京都駅の特徴と天ぷら店を探す際のポイント
観光スポットとして有名な京都だが、京都駅周辺には良い意味で予想を裏切ってくれる近代的なビルやテナントが多く存在している。京都駅には京都タワーが見える烏丸口(中央口)と、新幹線や近鉄の改札がある八条口がある。北側に位置する烏丸口が京都市内への玄関になり、京都タワーや京都ヨドバシなどの大型店舗や飲食店が多数ある。駅前地下街のポルタは烏丸口側に位置する。
一方南側に位置する八条口は、京都アバンティやイオンモールKYOTOなどの商用施設がある。もう一つ新幹線で京都に来た場合に出る改札口は、新幹線中央口といい、その正面に近鉄の改札口がある。これらの改札口は南北自由通路という京都駅ビルの2階に位置し、駅ビルの専門店街やジェイアール京都伊勢丹と直結している。
そんな京都駅周辺には、人気グルメも多数あるが少しだけ贅沢をしたいときもあるだろう。そんなときのおすすめは、なんといっても絶品天ぷらだ。おいしい天ぷらを個室で家族だけでくつろいでも食してもよし、老舗料亭の天ぷらに舌鼓を打つもよし、至福のひと時を満喫してはどうだろうか。
京都駅の人気おすすめ天ぷら店 9選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
価格帯 | 個室 |
① 和食 舞 | 3000-4000円 | 有り |
② 有り | 1000-2000円 | 無し |
③ 和・にち | 3000-4000円 | 無し |
④ 麦福 | 3000-4000円 | 無し |
⑤ 田ごと ポルタ店 | 1000-2000円 | 無し |
⑥ 銀座ハゲ天 京都ポルタ店 | 1000-2000円 | 無し |
⑦ がんこ 京都駅ビル店 | 3000-4000円 | 有り |
⑧ 松葉 京都駅店 | 1000-2000円 | 無し |
⑨ 天一 京都伊勢丹店 | 6000-8000円 | 無し |
⑩ 天麩羅 京林泉 | 1万-1万5000円 | 無し |
① 和食 舞
独自ブレンドの生ゴマ油で揚げる至高の天ぷら
京都で静かに天ぷらを楽しみたいときには「舞」を訪れてみてはいかがだろうか。メインのフロアだけではなく、個室から半個室に至るまで和風モダンなデザインを採用しているため、幅広い年齢層に対応できる。ちょっとした飲み会のほか、接待や顔合わせの席などにも使える落ち着きと高級感のある雰囲気もいい。営業時間が長いので、二次会や三次会にも最適だ。
天ぷらは、純正の生ゴマ油などを3種類ブレンドしたという、こだわりの油で揚げられている。「天婦羅盛り合わせ」(1,600円)は、大海老天や野菜天など、7種類の極上天ぷらが盛り合わせになった逸品だ。「舞御膳」(2,480円)を選べば、天ぷらのほかに、温物やちりめんご飯などを楽しむこともできる。
住所: 京都府京都市南区東九条東山王町13 エルイン京都1F
個室:有り
② 和・にち
使い勝手の良さと値段の安さで親しまれている名店
京都駅から木津屋橋通を少し歩いた先の静かな裏路地に「和・にち」はある。清潔感のある店内に入れば、オープンカウンターキッチンと、掘りごたつ席が出迎えてくれる。宴会で利用したいなら2階席へ。そこには、各種宴会に対応できる20席のテーブル席が並んでいる。駅チカで多用途に対応できるという、この利便性の高さも、「和・にち」の人気の理由だ。
京都駅からほど近い隠れ家的な名店「和・にち」で、本格的な天ぷらを手軽に楽しんでみてはいかがだろうか。天ぷらをはじめとする料理の質は極めて高い。刺身や寿司のボリュームも満点だ。これで「おまかせ料理」(3,000円)なのだから、驚くべきコストパフォーマンスの高さである。天ぷらやお造りにコーヒーが付いたランチの「日替わり定食」(1,000円)も驚異的な安さだ。
住所: 京都府京都市下京区東塩小路町600-2
個室:無し
③ 麦福
こだわりが作る至高の天ぷら
気軽に立ち寄れる雰囲気が人を呼び込む「麦福」は、2017年の3月にオープンした比較的新しい店舗だ。ランチでは名物の「大海老天丼」(1,190円)が人気となっている。天ぷらの盛り合わせは「5本盛り」(990円)のほかに、「8本盛り」(1,390円)と「12本盛り」(1,890円)がある。
天ぷらの油には100%の米油だけを使用。サクサクに仕上がるだけではなく、植物ステロールが多いためヘルシーな天ぷらになる。このようなこだわりが天ぷら屋には必要だろう。どんなに食材が良くても、使っている油がダメでは全てが台無しになってしまう。提供された天ぷらを見てみれば、ザルの上でそびえるように立つ海老天に圧倒される。これこそ、こだわりが作り出す至高の作品だ。
住所: 京都府京都市南区東九条西山王町31 京都アバンティB1F
個室:無し
④ 田ごと ポルタ店
田ごとに映る月を見るように安らげる名店
「田ごと」という店名には何か独得な雰囲気を感じるが、「田ごとに映る月の清く素朴な自然の光景」が由来となっている。自然が作り出す幻想的な景色を見て安らぐように、季節の食材を使った自然の美食を提供する、そんな和食の名店だ。落ち着いて食事ができるので、観光客だけではなく、地元の会社員にも人気がある。
