【食べログ3.5以上】神戸三宮の人気おすすめ焼肉10選

牛の都？

言わずと知れた高級牛肉、「神戸牛」。実は正式名称は「神戸肉」、「神戸ビーフ」で、「神戸牛」という品種の牛はいないことをご存知だろうか。但馬牛をと畜して枝肉にしたもののなかから、厳しい審査に通り認められたものを指すのが「神戸牛」なのだ。

そんな神戸牛を美味しく楽しめる店をはじめ、神戸三宮の人気の焼肉店を厳選し、食べログ3.5以上の評価を得る10店をご紹介。

①炭焼肉 石田屋。 本店

厳選神戸牛

“神戸牛”を食べるなら「石田屋」へ。
最高級の肉が楽しめる店として知られている。３つの契約牧場から仕入れる最高級神戸牛は、安心・安全で幅広い層から大好評。コース料理は4980円から。ちょっと贅沢なひと時をリーズナブルに楽しめる。
神戸牛の正式名称は「神戸肉」「神戸ビーフ」といわれる。神戸牛とは、食肉になった状態の呼名で、牛そのものの種類の名称ではないとか。「神戸牛」というブランド牛ではなく、神戸肉になる牛は兵庫県で生まれ育った純粋な血統の但馬牛。その中から「神戸肉流通推進協議会」の定めた厳しい基準を満たしたものだけが、神戸牛として、「菊の判」が押され「神戸之肉証」を受け取れる。

イチボは臀部の肉。サシがほどよく入っているが、赤身の肉の美味さも感じられる。やはりサシが強いのか赤身というよりサシの美味さが強い。
ハネシタはザブトンとも呼ばれる肩ロースで一番サシが入った部位。上質なロースだ。
そしてカルビ。脂が強いが、上質なためくどくない。とろける美味しさ。

お次はホルモン。ミノはコリコリ感が何とも歯ごたえがよい。弾力ありながらしっかり歯ごたえも味もあって美味しいミノ。
レバーは結構大きめ。ボリュームのあるレバーはレバー好きにはたまらないだろう。

②大井肉店 神戸阪急店

行列のできるイートイン

旧そごう、現神戸阪急の地下に異様な長さの行列が。そこは「大井肉店」のイートイン。大井肉店は牛肉の小売りを始めて100有余年になる老舗牛肉商。
1868年の兵庫開港（後の神戸港）に伴い、神戸の町には多くの外国人が住むようになる。食習慣の違いが新商売をうながし、真っ先に出た要求が「肉」であった。当時の日本で牛肉を確保するのは大変難しいことだったが、二ツ茶屋村の百姓・岸田伊之助が外国船の船長に牛の納入を依頼され、農業用の牛を納めた。これは商売になると、伊之助は小売りを始める。その美味さの人気は港湾労務者から一般市民へと広がっていく。
明治４年、伊之助は妻の実家の姓を屋号につけた「大井肉店」を開き、これが神戸初の牛肉販売店「大井肉店」の創業となる。

大井肉店では老舗の目と心で選び抜いた牛肉の販売を、当社実店舗のみに限定。それは先代の「わざわざ店まで足を運んでくださったお客様に、卸の残り物となった牛肉を買って頂くという失礼な事は出来ない」という想いを今も受け継いでいるため。

神戸っ子に愛され続ける大井肉店の意匠がこもった弁当が、イートインならではのリーズナブルさで食べられる。人気は1000円以下の「サイコロ弁当」。切り落としのため堅さ、脂の乗り方などばらついていて、さまざまな肉味を楽しめるのも人気だ。

③鶴屋

和食割烹仕込みの焼肉店

神戸・三宮の繁華街の一角の少し細い路地を入ると、暖かい光とともに藤色ののれんが見えてくる。木のぬくもりを感じる入り口を入ると、一見すると焼肉店には見えないような
落ち着いた空間。

