御茶ノ水の特徴とランチ店を探す際のポイント
JR総武線・東京メトロなどが乗り入れる御茶ノ水。企業だけでなく、大学などの教育機関や大学病院が密集し、神田明神や湯島聖堂などの観光スポットも数多いエリアだ。
お茶の水周辺は、ランチが食べられるお店には事欠かない。かつて神田に魚河岸があったことから新鮮な魚介を扱う寿司屋が点在していたり、現代の蕎麦の原型が生まれたのがこのエリアということで、老舗店の江戸前蕎麦を出すお店などもある。
また、外濠に沿って残された赤煉瓦の高架橋は、おしゃれなショップやレストランが入り、新しい人気スポットとして注目されている。数多くの飲食店がひしめくなかで、この記事では食べログ3.5以上の超高評価店から厳選してご紹介する。
【食べログ3.5以上】御茶ノ水の人気おすすめランチ25選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
ジャンル | 価格帯 |
① RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU | お茶料理 | 1000-2000円 |
② エイジング・ビーフ ワテラス | 肉料理 | 1000-2000円 |
③サイアムセラドン | タイ料理 | 1000-2000円 |
④トラットリア レモン | イタリアン | 1000-2000円 |
⑤ラヴィ | フレンチ | 2000-3000円 |
⑥cafe 104.5 | カフェ | 1000-2000円 |
⑦アロマズ オブ インディア | インド料理 | 1000-2000円 |
⑧炭焼豚丼 豚野郎 | 豚丼 | -1000円 |
⑨チャントーヤココナッツカリー | カレー | 1000-2000円 |
⑩スープカレー屋 鴻 | スープカレー | 1000-2000円 |
⑪松竹庵 ます川 | 蕎麦 | 1000-2000円 |
⑫サラファン | ロシア料理 | 1000-2000円 |
⑬竹や | うどん | 1000-2000円 |
⑭川菜館 | 四川料理 | 1000-2000円 |
⑮土桜 | 洋食 | 2000-3000円 |
⑯江戸富士 | 海鮮丼 | 1000-2000円 |
⑰神田志乃多寿司 | 寿司 | 1000-2000円 |
⑱笹巻けぬきすし総本店 | 寿司 | 1000-2000円 |
⑲かんだやぶそば | 蕎麦 | 1000-2000円 |
⑳エチオピア | カレー | -1000円 |
㉑雲林 | 中華 | 1000-2000円 |
㉒面 | 定食 | 1000-2000円 |
㉓ラーメン大至 | ラーメン | -1000円 |
㉔ディラン | カレー | -1000円 |
㉕丸五 | とんかつ | 1000-2000円 |
①RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU
上品な空間でお茶づくしの和食ランチを
こちら「RESTAURANT 1899(いちはちきゅうきゅう) OCHANOMIZU」は、創業100年あまりの老舗、「ホテル龍名館」のレストラン。お茶に由来のある御茶ノ水で長年培ってきた知識を生かして、奥深い日本茶の魅力を伝えている。
お茶の専門家である “茶バリエ” が、15種類の日本茶と、それにぴったりの和スイーツを提案してくれるので、落ち着いた午後のひとときにも最適だ。
そんなお茶づくしは料理でも。「茶美豚丼」はお茶が多く含むカテキンが入った飼料で育った豚を使用。旨み成分であるイノシン酸がたっぷりのお肉は、噛むほどに濃厚な味わいが広がる。
軽めの食事をとりたいときは、「抹茶味噌の鯛茶漬け」がおすすめ。奥深い味わいの特製抹茶味噌と、さっぱりとした鯛がよく合う。
