評価上々の厳選中華
川崎にお立ち寄りの方、お住まいの方必見! 「今日は中華が食べたいなあ」と思い立ったら。食べログ評価「3.5以上」にハズレはない。
本格四川、中華そば、餃子…、中華のもつ様々な側面を楽しめる名店。本当に美味しいお店だけを、川崎駅エリアからご紹介。
①松の樹
本格四川料理
京急川崎駅から徒歩5分、市役所通りを北へ行ったあたりにある。「松の樹」とはっきり見やすい字で表す看板が目印。
こちらの名物は坦々麺。メニューには、松の樹の担々麺の特徴が記されている。汁無し担々麺には黒酢・四川山椒が入っており、パンチのきいた味になっている。正宗(まさむね)坦々麺というのがこちらの汁なしのメニュー名だ。花山椒と青山椒の山椒ハーモニー、唐辛子と黒酢の合わせ技。山椒がかなり立っている。青山椒は独特のクセがあり、細めのストレート麺も実に美味。
「土鍋焼き四川麻婆豆腐」は、サービスで小ライスもつけられる。グラグラ煮だった状態で提供される。オイリーで本場志向の麻婆豆腐だ。それでも日本人向けにマイルドになっているので、シビ辛マニアの方は卓上の山椒をガンガン足して。
17:00-21:00
②太陸
タワー餡かけかた焼きそばとは
川崎駅からおよそ7分、仲見世通り沿いにある「太陸」。赤い外観と赤い看板ですぐ分かる。創業昭和36年、このあたりでは知られた老舗だ。
ネットなどで話題の「タワー硬焼きそば(790円税別)」はまさに天に向かってそびえるような大盛りのかた焼きそば。餡のとろみと麺の硬さがなせる技だ。旨味たっぷり、濃厚でトロッとした餡にはキャベツ、キクラゲ、ニンジン、モヤシ、ニラ、豚バラ肉が、たっぷり。ポキッポキッとした食感で美味。
焼き餃子は丸っこい無骨な形が独特だ。皮は厚めでもちもちとした食感。具は野菜たっぷり、スタミナ満点の逸品である。
[金・土] 11:00-14:00、17:00-翌1:30
③中華そば おかべ
絶品そばに坦々麺
続いてご紹介するのは、中華は中華でも「中華そば」の店。「おかべ」はビジネスホテルの1階という変わった立地にある。
豚骨系をベースに数種類の節系を加え12時間以上かけて仕上げるスープはモミジなどからゼラチン質のコクが出て力強くまろやか。スープに合わせてそばとつけめん用に選んだ2種類の麺を使用している。麺は多加水の固めで、スープとの相性が良い。麺の量は普通盛、大盛が料金同額と嬉しい。味付玉子は「山麓玉子」を使用。黄身がオレンジ色で旨みのしみ込んだ逸品。
坦々麺も絶品。担々のつけ汁は魚介醤油がベースで、粘度は低めでシャバ系。辣油の辛味と胡麻と辣油の甘味、基本ベースの酸味もある、味わい深いタイプだ。
④中華成喜
川崎元祖!老舗のど直球餃子
川崎駅から徒歩5分。成喜は川崎で初めて餃子を出した中華料理屋だ。初めは和食専門の日本料理屋だったが、メニューの中に試験的に餃子を加えたところ、これが爆発的な大ヒット。その後中華専門店となり、現在まで地元の人たちに根強く愛される。
餃子はおよそ380円、6個。もちもちの皮は特注品で、かむほどに味わい深くなる。餡のバランスも絶妙だ。「かわさき餃子舗の会」オリジナル商品、「かわさき餃子みそ」をつけて。
野菜多めのさっぱりした味わいには、こうしたパンチの効いたタレが合う。
⑤三鶴
皮から作る餃子 名物サンマーメンも!
川崎駅東口にある中華料理店。ディープな裏通りに位置するが、地域のなかでも上品な雰囲気をまとったお店だ。
こちらは「かわさき餃子舗の会」と同時に「かながわサンマー麺の会」の会員店舗でもあり、神奈川名物のひとつ、「サンマー麺」も味わえる。
生碼麺、生馬麺、三碼麺とも表記するご当地の味、サンマーメンは、神奈川県の中華料理店、ラーメン店では広く提供されているラーメンの一種。中華風の塩ラーメンもしくは醤油ラーメンの上に、モヤシ入りのあんをかけたとろみのある一杯。
さあ、満を持して餃子一人前(480円)を。大ぶりで丸っこい餃子が4つ。自家製の皮はモチモチで、厚みもある。具はキャベツとニラ。粗く切ってありシャキシャキ感が残る。ぎっしり詰まっていおり、1個のボリューム感たっぷり。