高田馬場の特徴とラーメン店を探す際のポイント
高田馬場といえば、まず頭に思い浮かぶのが学生街というイメージだろう。早稲田大学を筆頭に、数多くの大学や予備校が軒を連ねる若者の街である。そして若者が多い街というのは必然的に「安くてうまい店」が栄える街。そう、ここ高田馬場は都内でも有数のラーメン激戦区の街である。
この記事では、うまいラーメン屋がしのぎを削る高田馬場の有名店を一挙にご紹介。学生街のラーメン屋といえば、こってり味の店ばかりかと思えば大間違い。繊細な味が自慢のあっさり塩スープのラーメンから、中華料理の名門店の味まで幅広いラーメンが楽しめる。
記事では、そんな個性あふれるラーメン屋がひしめく高田馬場で、今行くべきおすすめ店を余すことなくラインナップ。飲み会の後に立ち寄りたい店や、デートにぴったりの女子に人気の店など、あらゆるシーンに対応した店を網羅。高田馬場で間違いないラーメン屋探しをする際にはぜひ参考にして、あなたが食べたい一杯を見つけてほしい。
高田馬場の人気おすすめラーメン・つけ麺店15選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
ジャンル |
鶏白湯 | |
魚介豚骨系 | |
鶏白湯 | |
魚介豚骨系 | |
鶏塩そば | |
焼麺 | |
つけ麺 | |
味噌系 | |
蒙古タンメン | |
豚骨系 | |
ローストビーフ | |
油そば | |
つけ麺 | |
ミャンマーヌードル | |
魚介豚骨系 |
鶏白湯 蔭山
オシャレな外観と本格派の味で人気。とろみ鶏白湯スープは絶品!
「鶏白湯 蔭山(かげやま)」は、フカヒレ料理専門店「蔭山」がプロディースする店。こちらのラーメンのコンセプトは、おいしいフカヒレを食べるために開発したスープで作ったラーメンだ。スープは手羽先を8時間炊いて骨のエキスと肉の甘みを抽出。鶏白湯の名前通り、クリーミーでうまみたっぷりの鶏スープが自慢のラーメンである。
看板メニューは「鶏白湯塩そば(880円)」。中太のちぢれ麺の上にはサラダのようにサニーレタスがたっぷり。ほぐした蒸し鶏、卵、レモン、糸唐辛子のトッピングは、いろどりもよく食欲をそそるビジュアル。レモンは途中でしぼって味変にぜひ。見た目も味も、どこをとっても期待を裏切らない一杯。ぜひあなたも一度味わってほしい。
住所:東京都新宿区高田馬場1-4-18
月曜-土曜は11:00-23:00(L.O.22:30)
日曜は11:00-22:30(L.O.22:00)
俺の空
いつでも行列の人気店。店の流儀も俺流ラーメン!
「俺の空」は、看板の肉太の字までもが男らしい高田馬場の名物ラーメン店。注文には流儀があり、1回目の訪問では「掛け豚そば(830円)」を。2回目は「浸け豚そば(830円)」、3回目は「和え豚そば(830円)」を推奨とのこと。
掛け豚そばは、柔らかめの細麺。トッピングはほろほろチャーシューとメンマを和えたもの。麺を食べたらぜひライス(100円)を追加してスープに投入を。刻んだ玉ねぎが入っており、ごはんと一緒に食べるとシャリシャリ食感がクセになること請け合いだ。またこちらは大盛り・特盛無料なのもうれしいサービスである。
豚骨醤油ベースだが、うまみがきいて濃すぎない味。つい最後まで飲み干してしまう看板スープをぜひあなたもご堪能あれ。
住所:東京都新宿区高田馬場4-2-31
鶏そば 三歩一
すっきり上品な鶏そばが人気。限定メニューも充実!
「鶏そば 三歩一(さんぽいち)」は名前通り、鶏だけでとった塩スープが自慢の店。一番人気は「鶏そば(730円)」。具はチャーシュー、白髪ネギに青ネギ、細めのメンマ。麺は細麺のストレートで、さらりとのどを通る食感が心地よいひと品だ。こちらの味変アイテムは柚子胡椒がおすすめ。カウンターでひと声かけると出してくれるのでお忘れなく。ご飯ものなら「とろろご飯(200円)」が合うので、ラーメンだけで足りない時はぜひ追加を。
店は期間限定メニューが豊富なのもうれしいポイントだ。「グリーンカレー鶏そば」や夏の「冷製鶏そば」など、季節メニューがあるので通う楽しみもあり。どれを頼んでもはずれなしのおいしさなので、いろんな味を楽しんでみて。
住所: 東京都新宿区高田馬場2-14-9 明芳ビル1F
渡なべ
有名ラーメンコンサルタントが手がける店は、味もサービスも一級品!
