【広島市】“お好み焼き以外” のおすすめランチ ~市街地編~ ジャンル別に全28選をご紹介

広島市街地は、よりどりみどりのランチ天国!
「広島でランチ、何食べよう?」…… そんなとき観光で滞在中であればなおのこと、まずは “お好み焼き” を思い浮かべるにちがいない。たしかにお好み焼きは右に出るもののいない広島の看板グルメ。街中いたる所にかぐわしいソースが香るお好み焼き店があるし、地元の人たちもお好み焼きをよく食べる。
けれど、広島にはそれ以外にもおいしいものがたくさんある。とくに原爆ドームや広島城などの観光スポットが集まる広島市の市街地には、あらゆるジャンルの名店が老舗からニューフェイスまで軒を連ねる。瀬戸内海でとれた新鮮な魚介や、伝統ある広島和牛などの豪華食材を使った広島ならではの絶品料理に出会えることも少なくない。
この記事では、広島市街地のなかでも多くの飲食店が集まる八丁堀・紙屋町・袋町エリアに焦点をあてた。路面電車やバスにゆられて、おいしいランチをさがしにいこう。
【和食・日本料理】はこちらの5選
【イタリアン】はこちらの7選
【洋食】はこちらの5選
【アジアン・多国籍】はこちらの7選
【カレー】はこちらの4選
広島市街地のおすすめランチ【和食・日本料理】5選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
最寄り駅 | 特徴や内容 |
① あなごめし うえの 広島三越店 | 胡町駅 | 100年の歴史と歩む老舗の味 |
② 正弁丹吾(しょうべんだんご) | 八丁堀電停 | 瀬戸内の粋が光る会席料理の名店 |
③ お座敷すきやき 寅八本店 | 立町電停 | 土日のご褒美に最高級のすきやきを |
④ 広島 酒呑童子(ひろしま しゅてんどうじ) | 紙屋町西電停・原爆ドーム前電停 | 元気をもらえる居酒屋ランチ |
⑤ 安芸茶寮 | 胡町駅 | 上質和御膳はランチがお得 |
① あなごめし うえの 広島三越店
100年の歴史と歩む老舗の味
広島市や宮島へ行ったらぜひ食べたいグルメのひとつが、あなごめし。「あなごめし うえの」は明治34年創業の創業以来、100年の時を超えて伝統の味を貫いている。
いちおしはなんんといっても「釜炊き穴子飯御膳」(3101円)。店内の焼き場で香ばしく焼き上げた穴子がしっかりと濃い口のタレを吸い、炊き立てのごはんのうえに余すところなく敷き詰められる。しゃもじでよそってそのままの味を楽しんだら、今度はわさびや山椒をつけてひつまぶし風に。最後は釜の底で穴子の旨みと飴色のタレを染み込ませたごはんをおこげもいっしょにこそげとり、出汁を注いで一級上のお茶漬けを味わおう。
宮島口の本店はもちろん、こちら広島三越の店舗も毎日行列ができる盛況ぶり。看板の「釜炊き穴子飯御膳」は12:30にはオーダーストップになることもあるので、予約をしていくのが無難だ。
② 正弁丹吾(しょうべんだんご)
瀬戸内の粋が光る会席料理の名店
八丁堀電停から徒歩7分。昭和35年に先代夫婦が広島・新天地ではじめた小さな屋台が前身の会席料理のお店。当時から、瀬戸内海でとれた新鮮なふぐやオコゼ、小魚を使った料理が評判をよび、令和の今日まで多くの人に愛されている。
