“カレーの街”下北沢でおすすめのカレー店を紹介
古着屋やライブハウス、劇場などが軒を連ね、サブカルチャーの印象が強い下北沢。グルメにおいては「カレーの街」と呼ばれるほど、超人気のカレー専門店がひしめき合っている。
毎年10月には「下北沢カレーフェスティバル」と題したイベントが開催され、近年では150店舗近くのカレー店が参加するほどの熱狂ぶり。更に多くのテレビ番組で特集が組まれたり、芸能人のファンが多いことからも、人気の高さがうかがえる。
そんな個性派揃いのカレー激戦区、下北沢の中でも特におすすめのカレー専門店を13店舗紹介していく。駅前の再開発により生まれ変わった、最新の改札口を反映したエリアごとに分けているので、ぜひ参考にしてほしい。
下北沢のおすすめカレー専門店13選
下北沢駅:小田急小田原線【東口】エリアのカレー店5選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
特徴や内容 |
①マジックスパイス 東京下北沢店 | 異世界へといざなう、スープカレー発祥のお店 |
②ポニピリカ | 化学調味料不使用!スープに圧倒的なこだわりを持つ人気カレー店 |
③ムーナ | ランチ・ディナー利用にも◎ おしゃれな”呑めるカレー屋” |
④印度 下北沢店 | コスパ最強のカレー店 |
⑤バッキンガム宮殿 Suzunari | コスパも抜群!ディープスポットで楽しめるインスタ映えカレー |
①マジックスパイス 東京下北沢店
異世界へといざなう、スープカレー発祥のお店
小田急線東口を出て、ザ・スズナリという歴史ある劇場の横を通り過ぎると、超個性的で存在感抜群の赤い建物が姿を現す。この建物の正体である「マジックスパイス」は、なんと今やスタンダートになりつつある「スープカレー」を初めて命名し全国に広めたという、スープカレー発祥の超有名店だ。
外観だけでなく、赤を基調としたカラフルで雑多な店内は、下北沢にぴったりの異世界っぷり。覚醒・瞑想・悶絶・涅槃・極楽・天空・虚空、という独特すぎるネーミング順に辛さレベルがアップするスープカレーだが、中でも人気の組み合わせは、「涅槃のチキンカレー」。
マジックスパイスのカレーは美味しさはもちろんだが、複雑なスパイスによって心身の健康にも効果があるそう。複雑に辛さと旨味が入り混じった味わいは、店内の独特すぎる雰囲気と相まって、一度体験するとどっぷり魅力にハマってしまうこと間違いなしなので要注意だ。
[月曜-金曜]11:30-15:00(ランチ)/17:30-23:00(ディナー)
[土曜・日曜・祝日]11:30-23:00
②ポニピリカ
化学調味料不使用!スープに圧倒的なこだわりを持つ人気カレー店
アイヌ語で”若い枝”を意味する「ポ二」と、”可愛い”や”美しい”を意味する「ピリカ」から名付けられた「ポ二ピリカ」。札幌在住のクリエイターが手がけたという創造的な内外装は、木のあたたかみを全身から感じることができるホッとする空間だ。
ポ二ピリカのカレーの特徴は、化学調味料を一切使用せず、たっぷりの野菜にトンコツ、鶏ガラなどをなんと12時間以上もかけて煮込むことで素材の美味しさが溶け込んだコラーゲンたっぷりのスープだ。
これらのスープにマッチする、こちらもまた無農薬のスパイス15種類ほどを掛け合わせたスープカレーは、安心かつ素材本来の奥深さをしっかりと感じることができる。
そんな自慢のスープカレーの中でも人気No.1を誇るメニューが、「皮がパリッとしたチキンと野菜のカレー」(1,300円)だ。丁寧な下処理を施し旨味が凝縮されたチキンレッグと、栄養たっぷりでその時期にしか味わえない野菜を一度に楽しめるという、一度は食べておきたい贅沢な一皿だ。
[月曜-金曜]11:30-16:00(L.O.15:30)/17:00-22:30(L.O.21:45)
[土曜]11:30-22:30(L.O.21:45)
[日曜]11:30-22:00(L.O.21:15)
③ムーナ
ランチ・ディナー利用にも◎ おしゃれな”呑めるカレー屋”
