神楽坂の特徴と焼き鳥屋を探す際のポイント
都内でも独自の雰囲気を持つ場所のひとつ、神楽坂。古くは芸者さんのいる店や料亭が多かった神楽坂には、今でもその歴史や風情を感じる街並みが残っている。
現在では、神楽坂通りを中心として、細い路地が多くあり、細い路地は石畳のところが多く雰囲気のあるカフェやイタリアン、フレンチなどおしゃれな店が現在は多く探すことのできるエリアだ。その一方で、昔ながらの商店街にあるような店も多く立ち並び、気軽に立ち寄ることもできる。
神楽坂といえば、午前と午後で車が通ることのできる方向が変わる道が多くある。午前は坂下から坂上の方向、午後は坂上から坂下の方向に、といったように独自のルールがあるところもディープだ。
神楽坂には古くから人気のリーズナブルでどこか懐かしい焼き鳥屋から、おしゃれでモダンな雰囲気漂うワインと一緒に楽しむような焼き鳥屋もある。この記事では、口コミ人気の高い店を中心に神楽坂の焼き鳥屋をご紹介したい。
神楽坂の人気おすすめ焼き鳥店 11選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
価格帯 | 個室 |
① 焼鶏 うぐいす | 1万-1万5000円 | 無し |
② 鳥栄 | 2000-3000円 | 無し |
③ 竹屋 | 2000-3000円 | 無し |
④ 焼鳥 やむちゃん | 3000-4000円 | 無し |
⑤ バードグリル トリノ | 5000-6000円 | 有り |
⑥ Rouge | 4000-5000円 | 無し |
⑦ YAKITORI 葵 | 6000-8000円 | 有り |
⑧ 白金 酉玉 | 5000-6000円 | 無し |
⑨ 本家あべや 神楽坂店 | 5000-6000円 | 有り |
⑩ 焼鳥 茜 | 1万-1万5000円 | 無し |
⑪ 文ちゃん | 8000-1万円 | 無し |
①鶏 うぐいす
100種のワインが楽しめる大人の焼き鳥店
取り揃えられているワインの多さに定評がある「うぐいす」。ボルドーやロワールだけではなく、イタリアや日本などからも厳選しているので、約100種類のワインを楽しむことができる。店内はカウンター席のみだが、席間が広いので、ゆったりと過ごせるのも魅力だ。神楽坂でワインを片手に焼き鳥を楽しみたくなったら訪れてみて欲しい。
用意されているコースは3種類。もっとも手軽な「焼き鳥コース」(3,800円)でも、サラダや前菜などを含めた全14品を楽しむことができる。鶏肉は比内地鶏をはじめ、近江軍鶏、大山どりなどさまざまなブランド鶏を使い、地鶏による味わいの違いも満喫できるようになっている。会食や接待には、全20品のフルコース「うぐいすコース」(6,500円)がおすすめ。
住所: 東京都新宿区神楽坂4-3-11 神楽坂つなしょうテラス3F
個室:無し
② 鳥栄
家庭的な雰囲気の老舗
創業46年の老舗「鳥栄」。歴史を感じさせる外観ではあるが、店内は清潔感のあるアットホームな雰囲気となっている。客の年齢層はかなり高めだ。8名程度が利用できる小上がりや、最大で30名まで対応できる2階の座敷などもあるので、会社宴会などでも利用することができる。焼き鳥以外には鰻や魚料理があり、冬には鍋を楽しむこともできる。
アルミホイルが巻かれた見た目に懐かしさを感じる「もも焼き」(690円)は、店のおすすめメニュー。パリッとした皮とジューシーな肉で酒が進むだろう。このほか、塩気と柚子の味わいが絶妙な「自家製塩辛」(450円)や、常温で楽しむ「とりわさ」(650円)など、酒好きにはたまらないメニューが豊富に用意されている。
住所: 東京都新宿区神楽坂3-2
個室:無し
③ 竹屋
地元民に愛されている人気店
神楽坂の地元民から親しまれ続けている名店「竹屋」では、炭火でじっくりと炙る鶏や豚の串をリーズナブルに楽しむことができる。ちょっとした飲み会での利用だけではなく、ひとり飲みでも全く違和感のない落ち着いた雰囲気は魅力だ。気さくな夫婦が経営する居心地のいい店内で、ゆっくりと絶品串と銘酒を堪能して欲しい。
