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飲み天国!【阿佐ヶ谷】で人気の秀逸居酒屋おすすめ15選

大通りの裏に広がる中央線屈指の飲み天国

東京23区の西側に位置する杉並区。住宅街でありながら緑が多く、昔ながらの商店街も健在で、若者からお年寄りまで人気の居住エリアだ。JR中央線沿いの阿佐ヶ谷は、そんな杉並区の要である杉並区役所と、区のシンボルともいえるけやき並木が美しい中杉通りを有する。また、駅南側には洗練されたアーケード街「パールセンター」があるが、横道に逸れると、年季の入った路地が張り巡らされ、歴史ある小さな居酒屋やバーがひしめきあっている。演劇やジャズなど、カルチャーの発信地としても名高い阿佐ヶ谷。昔から、熱い想いを抱く文化人たちが夜な夜な酒を片手に談義を交わしてきた背景もある。
この記事では、閑静な住宅街という魅力はいったん横におき、中央線屈指の「飲み天国」という切り口から阿佐ヶ谷にフォーカスをあて、お酒も料理も美味しいおすすめの居酒屋を紹介しよう。

飲み天国の阿佐ヶ谷で人気の居酒屋15選(目次)

店舗
(クリックで詳細)
平均予算 特徴や内容

①瀬戸海人(せとうみんちゅ) 阿佐ヶ谷店

3000円-4000円 沖縄×広島=阿佐ヶ谷の全方位居酒屋

②えんがわ 阿佐ヶ谷

3000円-5000円 【半個室あり】鮮魚としゃぶしゃぶが自慢の大衆割烹

③立呑風太くん

1000円-2000円 阿佐ヶ谷のカオス酒場で洗礼を受ける

④ふみ屋

2000円-3000円 地元の人気店は鰻との焼きとんの両刀使い

⑤がいや

2000円-3000円 【個室あり】宇和島の鮮魚が織りなす絶品料理

⑥やきとん 瑞貴 (みずき)

2000円-3000円 格安絶品やきとん 単品メニューもファン多し

⑦居酒や 越川

3000円-4000円 厚切り刺身とおつな居酒屋メニューが魅力

⑧つきのや

2000円-3000円 くさやは必食。常連に愛される懐かしの昭和酒場

⑨酒菜や まつ

3000円-4000円 【個室あり】元寿司職人の店主がふるまう酒菜に感動

⑩東京コケコッコ本舗 阿佐ヶ谷店

3000円-4000円 気軽に入れる鶏専門居酒屋、魚もおすすめ!

⑪かきっこ商店

2000円-4000円 春夏秋冬、牡蠣が旬!

⑫和田屋

2000円-3000円 老舗の味と風情を受け継ぐ大衆居酒屋

⑬やんたけ

5000円-6000円 旬の味わいが最大限に生きる無添加料理

⑭阿佐ヶ谷20taps

2000円-4000円 都内各所の厳選クラフトビールが終結

⑮浩太郎丸

1000円-3000円 【個室あり】元芸人店主に心と胃袋をつかまれる

①瀬戸海人(せとうみんちゅ) 阿佐ヶ谷店

沖縄×広島=阿佐ヶ谷の全方位居酒屋


南口のロータリーを渡り、セブンイレブンの右側に伸びる川端通り商店街を少し行くと、沖縄感満載の店構えに出会う。しかし中に入るとそこかしこに赤白の広島カープグッズの数々が…。そう、ここ「瀬戸海人」は、沖縄と広島のミックスカルチャーが息づくちょっとめずらしい居酒屋なのだ。

もちろん料理もいいとこどりの合わせ技。沖縄系は手づくりジーマミー豆腐、島らっきょう、ソーキそばやタコライスといった定番ものはもちろん、ジェノベーゼソースがポイントの「海ぶどうのせソーミンチャンプルー」やだし巻き卵の中でチーズがとろける「ふわふわポーク玉子」など、店ならではの創作料理も人気だ。一方、広島系では、目の前の鉄板で焼いてくれる広島お好み焼き、旨みが濃い瀬戸産ネギを使った「とろとろもちチーズネギ焼き」、牛すじに半熟卵が優しく絡む「すじこんねぎ焼き」などがテッパン。なお、カープが勝利した日は、広島お好み焼きが100円という太っ腹だ。