店主の厳しい目で選び抜かれた、こだわりの上質国産黒毛和牛のみを提供。和食割烹店で修行を積んだ店主の磨かれた腕で、国産黒毛和牛肉と和食の融合を楽しめる。

肉をさまざまに楽しめる「おまかせ鶴屋」全十八品堪能セット。肉はその時に入手出来た希少部位などをおりまぜ、店主によるおまかせで提供する。刺身の盛り合わせは、上質な国産黒毛和牛が、刺身ならではの口の中でとろけるような感覚。
他のお店とはひと味ちがうせんまい刺しの味、さっぱりしながらも味わいのある上ミノの湯引きからスタート。
その後にポン酢であっさりと楽しむ冷しゃぶが続く。和食出身の店主ならではの技がある、ハラミのたたき。サラダでお口をアッサリして頂き、焼肉はわさびとポン酢で味わう。最後はお口すっきりのデザートでしめくくり。

④けとばし屋チャンピオン 三宮店

熊本直送！馬肉専門店

関西でじわじわと版図を広げ続ける馬肉専門店、「けとばし屋チャンピオン」。ここ三宮でも堂々の人気を誇る。

極上馬刺盛り。５種の部位が楽しめる豪勢なセット。生ニンニク、おろし生姜、キザミ葱などの薬味とともに。生姜は既製のおろし生姜ではなくすりおろした生生姜。この風味がよい。肉も各部位とも鮮度が高く、美味。特に鬣は甘くてとろける。

桜ネギ塩炒めは馬肉を白葱、玉葱、青葱、3種の葱と炒めた逸品。赤身の肉は柔らかで１口サイズ。バクバク食べたくなる。

桜メンチカツ。専門店ならではのネタだろう。これが香りが変わってクセになる。

つけタレは一般的な焼肉屋のタレではなく、透明で少し酸味と甘みがある独特なタレだ。たんぱくでヘルシーなお肉に合わさり、さっぱり食べられる。

⑤雄三郎

新進気鋭の神戸焼肉

JR三ノ宮駅から400メートル余り。中央区加納町にある肉割烹が「雄三郎」だ。内装もハイセンスで、カウンター席はデートや記念日にも使えそう。ちょっといい日のおいしい肉を。

肉料理の前菜やアテに肉のポテンシャル、斬新さをフルスペックに演出する。紀州備長炭の中でも最高峰の紀州由良備長炭を使用。鉄板焼きや窯焼きとは違った焼き具合に仕上がる。乾いた熱と紀州由良備長炭ならではの「遠赤外線」が発したエネルギーは強烈に最高級の和牛を香ばしく。
雌牛を中心に地方特選の和牛をセレクト。中でもサーロインは格別だ。21日酵母のカビで熟成させた熟成和牛。しっかりとしたサシが入り脂がしっかりしていたらジュワっとして美味い！味が濃くてたまらない。部位は赤身の中でも脂がシットリ入って格別に柔らかい箇所を提供する。
サクサクした食感から中はふっくら肉汁を逃がしメインの炭火焼で肉の真髄を味わったあと、最後のシメは昔ながらのカレーが超絶に人気だとか。
デザートはさっぱりカキ氷。

⑥焼肉丼 十番 三宮

行列のできる神戸丼

「神戸カルビ丼」と銘打つ焼肉丼の専門店。三ノ宮店は神戸市内でも有名な名店だ。開店以来変わらぬ秘伝のタレでつくる極上カルビ丼は絶品。

人気No.1のカルビ丼。肉はタレがしっかりとからんでいて、少し辛味はあるがご飯がすすむ。カルビだが脂身はそこまでなく、昼でもパクッと食べられる。

ちょっと珍しいホルモン丼。ホルモン、玉ねぎ、ねぎ、キムチがトッピングされている。ホルモンは時間が経過しても固すぎず、タレもしっかりと染み込んでいる。キムチとの相性が特に良い。

⑦全州

やっぱり韓国焼肉

JR三ノ宮駅から351メートル、二宮町にある昔ながらの韓国料理店。肩肘張らない焼肉店、居酒屋の雰囲気だが、ブーム到来中の影響もあってか若い女性の姿もちらほら。店内のテレビには韓国の番組が流れている。カジュアルに、アットホームに食べて飲んで。

