小粋なカフェタイム
関東近郊で人気の観光地、川越。小江戸の街並みを颯爽と歩く朝は心地よい。
観光もひと段落、歩き疲れたあなたを癒すカフェがたくさんある。
この記事では小江戸・本川越エリアを中心に、コーヒーの専門店、おしゃれなカフェバーなど一息つけるカフェの名店をご紹介。
①大正館
小江戸の大正
シマノコーヒー大正館は、川越の大正浪漫夢通りにある。その名のとおり大正時代を彷彿とさせる雰囲気の店内で、おしゃでレトロなカフェタイムを。
マスターも蝶ネクタイ、コスプレではないメイド服のフロアスタッフがお出迎えしてくれる。
スマトラマンデリン(680円)。ブレンド以外のコーヒーはサイフォンで淹れて提供する。マスターに言われたほどは苦味も強くなく、酸味とのバランスがとれている。すっきり飲みやすい。
自家製プリン(630円)との組み合わせがレトロ。甘さはかなり控えめでさっぱりしている。
しっかり珈琲を味わえる本格派の喫茶店だ。
②ハツネヤガーデンカフェ
スイーツ充実なおしゃカフェ
HATSUNEYA GARDEN CAFÉは川越市元町にある。こちらの敷地内には、レストラン、カフェ、ブライダルが揃う、とてもお洒落な場所だ。小江戸・川越の街並みにとけこみ、愛されて150年。老舗「料亭 初音屋」のおもかげを宿したまま、「HATSUNEYA GARDEN」はさまざまな目的で集う人びとを迎える。
専属パティシエによる手作りスイーツは、濃厚なエスプレッソやカフェラテとともに。抹茶やほうじ茶を使ったスイーツやドリンクメニューもおすすめだという。ダブルリーフ仕様の贅沢な紅茶は、味や香りのバリエーション豊か。
不定期で開催されるデザートビュッフェも見逃せない。大人3000円、小学生以上1600円、小学生未満600円とリーズナブルな値段で。ラインナップはカシスのムースと洋梨のジュレ、クラッシックプリンほうじ茶のソース、コーヒーとマロンのロールケーキ、ナッツのチョコパウンドいちじくのソース、マロンのパルフェ(枡)、さつまいものモンブラン(枡)、などなど。スモークサーモンきの子のマリネ、秋ナスのラザニアなどの軽食、もちろんドリンクも。
③あぶり珈琲
心安らぐ珈琲空間
「あぶり」とはフランス語で「隠れ家・避難所」を意味する、「abri」からつけたとか。近年、珈琲の自家焙煎店では、高品質は当たり前。
さらに、味の個性等の評価を基準とする豆が入手可能になった。あぶりでは素晴らしい個性的な味を求めて、カスタム焙煎機を使用している。
No.1 -浅煎り-
キューバクリスタルマウンテンを贅沢に使ったアメリカンタイプ。一日の始まりにゴクっとおすすめのブレンドになっている。
No.2 -中浅煎り-
ブラジルをベースにニカラグア又はボリビアやケニアをブレンド、さっぱりと爽やかな少しの酸味にナッツのようなフレーバーとコクもある。
No.3 -中煎り-
ケニアの中煎りをベースに酸味・苦味・コク・後味のバランスNo.1ブレンド。
No.4 -中深煎り-
ケニアの中深煎りをベースにグァテマラ・ブラジルで複雑な旨味をだしスマトラのスパイスをちょっと加えたしっかりタイプのブレンド。
No.5 -深煎り-
深煎りのスマトラマンデリンをベースに苦味の効いたブレンド。深煎り独特の旨味と苦甘味が深煎りファンに人気だという。
④川越堂
コーヒーと洋菓子
古めかしい街並みの、大賑わいな通りからちょっと入ったところにあるおしゃれなタルト屋。
川越堂ブレンドと小江戸ブレンドの二種類。酸味が少ないという小江戸ブレンドがおすすめ。
タルトは5種類。チョコ、エッグ、チーズ、ラズベリー、そして「川越といえば」のサツマイモ。まわりはさくっとしたパイ生地でバターの風味が効いている。中は、卵が効いてて濃厚なカスタードが入っている。とろりとこぼれそうになるので注意。
⑤ラグカフェ ラグドエッヂコーヒーハウス
九十九里のオーガニック
川越駅からおよそ400メートル、南通町のヨシダビルにあるオーガニックコーヒーのお店。九十九里の海辺で焙煎されるオーガニックコーヒーと、さまざまな国のスパイスを使ったフード、ビール、そして国産小麦を使用した焼き菓子を提供する。