スタッフも元気いっぱいで店はいつも活気溢れる雰囲気。カウンター、テーブル、ソファ、座敷、掘りごたつありの全方位型空間で、お酒や料理、スポーツ観戦を楽しもう。「なぜ沖縄×広島?」というシンプルな質問はぜひスタッフまで。


店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐谷南3-34-15

アクセス: JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩2分
営業時間:[月曜-木曜、日曜、祝日]17:00-翌3:00(L.O.2:00)
[金曜、土曜、祝前日] 17:00-翌5:00(L.O.4:00)
定休日: 無休
価格帯: 3000円-4000円

②えんがわ 阿佐ヶ谷

【半個室あり】鮮魚としゃぶしゃぶが自慢の大衆割烹


店内は全席掘りごたつでジャズの流れるくつろぎ空間。厳選した日本酒とともにふるまわれる一押しは、毎日市場から仕入れる新鮮な魚介と、豚肉にこだわるしゃぶしゃぶだ。

魚料理は、刺身の盛り合わせなどの定番のほかに、その日のおすすめ料理がいろいろ。真鯛のカブト煮、本マグロのカマ焼き、はもの天ぷらなど、旬の美味しさをダイレクトに味わえる逸品が人気だ。また、野菜もたっぷりとれるしゃぶしゃぶのメインは、新潟の雪室熟成豚。薄くスライスされた肉をさっとお出汁にくぐらせ噛みしめると、濃厚な旨みが口いっぱいに広がる。

そのほか、和牛を使った料理もこの店のテッパン。カルパッチョや炙り寿司、サーロイン焼肉丼など、酒のアテから〆飯まである。お通しがないかわりに注文するおばんざい各種も、季節を感じる繊細な味わいで日本酒がすすむ。

お酒や料理は本格派でも、店は気さくで温かな雰囲気。女性だけのグループも歓迎だ。飲み放題のコースも各種あるのでチェックしてみよう。

店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐谷南3-34-15 第一横川地所ビル 1F

アクセス: JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩3分
営業時間:[月曜-土曜]17:00-24:00(L.O.22:45)
[日曜・祝日]17:00-23:30(L.O.23:00)
※12月・1月は月曜も営業
定休日:年末年始(12/31-1/3)
価格帯:3000円-5000円

③立呑風太くん

阿佐ヶ谷のカオス酒場で洗礼を受ける

所在は阿佐ヶ谷駅北口屈指の酒場街、スターロード。夜には色とりどりの看板が誘うなかで、立ち呑みするレッサーパンダを目印に。店に入ると占拠するそのまんま軽トラックにまずびっくり。それを改造したカウンターで、上機嫌な常連客がわいわいと立ち飲みでグラスを交わす。カオスな雰囲気に初心者は気後れしがちだが、ここはひるまずにいこう。外国人観光客もちらほら、人間関係の境界線はこの上なくあうあやふやなので、酔っていくうちに溶け込んでいけるだろう。お酒の種類は豊富で、なかにはオロナミンCが瓶ごと突っ込まれたサワーやアラレのふりかかった緑茶ハイなども。乾杯のたびに銅鑼が鳴るので飲みのテンションが順調に上がっていく。

雰囲気にもっていかれてアテを味わい忘れてはもったいない。特製のポテサラ、やわらかなモツ煮、ピリ辛なチョリソー春巻き、香ばしさ満点の炭焼き盛り合わせ、スパイスが痺れるおつまみカレーなど、どれも驚くほど本格派。しかもすべて500円以下と良心的な値段がありがたい。