「呑めるカレー屋」がコンセプトの「ムーナ」。自慢のカレーだけでなく、こだわりのおつまみやお酒も提供しているので、ディナータイムにバーとして利用するのにもおすすめだ。
目立った看板もない雑居ビルの5階にあり、屋根裏感が印象的な隠れ家風の店構え。店内は大きな窓が広がる開放的な空間で、カレー屋というよりカフェのようなおしゃれな雰囲気が漂っていることから、カップルや女性同士で訪れるお客さんも多いそう。
ディナー利用もよいが、おすすめはランチメニューの「フィッシュカレー定食」(1,300円)だ。ワンプレートにおかずとカレー、ご飯が盛り付けられた定番メニュー。メインのフィッシュカレーは日替わりで、ブリ・アジ・サケ・サバなど、他店では中々味わえない組み合わせを楽しむことができる。
ムーナで提供されるインド料理は超本格派ながら、日本人の味覚にも合うような程よいスパイス感にこだわりをもっているので、強い香辛料や刺激が強いカレーは苦手・・・という方にも自信をもっておすすめできるお店だ。
小田急小田原線「下北沢駅」東口より徒歩2分
小田急小田原線「下北沢駅」小田急中央口より徒歩1分
[火曜-金曜]11:30-15:00(L.O.14:30)/18:00-23:00(L.O.22:00)
[土曜・日曜・祝日]12:00-16:00(L.O.15:30)/18:00-23:00(L.O.22:00)
④印度 下北沢店
コスパ最強のカレー店
本多劇場の目の前に位置し、「インドカレー」と大きく書かれたインパクト抜群の看板が目印の「印度」。個性的なカレー店が多い下北沢の中では珍しく、気軽にファミレス感覚で立ち寄れるような雰囲気のお店だ。
印度の一番の魅力はなんといっても、圧倒的なコスパの高さだろう。ランチタイムでは、4種類の中から2種類選択可能なインドカレーに、時間無制限で食べ放題のナンとライスがついた「ランチカレーAセット」が、なんと580円で楽しむことができる。
またディナータイムでも、日替わりインドカレー4種類と人気No.1のチーズナン、ライスが全て食べ放題。そこにソフトドリンクの飲み放題がついて1,380円と、破格の価格設定から高い人気を集めている。
圧倒的な安さはもちろんだが、ナンは店内の窯で炭焼きをしているため常に焼き立てを食べることができ、カレーも毎日違う種類が楽しめるので、味自体も満足できるだろう。
⑤バッキンガム宮殿 Suzunari
コスパも抜群!ディープスポットで楽しめるインスタ映えカレー
茶沢通りの鈴なり横丁という、下北沢の中でも個性的なお店が集まるディープなエリアにある、「バッキンガム宮殿 Suzunari」。洞窟のような扉を開けると、シャンデリアや絵画に人形などが飾られた、まるで絵本の中に飛び込んだような独特な空間が顔をのぞかせる。座席はカウンターの10席のみで、シモキタらしい隠れ家店だ。
こちらのお店でランチタイムに提供しているカレーは、「宮殿カリー」(800円)の1種類のみ。チキンとトマトベースのカレーで、トマトの酸味とスパイスのバランスが絶妙な一品。プルプルの黄身が乗せられたサフランライスを囲むように、ナスやトマトといった彩り豊かな食材がフォトジェニックに盛り付けらえている。その美しいビジュアルと確かな美味しさから、このカレーを求め多くの女性客が訪れるとのこと。
更に下北沢では1000円台のカレーを提供する店舗が多い中、800円でランチタイム大盛り無料という、財布に優しい価格も人気を集める理由の1つだろう。
16時~20時まではハッピーアワーで700円までのアルコール類が全品500円だそうなので、お酒とカレーの相性を楽しんでみてはいかがだろうか。
下北沢駅:小田急小田原線【南西口】エリアのカレー店3選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
特徴や内容 |
①旧ヤム邸 シモキタ荘 | まさに一期一会 “和”を感じる大阪スパイスカレーの先駆け的存在 |
②茄子おやじ | 下北沢で30年間愛される伝統のカレー |
③アンジャリ | ガレージのような隠れ家空間!日本風にアレンジされた南インドカレー |
①旧ヤム邸 シモキタ荘
