スパイスパワーで午後もシャキッと
オフィスが立ち並ぶ品川駅エリア。「腹が減っては戦はできぬ」。コスパ・味・ボリュームの三拍子揃ったランチがしのぎを削るこのエリアで、国民食にしてパワー満点のカレーを食べるなら。この記事をぜひ参照のこと。
ランチ、仕事帰りなど様々なシーンで利用できるおすすめカレー店を厳選して6店ご紹介。
①キラリ
コスパ抜群の安定カレー
品川駅すぐ前、徒歩1分のカレーハウス。650円からボリューミーなカレーを楽しめるコスパ優良店だ。
カレーといえばカツカレー。当店が人気な理由は、カレー屋でありながら揚げたてのとんかつを食べられる点にある。ボリューミーで肉厚で剥がれない衣、肉厚でジューシーな豚。ライスの焚き具合も良い。そして基本中の基本、ルーも甘くて辛くてライスに合う。
ハンバーグも劣らぬ人気。どーんと真ん中にハンバーグが乗っている。玉ねぎ少なめの肉塊といった食べ応え。
②マハラジャ 品川グランパサージュ店
和牛をお得におひとりさま
品川駅から徒歩5分、品川グランパサージュの地下にあるインド料理店。
ランチの1種類カレーセットは880円からとリーズナブル。カレーはチキン、ベジ、ダール、サグパニールといった標準的なラインナップだが。その中にキーママタールマトン(挽肉とグリーンピースのスパイシーカレー)という異彩を放つメニューがこちらのおすすめ。
キーママタールはインドカレー特有のパンチ勝負ではなく、甘味と酸味を味わうマイルドなカレー。喫茶店のスパゲッティミートソースのような爽やかさだ。
セットではナンとバスマティライスから選べるが、こちらでは本場志向のバスマティライスがおすすめ。独特のフワッとした上品な炊き上がりで、とても美味しい。
③ドンピエール ジェット
美しい欧風カレー
高級欧風カレーの人気店、「ドンピエール」の味をフードコートで気軽に楽しめる。
1984年、銀座名店「レカン」出身のサービスマン4名が「レストランは感動する幸せの最高の場でありたい」を合言葉に、銀座一丁目に「レストラン ペリニィヨン」を開店した。それがドンピエールの起源だ。
当時のスーシェフがステーキの端部分を使って賄い用のカレーを作ったところ、非常に素晴らしい仕上がりであったことから、〆の裏メニューとして常連客へ提供するように。やがて「フレンチのシェフが作る洋食」は瞬く間に常連客の間で話題になり、旧来の洋食とは一線を画す、ヌーベルキュイジーヌを経たフレンチ洋食「京橋ドンピエール」が誕生した。
ドンピエールのビーフカレーは、見た目にインパクトのあるゴロゴロと大きいとろける柔らかさの牛肉が特徴。A5ランクの国産黒毛和牛を厳選し使用している。陶然とする香りの中から立ち現れる旨みとコク。マッシュルームの食感がアクセントだ。
④シエール
プリンスホテル内のカレーショップ
品川駅からすぐ、品川アクアパークのすぐそばにあるカレー屋「シエール」。プリンスホテルの経営だけあって、カレーショップながらおしゃれな内装だ。
ビーフカレー(1100円)。ルーの辛さは選択できる。「普通」でちょっと辛めだ。大盛り無料が嬉しい。シンプルながらやみつきになるルーはライスが進む。
チーズ焼きカレーもおすすめ。ご飯を割るとトマトが挟まっている。トマトにゴルゴンゾーラチーズという酸味にカレーのコクが合わさって美味。
Weekend 11:00-21:00
⑤デヴィ・インディア
本格インドカレー
品川駅から徒歩5分、品川横丁に移転してきた人気店。インド人シェフによる本格北インド料理だ。多彩なカレーともちもちナンが人気。
ランチAセットはカレー一品、ナンまたはライス、サラダ、ドリンクがついて850円。Bセットはさらにカレー一品、タンドリーチキンがついて1050円。
カレーはチキンカレー、マトンカレー、野菜カレー、キーマカレー、日替わりカレーの5種類から。
チキンカレーはバターカレーのようでほんのり甘め。柔らかいチキンがゴロゴロと入っている。
野菜カレーはレンズ豆、人参、インゲンなどいろんな野菜が入っていて食べ応え抜群。こちらのカレーも基本的に甘め。
ナンはとにかくデカい!ふわふわもちもち、甘みのある優しい味でカレーによく合う。
⑥サルマ
ランチビュッフェで本格カレー
食べログ評価3.7オーバーを誇るカレー専門店有数の名店、「サルマ ティッカアンドビリヤニ」。清潔感、高級感あふれる店内はさながら高級店の気風である。それもそのはず、こちらは「ミシュランガイド2015横浜・川崎・湘南特別版」にてビブグルマンに選出された葉山のインド料理レストラン「ロイヤルパラソル」の姉妹店だ。
サルマの魅力はなんといっても平日の食べ放題ランチだ。破格の1000円で本格北南インドテイストのカレー3種類(チキン、ベジタブル、ダール)が食べ放題。カレーはシェフが日替わりでアレンジする。
ビリヤニも名物メニュー。層にしてまぜずに炊くことで、お米も白い部分や黄色い部分、茶色い部分など様々で、食べる場所によって味の濃淡やホールスパイスの風味が変わる。一口ごとに色んな風味が味わえる変幻自在な味わい。
「べジビリヤニ」。人参やグリーンピース、白いんげん豆、スパイスで味付けされた角切り豆腐などが入っている。豆腐は水分を飛ばしてパニールのような食感になっているのが面白い。肉やチーズといった動物性たんぱく質を一切使っていないらしく、鶏肉から出るダシの旨味がない分、かえってスパイスの風味や複雑さがダイレクトに味わえる。
[日曜] 11:30-15:00 17:00-22:00