は、Uber Eats のプラットホーム運用や技術開発支援などに充てられています。

なお、インセンティブやチップからは差し引かれません。

③ インセンティブ

「インセンティブ」とは、基本配送料以外に適宜支払われる、プラスαの報酬です。上級者の配達パートナーでたくさんの報酬を得ている人は、このインセンティブをフルに享受していることが多いです。

以下の3種類があります。

  • ブースト
  • クエスト
  • オンライン時間インセンティブ
  • ピーク料金

それぞれ詳しく見ていきます。

ブースト

配送料の基本料金が、一定の倍率(1.1倍~2倍ほど)で増額される仕組みを「ブースト」といいます。

つまり、通常より多くの報酬を得られるわけです。

原則として、配達件数が多い地域・時間に設定されます。たとえば東京では、港区、新宿区、渋谷区などのエリアがあげられるでしょう。(ただし、東京は基本料金が高い分、ブーストの倍率は1.1~1.3倍と低めの設定になっています)

時間帯ではランチやディナーのピークタイムがねらいめです。

クエスト

通常の基本配送料とブーストのほかに、配達件数に応じてもらえる「クエスト」があります。

たとえば、数日間に「4回配達完了で400 円を獲得」「8回配達完了で1,000 円を獲得」などのクエストが存在します。

適用されるクエストは人により異なり、アプリ内のプロモーションページで確認できます。

オンライン時間インセンティブ

時間帯や場所によっては、なかなか配達リクエストが入らない場合があります。こうした「待機の時間」に対しても、ある程度の報酬を保証する仕組みが「オンライン時間インセンティブ」です。

たとえば、1時間あたりのインセンティブが1,000円に設定されている時間帯に、実際に配達して獲得した配送料が800円だった場合、差額の200円が支払われます。

ただし、「オンライン時間インセンティブ」はいつ、誰にでも提示されるわけではなく、むしろ発生することはまれかもしれません。

ピーク料金

天候の悪い日や、注文が集中して配達員が足りていないときに発生する「ピーク料金」があります。

ドライバーアプリのマップで該当エリアが明示され、追加で支払われる金額もわかります。配達が終了した時点で、報酬に加算されるシステムです。

報酬が支払われるタイミング

財布とカレンダーの写真

 
続いて、報酬はいつ、どのように支払われるかを説明します。

Uber Eats(ウーバーイーツ)の報酬は、週払いです。登録した銀行口座に振り込まれます。

支払いのタイミングは原則、毎週水曜日となっています。

【例】

勤務した期間 …… 5/3(月)~ 5/10(月)
報酬支払い日 …… 5/12(水)

ただし、報酬は海外から送金されるなどの理由から、金融機関によっては振込が水曜よりあとになることがあります。

売上の記録「給料明細」もある

Uber Eats(ウーバーイーツ)ので得た報酬は明細もあり、ドライバーアプリ上で確認できます。

データーをダウンロードしてExcelなどで開くことも可能です。

データはいつ見られなくなってしまうとも限らないので、こまめにローカル保存して印刷しておくと安心です。年末の確定申告もスムーズにできます。

配達員の仕事、時給にするとどのくらい?

成果報酬型のUber Eats(ウーバーイーツ)の仕事ですが、時給換算するとどのくらいなのでしょか?

時給の相場は1,500円ほど

実際に配達をした人たちのレビューを見てみると、Uber Eats 配達員の仕事は、時給1,500円くらいが平均的のようです。

たとえば東京で2km距離の配達1件あたりで得られる報酬は、

265円(受け取り料金)+ 125円(受け渡し料金)- 39円(サービス手数料)+ 120円(距離料金)=471円

これにインセンティブが追加されると、1件につき500円前後の報酬となります。

初心者は1時間に2件配達を想定

初心者であれば、1時間に2件配達するのがやっとかもしれません。このことから、配達員になってまもないうちは、時給1,000円ほどになると考えられます。

慣れてくるにしたがい1時間で配達できる件数は増え、ベテランになると時給2,500円以上の報酬を得られるようです。

Uber Eats と他サービスの報酬を比較!

デリバリーでたのんだ食べ物

 
フードデリバリーサービスでは、ほかに「出前館」や「menu(メニュー)」などがあります。他サービスの報酬はどのくらいなのでしょうか?