まさに一期一会 “和”を感じる大阪スパイスカレーの先駆け的存在
「旧ヤム邸 シモキタ荘」は、2019年の食べログ「カレー百名店 TOKYO」に選出され、下北沢エリアのカレーランキングでもトップに君臨する、シモキタ屈指の実力店。
2016年頃から大阪を中心に広まった「大阪スパイスカレー」の火付け役の1つとされる「旧ヤム邸」グループの東京1号店ということもあり、カレーマニアの間では超がつくほどの有名店である。ランチタイムや週末、更には平日でも店頭に長蛇の列ができるほど人気なので、一度は足を運んでおきたいカレー店だ。
訪れるお客さんのほとんどがオーダーする人気メニューが、月替わりに種類が変わるランチメニュー「3種類のキーマカレー」。インドカレーに使用されるさまざまなスパイスやハーブを組み合わせ、季節の食材を取り入れた独創性の強いカレーは、旧ヤム邸でしか味わえない美味しさ。更に、鰹ダシ・味噌・醤油といった調味料を隠し味に使用していることで、日本人の口に合った味付けになっているのも特徴の1つだ。
2種類を選ぶ「あいがけ」(税込1,100円)と3種類全てを一度に楽しめる「ぜんがけ」(税込1,350円)があるので、別々の味を堪能するのもよし、混ぜ合わせて新たな味と遭遇するのもよしと、食べ方の工夫まで楽しめるカレーとなっている。
[平日]11:30-15:00(L.O.14:30)/18:00-22:00(L.O.21:30)
[土曜・日曜・祝日]11:30-15:30(L.O.15:00)/17:30-22:00(L.O.21:30)
②茄子おやじ
下北沢で30年間愛される伝統のカレー
小田急線「南西口」から歩くこと約3分、目立たない路地裏に店を構え、まるでカフェのような外観の「茄子おやじ」。1990年のオープン以降、伝統の味を大切にし、この地で愛され続けてきた人気店だ。
木を基調とした心落ち着く店内は、女性やおひとり様でも入店しやすい雰囲気。2代目オーナーの西村さんが音楽活動も行っていることから、レコードから流れるお気に入りの音楽により、昭和レトロな雰囲気がつくりだされている。
独自ブレンドのスパイスでつくったカレーは、トロトロでどこか懐かしさを感じる味わいだ。全てのカレーメニューで使用されているルーは、1種類のみというこだわりよう。この1種類のみで30年近く営業していることが、茄子おやじのカレーの美味しさを物語っている。
そんなこだわりが詰まったカレーの中でも、特におすすめしたいメニューが、「スペシャルカレー」(税込1,300円)だ。野菜やゆで卵、チキンといった具材がぜんぶのせでいただける、まさにスペシャルなカレー。具材一つ一つが大きめにカットされているので、カレーの美味しさだけでなく、食材自体の旨味も存分に味わえる一皿となっている。
③アンジャリ
ガレージのような隠れ家空間!日本風にアレンジされた南インドカレー
まるで駐車スペースのような半地下で営業し、初見では本当に飲食店?と迷ってしまうほどの隠れ家店、「アンジャリ」。店内も全8席とコンパクトで、カウンターにはスパイスの瓶や仏像、アンティーク調のインテリアが並べられ、おしゃれな空間が演出されている。わかりづらい店構えながらも、火曜サプライズで紹介されたことがある人気店だ。
こちらのお店、オーナーシェフが日本人の方ということで、南インド料理やスリランカ料理をベースに、日本人の好みに合うように工夫したカレーを提供していることが特徴のひとつ。
中でも、おすすめは「カレー2種セット」(税込1,300円)。定番の「チキンカレー」や、季節の野菜が楽しめる「サンバル」、更には「エビカレー」や「マトンキーマ」といった4種類のカレーの中から2種類選べるお得なセットとなっているので、自分好みの組み合わせを見つけてみてはいかがだろうか。
[月曜・木曜・金曜]12:00-15:00/18:00-21:30(L.O.21:00)
[火曜]12:00-15:00
[土曜・日曜・祝日]12:00-16:00/18:00-21:30(L.O.21:00)