ラグドエッヂには「最果て」という意味がある。ラグタイムミュージックのような懐かしくてゆるい雰囲気、リラックスした時間の中で旅する気分になれるコーヒーハウスだ。
こだわりはコーヒーだけでない。ビールやワイン、それに合う小料理もハイレベルでリーズナブルときた。さまざまな用途で訪れられる。
⑥紅茶浪漫館シマ乃
紅茶専門
お店は西武新宿線の本川越駅から蔵造り通り方面に10分ほど進んだところにある。外には少し古めかしい雰囲気のテントが張っている。
各種フード類にはドリンクをセットすることができる。一般的には最も安いドリンクがカップリングされることが多いが、こちらシマ乃のドリンクセットは、ドリンク類は全種類から選べる。
紅茶はポット出しでティーカップ2杯分が楽しめる。オリジナルの浪漫ブレンド、紅茶のシャンパンことゴールデンダージリン、アッサム、ニルギリ、ウバ、ティンブラなど多数用意。
アレンジ紅茶も色々。ダージリンのアイスティー、ロイヤルミルクティー、ティーフロート、ダブルベリーティー、シナモンミルクティー、紅茶ミルクシェイク。
ベイクドチーズケーキ(単品480円・ドリンクセット980円)。チーズがかなり濃厚でシットリとした舌触り。
土日祝日9:00-19:00
⑦エレバート
文化財建築のアートカフェ
洋館の中に蔵が入っているような、独特の雰囲気を放つ建築が客を迎える。しっとり落ち着いたカフェタイムを、アーティスティックな空間で過ごすなら、ここエレバート。川越観光の休憩にもぜひ。
隣接の姉妹店「和創菜と四季のすし風凛」特製の玉子サンド(500円)が名物。ふわふわのだし巻き玉子を、しっとり食感のパンでサンドしている。お子様も一緒に食べられる逸品。数量限定のスペシャルメニューとなっている。
そのほか、自家製さつまいもプリン、COEDOビールなど地のものも扱う。
⑧Mie Coco
ウィーン仕込みの洋料理
本川越駅、川越市駅から徒歩15分、幸町にあるビアバー兼カフェ「ミー・ココ」。ウィーン国立音楽大学を卒業した音楽エリートでもある初山氏が本場仕込みの本格欧州料理と美酒を提供する。
最初は、得意のカレーやホットドック、ピザトーストを出していたが、ウィーン色を打ち出すためにメニューを改変。
ウィーン風カツレツのシュニッツエル、ウィーン風ステーキのツヴィーベルローストブラーテンなどの本格的ウィーン料理が登場。
シュニッツェルはレモンをたっぷりかけていただく。焼き立てのパンによく合う。
他にもドイツの伝統料理「アイスバイン(塩豚)」をウィーン流に提供したり、アンチョビコロッケや、焼いたソーセージにオリジナルのカレーソースをかけたカリーヴルストといったものも提供する。
[月曜、水曜」12:00-17:00
⑨ブライトン・カフェ
おしゃカフェイタリアン
川越丸広百貨店の目の前に個性的な看板とテラスのある一軒家。おしゃれな空間におしゃれなメニューが人気。店名はイギリスのブライトンで生活経験があるオーナーの「理想の地と地への想い」から名付けたそう。
牛タンユッケと牛タン焼き極みはメディアでも取り上げられた人気メニュー。ユッケは2時間低温調理されたタンに濃厚な卵がしっかり絡みやみつきになる。牛タン焼きは最高級の部位を使用。厚切りながらとても柔らかく、牛タン固有の食感もあり、味噌と塩とレモンでいただく。
パスタも評判高い。贅沢なこぼれイクラとノルウェーサーモンのクリームパスタ。お酒との相性もバッチリ。
⑩トライシクルカフェ 本店
ちょっとジャジーで可愛い
お洒落なアンティークの家具や小物に囲まれた店内。こげ茶の木目を基調とした、まるでヨーロッパに迷い込んだような雰囲気。吊り下げられたランプやシャンデリアが可愛いので女子会にも人気。
ランチタイムはリゾット専門店。厚切りベーコンとほうれん草、長ネギの豆乳カルボナーラが美味。玄米を使っているようで、プチプチした食感が立っている。豆乳のクリーミーさとベーコンの塩気がよく調和がとれている。
夜は記念日コースも人気。梅酒も50種類ほど用意、そちらもオススメだ。
ディナー17:00-24:00