フォーマルなランチやお祝いの会席などには「1 8 9 9 茶寿膳」が人気だ。季節の野菜と肉・魚を織り交ぜたメニューは、目と舌でお茶を堪能できる贅沢な内容。いろいろな品目があり、ボリュームもあるので満足度が高い。利用の際には事前予約をしよう。
住所:東京都千代田区神田駿河台3-4 ホテル龍名館御茶ノ水本店1F
ランチ11:00-15:00(L.O.14:30)
カフェ14:00-16:30(L.O.16:00)
ディナー17:30-23:00(L.O.22:00)
個室:無し
②エイジング・ビーフ ワテラス
熟成和牛のスタミナランチ
こちら「エイジング・ビーフ ワテラス」は、30日以上熟成した黒毛和牛のエイジングビーフが自慢の店。肉は、熟成させることで旨み成分のアミノ酸が増し、肉質が柔らかくなる。
そんな極上肉を、こちらの店ではなんと一頭買いする。そのため、絶品の希少部位をリーズナブルにいただける店として、肉愛好家の厚い支持を得ている。
ランチなら、熟成肉をより手軽に楽しめる。「熟成焼肉&松花堂弁当」は、見た目も鮮やかで多彩な品目が入っているのでビジネスランチにもいい。ジューシーで濃厚なな熟成肉を昼間から堪能できるのは至福だ。
ほか、熟成和牛希少部位盛合わせやサーロインと松花堂弁当のセットや、平日限定の「熟成和牛焼きすきランチ」、箸がいならいほどに柔らかな「牛タンシチューランチ」などがある。
やっぱり焼肉が食べたい! という人は、ハラミやタン塩、中落ち上カルビなどの焼肉定食を選ぶといいだろう。なお、こららは数量限定のため早めの来店が得策だ。
③サイアムセラドン
副菜やデザートがつくお得なタイのセットランチ
こちら「サイアムセラドン」は、都内に数店舗あるタイ料理店。「セラドン」とは、タイの青磁(せいじ)器のこと。青磁のように気品のある雰囲気の中で、本格タイ料理がいただけるレストランだ。
ランチメニューはメインのほかに、ミニガパオやミニパッタイ、サラダ、プチデザートなどがセットになるのでとてもお得。
選べるメインのひとつ、「海鮮スパイシーホラパー炒めごはん」。ホラポーはスイートバジルのことで、醤油ベースのソースで炒めたプリプリの海鮮に、フレッシュで爽やかな香りが華を添える。
タイ風チキンカレーヌードル「カオソイ」もファンが多いメニュー。クリーミーでこく深いスープを絡ませた麺を盛大にすすると、揚げヌードルのパリパリとした食感も交じって口の中が楽しい。
定番のグリーンカレー、どこか懐かしい味のする空心菜炒め、シャキッとスパイシーなガパオなど、ほかにも選択肢はいろいろ。ランチタイムは、平日11時~17時、土日11時~16時と長いので、余裕をもって来店できるのもうれしい。
④トラットリア レモン
ワインも選べるカジュアルイタリアン
明治大学近くにある「トラットリア レモン」は、1987年の創業以来、ここ御茶ノ水の地で多くの人に愛されてきたお店だ。胡桃の木とアイアンを組み合わせた心落ち着く店内で、肩ひじはらずにシェフが丁寧に作ったイタリアンをいただくことができる。
ランチではドリンクとスパゲッティやラザニアがセットに。このドリンクが果物のフレッシュジュースだったり、ワインが選べたりして、人気を後押ししている。
「野菜のレモンクリームソーススパゲティ」や「生ウニのスパゲッティ」のほか、オープン当時の味を引き継ぐ明太子ベースのスパゲッティも不動の人気。
また、これを目当てに来る人も少なくない「ラザニア」は、むっちりと弾力のあるパスタと、濃厚なボロネーゼソースが溶け合うように層をなす。
ちょっと豪華なランチには、前菜やお肉のメイン、ドルチェがついたセットメニューもおすすめだ
住所:東京都千代田区神田駿河台1-5-5 レモンビル 1F
個室:無し
⑤ラヴィ
格式高い空間で渾身のフレンチを