「渡なべ」は、ラーメンコンサルタントの渡辺樹庵氏が経営する店。渡辺氏の店は直営店のほかプロデュース店も多数あるが、そのどれもが話題の店になるという、ラーメン業界では誰もが知る名コンサルタントである。
そんな「渡なべ」だが、外観はまるでオシャレなバーかモダンな和食店のようなたたずまい。店でまず注文してほしいのは王道の「らーめん(830円)」。スープは豚骨魚介だが、豚骨も魚介もどちらの風味もバランスがよく、すっきりした味わいが自慢。
また、うれしいのはどんぶりがアツアツで、味玉もちゃんと温めているところ。そんな細やかな心遣いがさすがの名店。一度来ればファンになること請け合いなので、ぜひリピートして全メニューを制覇して。
住所:東京都新宿区高田馬場2-1-4
鷹流
味は繊細、雰囲気は異国情緒満点のラーメン屋!
「鷹流(たかりゅう)」は、高田馬場と台湾に店舗があるラーメン屋。そのため高田馬場の店も、クーポン券に中国語を使ったり、メニューのヘビ酒やトカゲ酒を店内のディスプレイに使っていたりと、エキゾチックなムードでいっぱいの雰囲気である。
おすすめは「味玉白鶏麺(880円)」。こちらは基本メニュー「白鶏麺(780円)」に烏龍茶煮卵が載ったもの。スープはさっぱりした鶏ガラだが、丁寧にとられたダシはうまみたっぷりで深い味。トッピングにはネギ、水菜、メンマ、鶏チャーシューに百合の花の漬けたもの。烏龍茶の煮卵と百合の花は、台湾では一般的なトッピングとか。また、学生には各種サービスがあるので、行く前は各種サイトをぜひチェックしてみて。
住所:東京都新宿区高田馬場4-17-17 高田馬場プリンスマンション1F
月曜-土曜は11:00-14:30、18:00-22:30(店主が日本にいる場合は25:00まで営業)
日曜、祝日は11:30-16:00、17:00-20:00
焼麺 劔
メディアで紹介多数の「焼麺」は、パリ・サク・モチ食感が自慢!
「焼麺 劔(つるぎ)」の焼麺とは、ゆでた麺を鉄板で焼き、それをスープに入れたオリジナル麺。スープは豚骨とじゃがいもというとろみいっぱいの組み合わせ。こってりマイルドな濃厚スープが、パリパリもちもち麺と相性抜群のひと品である。
こちらの基本メニュー「焼麺」は780円。麺は太麺。焼き方は、かたまりになった麺の半分をカリカリに焼き、半分は蒸されたような状態でどんぶりにイン。カリカリ感強めで食べるのもよし、もっと漬けてフニャフニャ食感を楽しむもよし。ぜひ自分の好きな頃合いを見つけてほしい。また、トッピングにかつお節もあり。こちらは待っている間にすり鉢で擦るよう渡されるが、擦らないほうが食べやすいという意見も。ぜひご参考に。
住所:東京都新宿区高田馬場2-6-10 関ビル1F
つけ麺屋 ひまわり
昔ながらのブレないおいしさ。「またおま」上等のつけ麺!
高田馬場のつけ麺なら「ひまわり」と評判の高い店。スープは魚介豚骨、ラーメン通の間では「またおま系(またお前か系)」と呼ばれるほど王道の味わいだ。辛みのないマイルドな甘さは、誰もが好む味である。
おすすめは「特製つけ麺(1,000円)」。ごろりと一個入った味玉、麺を覆うチャーシューはボリューム満点。チャーシューは少し炙っているのがポイント。コクとうまみがより引き立って、濃厚なつけ汁とも相性バッチリである。またこちらの店でうれしいのが、刻み玉ねぎが入れ放題のところ。つけ汁に大量投入して甘みと食感を楽しんでほしい。
麺は並・中・大いずれも料金が同一なのが、大学生の多い高田馬場ではうれしいサービス。たっぷりだけど味も抜群。がっつりつけ麺を堪能するならぜひ「ひまわり」で。
住所:東京都新宿区高田馬場3-4-16 MKビル1F
月曜-金曜は11:00-15:00、17:30-23:00
土曜は11:00-15:00
さっぽろ羅偉伝
味噌ラーメンが人気の店。香ばしい味噌とラードの風味がたまらない!