飲み天国、阿佐ヶ谷の洗礼を受けるなら、間違いなくこちら。

店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐谷北2-12-5

アクセス: JR阿佐ヶ谷駅北口から駅徒歩2分
営業時間:15:00-24:00
定休日: 無休
価格帯: 1000円-2000円

④ふみ屋

地元の人気店は鰻との焼きとんの両刀使い

阿佐ヶ谷駅北口に出て、中杉通りから左に逸れたところにある阿佐谷商和会商店街。駅前の喧騒から離れた静かなエリアだが、地元の人たちに愛される名店がいくつもある。そのなかで一級の鰻とやきとんが食べられると人気なのが、ここ「ふみ屋」だ。

鰻串は、短冊、クリカラ、キモ、エリ、ヒレの5種類がある。部位ごとに注文できるが、味わいがそれぞれに違うので、全種類たのんで食べ比べをするのも楽しい。どの串も脂のり十分でサイズも大ぶりだが、値段は1本300~350円程度とコスパも良い。同じくボリューミーな焼きとんは、とくに甘味噌ダレが絡むカシラや、葱ごまダレでいただくレバーなどがおすすめ。他にも新鮮な刺身やめずらしいどじょうの唐揚げ、サーモンときのこのグラタンなどの単品料理を堪能しつつ、〆はまろやかな味わいの鰻のタレ玉子かけご飯や、しっかり辛口のモツカレーで着地しよう。

サッポロラガービール(赤星)やキンミヤ焼酎で提供されるホッピーや酎ハイなど、お酒も外れのない品ぞろえ。地元密着型の静かなる名店で、鰻と焼きとんの極上パラレルを堪能しよう。

店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐谷北1-27-5 1F

アクセス: JR阿佐ヶ谷駅北口から駅徒歩5分
営業時間:[月-水・金・土曜]17:00-24:00(L.O.23:30)
[日曜・祝日]17:00-23:00(L.O.22:30)
定休日: 木曜
価格帯: 2000円-3000円

⑤がいや

【個室あり】宇和島の鮮魚が織りなす絶品料理

「東京の人に美味しい魚を食べてもらいたい」――。そんな思いから店を開いた店主は、愛媛県宇和島の出身。信念に共感してくれた地元の鮮魚店と直接契約し、宇和島漁港から新鮮な魚を仕入れている。

店主が「旬」と「手作り」こだわる料理は、素材の良さを最大限に発揮しながら、刺身、煮物、焼物、創作とさまざまなかたちでふるまわれる。一番人気は「宇和島鯛めし」。炊くのではなく、鯛の刺身と出汁につけた生卵をあったかご飯にかけていただく。そのほか、味付けこんにゃくに刻んだみかんの皮やでんぶをのせた「ふくめん」や、練り物が有名な宇和島ならではの「じゃこ天」など、本場の郷土料理が味わえる。

もちろん、おなじみの居酒屋メニューもラインナップ。鶏・豚の串焼き、揚げ物、海鮮ピザ、もつ煮、旬魚の一夜干し、だし巻き玉子など、単品料理は種類豊富だ。酒は、石鎚や賀儀屋、山丹正宗など愛媛の地酒のほか、こだわりの日本酒を月替わりで提供している。利き酒セットで飲み比べてみよう。

「がいや」は宇和島の方言で「すごい」という意味なのだとか。地元愛と顧客愛にあふれる店主の気概たるや、まさに「がいや」!

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷南3-37-5 エレガント阿佐ヶ谷 1F

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩2分
営業時間:17:00-24:00
定休日:不定休
価格帯:2000円-3000円

⑥やきとん 瑞貴 (みずき)

格安絶品やきとん 単品メニューもファン多し

板橋の人気やきとん屋で修行した店主が2019年にオープン。ALL110円のやきとん串のほか、煮込み、揚げ物、ステーキなど単品ラインナップも多彩。常連客の多い繁盛店なので、予約が必須だ。

レスポンスの早いお店で、やきとん盛り合わせはハイピッチで出てくる。ゆっくり味わいたい場合は気になるものを1本ずつたのむのもよい。レア感が濃厚さを際立てるレバー、肉汁ジューシーなハラミ、口の中でとろけるキクアブラなど、極上のやきとん串が味わえる。人気のハラミステーキは早めの注文が得策。表面カリッ、中は柔らか、タレと大根おろしをからめた至福の一品だ。ほかにも、しその葉でなめろうを巻いて揚げたなめろう天、ナンコツの食感がアクセントのチーズつくね、バゲットにのせていただくスパイシーなキーマカレーなど、人気メニューが多数ある。