「ラヴィ」は、1954年に創業した山の上ホテルのメインダイニングだ。静謐で上品な空間と芸術的ともいえる正統派フレンチは、多くの文豪にも愛されたという。※土日・祝日のみ営業
ランチは、6,600円・9,900円・13,200円の3つのコースがあり、内容は季節ごとに変わる。
本当においしい食材を、とシェフ自身が厳選した旬の野菜や魚介、最上級の肉を、それぞれの持ち味に耳を傾けるように繊細に丁寧に調理していく。
店名のラヴィとはフランス語で「人生」の意味。ソース一滴にまで妥協のない格式高いフレンチは、大切な人との会食や記念日など、人生の節目に華をそえてくれるだろう。
住所:東京都千代田区神田駿河台1-1 山の上ホテルB1F
月曜-金曜は7:00-10:30、11:00-15:00、17:00-21:00
土曜、日曜、祝日は7:00-10:30、11:00-21:00
個室:無し
⑥cafe 104.5
ブルーノート東京が手がけるおしゃれなカフェ
御茶ノ水駅から徒歩3分。ワテラスタワー2階にあり、ブルーノート東京が手掛けるおしゃれなカフェ。店内はレンガや木材の質感を生かした内装で、ゆっくりくつろげる雰囲気だ。
ランチの定番は「国産牛と3種類のチーズラザニア」。チーズのあふれるようなトロトロ感と、国産牛ならではのじっくり濃厚なソースがたまらない。ラザニアは、具材を変えた期間限定バージョンも楽しみ。
青山ブルーノート本店でもおなじみの「特製ハヤシライス」。どこか懐かしいまろやかな味に気持ちが和む。「並盛」から「てんこ盛り」(500g)まで選択可能。ジュース付きの「お子様ハヤシ」もある。
食後のデザートには、ほどけるように柔らかなプリンや、甘さすっきりのニューヨークチーズケーキがおすすめだ。
⑦アロマズ オブ インディア
高級ホテルの品を受け継ぐ「チキンバターマサラ」
こちら「アロマズ オブ インディア」のシェフ、アミットさんはデリーの5つ星ホテル出身。確かな料理の腕前と軽快なトークで、テレビにもたびたび出演している。
あえて日本人の口にあわせない本場のインドカレーはボリュームがあり、かつリーズナブルで、ランチタイムは常連も多く訪れる。
平日ランチは、「カレー+シークカバブ」、「カレー2種+シークカバブ+チキンティッカ」など4つのパターンがあり、カレーは5種類から選べる。値段は800円からと良心的だ。
おすすめは「チキンバターマサラ」。北インドの定番カレーでどこのインド料理屋でも食べられるが、ここのチキンバターマサラは宮廷料理風。よそにはないくらい、深くリッチな味わいが特徴だ。ほとんどの人が注文するこのカレー、まろやかなコクをあなたの舌でぜひ確かめてほしい。
住所:東京都千代田区神田須田町1-21-4 神田NKビルB1F、1F
東京メトロ淡路町駅より徒歩3分
個室:無し
⑧炭焼豚丼 豚野郎
豚の旨みと香ばしい焼き目に悶絶
御茶ノ水橋口と聖橋口の真ん中あたりに位置する雑居ビルの3階。メニューは「豚丼」のみで、大(930円)、中(730円)、小(530円)のサイズ展開。
豚肉や炭火で焼いているために、いい焼き目がついて各段に香ばしい。重ねづけした特製の甘辛タレがたっぷりとしみ込み、ごはんがすすまないわけがない。
味変を楽しみたいならプラス100円で温玉もいいし、卓上にカラシがあるのでそれを好きにかけるのもおすすめ。
プラス200円でお茶漬けセットもある。ご飯と肉を適量残し、アツアツのあご出汁をかければ絶品豚茶漬けに早変わりする。
人気店につき昼時の待つこと必至だが、回転は早いのであきらめずに待べし。
住所:東京都千代田区神田駿河台2-6-15 3F
月曜-金曜は11:00-23:00(L.O.22:30)
土曜は11:00-21:30(L.O.21:00)
個室:無し
⑨チャントーヤ ココナッツカリー
日本人の舌と心にしみる創作カレー