「さっぽろ羅偉伝(らいでん)」は、名前の通り本格札幌ラーメンの店。麺は札幌の有名製麺所からわざわざ取り寄せるというこだわりようだ。
おすすめは「みそラーメン(800円)」。こちらは味噌を一度炒めることで、よりコクを引き出している。この味噌は辛めで、豚骨ベースのダシともベストマッチ。麺はプリプリの卵ちぢれ麺。スープをしっかり持ち上げる頼もしい相棒である。上に載る具はひき肉、もやし、たまねぎ、メンマ、チャーシュー、そしてネギ。しゃっきり野菜は熱々スープにしっかり浸し、甘みを引き出して召し上がれ。
店は「チャーハン(750円)」も美味。味付けが控えめでラーメンとよく合うので、「少なめチャーハン(450円)」と一緒にセットでどうぞ。
住所:東京都新宿区高田馬場3-12-8 高田馬場センタービル1F
月曜-金曜は11:00-16:00、17:00-22:00
土曜、日曜、祝日は11:00-22:30
蒙古タンメン中本
辛さの中にうまみあり!焦がし味噌卵麺は食べるべき一杯
「蒙古タンメン中本」といえば、カップラーメンにもなるくらいの有名店。現在の社長は二代目。店の味が好きすぎて就職、社長にまで上り詰めたという経歴の持ち主だ。もちろん社長以外でも熱狂的なファンが多いこちらの店、基本メニューは「蒙古タンメン(800円)」。味噌味のちゃんぽんラーメンに麻婆豆腐が載ったこちらは、不動の人気一位を誇る一杯。ピリ辛ラーメン党にはたまらない店の看板メニューである。
また高田馬場店でぜひ頼んでほしいのは「焦がし味噌卵麺(950円)」。こちらは味噌を炒めて少し焦がし、独特の風味を引き出したのが特徴。スープにかかった黒いマー油も味のアクセントで、味噌との相性もばっちり。高田馬場店の名物、あなたもぜひ味わって。
住所:東京都新宿区高田馬場1-26-5 F・IビルB1F
博多ラーメン ばりちゃん
あの名店が帰って来た!今高田馬場で一番勢いのある店
「博多ラーメン ばりちゃん」は、惜しまれながら閉店した名店「ばりこて」の店主が、別店舗で独立した店。地域で愛されていた店だけに、新しい店も2018年6月にオープンして以来、またたく間に高田馬場の人気店に。
そんな今高田馬場で一番勢いのあるこの店、人気は基本の「博多ラーメン(690円)」。麺の硬さは、やわ・基本(ふつう)・かた・バリカタの4種類。店のおすすめは普通の固さの「基本」とのこと。スープはしっかり乳化した泡系。クリーミーな豚骨のコクが味わえる一杯である。また店は居酒屋使いもできる。居酒屋メニューと焼酎がそろっているので、はしごせずともゆっくり過ごせるのがうれしいポイント。じっくり飲んで食べて、楽しい時間をぜひ。
住所:東京都新宿区高田馬場2—13-6
道玄
元祖ローストビーフラーメンの店。とろける黒毛和牛がたまらない!