大満足の味とボリュームでも値段はとにかく安い。余裕をもつべきは財布ではなくおなか、ということでやきとんの新しい名店へいざ、出陣しよう。

店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐谷南3-34-14 小堀ビル 1F

アクセス: JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩2分
営業時間:17:00-24:00(L.O.23:00)
定休日: 木曜
価格帯: 2000円-3000円

⑦居酒や 越川

鮮度抜群の刺身を厚切りで。おつな居酒屋メニューも魅力

阿佐ヶ谷屈指のレトロ横丁、いちょう小路。粒ぞろいの名店が軒を連ねるなか、「越川」は鮮度のよい刺身と、カジュアルながら味レベルの高い居酒屋メニューが人気の店だ。刺身は分厚い切り身がお約束で、くさみがなく新鮮そのもの、そしてリーズナブル。単品ものは、じゃがバター、ニラ玉、もやしとウインナーの炒め、長芋サラダ、鶏わさ、牛すじ煮込み…、お酒がすすむシンプルなメニューがとにかく美味しい。とくに5個盛りの餃子はファンが多く、おかわり希望の場合は1つ70円から追加注文できる。

お酒はビール、ワイン、サワー、ホッピーと種類豊富。種類豊富な日本酒は時期により入れ替えがあるため、行くたびに新しい名酒に出会える。

常連客が多いが、飛び込みのお客さんも歓迎。スタッフの温かみのある接客が心にしみる。古き良き時代を彷彿とさせる路地に迷いこみ、至福の一杯を。

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷南3-37-5 米倉ビル 1F

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩3分
営業時間:[月曜‐土曜]16:30‐翌4:00 [日曜]16:30‐24:00
定休日:無休
価格帯:3000円-4000円

⑧つきのや

くさやは必食。常連に愛される懐かしの昭和酒場

ガラス戸のむこうに見えるのは壁一面に貼られた短冊の品書きと飾り気のないざっくばらんな店内。そこでは、ネクタイを緩めたサラリーマンやサンダル履きの若いカップルが楽しそうにグラスを傾けている。JR阿佐ヶ谷駅からはそこそこ離れた路地裏にありながら連日大賑わいの、知る人ぞ知る人気酒場だ。

昭和の風情を残したおつな肴が高評価。とくに海鮮ものの品数が豊富だ。お客さんの多く注文する新鮮な刺身は、その日のおすすめから3、5品を盛り合わせてもらう。3品で1000円程度だからコスパも良好だ。生しらす、牡蠣、サザエのつぼ焼、づけ(伊豆諸島の特製ダレにつけた刺身)、なめろう、かにみそ、ホタルイカ沖漬けなど、酒好きにはたまらないアテがよりどりみどり。そしてこの店の名物ともいえるのが「くさや」。時期によって入るいわしや秋刀魚、サメなどの珍くさやも必食だ。

日本酒は純米酒の品ぞろえがよく、日本酒ファンであっても知らないめずらしい地酒もちらほら。何を呑むべきか?と悩んだら、利酒師の資格を持つスタッフに尋ねてみよう

店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐谷南1-14-12 パティオエルスール 1F

アクセス: JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩8分
営業時間:17:00-24:00
定休日:月曜
価格帯:2000円-3000円

⑨酒菜や まつ

【個室あり】元寿司職人の店主がふるまう酒菜に感動

阿佐ヶ谷駅南口、アーケードを左に逸れた所にある「一番街」。年季の入った飲み屋やバー、喫茶店の小さな扉が連なる、なんとも香ばしいエリアだ。そのうちの一軒である「酒菜や まつ」は、元寿司職人の店主が美味しいつまみを安く提供する呑ん兵衛にうれしい居酒屋。店に入るとカウンター前には日本酒がずらり、その横には見るからに鮮度のよい刺身や生魚が横たわるショーケースが鎮座する。

