名古屋駅近くで「味噌カツ」を食す! 人気店 14選 ~名古屋めし探訪②~

名古屋駅でおいしい味噌カツを食べたい!
がっつり系名古屋めしとして人気の味噌カツ。八丁味噌を使った甘ダレをたっぷりかけていただくのが名古屋流だ。観光客はもちろん、地元民にも熱く支持される名古屋のソウルフード「味噌カツ」を、名古屋駅周辺で食べられるおすすめ14店をご紹介する。
名古屋駅近くの「味噌カツ」が美味しいお店 14選(目次)
店名 (クリックで詳細) | 場所 |
①矢場とん 名古屋駅名鉄店 | 名古屋駅直通(名鉄百貨店本店内) |
②熱情的名古屋名物居酒屋 わが家 | JR名古屋駅から徒歩3分 |
③キッチンなごや | 名古屋駅直通(うまいもん通り内) |
④八幡屋(やはたや) | JR名古屋駅から徒歩7分 |
⑤みそかつ 双葉 名駅エスカ地下街店 | 名古屋駅直通(エスカ地下街内) |
⑥さくら亭 | 名古屋駅直通(サンロード内) |
⑦やぶ福(やぶふく) | 名古屋駅直通(エスカ地下街内) |
⑧とんかつモリ | JR名古屋駅から徒歩3分 |
⑨味のあとりえ まつなが | 名古屋駅直通(サンロード内) |
⑩和志 かぶと屋(わごころ かぶとや) | JR名古屋駅から徒歩2分 |
⑪恵亭 タワーズプラザ名古屋店(けいてい) | 名古屋駅直通(JRセントラルタワーズ内) |
⑫かぶらや総本家 | 近鉄名古屋駅から徒歩2分 |
⑬八千仙 | 太閤通駅から285m |
⑭味美亭 | ささしまライブ駅から533m |
①矢場とん 名古屋駅名鉄店
殿堂入り!名古屋の名物味噌カツ
名古屋矢場町の本店を中心に全国にチェーンをもつ味噌カツ専門店。
終戦まもないある時、創業者がなにげなく食べていた串カツをどて鍋にどぼんとつけこみ、その味に感動したことから着想を得たといわれる。
名物の味噌カツは「極上リブ鉄板とんかつ」「わらじとんかつ」「みそかつ丼」などを展開。天然醸造の秘伝の味噌ダレをたっぷりかけてもなお残る、衣のサクサク感が楽しい。
徹底した目利きで厳選した豚肉を使用し、揚げ油にラードをブレンドして油切れをよくする。
店主のこだわりにより揚げ物特有の重たさとは無縁なので、ついつい箸がすすんでしまいそうだ。
※名古屋駅エリアの矢場とんは、「名古屋駅エスカ店」、「名古屋ルーセント店」にもあります。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-2-1 名鉄百貨店本店 9F
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: 11:00-22:00
定休日: 元日のみ
②熱情的名古屋名物居酒屋 わが家
一日150本を売る名物の「味噌串カツ」

おいしい名古屋めしが隅から隅までそろう人気店。コスパ良好でスタッフの接客もよく、ついつい長居したくなる居酒屋だ。

一日150本の注文が入る「味噌串カツ」は、岡崎の老舗「まるや」の八丁味噌を使ったタレがポイント。口の中でじゅわりと広がる濃厚な甘みがくせになる。
二度揚げパリパリの手羽先のほか、「でらでか!!えびふりゃ~」「あんかけスパゲティ―」「うなぎのひつまぶし」など、個性豊かな名古屋名物をとことん楽しめることもうれしい。
住所: 愛知県名古屋市中村区則武1-7-5
アクセス: JR名古屋駅(太閣口)から徒歩3分
営業時間: 16:00-24:00(L.O.23:30)
定休日: 年中無休
③キッチンなごや
洋食屋が作る極上の味噌カツ
名古屋駅構内の「うまいもん通り」にある洋食レストラン。味噌カツをいろいろなアレンジで食べられるお店で、味噌カツファンならぜひ一度は来店してほしい。
“名古屋のうみゃぁもんが大集合” した「名古屋ぜいたく定食」が一番人気。味噌ロースカツ、味噌どて煮、名古屋コーチンの手羽先唐揚げが一皿にどどん。
