【食べログ高評価】渋谷の人気中華おすすめ11選【独自進化】
渋谷カルチャーにもまれ、幅を見せる中華
近年、大規模再開発の舞台となっている渋谷駅周辺。その用地は広く、東急による再開発や渋谷区・三井不動産による公民連携事業など、駅の周辺一通りが再開発されつつある。これにより新しく生まれ変わりをみせる渋谷。そんな変わりゆく渋谷エリアで食べられるおすすめの中華料理を11店舗紹介する。渋谷で古くから愛される老舗から、若者の町から新たなムーブメントを起こしそうなお店まで幅の広い渋谷の中華料理。厳選したお店のみを紹介する。
渋谷駅周辺のおすすめ中華料理11選(目次)
店舗 | 特徴や内容 | JR出口 |
①中華バル 池湖(いけこ) | 「中華バル」の想像を軽々超える | ハチ公口 |
②台湾料理故宮 渋谷道玄坂本店 | 大陸東南の島で育った、もう一つの中華料理 | ハチ公口 |
③喜楽 | 忘れじの中華麺屋スタイル ここにあり | ハチ公口 |
④麗郷 渋谷店(レイキョウ) | 本物の台湾料理を伝道する老舗 | ハチ公口 |
⑤月世界(ゲッセカイ) | 自然派オトナ中華をおしゃれな隠れ家空間で | ハチ公口 |
⑥長崎飯店 渋谷店 | 鎖国の例外が生んだ和製中華、「長崎料理」 | 西口 |
⑦琉球チャイニーズ TAMA(タマ) | 沖縄×中華のフュージョンで琉球王国を想う | 東口 |
⑧立吉餃子 渋谷店 | 肉へのこだわり凝縮「コラーゲン餃子」 | 東口 |
⑨なかじま | 食券、カウンターに卓上調味料 ネオ町中華 | 東口 |
⑩スーツァン・レストラン陳 渋谷店 | 伝統と進化 著名高級中華は生まれ変わる | 南口 |
⑪七宝 麻辣湯(チーパオ マーラータン) | 自分好みにカスタマイズ!辛いは旨い「麻辣湯」 | 南口 |
① 中華バル 池湖(いけこ)
「中華バル」の想像を軽々超える
渋谷の中華料理店でオシャレかつコスパもよいお店として一番に挙げたいのが「中華バル 池湖(いけこ)」である。松涛文化村ストリートから一本入る「ランプリングストリート」の雑居ビル4F、1.5面ガラス張りのこのお店は昼は採光抜群で夜は街灯きらめく夜景に溶け込む。
フジテレビ「料理の鉄人」にも挑戦者として出演し、のちにリメイク版「アイアンシェフ」にて中華のアイアンシェフとなった脇屋友詞シェフの系列店で10年修行したのちに、卒業証書を掲げて独立開業をした本格派。
そんなシェフの中華料理が、エビチリで1,250円、麻婆豆腐は850円など、バルのお酒のお供としての価格で提供されている。特にお酒に合うと評判なのは「特製焼き立て焼豚」。飲み屋のジャンル内で片付けられない中華トップクオリティの味わいだ。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-22-6 CREA道玄坂 4F
アクセス: 東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線 渋谷駅 徒歩6分
営業時間: 11:30-14:30/18:00-23:30
定休日: 月曜
[昼]-1000円/[夜]5000-6000円
② 台湾料理故宮 渋谷道玄坂本店
大陸東南の島で育った、もう一つの中華料理
「台湾料理故宮 渋谷道玄坂本店」は、JR渋谷駅ハチ公口から徒歩5分、東急本店の松涛文化村ストリートを挟んだ向かい、多くの料理店テナントが入る渋谷デリタワー4Fにて台湾料理と火鍋を提供するお店である。
飲み放題付きの宴会コースにはその特徴がよく表れており、麻婆豆腐のような定番中華からお酒にぴったりな台湾腸詰め、屋台料理の定番の台湾風やきそばまで、提供されるメニューはバリエーション豊か。
ただの中華よりも幅の広い台湾料理、一度では絶対に食べきれないおすすめメニューの数々は、どんな気分でも満足させてくれること間違いなしだ。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-23-13 渋谷デリタワー 4F
アクセス: JR渋谷駅ハチ公出口 徒歩5分
京王井の頭線「神泉」駅徒歩5分
営業時間:
[月曜-金曜]
11:30-15:00(L.O. 14:30)
17:00-翌2:00(L.O. 料理翌1:00 ドリンク翌1:30)
[土曜・日曜・祝日]
16:00-24:00(L.O. 料理23:00 ドリンク23:30)
定休日: 年末年始
[昼]-1000円/[夜]3000-4000円
③ 喜楽
忘れじの中華麺屋スタイル ここにあり
中華麺店「喜楽」は、1952年創業の老舗ラーメン・中華料理屋である。「中華そば屋」を流行のラーメンに負けない味をもって確かに現代に伝えるお店が、こちら「喜楽」なのである。
渋谷の好立地、老舗のネームバリューもありながら中華麺は800円という安さ。もやし麺、ワンタン麺も中華麺とともに高い人気を誇る定番メニュー。中華そば界隈では、渋谷に「喜楽」ありと言わせるみごとな味だ。
「焼餃子」や「肉ヤサイ」、「炒飯」といった中華料理屋らしいメニューも揃っている。ビールや紹興酒とともに間違いない中華料理を思う存分堪能してみては?
