横浜の人気おすすめスイーツ11選

アイス、生チョコ日本発祥の地
横浜港の開港から160年以上が経った今もなお、海辺の街並みには異国情緒が漂う。外国人で賑わったこの街には、「横浜発祥」のグルメが数多くある。パン、アイスクリーム、生チョコレートなど、様々なスイーツがここ横浜に伝わった。
老若男女がデート、レジャー、ディナーに集う街となった現在も、横浜のスイーツは日本に誇る食文化のひとつだ。そんなエキゾチックな文化をもつ横浜の絶品・名物スイーツを厳選して紹介する。
横浜人気おすすめスイーツ11選
①霧笛楼(むてきろう)
老舗フレンチのカフェタイム
大佛次郎の小説「霧笛」の舞台となった元町百段坂のふもとに立地することから命名された「霧笛楼(むてきろう)」。元町らしい白亜の外装の美しさも注目だ。
レストランは横浜でも指折りのフレンチの名店だが、ここではケーキ菓子がハマっ子に大人気のカフェを紹介する。レストランに隣接するカフェは、元町マダムに愛される、落ち着いた雰囲気が魅力である。お得なケーキセットがおすすめだ。
ハニーロールや元町プリンなどの定番メニューは、シンプルで甘すぎない大人のスイーツ。カフェを出たところにある洋菓子店では、様々な本格スイーツを販売している。なかでも、横浜元町発祥の煉瓦に見立てたチョコレート菓子、その名も「横濱煉瓦」は驚くような美味しさだ。
焼き立てチョコレートケーキにクルミソースを染み込ませておいしさの層を実現。リンゴとブランデーがほのかに香る、シンプルだが奥深いチョコレートケーキだ。
住所: 神奈川県横浜市中区元町2-96
アクセス: 元町・中華街駅から徒歩3分
営業時間: 11:00-19:00
定休日: 不定休
②バニラビーンズ
専門店のチョコレート
バニラビーンズは2000年創業のチョコレート専門店で、横浜スイーツのニューウェーブだ。こだわりのチョコレート菓子、フェアトレードチョコレートなどのインターネット販売を展開し人気を博している。
ここで紹介するのはカフェ座席もある店舗だ。みなとみらい線「馬車道駅」から万国橋の方へ歩いて3分。モダンなレンガ作りで雰囲気のあるお店がバニラビーンズみなとみらい本店だ。スタイリッシュな店内では、ショップ、カフェ、工房見学の3つの楽しさが満喫できる。
ショコラトリーでは定番のチョコレートドリンクは、外資系の有名ブランドも顔負けの本格濃厚ショコラッペが絶品。豪勢なショコラタイムを満喫したいなら、「バニラビーンズフォンダンショコラ」で間違いなし。
色あざやかなフランボワーズとピスタチオの上に、温かなフォンダンショコラ。さらに冷たいノンホモバニラアイスをトッピングした一品。フォンダンショコラのとろける口どけに、ミルキーで風味の良いなめらかなアイスが絶妙な味わいでたまらない。
住所: 神奈川県横浜市中区海岸通5-25-2 シャレール海岸通 1F
アクセス: みなとみらい線「馬車道」駅(4番出口)から徒歩4分
営業時間: 11:00-19:00(L.O.18:00)
定休日: 水曜
③ガトーよこはま
「伝説」と称されるチーズケーキ
京急線「神奈川駅」から海へ海へと歩いていくと、でかでかと「伝説のチーズケーキ」と書かれた看板が見える。店内にはイートインできるカフェも併設しており、ゆっくりと食事を楽しむことができる。テラス席もあり、天気の良い日には水の流れを目にしながら優雅な時間を過ごすことができる。
大評判のチーズケーキは、厳選素材の魅力を最大限に引き出した上質な味わい。極上クリームチーズにこだわり卵、フレッシュ生クリームを惜しみなく使って焼き上げている。
濃厚でずっしりとしたタイプで、ブレンドコーヒーとの相性もバッチリだ。自慢のチーズケーキとコーヒーで優雅なスイーツタイムを堪能してほしい。
住所: 神奈川県横浜市神奈川区栄町89-19
アクセス: 京浜急行神奈川駅下車 徒歩13分
営業時間: 9:30-18:00
定休日: 年中無休
④bills 横浜赤レンガ倉庫(ビルズ)
世界一の朝食
横浜が誇る歴史的建造物、赤レンガ倉庫には飲食店も充実していることはあまり知られていない。厳選されたカフェやレストランがひしめくなか、堂々たるパンケーキ屋の名店がこのbills(ビルズ)だ。
オーストラリアの料理人、ビルグレンジャー氏が手がけるパンケーキやスクランブルエッグはオーストラリア発。ハリウッドセレブに愛されるシンプルで独創的なメニューを、ここ横浜の地で楽しめる。