刺身盛りはマストオーダー。名物の本マグロの切り落としを筆頭に、新鮮な旬魚をいただける。また、ふわふわ食感の白子ポン酢トロみがたまらない低温蒸しのあん肝お出汁が絶妙の大根梅煮など、酒の旨さをぐっと底上げする上級のアテがそろう。居酒屋の定番メニューも豊富で、とくに炒飯、ラーメン、カレーなどの〆飯(麺)はファンが多い。なお、大勢で飲みたい場合は3時間5500円の飲み放題コースが人気。レアな地酒を含むすべてのお酒が飲み放題になり、料理はその日のおすすめが9品つく。

レベルの高い味と多彩なコスパメニュー、全席禁煙も手伝って、子どもからお年寄りまで客層の幅広い「酒菜や まつ」。地元の常連さんに交じって絶品の酒菜をつまみながら美味しいお酒を楽しもう。

店舗情報

住所: 東京都杉並区阿佐ヶ谷南2-21-14

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩4分
営業時間:17時-25時(L.O.30分前)
※金曜日のみ26:00閉店
定休日:日曜、祝日
価格帯:3000円-4000円

⑩東京コケコッコ本舗 阿佐ヶ谷店

気軽に入れる鶏専門居酒屋、魚もおすすめ!

鶏専門の居酒屋で、阿佐ヶ谷駅南側の高架から少し入ったところにある。名物は「ヒナ鶏の半身揚げ」で、皮はぱりっとクリスピー、身はふっくらジューシー。酒のアテにも最高で思わず2皿たのむ人もあり。これと並ぶ看板メニューは鶏の桜島溶岩焼きで、タレを選べる若鳥のもも、少量入荷で早め注文マストの白レバー、玉ねぎとの競演で香ばしさアップの鶏ホルモンなどが人気だ。

鶏専門店ながら魚料理も美味しいのがこの店の魅力。築地仲買直営の「魚真」から送られる新鮮な魚が、刺身、炙り、焼きなど日替わりでふるまわれる。ほかにも静岡流の黒だしがしみるおでんや、昔懐かしい味わいのメンチカツ、旨みがとろける鶏皮の煮込み、鶏味噌で食べる野菜のタジン蒸しなど、メニューの幅は広いので、何を注文すべきか楽しく頭を悩ませよう。

スタッフはフレンドリーで明るい雰囲気の店内。値段設定も低めなので客は若者が中心?と思いきや、地元のご老人や家族連れも多い。劇団の打ち上げ風景なども見られ、阿佐ヶ谷らしい活気に溢れている。

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷南3-38-31 稲葉ビル1F

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩2分
営業時間:17:30-翌0:00
定休日:無休
価格帯:3000円-4000円

⑪かきっこ商店

春夏秋冬、牡蠣が旬!


牡蠣といえば旬は11月~4月頃。しかし「かきっこ商店」では特別な保存方法により、美味しい牡蠣が1年中食べられる。本場、広島からの出店で、広島市卸売市場の免許を取得しているため、牡蠣はもちろん新鮮な魚介を市場から直接仕入れている。江田島能美産をはじめ20種類以上の牡蠣がスタンバイ。広島に行かずして牡蠣にまみれたい人、必見!

一押しは、3000円の飲み食べ放題コース。焼き蠣1kgを筆頭に、怒涛の牡蠣アレンジが続く。カルパッチョ、フライ、佃煮、バターソテー、チリマヨ、クリームパスタ、チーズリゾット、天ぷらなど牡蠣づくし20品目を堪能できる。また、牡蠣ファン友達と一緒に来店したものの「そこまで牡蠣は…」、という人のために、広島の郷土料理を含め、牡蠣以外の料理も30品用意している。とはいえ牡蠣を敬遠する人の中には旬の牡蠣を食べたことがない、という人も多いだろう。かきっこ商店なら春夏秋冬、旬の牡蠣を食べられるから、ここであらためて本当の牡蠣の魅力に出会える可能性も大だ。

