【食べログ高評価】四ツ谷の人気おすすめ居酒屋6選

四ツ谷の特徴と居酒屋を探す際のポイント

　
JRと東京メトロが乗り入れる四ツ谷駅。江戸時代に武家屋敷が立ち並んでいたこの界隈は、現在でも都内屈指の高級住宅街として知られている。また、駅周辺にはテレビ局や出版社などの大企業、大学、美術館や劇場などが集中することから、さまざまな用途や価格帯に応じた飲食店が存在するのが特徴だ。

駅の東側の「番町」と呼ばれるエリアは住宅街なので、飲食店の数自体がさほど多くないが、イタリアンや寿司屋などが若干ながら存在する。静かな場所で落ち着いて飲みたいなら、穴場のスポットだろう。

対して、駅の西側には中小企業のビルが建ち並ぶ。宴会のコースや飲み放題などを提供する、コスパ重視の居酒屋が多いのもこの一帯だ。四ツ谷駅2番出口からすぐの「しんみち通り」は、昔ながらの赤提灯のお店と、近年出店してきたバーや多国籍料理の店が密集しているので、安く飲みたいなら駅の西側を狙おう。

また駅北西にある荒木町周辺は、かつて花街だった名残から接待に使われる高級料亭が多いことでも知られるが、おしゃれなダイニングや、一万円以下から利用できる個室の料亭など、リーズナブルな店も少なくない。

こだわりの強い個人経営の飲食店が多い四谷エリア。知っていれば自慢できるような、隠れた名店も多い。この記事では、知る人ぞ知る四谷の人気店を多数紹介しているので、予約の際の参考にしてほしい。

四ツ谷の人気おすすめ居酒屋6選（目次）

食べログ高評価店のみ！四ツ谷の人気おすすめ居酒屋

①やきとり宮川（みやがわ） 四ツ谷

地鶏はもちろん、薬味や日本酒にも一切妥協なしの老舗焼き鳥屋

「やきとり宮川」は1949年に鶏の卸として創業した、69年の歴史を誇る格式高い老舗焼き鳥屋だ。桜の木の一枚板を使用した自慢のカウンター席や落ち着けるテーブル席を揃え、雰囲気も良ければ接客も良い。

千葉県で宮川のために育てられている地鶏「かずさ地鶏」を始めとする銘柄鷄を使用。備長炭を使ってじっくり焼き上げている。

こだわりは細部にまで及び、薬味は和歌山の「かんじゃ山椒園」から直送した完熟赤山椒を厳選。野菜に至っても農家と直接コミュニケーションをとって直送で仕入れているので、旬のおいしさを堪能することができる。

さらに、宮川の焼き鳥を最大限引き立てる最高の日本酒をと、千葉の由緒ある蔵元「鍋店酒造」でここでしか飲めない銘柄を特別に醸造している。

初めて訪れる場合にはコース料理を注文して、細部にまでこだわりが光る宮川の世界に浸ってみるのもおすすめだ。

（画像:公式Facebookページより）

②嘉賓（かひん）

40年愛される人気店。「牡蠣ソース和えそば」は必食！

「嘉賓（かひん）」は四ツ谷で40年以上営業を続ける老舗の中華料理店だ。その本格的な味わいと、店内の落ち着きのある雰囲気は地元の人に愛されて止まない。中華でおなじみの円卓テーブルや24名まで利用できる完全個室もあり、普段使いから宴会、法事や慶事に至るまであらゆるシーンで利用されてきた実績がある。

メディアでも幾度となく取り上げられたこの店の看板メニューが「牡蠣ソース和えソバ」。初めてきたときにはまず注文しておきたい一品で、具は薬味のみという非常にシンプルな見た目。牡蠣ソースの旨味が染み渡り癖になる。

コース料理も非常にリーズナブルで、特製麻婆豆腐や焼ビーフンなど盛りだくさん7品で3980円から。2000円プラスすれば2時間の飲み放題も追加でき、本格的な広東料理をゆったり味わうことができる。

③四ツ谷 魚一商店（うおいちしょうてん）

産地直送にこだわった鮮魚がウリ！

全国各地から水揚げされたばかりの新鮮な海鮮が続々届く「四ツ谷魚一商店」。木の温かみを感じさせる清潔な店内、豊富なコースメニュー、リーズナブルな価格設定もあいまって気軽に立ち寄れる居酒屋として人気だ。