「でら旨味噌カツ丼」は、ロースカツに味噌どて煮をトッピングしたオリジナルメニュー。自家製味噌ダレは、岡崎の八丁味噌に牛すじや氷砂糖を加えて丁寧に煮込んでいる。
甘すぎないので、ごはんとの相性もぴったりだ。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 名古屋駅構内 うまいもん通り
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: 10:30-22:30(L.O.22:00)
定休日: 年中無休
④八幡屋(やはたや)
ぐつぐつの土手鍋に串カツをドボン
創業は昭和29年。レトロムード満点の人気居酒屋で、いつ行っても混んでいる。最寄り駅は地下鉄亀島駅だが、名古屋駅からも徒歩10分ほど。
継ぎ足し継ぎ足しで伝承される秘伝の味噌ダレに、玉子やはんべん、こんにゃくをどぼん。ぐつぐつ煮える年季の入った土手鍋は、見ているだけでもお酒がすすみそう。
サクサクに揚がった串カツも魅惑のプールへダイブ。噛みしめればあふれ出す肉汁とタレのマリアージュで、口の中はめくるめくしあわせに。
1本100円以下と価格までノスタルジックで感激の嵐だ。
住所: 愛知県名古屋市西区名駅2丁目18-7
アクセス: 地下鉄亀島駅から徒歩6分
JR名古屋駅から徒歩7分
営業時間: [月曜-金曜] 11:30-13:00 / 17:00-21:30(L.O.21:00)
[土曜] 16:00-20:30(L.O.20:00)
定休日: 日曜・祝日、GW、盆時期、12月29日~翌1月5日
⑤みそかつ 双葉 名駅エスカ地下街店
メニューの幅広さに安心感
名古屋駅直結のエスカ地下街にあって便利。定食、丼ぶり、きしめん、寿司、うなぎとメニューの幅が広いことも特徴だ。
名古屋グルメをいろいろ食べたい人には、「名古屋定食」がおすすめ。味噌カツ、手羽先、土手煮にサラダやごはんがつく。
もう少しリーズナブルな「みそカツ定食」も、そばや味噌汁がセットでうれしい。
いろいろなセットメニューがあって、行くたびに選ぶのが楽しい。味噌カツソースの追加やごはんの大盛が無料と、とってもお客さん思いのお店だ。
住所: 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: 11:00-21:30(L.O.21:00)
定休日: エスカ休館日に準ずる
⑥さくら亭
“本物の八丁味噌” をご賞味あれ
名古屋でいちばん古い地下街サンロードにある食事処。清潔感があって女性一人でも入りやすい。カツや唐揚げなどのフライ料理が定番で、定期的に通う常連客も少なくない。
「みそカツ」に使用するのは豆と塩だけで醸造した本物の八丁味噌。濃厚だが上品な甘さで後味はすっきりしている。「みそカツ定食」はさくら亭の人気メニューのひとつだ。
「唐揚げマウンテン富士山定食」「厚切りさくらポークセット定食」「ダブルロースカツ丼」など、ボリューミーなメニューが多く、どれも良心価格であることがすばらしい。
手軽にサクッと利用できる、忙しい人にはありがたい店である。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅4-7-25 名駅地下街サンロード 520号
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: [平日] 11:00-19:30(L.O.19:00)
[土曜・日曜・祝日] 11:00-18:30(L.O.18:00)
定休日: 年中無休
⑦やぶ福(やぶふく)
名古屋めしと麺類が充実する食堂
エスカ地下街にあり、創業80年を超える地元民ご用達の食堂。どこか懐かしい名古屋めしと、多彩な麺メニューをラインナップしていることが特徴だ。