焼き鳥は「ねぎ間」「皮」などが100円、「せせり」や「正肉」が120円など驚くほど安いが、それぞれが本格炭火焼き鳥に仕上がっている。「ぼんじり」(120円)は、独特な甘みと食感が楽しめる一品。また、「つくね」(230円)では、大ぶりで、コリコリとした軟骨の心地良い食感とピリっとした辛味を存分に楽しむことができる。
住所: 東京都文京区関口1丁目7-5
土曜は17:00-不定
個室:無し
④ 焼鳥 やむちゃん
安心価格で焼き鳥が楽しめる店
焼き鳥1串130円から楽しむことができる「やむちゃん」。昔懐かしい雰囲気が漂う店内は適度な賑わいをみせているので、大衆居酒屋の雰囲気を満喫することもできる。酒も比較的利用しやすい価格で提供されているため、好みの串と酒を気軽に注文することができるだろう。
人気の1串「鳥レバー」(130円)では、適度な弾力と、とろけるように残った芯の絶妙な火入れを楽しむことができる。「鳥せせり」(130円)は、脂の甘さと鶏の香ばしさがたまらいない1串。丁寧な火入れに絶妙な塩加減が最高に合うので、どの串も塩でオーダーすることをおすすめしたい。このほか「トマトのベーコン巻」など、焼き鳥以外の串も文句のない美味しさだ。「うずら卵の串」や「納豆巻き串」などのオリジナルメニューも豊富。
住所: 東京都千代田区富士見2-4-7 林ビル1F
個室:無し
⑤ バードグリル トリノ
世界各国のワインと共に焼き鳥を楽しむ
まるでビストロのような雰囲気の「バードグリル トリノ」では、洒落た店内で焼き鳥とワインのマリアージュを楽しむことができる。壁面のワインとスタイリッシュでモダンな空間には、焼き鳥店のイメージが全くない。こだわりの焼き鳥には大山どりを使用。備長炭でじっくりと焼き上げたふっくら食感に、品の良い甘さのタレがよく絡む。もちろん、ワインとの相性は抜群だ。
注文に迷ったら、おまかせ焼き鳥の焼きたてが次々に楽しめる「おまかせコース」がおすすめ。6本1,500円、8本1,980円、10本コースは2,480円となっている。なお、内蔵系の串には臭みが少ない比内地鶏を使用している。部位によって使う地鶏を変えるというこだわりは見事としかいいようがない。
⑥ Rouge
ワインと共にリーズナブルな焼き鳥を!
厳選されたワインと備長炭で焼き上げた絶品串が味わえる「Rouge」。カウンター席に座れば、焼き場を見ながら極上の時間を過ごすことができる。炭火焼きの臨場感が楽しめるのも焼き鳥の醍醐味だ。このほか、足を下ろしてゆっくりとくつろぐことができる小上がり席や、4名用の掘り炬燵式テーブル席も用意されているので、女子会などの利用にも最適。
鶏肉は全て国産鶏を使用。味と質には間違いがないので、ワインを飲むペースも早くなるはずだ。メニューは、「砂肝」や「はつ」が210円、「ささみワサビやき」は260円、「もも」「ぼんじり」「手羽」「レバー」などは280円となっている。比較的利用しやすい価格設定といえるだろう。食事メニューは「至福のご飯」(600円)や「特製そぼろ丼」(800円)など。
住所: 東京都新宿区神楽坂6-26
個室:無し
⑦ YAKITORI 葵
希少部位も豊富なおしゃれ居酒屋
ワインと焼き鳥コースが楽しめる「YAKITORI 葵」は、裏路地にひっそりと佇んでいる大人のための隠れ家だ。カウンター席が中心だが、個室も用意されているので、接待や会食にも使うことができる。鶏肉はふっくらとした食感が特徴の大山どりを使っているが、臭みの強いレバーなどには風味豊かな比内地鶏を使用しているので、内蔵系の串が苦手という人でも食べやすい仕上がりになっている。
希少部位が豊富に揃っているのも特徴だ。気管食道「おたふく」(280円)や、骨盤内の部位「ソリレス」(280円)、卵巣と卵管を使った「ちょうちん」(300円)などをワインと共に楽しめる。店長がソムリエの資格を保有しているので、ワインの品ぞろえは期待を裏切ることはない。存分に逸品串とのマリアージュを楽しんで欲しい。