御茶ノ水駅から徒歩6分。タイ風のココナッツベースのカレーを、日本人の口に合うようにアレンジした創作カレーのお店。
おしゃれなカフェのような雰囲気で、女性ひとりでも入りやすい。
チキン・ナス・タケノコが入った「チャントーヤカレー」が一番ベーシックなカレー。そのほか、ほうれん草・トマト・チーズ、タイ風ソーセージ・きのこ・トマト、エビ・カボチャなど、いろいろな具材のコンビネーションが楽しめる。
まろやかでクリーミーなココナッツカレーは、滋味深くいつまでも食べていたいような逸品。野菜をたくさん食べられる点もうれしい。
定番はもちろん、季節限定のココナッツカレーも試してほしい。
住所:東京都千代田区神田小川町3-28-7 昇龍館ビル1F
月曜-金曜は11:00-22:00(L.O.21:30)
土曜、日曜、祝日は11:00-21:00(L.O.20:30)
個室:無し
⑩スープカレー屋 鴻
赤VS黒!スープカレーの実力店
「鴻」と書いて「オードリー」と読むこちらの店は、大正モダン風のレトロな看板が目印。スープは「黒(豚骨)」と「赤(鶏)」の2種類で、自分好みのトッピングを選ぶスタイルだ。
トッピングは、「野菜」「チキン」「国産牛100%手造りハンバーグ」「豚しゃぶ」「ビーフ(黒のみ)」「ロースカツ」。
人気のハンバーグは、噛むごとに旨味がジュワッと広がり単体でも十分おいしいが、黒スープに浸しせばさらに食がすすむ。
スープカレーブームが去ってからも生き残り、有名店がひしめくこの激戦区の中でも高く評価される「鴻(オードリー)」は、間違いなく実力のある店。御茶ノ水でカレーを食べるなら、こちらを選んで間違いなしだ。
⑪手打蕎麦 松竹庵 ます川
蕎麦はもちろん、天婦羅も最上級
有名店が軒を連ねる界隈でも、江戸時代から続く老舗中の老舗。とはいえ外観も内装も古びたところはなく、清潔感があって入りやすい。
こちらは蕎麦だけでなく天婦羅も有名なので、ぜひ「天せいろ」をたのんでほしい。ネタは野菜、帆立、穴子、海老などいろいろあって、時期やその日の仕入れにより変動する。
天婦羅は注文してから揚げたアツアツを食べられる。衣の心地よい軽やかさと、ネタの弾むようなおいしさに、料理人の腕前が光る。
蕎麦は十割でしっかりした食べごたえを感じられる。とろりとした蕎麦湯でじんわりと体を温めて、極上蕎麦ランチの締めとしよう。
住所:東京都千代田区神田淡路町2-6
個室:無し
⑫サラファン
メディア取材も多数の有名店。本格的、ではない「本物」のロシア料理!
御茶ノ水で長年愛されるロシア料理店。ふるさとの味を懐かしむロシア人が通いつめるほどの本格派で、テレビ番組でも何度が紹介されている。
ランチは週替わりメニューのほか、「ロシア式ハンバーグ」「ビーフストロガノフ」「ロールキャベツ」などがメイン。日本人にもなじみのある料理なので、ロシア料理初心者でも気軽に利用できるだろう。
名物の「ロールキャベツ」は、肉と野菜の旨みが溶け出した酸味のあるスープがしみじみとおいしい。とことん煮込まれているのでキャベツも肉も驚くほど柔らかく、中にはお米が入っていることも特徴だ。
こちらもテレビで紹介された「ビーフストロガノフ」。白いのはサワークリームがたくさん使われているからで、酸味とこくのバランスが絶妙だ。
全品、パンとボルシチ付きでしっかりお腹を満たせる。なお余裕のある人は、ふわふわのピロシキも食べてみてほしい。
住所:東京都千代田区神田小川町3-10-3振天堂ビルB1F
月曜-金曜は11:30-13:30(売り切れ次第終了)、18:00-20:30
土曜は11:30-13:30(売り切れ次第終了)、18:00-19:30
個室:無し
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