下北沢駅:京王井の頭線【西口】エリアのカレー店3選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
特徴や内容 |
①Rojiura Curry SAMURAI. 下北沢店 | 行列が絶えない、下北沢屈指の超人気店 |
②Mikazuki Curry SAMURAI. 下北沢店 | SAMURAI.が手がける、新たなルーカレー |
③カレーの惑星 | 写真屋?カレー屋?見た目も美しい多国籍カレー |
①Rojiura Curry SAMURAI. 下北沢店
行列が絶えない、下北沢屈指の超人気店
食べログTOP5000や「カレー百名店 TOKYO」の2017年・2018年に連続選出されるなど、カレー激戦区下北沢の中でもNo.1の呼び声高い、「Rojiura Curry SAMURAI.」。「1日分の野菜を食べる」をコンセプトに本場札幌や関東を中心に展開しているスープカレー店で、平日・週末問わず行列必至の超人気店だ。
椅子や照明といったインテリアをアンティーク調で統一するなど、非日常的な空間づくりにも力を入れており、カレー店には珍しい小上がり席も用意している。
1皿に100gものたっぷり野菜を使用した濃厚でコクの強いスープカレーは、他店よりもマイルドな味わいになっているので、普段スープカレーを召し上がらない方やお子さんでも召し上がれるほど、食べやすい。更に、北海道の店主の家族が愛情いっぱいで育てたお米「きらきら397」は、適度に玄米が配合されている為、栄養たっぷりかつ程よい食感でスープカレーと抜群の相性を誇る。
中でもおすすめは、「チキンと一日分の野菜20品目」(1,500円)だ。スープの分も合わせると1皿になんと約450gもの野菜が入っているスープカレーで、トマトベースの「レギュラー」や甘みとコクが特徴の「ココナッツ」といった4種のスープから選択可能。
カレーの街で確かな実績を築いてきた、実力店の確かな美味しさをぜひ一度味わってみてはいかがだろうか。
[ランチ]11:30-15:30(L.O.15:00)
[ディナー]17:30-22:30(L.O.22:00)
②Mikazuki Curry SAMURAI. 下北沢店
SAMURAI.が手がける、新たなルーカレー
「Mikazuki Curry SAMURAI.」は先程ご紹介した、「Rojiura Curry SAMURAI.」の姉妹店。札幌発祥のスープカレーで有名なSAMURAIだが、こちらのお店はスープではなく欧風カレーのようにしっかりルー自体を感じることができるのが特徴だ。
白が映える外観と、木を基調としたあたたかみを感じる店内は、まるでおしゃれなカフェのよう。窓から景色が眺められるカウンター席とテーブル席が並ぶ空間は、無駄がない洗練された印象を抱かせる。
提供されるカレーは、店名の通り三日月のように盛り付けられ、視覚でも楽しむことができる。鶏ガラと香味野菜の旨味がギュッと凝縮された濃厚なスープとSAMURAIならではの野菜ペーストを合わせて作るカレーは、ビジュアル面のみならず抜群の味わいを誇る。
カレー以外にも、自慢の野菜を使用した手作りの副菜や、札幌の名店「MORIHICO」のオリジナルブレンド豆を丁寧にドリップし、香りとコクが存分に感じられるコーヒーも一緒に楽しむことができるのも嬉しいポイントだ。
[月曜-金曜]11:30-15:30/17:30-22:30(L.O.22:00)
[土曜-日曜-祝日]11:30-22:30(L.O.22:00)
③カレーの惑星
写真屋?カレー屋?見た目も美しい多国籍カレー
下北沢商店街の一角に店を構え、フジカラーの緑の看板が目印の「カレーの惑星」。写真屋の扉を開けると、カレー店が現れるという不思議なつくりになっているので、初見の人は中々気づきにくいだろう。
アンティーク調のテーブルや椅子が設置された店内は、コンパクトながらおしゃれでカフェのような雰囲気。女性やお一人様から高い支持を集めている、人気隠れ家店だ。