⑧ 白金 酉玉 神楽坂店
紀州備長炭で焼き上げる予約必須の人気店
24席全てがカウンター席の「白金 酉玉」では、30種類以上の希少部位を楽しむことができる。紀州備長炭で焼き上げられた香ばしい焼き鳥には、それぞれの串に最適な味付けが施されているので、あとは、提供された絶品をただ味わうだけでいい。酒は全国から厳選された銘酒ばかりだ。全席禁煙なので、たばこの煙が苦手な人にもおすすめ。
おすすめコースは「酉コース7本」(1,980円)、「玉コース10本」(2,780円)、「白金コース12」本(3,580円)の3種類が用意されている。臭みのない「丸ハツ」や、コリコリとした食感の「つくね」、うずらの黄身と混ぜて味わう口直しの「大根おろし」などを、存分に楽しんで欲しい。なお、人気店なので利用するなら予約は必須である。
住所: 東京都新宿区神楽坂5-7 山桝ハウス B1F
個室:無し
⑨ 本家あべや 神楽坂店
丸鶏から捌いた比内地鶏が楽しめる
捌きや串打ちは全て店内で行っている「本家あべや」。炭にもこだわっているので、提供されるのは絶妙な焼き上がりのひと串だ。鶏肉は風味豊かな比内地鶏を使用、丸鶏を当日使う分だけ串打ちしているため、鮮度にも間違いはない。6名から8名で利用できる和風個室も用意されているので、飲み会や会社宴会での利用にも適しているだろう。
おまかせ盛り合わせ串は3本1,171円から。単品串は、定番の「皮串」(356円)や「砂肝串」(410円)のほか、希少部位の「ソリレス串」(486円)や、本数限定の「白レバー串」(518円)など種類は豊富。比内地鶏に合わせた秋田の銘酒も各種取り揃えられている。全ての串は売り切れ次第終了なので、狙いの焼き鳥がある場合には早めの利用がおすすめ。
住所: 東京都新宿区神楽坂3-2-4 co&coビル B1F・1F
土曜、日曜、祝日は11:30-15:00 17:00-23:00
個室:有り
⑩ 焼鳥 茜
焼き鳥も居心地の良さも極上!
開店してまだ間もないながらも、常連客が着実に増え続けている「茜」。店内はカウンター席のみだが、席間や席の後ろに余裕を持たせた空間になっているので、窮屈な思いをすることはないはずだ。頑固な店主が経営する焼き鳥店も散見されるが、この店では温和な夫婦が心地良く出迎えてくれる。
大将がソムリエの資格を持っているのでワインの種類は豊富。どれが合うのかわからなければ、全ておまかせで問題ない。それぞれの串に合った最高の1杯を選んで提供してくれる。コースは4,300円から。「胸肉のねぎまと大葉」や「比内地鶏のつくねと初卵」などの絶品に、極上の親子丼か鶏茶漬けで〆るという豪華極まる内容。ワインはペアリングで楽しむこともできる。
住所: 東京都新宿区天神町68 滝沢ビル1F
個室:無し
⑪ 文ちゃん
職人技がキラリと光る絶品焼き鳥
神楽坂では外せない名店との声も多い「文ちゃん」。大将は職人気質なので店内撮影は禁止となっている。初めは戸惑うかもしれないが、実はきさくな人物だとすぐに気づくはずだ。焼き鳥のネタはなくなり次第終了なので、絶品串と店の雰囲気を存分に楽しみたいなら、19時までの利用をおすすめしたい。
焼き鳥の味付けは全て塩なので、鶏肉の持っている本来の美味しさを存分に楽しむことができる。焼き鳥のクオリティは極めて高く、ネタに応じて微妙に火加減を変えていく見事な焼きには緊張感すら漂っているのを感じるだろう。ぜひ、素材も味わいも満足できる串の数々を楽しんで欲しい。値段の表示はないので「時価」というとになるが、基本的には1本500円から600円程度である。なお、カードはDinersのみ使用可となっているので支払い時には要注意。
住所: 東京都新宿区神楽坂3-6 高橋ビル2 B1F
個室:無し
まとめ
今回は、神楽坂でおすすめの焼き鳥店を紹介した。
神楽坂らしく、落ち着いた雰囲気の中食事やお酒が楽しめるお店も多い。
ぜひ本記事を参考にし、神楽坂エリアの焼き鳥店を堪能してほしい。