駅近ラーメン充
東京で話題をさらった名店、ここでしか味わえない変わり種など、さまざまなラーメンが駅近エリアにぎゅっと集結。
この記事では、川越駅エリアから、高評価のラーメンを8店、厳選してご紹介。
①麺屋東京かとむら
しょうゆベースの油そば
ラーメンをご紹介!と言いつつ初っ端から油そばですいません。ラーメンとは異なる独自の文化を築き、いまや専門店が関東中にある油そば。
油そばはスープのないラーメンとも称され、東京発祥とされている。どんぶりの底に入ったごま油などの油に、醤油ベースのタレを絡め、その上からさらにお酢やラー油などをかけて食べる。
麺は無添加にこだわり、タレと具材に絡む絶妙なちぢれ具合を研究したかとむら特注麺。チャーシューは信州吟醸豚を丸2日以上じっくり煮込んで柔らかく仕込み、旨味が凝縮されている。こちらの麺とチャーシューによく絡むのが、信州吟醸豚の煮ダレをベースに、信州産の野菜と果物を加えてさらに煮詰めたかとむら秘伝の特製ダレ。マヨネーズほかフレーバーオイルが無料で色々試せるのも嬉しい。ガーリックオイル、オリーブオイル、バターオイルと定番マヨネーズで自在に味変を。
②麺匠 清兵衛
魚介の出汁ラーメン
川越駅西口からすぐ、駅から1分という好立地に店を構える「清兵衛(せいべえ)」。魚介ベースのとりそばが人気だ。
看板にはラーメンのスープに使用されている魚の種類が書いてある。天然ヒラメ、のどぐろ、天然鯛、帆立貝柱、そして本日のアラ。豪華な面々が名を連ねる。
スープは濃厚と淡麗を選べるが、一番人気は「特選淡麗とりそば」。あっさりな味わいのなかに魚介の旨味が活きている。ややウェーブのかかった中細つるしこ多加水麺は、喉越しよく、スルスル入っていく。チャーシューは豚バラチャーシューとももの鷄チャーシュー。軟骨の入った鷄つくね、海苔、タケノコ、半熟煮卵、白葱に三つ葉。和だしの味わいをとくとご堪能あれ。
③三ツ矢堂製麺 川越店
素材にこだわり
川越駅から徒歩5分、栄屋商店川越ビルにあるつけ麺、ラーメンの店。
日本国内で流通している小麦粉は1000種類以上あるという。三ツ矢堂製麺は何百回もの試行の末、常識をくつがえす「国内産 特級菓子用粉」を採用。喉越しがよく、弾力のある食感に、特級小麦本来の甘みと香ばしさが特徴だ。完全自店製麺を最高の状態で提供する。
上品な甘さと酸味のたれ、野菜とトンコツをじっくり煮込み、独自の工夫でしっかりと魚介や乾物の旨味を加えたコクのあるスープ。こだわり抜いた特製麺とよくからむ、こちらもこだわりが詰まったものだ。ゆずの香りが女性にも人気。
品数豊富で、期間限定のメニューもあるのでリピート率も高い。
④麺や 彩~iro~
コーチンが滲み出た旨さ
透き通ったスープに旨味がしみ出た一杯。おすすめは塩そば。まずはスープを一口。名古屋コーチンの旨味が詰まっている。あっさりな味付けのなかに名古屋コーチンの旨味が効いている。麺はしなやかな細ストレート麺、トッピングの低温レアチャーシューは塩とハーブのみで味付けされたもので厚みもあり肉肉しい。味玉は濃い目の味付けでアクセントになっている。
醤油そば 850円。煮干や魚介も感じられる。極細ストレートの低加水麺によく絡む。精白度が高い小麦を使用した三河屋製麺製。
⑤まぐろラーメン大門
マグロのラーメン?
まぐろラーメン?そんなものがあるのか。そう、このお店のスープは本マグロの頭をカットし、一度焼いてから大量に使用。さらに日高こんぶ、かつお、さばぶし、煮干しを使用した魚介の深みに、豚骨スープのパンチを合わせた一杯。
よそでは味わったことがない味になっている。豚骨スープがマグロスープの臭みを上手く消している。麺は丸太、ストレート、多加水麺。具材は海苔、葱、支那竹、チャーシュー。こちらのチャーシャーはしっかりと焦げ目が着くほど焙られていて、そして結構な厚みがある。
[日曜]11:00-14:00
[大晦日]11:00-18:00
⑥らーめん五葉 川越店
川越で家系
クレアモールの程近くにある家系らーめんの店。近くを通れば「あの」スープの匂いが漂う。
「五葉ラーメン 豚シャリ小 味玉アウトレット」1090円。五葉ラーメンの大定番。豚飯が¥200以下、訳あり味玉が¥50はかなりコスパ良し。これぞ家系というビジュアルがそそる。
スープは家系ど真ん中。豚骨醤油のパンチは感じつつも濃すぎない。ほどよい味の濃さで旨い。弾力のあるプリっとした、やや縮れた中太麺。ここでも家系ファンを裏切らない。
トッピングは海苔5枚に焼豚2枚、味玉が半分、ほうれん草。価格に対してボリュームのあるトッピングだ。焼豚も柔らかくて食べやすい。
豚シャリは、ラーメンと同じ焼豚に、ごま油とニンニク醤油の味濃いめの丼。これが麺とともに進む。
⑦川越大勝軒
ワンタン麺を啜るなら
本川越駅から徒歩1分ほど、新富町にあるラーメンとつけ麺の店。
永福町系といえば、ワンタン麺、1.5 玉1,000円。系列らしく銀のトレイに30㎝ほどの巨大丼ぶりと大きなレンゲ。メンマ、海苔、ワンタン、ハーフ玉子、ねぎ。チャーシュー。スープはラードがしっかりと入っている。煮干し、節も効いているが、苦みは感じられない。
豚骨などの動物系の出汁もしっかりと下支えしている。醤油ダレは思った以上に効いており、煮干し・節の香りは良くまとまっている。
麺は少しだけちぢれが入った中細麺。柔らかめな食感、ツルツルとした舌触りはさすがだ。ワンタンは皮のツルツル食感を楽しむタイプ。
⑧頑者 アンダーグラウンドラーメン 川越駅店
アングラ志向のあなたに
「頑者」店主の大橋英貴氏は、両親が経営する製麺所「ひかり食品」の長男として育ち、幼少の頃から製麺に携わってきた。その幼少の頃からの経験を生かした極太ストレート麺は、「頑者」開店直後から評判を呼び、瞬く間に関東一円に広がりブームを巻き起こした。讃岐うどんのようなモッチリ感と生パスタのアルデンテのような食感を独自の手法により両立させた麺は、店主自らが毎朝作り続ける。
「濃厚ながらサラッとしていてキレがある」が「頑者」のスープ。このスープは、10時間以上煮込んだ鶏ガラと豚骨ベースの動物系スープと、煮干し・鰹などの魚系スープを混ぜ合わせるWスープになっている。このスープが濃厚ながらしつこく感じないのは、魚系スープの風味が引き立つようにアレンジされているため。
今ではつけめんに当然のように投入されている「魚粉」だが、具材として初めて使用したのは「頑者」だ。一口、また一口、ああまた次も、とクセになる味わいをこの魚粉が醸し出す。