こちらのお店のカレーは、思わず写真を撮ってしまいたくなるほどフォトジェニックで美しいビジュアルが特徴。そんな見た目からワクワクするカレーの中でも特におすすめのメニューが、「ドライキーマカレー」(税込950円)だ。長い時間をかけ旨味を閉じ込めた特製のキーマは、ジワジワ汗ばむタイプの辛さで高い満足感を感じることができる。
更に提供されるカレーは毎日日替わりで、レパートリーはなんと60種類以上にもなるのだとか。訪れるたびに新しい味の出会うことができるので、自分にぴったりのカレーをぜひ探してみてほしい。
[月曜-金曜]11:30-15:30/18:00-20:00
[土曜・日曜・祝日]11:30-20:00
下北沢駅:京王井の頭線【京王中央口】エリアのカレー店2選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
特徴や内容 |
①心 下北沢店 | 辛いのが苦手な方でもOK!札幌スープカレーの先駆け的存在 |
②般゜若 PANNYA CAFE CURRY | 女性にも大人気!松尾貴史さんがオーナーを務めるカレー店 |
①心 下北沢店
辛いのが苦手な方でもOK!札幌スープカレーの先駆け的存在
「カレー食堂 心」は、2001年に本場札幌に本店をオープンした、スープカレーの先駆者的店舗の1つとされる超有名店。当初から辛いのが苦手な方でも美味しく食べていただけるスープカレーのスタンダードを目指されており、現在ではポピュラーとなった、“焦がしバジル”を使用したブイヨントマトベースの王道的なスープを確立させた。
そんな「心」のカレーの最大の特徴は、濃厚な旨味とまるでビーフシチューのようにまろやかな甘みを兼ね備えたスープだ。お米やジャガイモ、スパイスといった食材選びにも並々ならぬこだわりを持っており、更にオーナーのイタリアン・フレンチの技術を活かした調理法を掛け合わせることによって、独自のスタイルを築き上げてきたのだ。
その中でも特におすすめしたいメニューが、「とり野菜のスープカレー」(1,450円)だ。なんと17種類もの旬の野菜と骨付きチキンの旨味が一度に味わせる贅沢な一皿。訪れた際は、ぜひ一度召し上がってほしい。
②般゜若 PANNYA CAFE CURRY
女性にも大人気!松尾貴史さんがオーナーを務めるカレー店
大のカレー好きである俳優の松尾貴史さんがオーナーを務めている、「般゜若」。古代インドの言葉で、「叡智」「知恵」を意味する「パンニャ」。その名の通り、店内はコンパクトながら木のインテリアで統一された清潔感のある空間で、女性一人で訪れるお客さんも多いとのこと。
般゜若のカレーは、インドカレーをベースに、出汁や醤油といった日本人の口に合う調味料や食材を取り入れていることが特徴。そうすることで、深いコクと旨味が詰まったカレーがつくり出されるのだ。見た目はサラサラしているが、炒めた玉葱やスパイスの辛味や香り高さを存分に感じるカレーとなっている。
更に、日本のカレーではポピュラーな小麦粉を使用しないため、胃がもたれにくいのも特筆すべきポイントの1つだ。
そんな般゜若のカレーの中でも絶対に食べておきたい一品が、「マハーカツカレー」(1,540円)だ。ターメリックで炊いた黄色いご飯の上に、赤色のルーと黒いカツが盛り付けられた、見た目も鮮やかな一皿。油の温度にこだわり一枚一枚丁寧に揚げたカツは、軽めの食感に仕上がっているので、女性でも無理なく完食することができる。
店内の雰囲気・カレーの両方で、女性も気軽に楽しんでほしいという想いが感じられる素敵なお店だ。
[月曜・木曜-日曜]11:30-15:30/17:30-21:30
[火曜]9:00-11:00/11:30-15:30/17:30-21:30
まとめ
「下北沢=カレー」というイメージが定着しているほど、この街にとってカレーは切っても切り離せない関係といえる。シモキタというサブカルチャーの街とともに歴史を重ねてきたこともあり、他エリアでは味わえない、独自の個性を発揮するお店と出会うことができるのも魅力のひとつだ。
本記事ではそんなカレー激戦区、下北沢の中でも特におすすめしたいカレー店を13店舗紹介してきた。再開発により新たなスタートを切った駅前を眺めながら、自分にぴったりのカレー店をぜひ見つけてほしい。