1階はカウンターメインでしっぽり、2階はテーブル席で貸し切りパーティなども可能。阿佐ヶ谷にある小さな広島で、本場さながらの牡蠣パラダイスを満喫しよう。


店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷北2-2-5

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅北口から駅徒歩1分
営業時間:17:00-翌2:00
定休日:無休
価格帯:2000円-4000円

⑫和田屋

老舗の味と風情を受け継ぐ大衆居酒屋

店主は麻布十番にある創業1920年の「居酒屋 和田屋」で修行し、29歳のときにのれん分けでここ阿佐ヶ谷北に開店。訪れた人にくつろぎの時間を提供することを胸に、親子2代で営業している。

壁一面に貼られたメニューの短冊とカウンターに並ぶたくさんのおばんざい。昭和の風情満載の店内は、なんとも心落ち着く雰囲気。メニューが豊富で目移りするが、店主のおすすめはやきとんと牛モツの煮込み。どちらも身が大ぶりで食べごたえがある。並ぶ看板メニューは鹿肉料理。鹿カレーや鹿のスタミナ焼き、気になるお味はぜひ店頭で。ほかにも刺身盛り合わせ、ポテサラ、ロールキャベツ(おでん風)、煮魚、アジフライ、焼きそば、ニラ玉、キムチ炒め、とろろ納豆など、種類豊富な粒ぞろいの単品料理が昔ながらの大衆居酒屋をしっかり支えている。平均400~500円と価格も良心的だ。

店主の真心が伝わる家庭的な料理とともに飲みたい日本酒は新潟銘柄が中心。そのほか、span class=”fw-b fc-tomato-tensen”>レモンサワーや自家製梅酒も人気だ。和田屋の影響は夜中の1時まで。今夜はじっくり飲みたい…、そう思ったら和田屋ののれんをくぐり、終電ギリギリまで杯を傾けよう。

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷北2-12-22

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅北口から駅徒歩2分
営業時間:17:00-翌1:00(L.O.翌0:30)
定休日:日曜、祝日
価格帯:2000円-3000円

⑬やんたけ

旬の美味しさが最大限に生きる無添加料理

若かりし頃、バンド活動をしながら調理のアルバイトをしていた店主。料理の世界にすすむ決意をし、麻布にある某店で和食の基礎を学ぶ。その後いくつかの店を経験したのち、阿佐ヶ谷の地に「やんたけ」をオープン。店主自身が化学調味料が苦手であることから自然と無添加が店の特徴となった。メニューはその日の仕入れ材料により変わるが、定番といえるのは宮崎の地鶏料理。白レバーの刺身は他でなかなかお見掛けしない逸品で、これ目当てで来るお客さんも。また、日向地鶏の炭火焼はスジをすべて取ることで肉質が柔らかく、食べやすくしている。

そのほか京風おでん、鰹のチーズメンチカツ、しらすとみつばの和風オムレツ、島もずくとトウモロコシの天ぷら、本まぐろの刺身、やんたけ流バーニャカウダなどはほんの一例。店主が旬の食材の美味しさを最大限に引き出すべく、唯一無二の創作料理を紡ぎ出す

店内はカウンターとテーブル3卓のこじんまりとした空間。リピーターも多い人気店につき予約していくのが無難だが、タイミングがよければお一人様の飛び込み来店も可。店主の心のこもった手料理にじっくり向き合い、その美味しさを堪能しよう。

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷北2-12-4 2F

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅北口から駅徒歩2分
営業時間:18:00-23:00(L.O.22:00)
定休日:日曜
価格帯:5000円-6000円

⑭阿佐ヶ谷20taps

東京各所の厳選クラフトビールが終結


中央線沿線に展開している醸造所併設のブリユーパブ「ビール工房」。都内に6つ、所沢に1つある姉妹店からよりすぐり20種のクラフトビールを終結させたのが「阿佐ヶ谷20taps」だ。作り立てのビールの美味しさを気軽に楽しめる街のビール屋さんは、阿佐ヶ谷駅北口徒歩1分の好立地にある。

