心斎橋の特徴とお好み焼き店を探す際のポイント
心斎橋は大阪ミナミの繁華街で、南北の地下鉄御堂筋線と東西の長堀鶴見緑地線が乗り入れている。また、西の方に少し歩けば、四つ橋線の四ツ橋駅とも近い距離にある。この辺りは、専門店や百貨店、高級ブランド店などが集まる繁華街だ。
その中心となるのが、御堂筋を一本東に入った心斎橋筋商店街だ。ここから、南に向かって歩くと、グリコサインや、かに道楽の看板が見えてくる。ここが、かの有名な道頓堀の戎橋(えびすばし)だ。そのまま、さらに南に歩くと、なんば駅にたどり着く。
そんな大阪には色々な食べ物がある。串カツなども人気だが、外せないのが粉もんだ。代表格はたこ焼きだが、お好み焼きもおすすめだ。なんといっても食い倒れの街大阪ならではの人気のお好み焼き店もたくさんある。ソースやかつお節、中に入れる具材によっても個性豊かだ。また、がっつり食べたいときのおすすめはモダン焼きだ。大阪ならではのダブルやトリプルなども人気がある。
お好み焼きはボリュームがあるので、仲間みんなで切り分けて食べるとおいしさも倍増だ。高級ブランドとお好み焼きの両方が似合う街、それが大阪ミナミの心斎橋界隈だ。
心斎橋の人気おすすめお好み焼き店 15選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
価格帯 | 個室 |
① 翁 | 2000-3000円 | 無し |
② 花華 | 1000-2000円 | 無し |
③ たこ八 道頓堀総本店 | 2000-3000円 | 無し |
④ しんか | 3000-4000円 | 無し |
⑤ 本家 大たこ | 1000-2000円 | 有り |
⑥ ひまわり | 6000-8000円 | 無し |
⑦ とんべえ | 1000-2000円 | 無し |
⑧ 法善寺 三平 | 2000-3000円 | 無し |
⑨ お好み焼だん | 3000-4000円 | 無し |
⑩ 法善寺横丁 やき然 | 1000-2000円 | 無し |
⑪ 美津の | 2000-3000円 | 無し |
⑫ おかる | 1000-2000円 | 無し |
⑬ 味乃家 | 2000-3000円 | 無し |
⑭ 鉄板焼き Oribe | 6000-8000円 | 無し |
⑮ 時分時 | 6000-8000円 | 無し |
① 翁
老舗の和菓子屋が作るお好み焼き
50年を超える歴史がある老舗和菓子屋「翁」では、アットホームな雰囲気の中で楽しむお好み焼きに、なぜか懐かしさを感じるという人も多いだろう。お好み焼きに使う餅は店でついているというこだわりもユニークだ。フラっと立ち寄り気軽に座ったならば、気さくな店主が焼くお好み焼きに郷愁を覚えるのもいいだろう。そんな雰囲気が好きなら、ぜひ、訪れてみて欲しい。
お好み焼きはなかなかの本格派だ。ステーキカバーを使ってじっくりと蒸し焼きにするため、仕上がりはふっくらと柔らかになる。ボリューム満点なので、数人でシェアするのも楽しいだろう。フワフワとした生地には山芋が入っているので味わいも格別だ。定番の「ミックス玉」のほか、「イタリアン」などの変わったメニューがあるのも楽しい。
住所: 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-15-20
個室:無し
② 花華
有名人御用達の絶品お好み焼き
多くの有名人が訪れている人気のお好み焼き店「花華」は、安くて旨くてボリューム満点のお好み焼きが人気だ。こだわりの生地が使われているため、表面のカリッとした食感とフワッとした中身のクセになる味わいを楽しむことができる。たっぷりかけられたソースとの相性も抜群だ。
人気のメニューは「豚玉モダン焼き」(780円)だ。大きさはもちろん、厚さもかなりボリュームとなっている。カリッと焼けたそばがフワフワの生地によく合う逸品だ。モダン焼きには「えび玉モダン焼き」(830円)や「たこ玉モダン焼き」(880円)など、さまざまな種類があるので好みでオーダーしてほしい。「豚ねぎ焼きモダン」(1,030円)などの、ねぎ焼き系メニューもおすすめ。
住所: 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-13-6