サクサクの天ぷらは、定番の「海老」や「かぼちゃ」のほか、「海苔の天ぷら」なども楽しむことができる。本格的な会席料理も提供しているので、京都ならではの食材と雰囲気を堪能することができるだろう。さらに、毎月「京料理を楽しむ日」を2日間開催、京料理がバイキング形式で味わえるサービスを行っている。このバイキングは完全予約制で、料金はひとり3,700円だ。
住所: 京都府京都市下京区東塩小路町902 京都駅前地下街ポルタ内
個室:無し
⑤ 銀座ハゲ天 京都ポルタ店
天ぷらで四季を感じる天ぷらの老舗
昭和3年の創業以来、多くの美食家に親しまれてきた「銀座ハゲ天」の絶品天ぷらは、京都の駅チカでも味わうことができる。天ぷら7品がご飯や赤だしとセットになった「ハゲ天スタンダード」(1,500円)や、豪快な穴子の1本揚げが特長の「江戸前天丼」(1,000円)など、ディナーでも価格は比較的リーズナブルだ。
ハゲ天では、独自にブレンドしたゴマ油で天ぷらを揚げている。衣には卵を贅沢に使用しているので、仕上がりは薄くてサクサクとした食感に。揚げたての天ぷらから感じられる香ばしいゴマ油の香りが、さらに食欲をそそるだろう。季節の食材にこだわっているので、四季折々の天ぷらも楽しめる。天ぷらで季節を感じられるという、日本ならではの食文化に感謝したくなるはずだ。
住所: 京都府京都市下京区東塩小路町902 京都駅前地下街ポルタ
個室:無し
⑥ がんこ 京都駅ビル店
わざわざ通いたい駅チカ優良店
「がんこ」では、日本料理の美しさを愛でるというコンセプトのもとに、上質な和食を提供している。職人が造る本格的な会席料理は、大切な接待や顔合わせの席などでも通用するレベルだ。店内空間やサービスの質も高く、利用していて大変気持ちが良い。京都駅からも近いので、旅行や出張での利用機会も増えるのではないだろうか。いや、ここはあえて利用するべきだろう。
天ぷらのほかに「お造り」や「韃靼そば茶豚しゃぶ」などを楽しむことができるミニ懐石料理は2,980円から。飲み放題付きは5,000から用意されている。極上のサクサク天ぷらと一緒に、好きなだけ酒が楽しめるのだから、頼まない手はないだろう。宴会や歓送迎会にも利用したい。飲み過ぎには、くれぐれもご注意を。
住所: 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル 京都劇場2F
個室:有り
⑦ 松葉 京都駅店
にしんそばの老舗で楽しむ本格天ぷら
京都駅の新幹線コンコース内にある「松葉」は、乗車予定の新幹線が発車するまでの時間などを利用して気軽に入れる和食店だ。文久元年創業という、歴史ある「橋本家にしんそば」の総本家だが、天ぷらを味わうこともできる。ちなみに、名物の「にしんそば」は、鮭ごはんが付いて1,500円だ。蕎麦は、アッサリとして食べやすい出汁で味わえる。
天ぷらを味わうなら「天せいろ」(1,500円)がおすすめ。二八蕎麦に海老、しし唐、カボチャなどの天ぷらが付いたセットだ。定番は蕎麦メニューということになるが、単品で「湯葉天」(450円)や、「海老天」(650円)といった各種天ぷらも用意されているので、楽しみ方の幅が広がるだろう。
住所: 京都府京都市下京区東塩小路高倉町8-3 京都駅2階新幹線コンコース内
個室:無し
⑧ 天一 京都伊勢丹店
特等席で味わう極上の味
天ぷら屋の醍醐味はカウンター席だ。「天一 京都伊勢丹店」では、この天ぷら屋独特の醍醐味をよく理解している。職人が目の前で揚げる天ぷらは、もうそれだけで芸術的なパフォーマンスなのだ。これを観賞するためには特等席が必要となる。「天一」の店内に足を踏み入れれば、朱塗りの大きなカウンター席にニヤリとしてしまうだろう。そう、この店は分かっている。
昭和5年創業、80年以上の歴史を持つ老舗の実力は語るまでもないだろう。何も心配する必要はない。職人が提供してくれる、湯気が立ち上るほどアツアツ天ぷらを黙って口中に入れるだけでいいのだ。それだけで、至福の時間を堪能することができるなお、ランチでは「天丼」を1,890円で楽しむことができる。素材本来の旨みや香り、甘みを存分に味わって欲しい。
住所: 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町901ジェイアール京都伊勢丹 11F
個室:無し
⑨ 天麩羅 京林泉
料亭の直系が作るこだわりの天ぷら
「京林泉」は、老舗の料亭として知られる京大和が運営している天ぷらの専門店だ。シンプルに揚げることにこだわっているのが特長で、旬の素材もふんだんに使って、天ぷらならではの味わいを楽ませてくれる。揚げに使う油は、高級油を独自にブレンドしたものを使用。さらに、つけ塩にはモンゴル塩湖の天然塩を使うという、徹底したこだわりを見せる。この「質の良い頑固さ」が、名店たる所以なのだろう。
職人が見極める最適な温度と揚げのタイミングが、絶品天ぷらには欠かせない要素だが、「京林泉」では、その職人技を目の前で堪能することができる。素材の仕入れ先は、老舗料亭の京大和と同じというから、間違いのない美味しさだ。料亭経営だからできる、旬の素材の旨さを味わって欲しい。
住所: 京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル JR京都駅中央口 ホテルグランヴィア京都3F
個室:無し