1階にはふらっと立ち寄り飲みができるカウンター席と、その前にサーバー20基がずらり。ブロンディ、レモンスタウト、サマースタウトなど人気のクラフトビールを新鮮なまま楽しめる。フルーティな香りいっぱいのビールとともにサーブされるフードメニューも人気。がっつりお肉派にはブラックアンガス牛や国産牛のステーキ、若鶏の半身揚げ、チキン南蛮。定番パブ料理を楽しみたい人にはフィッシュ&チップス、ソーセージ盛り合わせ、ガーリックシュリンプ。その他おつまみ系からしめの焼きそばまで種類豊富だ。

お散歩ついでにふらっと訪れて一人飲みもいいし、仲間とわいわいするにもうってつけのお店。大人数なら120分飲み放題コースがおすすめだ。人気フードメニューとクラフト生ビール20種を思う存分堪能できる。いろいろな種類を飲み比べて、手づくりならではの味の違いを仲間とシェアするのも楽しい。夏の肉祭りや忘年会飲み放題プランなど、季節ごとのイベントもあるので気軽に参加してみよう。

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷北2-1-8

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅北口から駅徒歩1分
営業時間:[月曜-金曜]17:00~23:30(L.O.23:00)
[土曜]15:00-22:30(L.O.22:00)
[日曜、祝日]15:00-21:30(L.O.21:00)
定休日:無休
価格帯:2000円-4000円

⑮浩太郎丸

【個室あり】元芸人店主に心と胃袋をつかまれる


パール商店街入口から徒歩2分ほど歩くと、「浩太郎丸」の大きな店看板が見えてくる。店主は元芸人という異色の経歴の持ち主。「浩太郎丸に滞在する時間、お客さんをいかに楽しませられるか」をつねに頭において接客しているという。

店主に料理の経験はないが、店として提供するものに責任を持ちたいと勉強をしていく中で、新たに店の板前になってくれる人物と出会う。長く和食の道を歩んできた経験豊富な板前が厨房を取り仕切り、料理の質がさらにブラッシュアップされた。気軽な居酒屋メニューはもちろん、本格的な日本料理を楽しめるコースも用意している。また、良心的な価格でボリュームのあるランチも人気だ。テレビで紹介された「熱海の塩さば&刺身定食」のほか、唐揚げ定食や生姜焼き定食もファンが多い。

100名収容可能の店内はテーブル、座敷、個室、半個室があり、一人から団体まで対応している。使い勝手のよさが評判を呼び、女性グループや家族連れなどさまざまな人が訪れる。店主自ら席に注文を取りにくることも多い。芸人魂から繰り出される勢いのある接客に、思わず心をつかまれること必然。

店舗情報

住所:東京都杉並区阿佐谷南1-36-16 第57東京ビル 2F 

アクセス:JR阿佐ヶ谷駅南口から駅徒歩2分
営業時間:[月曜-土曜]昼11:30-14:30 夜17:00-24:00(L.O.23:30)
※予約の場合は14:30-17:00も利用可能)
[日曜]14:00-24:00(L.O.23:30)

定休日:年末年始
価格帯:1000円-3000円

文化人も生粋の呑ん兵衛も!阿佐ヶ谷酒場、今昔。

JR、地下鉄ともに利用しやすく、区役所があり、アーケードに入れば生活必需品が何でもそろう。住みやすい街として各年代から人気の阿佐ヶ谷は、かつて、井伏鱒二や太宰治などの文士が集まるアカデミックな街だった。文化の発信地としての魅力は今も引き継がれ、近年では演劇やジャスの街として知られている。文化人の熱い談義に欠かせないのはいつの時代もお酒。阿佐ヶ谷の飲み屋街が形成されてきた過程にはこうした背景もありそうだ。もちろん、「文化どうこうはさておき、とにかく楽しく飲みたい!」という生粋の呑ん兵衛も大歓迎の街、阿佐ヶ谷。大通りの脇に広がる香ばしい飲み天国に迷い込んで、お気に入りの一軒を見つけよう。