金曜、土曜は、11:00-26:00
個室:無し
③ たこ八 道頓堀総本店
人数に応じて楽しめる伝統のお好み焼き
昭和54年創業の「たこ八」では、お好み焼きの激戦区で愛され続けてきた伝統の味を楽しめる。店内は3階建てになっており、1階の立ちカウンターならば、ひとりでも気軽に立ち寄ることができる。2階はカウンター席、3階はテーブル席となっているので、人数に合わせてゆっくりとお好み焼きを味わえるのも人気の秘密だ。
大阪名物のお好み焼きを豪快に楽しむなら「豚玉ダブル」(1,250円)がおすすめ。通常の豚玉と比較して豚肉の量が倍になっている。豚とエビのダブルにイカも加わった「道頓堀焼き」(1,650円)もボリューム満点。もちろん、「たこ焼き」(5個入り390円)も大人気となっている。醤油生地には秘伝の出汁を使用、店名に恥じない大きなタコ、生姜、天かす、ねぎをたっぷりと加えて、ふんわりこんがりと焼き上げている。
住所: 大阪府大阪市中央区道頓堀1-5-10
2F、3Fは、11:30-23:00
個室:無し
④ しんか
山芋たっぷりの分厚いお好み焼き
落ち着いた和食店という風情がある「しんか」は、厳選した肉や野菜を提供している鉄板焼き専門店だ。高級肉のステーキなどと合わせて、お好み焼きを楽しむこともできる。店内はカウンター席が10席のみだが、酒を片手にゆっくりとお好み焼きを楽しみたいというときにはおすすめ。
山芋が入った生地にたっぷりの具材を入れて焼き上げるお好み焼きは分厚く、食べ応えは十分だ。ステーキカバーを使ってしっかりと蒸し焼きにするあたりは、さすが鉄板焼き専門店といったところ。お好み焼きの種類も豊富で、定番の「豚玉」(800円)のほか、「和牛スジコンねぎ焼き」(1,250円)、「幻ミスジの牛玉」(1,800円)なども揃う。それぞれに150円を追加すればモダン焼きにしてくれる。
住所: 大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-7-11 日宝ロイヤルビル
月曜-土曜は、18:00-24:00
個室:無し
⑤ 本家 大たこ
具材の大きなお好み焼きが特徴
生地にこだわるだけではなく、ソースも独自にブレンドしたものを使っている「本家大たこ」では、大阪ならではの本格的なお好み焼きを楽しむことができる。大きなサイズのエビや、豪快にカットされたイカなどの具材も特長だ。手軽にお好み焼きを味わうなら「豚玉」(750円)がおすすめだが、豚、イカ、エビが入った具だくさんの「ミックス玉」(1,070円)も試してみて欲しい。
清潔感のある明るい店内には、幅広い年齢層が集まってくる。和風の個室も用意されているので、お好み焼きを囲みながらの女子会も楽しいだろう。「デラックス玉」(1,310円)をオーダーしてシェアするという手もある。お好み焼き以外にも、「豚焼きそば」(750円)や「豚平焼」(650円)など、酒が進む鉄板焼き料理も各種揃っているので、飲み会も盛り上がるだろう。
住所: 大阪府大阪市中央区難波1-1-6
個室:有り
⑥ ひまわり
人気No.1メニューのミックスモダンがおすすめ
居心地の良い空間で、静かにお好み焼きを楽しむことができる「ひまわり」。店内は広めで、有名人のサインも数多く飾られている。主にステーキや海鮮焼きを提供している鉄板焼き店だが、お好み焼きのレベルも高い。
人気のお好み焼きは「ミックスモダン」(1,200)だ。フワフワな生地の食感と使われている出汁の絶妙な組み合わせは、鉄板焼き屋の真骨頂といったところ。なお、「ミックスモダン」は「ミックス玉」(1,100円)に200円を追加してモダン焼きにしたメニューだが、ミックス焼きに限らず、200円を追加すれば全てモダン焼きにしてくれる。スタンダードな「豚玉」(780円)や「ねぎ焼き」(950円)を注文して、モダン焼きにするのもいいだろう。鉄板焼きメニューでは「豚足」(700円)や「ひまわりステーキ」(2,800円)が人気。
住所: 大阪府大阪市中央区東心斎橋1-19-5 ウイステリア心斎橋 2F
個室:無し
⑦ とんべえ
国籍を問わず人気のお好み焼き