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-17-6
アクセス: JR渋谷駅 ハチ公口から徒歩6分
営業時間: 11:30-20:30
定休日: 水曜
[昼]1000-2000円/[夜]1000-2000円
④ 麗郷 渋谷店(レイキョウ)
本物の台湾料理を伝道する老舗
SHIBUYA 109から伸びる文化村通りと道玄坂、そのショートカットルートとして親しまれ、激しくテナントが入れ替わる繁華街のイメージが強い道玄坂小路にどしりと構えるレンガ造りのお店が、言わずと知れた台湾料理の老舗「麗郷 渋谷店(レイキョウ)」である。
1955年創業のこのお店、台湾人従業員さんによる接客やつるされた腸詰など、店内は台湾の現地感にあふれている。目線の通る店内でそれぞれの卓が思い思いの台湾料理をつまみにお酒をあおる様はさながら渋谷から隔絶された台湾のようである。
定番メニューとなっているのは「しじみ」。台湾屋台の定番料理であるこのメニューは、荒切りのにんにくと醤油で豪快に味付けされたシジミのうまみ抜群。紹興酒など豊富なドリンクメニューもすいすい入ってしまうことだろう。薄切りされて出てくる台湾腸詰ももちろんおすすめだ。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-25-18
アクセス: 京王井の頭線 渋谷駅 徒歩3分
東京メトロ半蔵門線・東急田園都市線 渋谷駅 徒歩3分
JR山手線・埼京線 東京メトロ銀座線 渋谷駅 徒歩5分
営業時間:
[月曜-金曜]12:00-15:00/17:00-23:00
[土曜・日曜・祝日]12:00-23:00
定休日: 不定休
[昼]2000-3000円/[夜]2000-3000円
⑤ 月世界(ゲッセカイ)
自然派オトナ中華をおしゃれな隠れ家空間で
Emotional Eggs Corporation通称イイコさんの手掛けるこのお店は、2010年前後にメディアにも多数取り上げられた有名店。おしゃれなオトナ空間で体に優しい鮮やかな中華を食べられるお店としてすでに評判高いが、月世界(ゲッセカイ)の魅力は取り扱う素材の上質さにとどまらない。
せいろに色鮮やかに詰め込まれた蒸し野菜の盛り合わせのような素材を最大限生かしたメニューもおすすめだが、こちらの看板メニューは、山椒のしっかり効いた、本場四川スタイルの「よだれ鶏(蒸し鶏の口水鶏醤がけ)」だろう。
居酒屋などで食べることのできるよだれ鶏と比べるまでもない本格麻辣の味付けは今までの印象を塗り替えるには十分。用いられる中華調味料「醤」は、メニューそれぞれに合わせて開発された店舗オリジナルのものなので、まさにこのお店でしか食べられない味だ。
住所: 東京都渋谷区道玄坂2-26-5 ひまわりビル 1F
アクセス: 東急田園都市線 渋谷駅から徒歩5分
営業時間:
[月曜-金曜]17:00-23:00(L.O. 22:00)
[土曜・日曜・祝日]17:30-22:30(L.O. 21:30)
定休日: 不定休
5000-6000円
⑥ 長崎飯店 渋谷店
鎖国の例外が生んだ和製中華、「長崎料理」
「長崎飯店 渋谷店」は、長崎料理が味わえる珍しい中華料理店である。ドラマ版「孤独のグルメ」にも登場した有名店だ。
こちらの看板メニューは、「ちゃんぽん・皿うどん」だろう。中国は福建省の「燜麺」(メンミエン)がちゃんぽんに近いとされ、源流を同じとされるが、麺などの素材は日本産のものを用い、コクを足すとして卓上のソースを差し混ぜる。どんぶりの中に中華料理の伝統に日本の具材、西洋の味と香りが混在するのである。
決して本格中華のお店ではないが、長崎料理に見られる中華料理の一面が、中華料理の一つの髄の部分であることは間違いない。どんぶり1つでまとまる長崎料理は夕食のコストパフォーマンスも十分。ぜひ一度訪れて東京のド長崎を味わっていただきたい。