水槽で元気に泳いでいるイカをオーダー後に捌く「泳ぎ活イカ姿造り」は、入荷していたらぜひ食べたいところ。千葉県銚子港から直送される「釣り地金目鯛」は脂のりも抜群のブランドもので、1本釣り漁法によって1尾ずつ釣り上げられるためショーケースに並ぶ魚体も非常に美しい。こちらも刺身や塩焼き、煮付けなど様々な調理法でいただくことができる。ウニ料理が豊富なところも見逃せない。

コースに付く飲み放題は実に60種類をラインナップ。日本酒20種類、焼酎14種類を取り揃え、「地酒飲み比べセット」があるのもうれしい。旬の新メニューも随時登場しているので、うまい酒と肴を目立てに気軽に訪れたい。

④スタンディングルーム鈴傳（すずでん）

幕末創業の酒屋ビルで、伝統の角打ち

酒屋で買った酒を店内で開栓して飲み始めてしまったことが発祥とされる「角打ち」。北九州の鉄工所の工員が始めたといわれ、京葉工業地帯の発展、鉄工所の開業とともに関東にも広まったとされている。

近年再び通目を集める角打ち。四ツ谷で角打ちと言えばここ、と口をそろえておすすめされるお店が「スタンディングルーム鈴傳」である。

運営しているのは幕末創業の酒屋「鈴傳」。入口の上に連なる酒屋看板には、入店をためらってしまいかねない厳かさがある。

日本酒はコップ1杯のお値段で400円から。壁一面におすすめの日本酒メニューが貼られている。

ビールも良心的な価格で提供されており、大瓶は550円とかなりお手頃。おつまみも大体が450円ほどで提供されているためかなりリーズナブル。

角打ちスタイルのため長居には適さないお店。営業時間も20:45までと九時を待たずに閉店してしまう。
常連さんを見習って気になったお酒と1,2品でサクッと帰るのがベストだ。

⑤軍鶏一（しゃもいち）

埼玉名物タマシャモを、串焼きで、刺身で、鍋で！

埼玉県の誇る銘柄鶏「タマシャモ」が食べられる人気串焼き店「軍鶏一（しゃもいち）」。

放し飼いでのびのび育った秩父のシャモは、濃厚な味わいと程よい歯ごたえが魅力。このタマシャモも炭火焼で、唐揚げで、刺身で、鍋で、あらゆる部位をあらゆる調理法で、リーズナブルに食べられるのだからたまらない。

締めたばかりのシャモを氷詰めで直送するからこそできる新鮮な「シャモ刺し」は、モモ、胸、ササミの3種類の部位を用意。シャモそのものの旨みをじっくり味わおう。

鍋物の〆の親子丼も絶品で、この親子丼を楽しみに来店する人も多いのだとか。

日本酒や焼酎も全国からタマシャモとのバランスが良いものを各種用意。飲み放題付きのコースも5000円から6000円前後からあり、名物「鶏だんご鍋」や「軍鶏すき鍋」も食べられてお腹いっぱいになれる。おいしいシャモと一緒に気軽に酔っ払おう。

⑥かいのみ

日本酒50種類飲み放題1,850円！アテは貝づくし！

貝が好き、日本酒が好きという人は「かいのみ」に行かない手はない。何とこの店、日本酒はセルフで50銘柄飲み放題、肴はとことん貝づくしというマニアック極まりない人気店なのだ。好きな酒、気になっていた酒を好きなだけ飲める天国はここにある。

セルフ飲み放題は90分1850円からという超破格で用意。日本酒はもちろん、焼酎やウイスキーまで揃う圧巻のラインナップだ。「十四代」や「田酒」などのプレミアム酒も揃っているのでチェックしてみよう。

毎日仕入れるという新鮮な牡蠣を始めとする徹底した貝料理のレパートリーにも目が離せない。大きな缶のなかにたくさんの貝と地酒を入れて大胆に蒸しあげた「元祖名物！！豪快蒸し！！！」があれば酒もとことん進むこと請け合いだ。

（画像:公式Facebookページより）

こだわり光る四ツ谷の居酒屋の数々

　
武家屋敷街を元とし、さまざまな文化が江戸時代から集まる四ツ谷エリア。紹介した居酒屋は四ツ谷らしい落ち着いた雰囲気がありながらも、一味違うこだわりを持ったお店が多い。

記事で紹介しきれていないお店も、口コミの集まっていないだけで特徴のある良店が多い。この記事がお気に入りの一店を見つける参考になれば幸いである。