外国人観光客の姿も多い「とんべえ」では、昔ながらのテーブルで鉄板焼きを楽しむことができる。英語だけではなく、韓国語と中国語のメニューも用意してあるのだから、お好み焼きも国際的な料理になったといえるのではないだろうか。時間帯によっては行列もできるほどの人気店だが、予約は受け付けていないので注意しよう。
複数の調味料を独自に配合した生地で作る絶品お好み焼きは、並んででも味わう価値はあるだろう。秘伝の出汁は10時間も煮込んで仕上げている。スタンダードな「ぶたたま」でもボリューム満点だが、これが720円で楽しめるのだから人気が出るのも納得だ。そばかうどんを選べるモダン焼きは「ぶたもだん」(880円)など数種が揃えられている。「ぶた・チーズ玉」(930円)や「ミックス」(1,090円)も人気だ。
住所: 大阪府大阪市中央区難波1-6-16 2F
日曜は、11:00-21:45
個室:無し
⑧ 法善寺 三平
30分以上の待ち時間は当たり前の人気店
全26席の店内は決して広くはないが、落ち着いて本場のお好み焼きを味わうことができる。行列ができることも珍しくないので、「法善寺三平」を利用するなら、予定よりも少し早めに訪れた方がいいだろう。お好み焼き激戦区にあり、入店までに30分以上の待ち時間が発生するのが日常茶飯事となっている。
お好み焼きは生地にトッピングを選ぶスタイル。人気の組み合わせは「すじ・ねぎ・こんにゃく」(1,200円)だ。じっくりと柔らかくなるまで煮込まれたすじと、豪快にのせられたネギのお好み焼きは、存分に本場大阪の味を楽しむことができる。決め手は甘口のオリジナルソースだ。もちろん、定番の「ぶた玉」(700円)や、ぶた、いか、エビが入った「ミックス玉」(1,400円)も用意されている。
住所: 大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-9 バイオストリート横丁ビル1F
土曜、日曜、祝日は、11:30-15:30、17:00-23:00
個室:無し
⑨ お好み焼だん
午前4時までお好み焼きが楽しめる老舗
入りづらい雰囲気の雑居ビルにあるが店内は明るく窮屈な思いをすることがない。そんな風情がある老舗の「だん」では、ふわふわした食感が特長のお好み焼きを味わうことができる。カウンター席に座り、お好み焼きをつまみにチョイ飲みを楽しむのもおすすめだ。酒は缶チューハイをグラスに入れて提供するという独特のスタイル。
「だん」のお好み焼きは、とにかく生地が命だ。ふわふわと柔らかく食べやすいので、何度でも足を運びたくなるだろう。「豚玉」のほかに、「豚焼きそばねぎかけ」や、牛肉、大海老、貝柱、タコが入った「スペシャル」などもメニューに並んでいる。翌4時まで営業しているので、深夜にお好み焼きと酒が飲みたくなったときにも重宝する店だ。
住所:大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-3-12 喜八ビル 3F
祝日は、17:00-21:00
個室:無し
⑩ 法善寺横丁 やき然
懐かしさを感じる店でモダン焼きを味わう
法善寺横丁の「やき然」は、懐かしさを感じる佇まいの外観が特徴の人気の鉄板焼き店だ。1階はカウンター席になっているので、ひとりでゆっくりとお好み焼きを味わうことも可能だ。和風のくつろげる店内で、本場大阪のお好み焼きを存分に楽しんで欲しい。
自慢の逸品にして名物の「モダン焼き」(1,150円)は、迷わず注文したいメニューだ。生地は独自にブレンドした粉を使用、そこに秘伝のソースが絡めば、ここでしか味わえない絶妙な美味しさになる。具材には定番の豚、イカ、そばを使っている。食材にもこだわり、仕入れは毎朝行っている。このほか、牛すじが入った「ねぎ焼」(1,250円)や、豚、イカ、エビ、ホタテ、油かすが入った贅沢な「法善寺焼」(1,750円)などもおすすめ。
住所: 大阪府大阪市中央区難波1-1
土曜、日曜、祝日は、12:00-22:30
個室:無し
⑪ 美津の
ミシュランビブグルマンのお好み焼き
「美津の」では、鉄板を囲みながら、目の前で焼かれるお好み焼きを楽しむことができる。ミシュランに掲載されているため、行列は終日絶えることがない。休日ともなれば、1時間待ちは当たり前となるので、時間に余裕があるなら、ピーク時は避けた方がいいだろう。なお、2階にはテーブル席があるので、人数を気にする必要はない。