住所: 東京都渋谷区道玄坂1-9-1 梅山ビル 1F
アクセス: 渋谷駅南改札西口より徒歩4分
営業時間:
[月曜-金曜]
11:00-14:30
17:10-22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:15)
[土曜]
11:00-14:30
定休日: 日曜・祝日
[昼]1000-2000円/[夜]1000-2000円
⑦ 琉球チャイニーズ TAMA(タマ)
沖縄×中華のフュージョンで琉球王国を想う
とびきりの長崎料理に続いて、とっておきの沖縄料理のお店を紹介する。どちらも中国国外において花開いた中華料理の例として申し分ない特色を持っているが、長崎料理が主に日本で開花した郷土料理であるのに対し、沖縄料理は「琉球王国」「アメリカ」を経て日本で開花した料理文化であるため、また大きく変わった特徴を備えているのである。
こちら「琉球チャイニーズTAMA(タマ)」は、オーナーの家系に流れる上海と沖縄の血が生み出す、フュージョン的な料理の数々が大きな特徴となっている。
また、沖縄料理と切っては切れない関係にあるドリンクと言えば「泡盛」。さんぴん茶割りなど、さすが沖縄料理店と思わせる飲み方もできる。もちろんオリオンビールも注文できる。
しかし、このお店で一番多く取りそろえられているドリンクはなんとワイン。ボトルに白マーカーで価格に書かれた瓶をとり、それぞれ飲む明瞭スタイル。沖縄・中華料理とワインのマリアージュは、渋谷ならではのものだ。
住所: 東京都渋谷区渋谷2-3-2
アクセス: 表参道駅より徒歩9分
渋谷駅東口より徒歩10分
営業時間: 18:00-24:00
定休日: 日曜
6000-8000円
⑧ 立吉餃子 渋谷店
肉へのこだわり凝縮「コラーゲン餃子」
「立吉餃子 渋谷店」は、渋谷駅東口、埼玉は秩父から渋谷までを盾につないだ副都心線が真下を通る明治通りの少し先、玉川通りにある餃子のお店である。
おしゃれながらカジュアルな雰囲気の店内は、女性でも気軽に入りやすい。お得な2時間餃子食べ飲み放題のプランもあるので、ぜひチェックしてほしい。
豚の頭肉と腕肉のみを使用するのは味と食感のバランスを極めるため。にんにくを使用しない立吉餃子は肉のうまみを強く感じられる逸品だ。
また、餃子の引き立て役として提供されるワインは季節に合わせてスタッフ全員でテイスティングし選んだもの。餃子やほかの逸品メニューともバランスが取れたワインとの組み合わせ。まずは試してみてはいかがだろうか。
住所: 東京都渋谷区渋谷3-18-8 よしむらビル 1F
アクセス: 渋谷駅C2番出口より徒歩2分
営業時間:
[月曜-金曜]11:30-15:00/17:00-23:00
[土曜・日曜・祝日]17:30-23:00
定休日: 年末年始
[昼]-1000円/[夜]4000-5000円
⑨ なかじま
食券、カウンターに卓上調味料 ネオ町中華
「ネオ町中華」として紹介したいお店が渋谷にある。「麺飯食堂 なかじま」は、前述した立吉餃子の隣の雑居ビル一階にて営業する麺類・飯類を中心とした中華料理のお店である。
渋谷駅東口側のメイングルメストリートとなっている玉川通りはどのジャンルのお店もレベルが高いが、その中でも特に人気でランチディナー問わず列を作る繁盛店だ。
行列を作ってまで食べたいメニューは、「辛め」「まろやか」の二種類で全く表情を変える担々麺と、中華麺をベースとしたなかじまさんオリジナルの週替わり限定麺だ。真っ白で甘ったるそうな「まろやか」でもゴマの風味が立ち、山椒が効いてピリリ。
そのほかラーメン、チャーハン、焼きそばなど、あらゆるメニューでコスパ抜群のお店。食券購入制で一人客なら厨房が見えるカウンターに通されるなど、近年のラーメン屋に近い形態。一人でふらっと入り食べる町中華の楽しみ方を、現代にアップデートしたようなまさに「ネオ町中華」なお店だ。