豚の三段バラセットは多くの人が注文するという人気メニュー。とても量が多く、満足度もバッチリ。ゴマの葉とサンチュがセットで提供されるので、好みに合わせて巻いていただく。
カルビ肉も肉厚で大きく、タレに漬込み柔かくて美味。

ビールもいいけど、やっぱりここはマッコリ、チャミスルで건배（コンベ）！

⑧牛や たん平

上級のたん料理を

地下鉄三宮駅から北、山手幹線より北の北野坂の象ビルの5階にあるたん料理屋。「タン推し」なあなたはぜひ専門店のタン焼肉を。

店内に大きく響くスタッフの「いらっしゃいませー！」の声。活気あふれる店にまずい店なし。

たん塩石焼。石の上で胡椒の面を下にして、3秒ほど焼く。ひっくり返して反対の面は2秒くらい焼いて。レモンのタレに付けていただくと、薄焼きの食感と旨味がじゅわーっ。

和牛ハラミロース。ニンニクと玉ねぎを先に炒めて。香りが漂い玉ねぎが半透明になったころ、ハラミを入れて炒める。おろしぽん酢でいただくと、ハラミの程よい脂と独特の食感が、玉ねぎとニンニクの風味と合わさり絶妙。

煮込みなどちょっとした変わり種も専門店ならでは。とろけるような上質なタンを心ゆくまで堪能できる名店だ。

⑨ニクスペシャリテ・マクラ

色んなお肉をちょっとづつ

JR三ノ宮駅から徒歩5分、北長狭通にある肉とワインのおいしいお店、ニクスペシャリテ・マクラ。一つの建物になった縦長で小さな２階建てになった作りで、店前の雰囲気から建物、そして覗くワインセラー、全てがオシャレ。店内はすっきりとしていてかつ上品。２階は白ベースに赤のソファが映える大人のインテリアがムードを醸し出している。

お通しの自家製ピクルスとチーズはピクルスのビネガー加減が抜群。さあ舌を整えたところで。

「肉の５種盛り」。言わずもがな、おすすめ料理だ。イタリア生サラミ、なかやま牛のロースト、牛タンのローストシャラン鴨のロースト、松阪豚のパテドカンパーニュというラインナップ。どれも野性的で美味だ。いきなり先制パンチを食らわされてしまう。

そして松坂豚、イチボ牛、鴨ロース。熟成肉でより旨みが増しており、それぞれの味わいでどれも美味。

最後のシメは、カルボナーラのパスタ。カルボナーラにしてはあっさりと食べられ、シメにぴったりな味わい。

⑩炭焼塩ホルモン『あ』神戸酒場

安くてうまい！隠れ家チックな焼肉屋

その名も珍しい「あ」は、三宮東門街の入口を入ってすぐ、左の細い路地に入った通り沿いにある。塩と醤油でいただくホルモンのお店だ。温かみのある木目の外観に、店内は縦長のこぢんまりとした空間。

つきだしは大根おろしにうずらの卵黄が入ったものに、だしぽん酢をかけていただく。だしぽん酢は「カネイワさんちのだしぽん酢」。

厚切り上タン。お皿に搾ったレモンを付け、焼き上がったタンの上に別皿のニンニクベースの自家製薬味をのせて食べる。包丁が丁寧に入っていてやわらか、噛み締めるほどに旨味が溢れる。

特製テッチャン。白山葵と醤油で食べるのがおすすめ。全く臭みのない、プリッとしたテッチャン。

和牛イチボ。腰辺りのモモ肉のうち、下側のやわらかい部分を切り出したお肉。やわらかで甘みがある。

薬味皿には白山葵・広島県産の藻塩・特製醤油が入っている。
ヴェール(フランス語で緑)と呼ばれる緑色のニンニクベースの自家製薬味、ゴマや刻み葱が入ったタレが提供される。