サクサクのカツにふくよかな甘みの味噌がたっぷりかかった「みそかつ丼」。八丁味噌は、岡崎の老舗2店の八丁味噌を独自の配合でブレンドしている。
麺類が充実しているということで、味噌カツときしめんの両方を食べられる「半々セット」もおすすめ。
温かい八丁味噌のつゆにきしめん、さらに味噌カツをトッピングしたオリジナルの「みそかつきしめん」も要チェックだ。
住所: 愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: 10:30-21:30(L.O.21:00)
定休日: エスカ休館日に準ずる
⑧厚切りレアとんかつ やまとん 名古屋駅前店
金山の人気店の味を名古屋でも 新しい「レア味噌カツ」
こちらはランチのみの間借り営業。「厚切りレアとんかつ やまとん」は、名古屋市第2の駅、金山で食べログ3.5以上の評価を集める人気店。
インパクト抜群の厚切りでレアなとんかつがSNSで話題になり、中部地方に複数店舗展開する成長著しいお店である。
おすすめはゴロゴロとしたヒレカツが味噌だれに浮かぶ様子が愛おしい「味噌ひれかつ定食」。
赤みがかかったとんかつは火の通りが心配になるが、豚肉は事前に低温調理が施されており、お肉の柔らかさと衣のサクサク食感の両立は新たなレベルに到達している。
同じく、低温調理の柔らかさを活かした「厚切りトンテキ」も旨さ爆発の逸品。2度目以上のチャンスがある場合はこちらもおすすめしたい。
住所: 愛知県名古屋市中村区椿町10-21 椿西ビル 1F
アクセス: JR名古屋駅 太閤通口から徒歩3分
営業時間: 11:00-14:00 (L.O. 13:30)
定休日: 年中無休
⑨味のあとりえ まつなが
豊富な定食メニューは選ぶのも楽しみ
名駅地下街サンロードにあり、幅広い年代に愛されるハイレベルな定食屋さん。
煮魚、刺身、肉じゃが、フライなどメニュー豊富な定食は、味のよさはもちろん値段も良心的で、こどあるごとに足を運びたくなる。
黄金色に揚げられたカリカリのロースカツに味噌ダレがとろり。肉を薄くたたいているから、口の中でクリスピーさがさらに際立つ。
お得なセットメニューもあるので、いろいろな味に挑戦してみたい。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅4-7-25 名駅地下街サンロード
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: 11:30-20:30(L.O.20:00)
定休日: 不定休
⑩和志 かぶと屋(わごころ かぶとや)
古民家酒場で名古屋めし三昧
名古屋駅から徒歩2分。毎日豊浜漁港から仕入れる魚を駆使した逸品料理が自慢。鮮度抜群の刺身や天ぷら、炭焼きなどが人気だ。
加えて名古屋めしの充実ぶり優秀。
ファンの多い「味噌串カツ」は、厳選したもち豚を使って肉質は柔らかく、上質な脂の甘味がきわだつ。ソースとタレを好みで選ぼう。
手羽先、天むす、台湾ラーメン、きしめんカルボナーラとほかにも多数の名古屋めしがスタンバイ。
季節やおすすめ食材ごとのコースも多彩なので、訪れるたび新しいおいしさに出会えるお店だ。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅3-17-25
アクセス: JR名古屋駅(ユニモール6番出口)から徒歩2分
営業時間: [月曜-金曜・祝前日] 17:00-翌5:00(L.O. 04:00)
[土曜]15:00-翌5:00(L.O. 04:00)
[日曜・祝日] 15:00-24:00(L.O. 23:00)
定休日: 年末年始のみ
⑪恵亭 タワーズプラザ名古屋店(けいてい)
専門チェーンのご当地味噌カツ
名古屋駅直結の複合施設JRセントラルタワーズに入居するとんかつチェーン「和幸」の高級ライン。