生地の中にリコッタチーズを練りこんだリコッタパンケーキは、巷で「世界一の朝食」と称されている。フワフワの食感、ハニーコームバターの甘さとバナナの組み合わせはbillsならではだ。
ナイフを入れた瞬間の香りも感動的。生地の密度やしっとり感、甘さ、塩気など、全体のバランスが絶妙。世界一美しい港町で、世界一上質な朝食を楽しんでみては。
住所: 神奈川県横浜市中区新港1-1-2 横浜赤レンガ倉庫2号館 1F
アクセス: みなとみらい線「馬車道」駅下車 徒歩8分
営業時間:
[月曜-木曜]9:00-22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30)
[金曜・祝前日]9:00-23:00(L.O. 料理22:00 ドリンク22:30)
[土曜]8:00-23:00(L.O. 料理22:00 ドリンク22:30)
[日曜・祝日]8:00-22:00(L.O. 料理21:00 ドリンク21:30)
定休日: 不定休
⑤J.S. PANCAKE CAFE
正統おしゃパンケーキ
みなとみらい駅直通、若者が集う横浜トレンドの中心、マークイズ。その1階に店を構える「イマドキ」文化の大家とも言えるど直球パンケーキのお店である。
J.S.パンケーキはアパレルブランドJournal Standardが手がけるカフェで、洗練された内観も大きな魅力だ。
看板メニューの「フルーツいっぱいのリコッタパンケーキ」は、見た目にも鮮やかなフルーツトッピングたっぷり。イチゴやブルーベリーをたっぷり使用し、まるごと1本のバナナで大満足な1皿に。
食事系のミールパンケーキもあり、「USサーロインステーキ&フライドエッグのパンケーキ」や「熟成ベーコンとソーセージ&フライドエッグのパンケーキ」など、男性にも嬉しい食べ応え抜群のミールプレートを用意している。
子連れも多い施設なので、ベビーカーの預かりやベビーチェア、キッズメニューの用意があるなど親子で行きやすいのも人気の秘密だ。駅チカで話題のパンケーキを感じるならココ。
住所: 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 MARK IS みなとみらい 1F
アクセス: みなとみらい線「みなとみらい」駅直結
営業時間:
[月曜-日曜]10:00-20:00
[祝日・祝前日]10:00-21:00
定休日: 施設に準ずる
⑥ウエスト ベイカフェ ヨコハマ
オールドスタイルの「ホットケーキ」
横浜駅すぐの高島屋にある、落ち着いてスイーツを楽しめるお店が、ウエスト ベイカフェ。昭和22年銀座にオープンしたレストラン「ウエスト」を源流とする老舗だ。
当初は船旅全盛時代の郵船よりシェフを招いて、街でコーヒー一杯10円の当時、コース1,000円の料理を出していた。しかし開店後わずか半年余りで施行された都条例により「75円以上のメニュー」が禁止されたため、やむなく製菓部門のみを残し、喫茶に転身。
ウエストはただ高いコーヒーを飲ませる店ではなく、「文化人」の集う場所としても知られる様になった。そんな「銀ブラ」の流れを汲む本格派の喫茶が出すホットケーキは、いかに。
絵本「ぐりとぐら」のカステラを彷彿とさせる大きさ。バターも、ペラペラの薄切りではなく、温かいホットケーキの上で存在感を放つ厚み。綺麗に焼かれた卵感たっぷりの伝統のケーキ、ご賞味あれ。
住所: 神奈川県横浜市西区南幸1-6-31 横浜タカシマヤ 3F
アクセス: 各線「横浜」駅西口から徒歩1分
営業時間: 10:00-20:00
定休日: 不定休(横浜タカシマヤに準ずる)
⑦オスロコーヒー
北欧の風 感じるスイーツ
北欧らしいシックな内装でゆったりとコーヒーを楽しめる人気のカフェ、「オスロコーヒー」。ハンドドリップで抽出したスペシャルティコーヒーも人気の秘密だ。
「キング」と「クイーン」の2種類があり、「焙煎度合い」によって個性の違う2つの味を楽しめる。「キング」は甘味・コク味とほどよい苦みを味わえる深煎りの舌触り滑らかな味わい。「クイーン」はフルーティー、フローラルな香りと優しい酸味が特徴だ。どちらもハンドドリップで丁寧に淹れてくれる。
さて、そんなコーヒーにもぴったりの北欧スイーツがスウェーデンの伝統菓子、「セムラ」だ。中身がくり抜かれたカルダモン味の甘いパンの中にアーモンドペーストと牛乳を混ぜ合わせたものが入れられ、その上にホイップクリームが加えられる。オレンジリキュールが香るブリオッシュパンがオスロコーヒーの特色。ぜひトライしてみては。