「出前館」配達員の報酬

出前館の配達員は、アルバイトとして雇用される方法と、業務委託契約をして個人事業主として働く方法の2パターンあります。

Uber Eats の配達員と同じく個人事業主として仕事をする場合は、配達1件あたりの報酬単価が決まっています

東京だと715円(税込)、それ以外の地域だと660円(税込)の設定で、単価アップのキャンペーンも不定期であります。

また、出前館は配達エリアが比較的せまく、配達距離は短めです。1時間のうち3件こなしたとすると、時給は2,145円になります。

「menu(メニュー)」配達員の報酬

初回割引や紹介割引などのキャンペーンも盛況のmenuは、Uber Eats と同じく成果報酬型の業務体系です。

1配達あたり260円の固定報酬と、走行距離に応じた金額(20円/km)が支払われます。くわえて、雨の日やニーズの多いエリアで、インセンティブが発生します。インセンティブは、経験値(以下参考)により金額などが異なります。

これらを勘案すると、menuでの配達は時給に換算して1,200円~1,500円が相場といえそうです。

また、配達件数ごとにたまる「経験値」に応じて報酬がアップしたり、経験値が一定の基準を超えると追加報酬がもらえるなど、独自の仕組みがあります。
 

【a】Uber Eats 配達パートナー募集

効率的に高収入を得る方法

Uber Eats 配達員の仕事で高収入を得るには、コツをつかんで効率的に働くことがポイントです。

インセンティブを上手に利用することを念頭に、以下の5点を意識してみましょう。

(1) 土日をねらう

土日は、平日にくらべて注文数が大幅に増えます。また、インセンティブの発生率も高い傾向にあります。

平日が忙しい人も、土日の稼働で効率的に収入アップが見込めます。ただし、休養日がなくなって体をこわさないように気をつけてください。

(2) 昼食時、夕食時のピークタイムをねらう

12:00~14:00、18:00~20:00の食事時は注文数が飛躍的に多くなります。インセンティブも発生し、配達ごとにたまるポイントも追加付与されます。

(3) 距離の近い店舗を選ぶ

届け先までの距離が近いほうが短時間で配達が完了します。その結果、同じ時間内によりたくさんの配達件数をこなすことができるでしょう。

一方で、距離料金は減ってしまうので、バランスが肝心です。

(4) 雨の日をねらう

雨や雪など、天候の悪い日も、注文数やインセンティブが増えます。場所や時間帯によってはリクエストが途切れないほどのケースもあるでしょう。

ただし、絶え間ないリクエスト応えようと急いで商品を落としてしまったり、悪天候でのスマホや自転車の操作に難航して時間がかかってしまったり、トラブルが増えることも否めません。

(5) 時間と店を決め打ちする

何回か配達をこなしていくうちに、どのお店が何時ごろ注文数が増えるのか、わかるようになるでしょう。

店舗や時間帯を考慮して、その日の配達スケジュールをあらかじめ組んでおくのも効率的なやり方です。

配達中の事故に適用される保険はある?

自転車事故のイメージ

配達中に人や物にぶつかるなどして傷つけてしまったとき、また自分がけがをしたときには保険が適用されます。これは、Uber と三井住友海上火災保険の協働により提供されるプログラムです。

対人・対物賠償責任

配達中の事故で、人を傷つけたり場合により死亡させてしまったとき、また、他人の物を破損してしまったときに補償されます。

たとえば自転車で走行中に歩行者にぶつかってけがをさせたり、料理を手渡すときに誤ってやけどをさせてしまった、などの場合が含まれます。

傷害補償

配達中の事故で、配達パートナー自身がけがをしたとき、医療費や入院費などの見舞金が補償されます(金額の上限あり)。手術が必要になった場合には一時金が支払われます。

2つの保険とも事前の申し込みや加入のための料金は発生しません。もし事故を起こしてしまったときは、警察やUber Eats のサポートセンターに連絡をしましょう。

Uber Eats 配達員は確定申告が必要?

確定申告のイメージ

 
最後に、確定申告についてお話しします。

ふれてきたとおり、Uber Eats 配達パートナーは個人事業主です。そのため、Uber Eats で得た収入は、確定申告をする必要があります

そもそも確定申告とは

仕事をして所得(収入から経費を引いた額)を得ている人は、所得税を納める義務があります。納める額は、前年の所得を国に申告することで計算され、決定します。

会社などに雇われている場合は、毎月のお給料から税金が天引きされるので、自分で申告する必要はありません。

一方、個人事業主の場合は、年度末に「確定申告」をする必要があります

全員が申告する必要はない

専業または副業で、Uber Eats の配達パートナーをしていても、所得が一定額を超えなければ確定申告をする必要はありません

確定申告をする必要があるのは以下の場合です。

専業の場合 → 年間所得が48万円以上
副業の場合 → 年間所得が20万円以上

条件にあてはまる人は、必ず確定申告をおこないましょう。

確定申告をしないと、税務署から罰金や利息支払いなどのペナルティが課せられます

いざ申告するときにあわてないように、ふだんから売上(収入)を管理し、スマホ通信費や手袋などの必要経費を把握しておくことも大切です。
 

【a】Uber Eats 配達パートナー募集

まとめ

Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの報酬について、テーマごとに説明しました。フリー契約という自由さもあり、工夫しだいで報酬を大幅に増やすこともできます。しかし、上を目指しすぎるがために本業に身が入らなかったり体調を崩してしまう人もいるようです。自分のからだや生活スタイルとしっかり向き合いながら、無理なく配達パートナーの仕事をこなしていきましょう。