店内でひく生パン粉、100% 植物性の揚げ油、数量限定の国産銘柄豚など、チェーン店といえどあなどれない。
名古屋の恵亭にだけあるのが味噌カツ。「味噌かつ膳」は大豆の旨味がギュッと凝縮したまろやかな八丁味噌が決めて。
プロの間合いで揚げられた生パン粉のサクサク感が、心まで軽やかにしてくれる。
熱々でサーブされる「味噌煮込み鍋」は、ヒレカツとロースカツを選べる。ひれ串カツなど4点盛りの「名古屋オリジナル膳」や「有頭大海老フライ膳」なども人気だ。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 タワーズプラザ 13F
アクセス: 名古屋駅直通
営業時間: 11:00-23:00(L.O.21:30)
定休日: 年中無休
⑫かぶらや総本家
甘味噌が染みた名古屋人ひいきの味
名古屋駅(太閤口)の駅前にある昼飲みもできる居酒屋。漁港直送のネタを使った鮮魚料理や、熟練の板前がつくる名古屋名物を堪能できる。
甘味噌にじっくりと浸された「味噌串カツ」は、まさに名古屋人好みの味。甘さ加減がちょうどいいので、パクパクと食べすすめてしまいそう。
「名古屋がっちゃん(甘味噌ベースの豚の胃袋)」「味噌おでん」「どてめし」のほかお店オリジナルの「名古屋大福茶漬」も人気。
24時まで開いているが終電を逃さないように気をつけて。
住所: 愛知県名古屋市中村区椿町15-8 チトセGLビル B2F・B1F・1F
アクセス: 名古屋駅(太閤通南口)から徒歩1分
名古屋駅(新幹線口)から徒歩30秒
営業時間: 11:00-24:00(料理L.O.23:00ドリンクL.O.23:30)
定休日: 不定休
⑬八千仙
50年の歴史を持つ元祖味噌カツ
住宅街の中にある「八千仙」は、50年の歴史を持つ昔ながらのとんかつ屋。
店を始めた時から味噌カツをメニューに入れ、「元祖味噌カツ」をうたっている。当時味噌カツを食べられる店は名古屋でも数件だったらしい。
薄いサクサクの衣にたっぷりの味噌がしみこむ当店の味噌カツ。甘さが控えめのさらりとした味噌は、脂ののったカツと相性抜群。ショウガの香るソースが、食欲をさらに刺激する。
量も多すぎず値段もリーズナブルなので、毎日でも通えるだろう。
住所: 愛知県名古屋市中村区西米野町1-86-4
アクセス: 太閤通駅から徒歩4分
営業時間: [火曜‐日曜]11:30-13:30 / 17:30-21:00
定休日: 月曜
⑭味美亭(あじみてい)
千円以下で食べられる味噌カツ
名駅からほど近いところにある「味美亭」は手作り弁当が人気のとんかつ屋だ。ヒレカツやロースかつだけでなく、カツカレーやかつ丼も用意されている。
カツのソースは4種類から選択可能。国産すじと八丁味噌をじっくり煮込んだ味噌ダレのほか、大根おろし、デミグラスソース、とんかつソースも選択できる。
甘さと辛さの絶妙なバランスが取れた味噌だれはヘルシーなヒレにも脂ののったロースにもよく合う。
ランチのロースかつはなんと950円。かつ丼やカツカレーも900円台で食べられる。驚くほどリースなブルな価格も、当店が人気を集める理由のひとつだろう。
住所: 愛知県名古屋市中村区名駅南4-7-2
アクセス: ささしまライブ駅から徒歩13分
近鉄名古屋駅から徒歩15分
営業時間: [月曜-土曜]11:30-14:00 / 17:00-21:00
定休日: 日曜、祝日
名古屋駅で最高の味噌カツに出会いたい
名古屋駅周辺でおいしい「味噌カツ」を食べられるお店を紹介した。戦後の復興期から脈々と受け継がれてきた味噌カツは、いまも名古屋人のソウルフードといえる存在だ。お店により味噌の味付けからカツの揚げ方までこだわりはさまざま。いろいろな味噌カツを食べて、お気に入りの一皿を見つけよう。(執筆者:めしレポ編集部)