「道玄」はローストビーフラーメンで有名な店。このローストビーフ、店ではチャーシューならぬ「チャーギュウ」というネーミング。一番人気は「チャーギュウ麺(1,000円)」。トッピングはローストビーフのみという潔さだが、この肉が絶品。高級黒毛和牛のローストビーフはどんぶりを包まんばかりのボリュームで、食べ応え抜群のひと品だ。
こちらはカレーも人気。「特製カレー(1,000円)」はラーメンの白湯スープでルウを作っているため濃厚。ゴロゴロかたまり肉が入っているが、ローストビーフも別にトッピングされており、贅沢きわまりないひと皿になっている。スイーツも充実しているため女子にも人気の店。ラーメンデートをするならぜひ「道玄」で。
住所:東京都新宿区高田馬場4-10-14 IMAビル1F
みつ井
あっさり上品な油そば。高田馬場で大人のラーメンを食べるならここ
こちら「みつ井」、夜はバー、昼はラーメン屋という二毛作の店。ラーメンメニューは「つゆ油そば(550円)」と辛口の「黒(700円)」の2種類。初めての来店ならベーシックメニューのつゆ油そばをぜひ。麺はもちもちの中太ちぢれ麺、トッピングはひき肉と豚肉ともやしにうずら卵。油そばというものの、スープは脂分をしっかり取り除いているのでしつこさのないスープ。鶏と豚肉のエキスの、うまみだけ残した雑味のない味が自慢だ。トッピングの豚肉は生姜焼き風味で、さっぱりスープにぴったりのアクセントになっている。
追加のライスは50円。汁は白ごはんと合うので、麺を食べた後にはぜひ投入を。卓上のにんにく酢との相性もばっちりなので、最後の味変にぜひ。
住所:東京都新宿区高田馬場2-7-12 1F
麺屋武蔵 鷹虎
あの麺屋武蔵の高田馬場店。つけ麺はなんと1キロまで増量無料!
「麺屋武蔵 鷹虎」は、名前の通り麺屋武蔵グループの店。麺屋武蔵の系列店は、それぞれ個性を競う店作りをしているが、ここ「鷹虎」のおすすめはつけ麺。中でも一番人気は「濃厚鷹虎つけ麺(1,150円)」である。このつけ麺はとにかくトッピングがゴージャス。チャーシューは2枚。ロール肉と肩ロースだが、ロール肉はまるでステーキのようなぶ厚さだ。肩ロースもぶ厚いが、こちらは脂が少なくしっかりした身で食べ応えあり。麺は極太ストレート麺で、濃厚つけ汁をしっかり持ち上げる頼もしいホールド力である。
またお店で驚きなのが、麺は1キロまで増量無料というところ。そのため店は連日若者たちでいっぱい。昼は混むのでピークタイムをはずして来店を。
住所:東京都新宿区高田馬場2-19-7 タックイレブンビル1F
ババ ミャンマー ヌードル
リトルヤンゴン高田馬場の隠れた名店。麺はどれもはずれなし
高田馬場といえばリトルヤンゴンと呼ばれる街。ミャンマー料理の名店が多いが、麺を食べるなら「ババ ミャンマー ヌードル」がおすすめ。看板料理はツートップ。「チキンチェーオー(850円)」と「蒸し鶏あぶらそば(800円)」である。
チキンチェーオーは汁そば。麺はビーフンかフォーよりチョイス可能。麺はミックスもできるので両方楽しみたい人はそちらを。スープはダシがきいたあっさり鶏塩味で、うまみが詰まった最後まで飲み干せる一杯だ。蒸し鶏あぶらそばは、スープと蒸し鶏、黒胡椒の味のバランスがばっちり決まった人気ナンバーワンメニューである。ミャンマー料理というとなじみのないジャンルだが、一度食べるとやみつきになると評判。ぜひ一度お試しあれ。
住所:東京都豊島区高田3-10-24
らーめん よし丸
完全無化調、自家製麺。自然なうまさが自慢のこってり魚介豚骨!
「らーめん よし丸」は、麺や味噌ダレ、スープはもちろんのこと、メンマや煮卵、ラー油マー油にいたるまで全部手作りの店。こだわりの素材を使い、素材本来のうまみを最大限生かしたラーメンが自慢の店である。
そんな店の一番人気は「よし丸ラーメン(770円)」。スープは魚介と豚骨のダブルスープ。具はチャーシューと煮卵・海苔・メンマ・ネギで、チャーシューは一枚ながらもぶ厚くボリューム満点。脂身はとろける食感、肉はしっかり食べ応えがあり「肉を食べた」という満足感を残す絶品チャーシューである。魚粉が沈むこってりスープとの相性もぴったりだ。
人気店のためランチは行列必至。店は通し営業なので、ゆっくりするならランチタイムをはずして来店がおすすめ。
住所:東京都新宿区高田馬場1-17-17 新坂ビル1F
月曜-土曜は11:00-23:00
日曜、祝日は11:00-18:00