頼むべき一品は、小麦を全く使わず山芋のツナギだけで仕上げている「山芋焼き」(1,620円)だ。豚バラ、豚ロース、貝柱、エビなどの具材が、100%山芋を使った生地に溶け込んで絶妙な美味しさを作り出している。熟練の腕を持つ店員が最後まで目の前で焼いてくれるのも楽しみのひとつ。売れ筋人気第2位の「美津の焼」(1,405円)もおすすめしたい。
住所: 大阪府大阪市中央区道頓堀1-4-15
個室:無し
⑫ おかる
マヨネーズを使って描くイラストが人気
「おかる」の店内は、中央に大きな鉄板があるテーブル席が半個室になっているため、プライベート感のある中で、お好み焼きを楽しむことができる。800円から味わうことができるリーズナブルな本格お好み焼きや、あたたかく迎えてくれる店員などが評判を呼び、昭和21年創業の老舗は、開店直後に行列ができる人気店に成長した。
お好み焼きは王道タイプだ。「豚玉」(800円)や「海老玉」(800円)など定番をリーズナブルに楽しめる。「特上」を選べば、2種類の具材を入れてもらうことも可能だ。具材全部入りの「スペシャル」(1,200円)も人気。完成したお好み焼きにマヨネーズでイラストを描いてくれる「マヨアート」も話題となっている。これを楽しみにして訪れる客も多い。
住所: 大阪府大阪市中央区千日前1-9-19
個室:無し
⑬ 味乃家
焼きにこだわるミシュラン掲載店
親子4代にわたって大阪の味を守り続けている1965年創業の「味乃家」では、徹底的に焼き方にこだわっている。焼きには大きな鉄板を使用、客が見ている前で丁寧に、かつ繊細に仕上げていく。テーブル席の利用でも、店員が焼いて仕上げてくれるので安心だ。さすが、ミシュランビブグルマンの実力といったところか。
人気メニューは、具材がたっぷりの「スペシャルミックスお好み焼き」(2,450円)となっている。卵を3個使っているのでボリュームも満点。ふっくらと焼き上がった卵と、フワフワと軽い生地は、ほかでは味わえない至高の美味しさを体験させてくれるだろう。また、定番メニューの「ネギ焼き」(980円)では、京都の九条ネギと好みの厳選具材を組み合わせて楽しむことができる。
住所: 大阪府大阪市中央区難波1-7-16
土曜、日曜、祝日は、11:30-22:45
個室:無し
⑭ 鉄板焼き Oribe
フランス料理の技法で仕上げるお好み焼き
店名の「Oribe」は織部焼きから取られている。織部焼きの質感や色、そして、「おりべ」という3つの文字の響きが店のイメージに最適だったとシェフの宇崎氏は語る。店のスタイルは鉄板焼きのビストロだが、絶品のお好み焼きを楽しむこともできる。火入れは忠実にフレンチの技法を守っているという独特な作り方だ。
カウンター席に座れば、シェフの見事な手際の良さを目の当たりにすることができるだろう。お好み焼きは定番の「豚玉お好み焼き」が980円、「海鮮ミックスお好み焼き」でも1,460円という利用しやすい価格設定だ。生地はフワッとしていて食べやすい。注文の順番としては、〆にお好み焼きを利用するのがおすすめ。平日でも常に満席という人気店なので予約は忘れずに。
住所: 大阪府大阪市西区新町1-6-18 タカラハウス四ツ橋1F
個室:無し
⑮ 時分時
ワインに合わせて楽しむお好み焼き
居心地の良い温かさ、そして空気。ここでしか過ごせない至高の時間を多くの人が求めてくるが、それゆえに予約は大変に困難である。ぜひ、ハイレベルな鉄板焼き店が作るお好み焼きを体験してほしい。なお、グラスワインは15種類以上を取り揃えているので、絶品鉄板焼きと合わせて楽しむことができる。
お好み焼きには、しっかりとしているが軽くフワッとした感覚も楽しめる生地を使っている。あっさりしたソースに絡めれば、新感覚の美味しさを堪能することができるだろう。「豚玉」や「ミックス玉」などの定番メニューが揃っているので、気軽に注文できるはずだ。お好み焼きのほかには、本格鉄板焼きの「淡路産カイノミステーキ」なども用意されている。これでは、ワインが進むのも無理はないだろう。
住所: 大阪府大阪市中央区南久宝寺町4-5-11 ライオンズマンション御堂本町1F
個室:無し