住所: 神奈川県横浜市西区南幸1-4 ダイヤ・キッチン B1F
アクセス: JR横浜駅直結
営業時間: 8:00-22:00(L.O. 21:30)
定休日: 不定休(施設に準ずる)
⑧パティスリー シュクレ
地元で愛される和栗モンブラン
住宅街エリアにある、正統派モンブランが評判高いケーキ屋。赤地に金文字の看板がおしゃれな店構えだ。ちなみに、「SUCRE(シュクレ)」はフランス語で砂糖の意味。
話題のモンブランは、ベースの抹茶ガレットの苦味が大人の味を演出。和栗の甘さ、クリームの甘さ、カスタードの甘さに続いて、抹茶の苦味で締まりが効いている。宮崎産の栗、アーモンドプードルの香り高い、素材の味が生きたケーキだ。
お店オリジナルのスイーツ「スノーボール」は、文字通り雪のような見た目のクッキー。アーモンド味のボール型クッキーに粉砂糖をまぶしているが、見た目ほど甘くないのが特徴だ。アーモンドとくるみがアクセントの、上品な味わい。
住所: 神奈川県横浜市都筑区仲町台1-30-13 ノースキルズ仲町台102
アクセス: 市営地下鉄仲町台から徒歩3分
営業時間: 10:00-19:00
定休日: 水曜
⑨ラ セゾン
駅チカ喫茶のレトロなスイーツ
横浜駅の地下街にはアパレル、グルメがぎっしりと立ち並ぶ。賑わう地下通路に佇むレトロな空気の喫茶店がラ セゾン。セゾンはフランス語でシーズン、季節のこと。スイーツ、カフェがフランス語を使いがちなのは気のせいか。
モーニングの営業もある昔ながらの喫茶店という印象。喫茶店というより、パーラーのような、駅前の商店街にあるような懐かしい感じがする。
出てくるショートケーキやパフェは教科書通りのクラシックな味、見た目。ごくシンプルなモンブランも、ホッとできる3時のおやつ。お得なケーキセットや選べるデザートプレートも用意。もちろん、喫茶店なのでコーヒーの味も格別。「スイーツにはおいしいコーヒーだね」、そんなあなたにオススメ。
住所: 神奈川県横浜市西区南幸1-4 ダイヤ・キッチン
アクセス: 横浜駅から徒歩3分
営業時間: 8:00-22:00
定休日: 年中無休
⑩リトル セーマン
通路に面したスイーツの隠れ名店
そごうの脇にある通路に店を構えるカフェ。横浜駅からみなとみらいへ続く道、「はまみらいウォーク」にほど近いので、散歩の寄り道にもおすすめ。クレープやパフェ、ソフトクリームといったスイーツを取り揃えている。
クレープは500円以下~とお手頃で、シンプルなものからフルーツをふんだんに使った豪勢なクレープまで用意している。期間限定メニューには要注目だ。
シャインマスカットパフェも旬のフルーツをたっぷり使った期間限定メニューだ。皮ごと食べられるマスカットをぎっしり詰め、生クリームとブルーベリーをトッピング。カップの中にはソフトクリームやバニラアイスクリーム、生クリーム、ブルーベリーソース、ぶどうのジュレが入っておりさまざまな食感を楽しめる。
イチゴやマンゴーを楽しめるフェアもあるので、訪れる度に新しいスイーツに出会うことができる。
住所: 神奈川県横浜市西区高島2-19-12 スカイビル B1F
アクセス: 横浜駅から徒歩3分
営業時間: 9:00-19:00(L.O. 料理18:45)
定休日: 元日
⑪ありあけ本館 ハーバーズムーン
あの「ハーバー」のカフェ
「ありあけのハーバー」といえば、CMのメロディーとともに、ハマっ子にはおなじみだ。横浜で産声をあげて60年あまりの、マロンクリームをカステラ生地で包んだ焼菓子だ。
その形状は波止場(ハーバー)に到着する船の形を模したもの。薄くソフトなカステラ生地に刻んだ栗と栗餡をやさしく包み込み、しっとりとした食感とお口に広がるマロンの味わいが絶妙。
船と港町横浜を愛してやまない柳原良平画伯でお馴染のオリジナルパッケージも有名だ。船のイラストは、“クイーン・メリー2”。2009年3月、横浜港に初入港した客船。
そんな横浜を代表する銘菓をカフェでいただけるのがこのありあけ本館。港町のど真ん中、日本大通りを抜けて、本物の横浜を感じてみては。
住所: 神奈川県横浜市中区日本大通36 シティタワー横濱 1F
アクセス: みなとみらい線「日本大通り」駅 3番出口より徒歩3分
みなとみらい線「元町・中華街」駅 3番出口より徒歩8分
営業時間: 11:00-20:00
定休日: 年中無休