懐石料理というとどうしてもお値段が気になるところだが、ランチタイムはお財布にも安心。刺身や煮物、焼物などがひととおり楽しめるプチ会席風の「みやび弁当」や広島名物の小イワシがさまざまな調理法で堪能できる「小イワシ弁当」が1500円、海の幸はもちろん旬の野菜もたっぷり盛り込まれた「皐月の丹吾弁当」が2000円、刺身や小鉢のついたおこぜやメバルの煮付け膳が2500円」、ふぐを刺身や唐揚げ、しゅうまいなどで味わえる「ふぐ御膳」が3800円など。どれも創業当時から変わらない素材への愛情が一皿一皿に感じられる丁寧な逸品だ。
ほかにも希望により夜のコースも注文可能。落ち着いたテーブル的や個室もあるので、昼時の接待はもちろん、祝い事や法事などの機会にも利用できる。
③ お座敷すきやき 寅八本店
土日のご褒美に最高級のすきやきを
中区袋町にある気品あふれるすきやき専門店。広島牛や安芸高田市産のお米のほか四季折々の旬を感じられる食材と、研ぎすまされた職人の腕をかけあわせて最高級のすきやきを楽しむことができる。
ランチタイムの営業は土日のみ。A3、A4の広島産黒毛和牛を使ったすきやき定食やすきやき箱膳(前日までに要予約)、丼ぶりメニューを用意する。モモ、肩ロース、サーロインと部位によって値段は1000円から。旨みたっぷりの柔らかな肉が秘伝の割り下と口の中でまろやかに溶け合う“口福” を堪能しよう。ちなみに自慢の地酒も広島産ですきやきにぴったりの銘柄を厳選しているので夜もおすすめ。
老舗旅館を彷彿とさせる趣きのある店内は、風合いの異なるさまざまな個室を完備。大切な記念日や仕事の接待、また、ランチはお子様プレートもあるので家族そろっての会席などにも利用可能だ。
[日曜・祝日] 17:30-22:00
[ランチ] 11:30-14:00 ※土曜・日曜のみ
④ 広島 酒呑童子(ひろしま しゅてんどうじ)
元気をもらえる居酒屋ランチ
広島電鉄「紙屋町西」または「原爆ドーム前」電停から徒歩1分。赤い提灯が目をひくにぎにぎしい入口を入ると、のん兵衛の血を騒がせるような昔ながらの居酒屋空間が広がる。地元産の食材を使った一品料理を手頃な価格で食べれらることで人気のお店。夜は種類豊富な日本酒をたしなみながら、広島でも貴重な夜泣き貝の刺身や広島牛の炙り焼き、かきの燻製などご当地グルメを楽しめるが、昼は1000円以下のコスパランチが人気。
鶏の唐揚げ定食、とんかつ定食、土曜限定の牛肉ステーキ丼のほか、かきフライと穴子のおいしいとこどりの「宮島丼」やその日一番美味しい魚を味わえる「刺身定食」など、近隣サラリーマンの舌と心をがっちりつかむボリューミーな昼飯を用意している。笑顔あふれる温かな接客にもきっと午後の元気をもらえるはず。
⑤ 安芸茶寮
胡町駅から徒歩8分。瀬戸内海の海の幸と厳選した全国の食材を使って、和の粋がふんだんに薫る懐石料理の数々をふるまうお店。ただよう高級感に敷居の高さを感じる人は、ぜひランチからトライして。
・「安芸小町」(3800円)… 職人の技を散りばめたちょっと豪華なミニ会席。
・ 四季彩御膳「花椿」(3500円)… 9品目の小鉢が色鮮やかな一番人気。
・「宮島御膳」(3000円)… カキフライ、小鰯のつみれ鍋、穴子重など広島名物が一挙集結。
・「穴子三昧御膳」(2500円)… 肉厚な穴子をすきやき風や丼ぶりで。
・「握り寿司天婦羅御膳」(2500円)… 寿司と天ぷらのいいとこどり、ミニうどん付き。
こられはランチメニューの一例で、繊細な味わいと華やかで品のある見た目が魅力の和御膳が豊富にそろう。ちなみに赤ちゃんの成長を祝う「お食い初め膳」や子どもの好きなものをワンプレートに集めた「お子様ランチ」もあってお祝いの席にもぴったりだ。枯山水を模した坪庭をのぞめるお座敷など、美食を引き立てる和空間も楽しんで。