住所: 東京都渋谷区渋谷3-18-7 ナルセビル 1F
アクセス: JR渋谷駅南口 徒歩2分
営業時間:
[月曜-金曜]11:00-24:00(L.O. 23:30)
[土曜・日曜]11:00-21:30(L.O. 21:00)
定休日: 年中無休
[昼]1000-2000円/[夜]1000-2000円
⑩ スーツァン・レストラン陳 渋谷店
伝統と進化 著名高級中華は生まれ変わる
中華の鉄人として知られ、今も日本の中華料理界を牽引する四川料理の陳健一シェフ。その名を冠して展開する「スーツァン・レストラン陳」は、息子である陳健太郎シェフも腕を磨いた、四川料理や陳一家の伝統と各料理長の生み出す進化を両翼とするお店である。
先代料理長の時代に「さすが四川飯店グループ」とされた本物の味は、井上シェフの探求により新たなアイデアとともに再構築された「ネオオーソドックス中華」とされる次世代の中華へと変化を遂げている。
ガラス張りのキッチンで行われる調理は洗練された美しい舞台さながら。ホテルレストランならではの行き届いたホスピタリティもこのお店の魅力だ。
価格帯や立地などから手ごろな中華とは言えないが、お得なサービスランチは2,277円で楽しめる為、決して手の届かないお店ではない。中華料理のこれからを担う若手シェフの繊細な料理を、ぜひ一度味わってほしい。
住所: 東京都渋谷区桜丘町26-1 セルリアンタワー東急ホテル 2F
アクセス: JR山手線・埼京線 渋谷駅南口 徒歩4分
営業時間:
11:30-15:00(L.O. 14:00)
17:30-22:00(L.O. 21:00)
定休日: 水曜
[昼]3000-4000円/[夜]1万-1万5000円
⑪ 七宝 麻辣湯(チーパオ マーラータン)
自分好みにカスタマイズ!辛いは旨い「麻辣湯」
四川の屋台で生まれ、近年中国や韓国でファストフードとして親しまれている「麻辣燙(マーラータン)」という料理をご存じだろうか。好みの具材を選び、量り売りで料金を支払い、スープと麺とともにいただくスタイルの麻辣燙の店舗が特に大陸の若者の生活に溶け込んでいるのだ。
そのファストフードとしての麻辣燙を日本に輸入し、日本の麺類ブームに乗せようとした草分け的お店が「七宝 麻辣湯(チーパオ マーラータン)」である。プロデュースは「ラーメン王」として知られるラーメン評論家の石神秀幸氏。一店舗目の土地として選ばれたのは、新たな文化を受け入れる若者の町、渋谷だった。
本場中国のファストフードとしての麻辣燙のスタイルはそのままに、豚や鶏を丹念に煮込んだスープに30種以上の薬膳スパイスを組み合わせた美味しいヘルシーフードとして昇華させたもの。また辛さは、0辛~10辛の間から選ぶことができる。
辛さ0のダブルベースの薬膳春雨としてもいただくことができるため、辛みが苦手な方でも十二分に楽しむことができるが、「辛いはうまい」をコンセプトに掲げるこのお店、辛さに自信のある方にこそよりおすすめしたい。次の大ブームグルメとなってもおかしくない勢いのある麻辣湯。その先駆けとなるであろうお店、要チェックだ。
住所: 東京都渋谷区桜丘町15-18 北沢ビル 1F
アクセス: JR山手線・埼京線 渋谷駅南口 徒歩3分
営業時間: 11:30-22:30(L.O. 22:00)
定休日: 年中無休
[昼]1000-2000円/[夜]1000-2000円
まとめ
以上、渋谷エリアでおすすめの中華料理のお店を11店舗に厳選してご紹介した。カレーやラーメンなど、さまざまなジャンルで激戦区と呼ばれる渋谷だが、中華もその例にもれず口コミサイト高評価店ばかり。今回紹介したお店は食べログでも評価されているお店であり、大きく外れることはないだろう。この記事を参考に、好みの味の店を探し出していただけたら、なによりである。