レジャーの「横浜」
「横浜へ行こう!」 ランドマークタワー、パシフィコ横浜、ワールドポーターズ、そして海。
グルメとショッピングがつまった港町・横浜で遊ぶ、となったら。あなたが訪れるのは「横浜駅」ではなく桜木町駅やみなとみらい駅のはず。
この記事では横浜駅から徒歩15分ほどの「みなとみらいエリア」から、ランチのおいしいお店を紹介する。
ディナーとは違ったお得なサービスを提供するお店を中心に、「2000円以下」のリーズナブルなランチを厳選。
①らんまん食堂 MARK IS みなとみらい店
金賞のから揚げ
2013年6月21日のグランドオープン以来、女子中高生、O Lで賑わい、横浜トレンドの中心を担い続けてきた「MARK IS みなとみらい」。施設内にはさまざまなショップ、グルメがひしめく。
「金賞のから揚げ」って無数に存在しているの?と思っているのは私だけか。国内に「金賞」のから揚げが数多あるなかで、ランチに、ご飯とサラダとともに定食で楽しめるお店はそう多くないだろう。
「らんまん食堂 MARK IS みなとみらい店」は4階フードコートの中にある気軽なご飯やさん。
金賞のから揚げだけあって、そのクオリティは折り紙付き。揚げたてサクサク、中はジューシーだ。
ハッピーアワーも実施しており、生ビールが半額の190円でいただける(期間限定)。
全メニューテイクアウトにも対応しており、おうち時間や海辺でのピクニックにも利用できる。
②ガーリック・ジョーズ
ニンニク推しレストラン
太古の昔から、世界各地で強壮食材、スパイスとして使われてきたニンニク。ニンニクを食べ始めると、まず中枢神経の鎮静と安定に訴えながら、脂質代謝にも働きかけて血管を拡張し、血行が促進される。血管内の疲労因子は徐々に取り除かれ、ストレスの随伴症状である神経性の便秘・下痢・肩こり・胃痛なども消える、素晴らしい食材だ。
横浜元町生まれのニンニク料理専門店、「ガーリックジョーズ」。ニンニクを全面にプッシュする店内は、一面の壁画にガーリックワールドを表現している。
「え、お昼からニンニク?」、というそこのあなた。安心してください。ランチメニューは半分以上がニンニクなし。シチュエーションを選ばず利用できる。
ランチメニューのおすすめは「ガーリックチャーハン」。ひとくち食べれば風味が広がる。しかしニオイが残りそうなほど強めではないので安心だ。ここに卓上の唐辛子を振りかけたら辛味が加わって一層美味しく。厚めにカットされた肉、そしてレタスが食感にアクセントを加え、単調にならずに楽しめる。
ランチメニューはすべての料理にドリンクバー、スープがつくのも魅力だ。
③甍(いらか)
マイルドな二郎系
都の西北 早稲田の森に〜 そびゆる甍は 我らが母校〜
いまや早稲田大学校歌でしか聞くことのない「いらか」というワードだが、横浜のラーメン通のあいだでは二郎系が想起される。
みなとみらいセンタービルというオフィスビルの中にある。この洗練された建物の中では異彩を放っている。なにせ建物の地上階では泣く子も黙るイタリアの高級車メーカー、ランボルギーニのショールームがあり、強烈なコントラストをなしている。
二郎系では珍しい「汁なし」などの変わり種もあるが、おすすめはやはり看板の「てっぺんラーメン」。そのスープは二郎系の中では醤油を中核としたスッキリした味わい。チャーシュー、野菜も信頼のおけるクオリティである。
【土曜】11:00-21:00
【祝日】11:00-16:00
④陳建一 麻婆豆腐店 みなとみらい店
スター料理人の絶品マーボー
中華料理の権威、フジテレビ系列「料理の鉄人」でも知られる陳建一の名を冠する料理店。麻婆豆腐の専門店を名乗る。
「中華」とひとくちに言っても広大な中国は食文化が多様である。一般には「四大料理」という分類がよく知られており、北京ダックや水餃子の「北京料理」、チャーシューやシューマイで知られる「広東料理」、豚角煮、小籠包の「上海料理」。そして香辛料をふんだんに使う「四川料理」は、日本では陳建一氏の父、陳建民氏が第一人者とされている
麻婆豆腐は、四川の代表料理だ。
ランチの「陳建一麻婆豆腐セット」は1200 円で麻婆豆腐、ライス、スープ、ザーサイまでついてお得だ。麻婆の辛さは5段階。やはり家庭で作る麻婆とは深みが違う。四川特有の豆板醤の辛みに中華醤油の旨味。卓上にはしびれる辛さの赤山椒と、香りのよい青山椒があり、好みの辛さにカスタマイズできる。この本格的な味わいを、この価格設定で楽しめる店はなかなかないだろう。
⑤廻転寿司 まぐろ問屋 めぐみ水産
グルメ回転寿司で舌鼓
海風にあたりながらみなとみらいを散策していると、なんとなく海の幸が恋しくなることも?
残念ながら横浜は漁港ではないが、神奈川を拠点に展開する「グルメ回転寿司」チェーンが食べログ3.5以上のハイクオリティな握りを提供している。
日本でも有数のマグロの水揚げ量を誇る三浦三崎港。そんなマグロの名所で老舗マグロ問屋として名高い「三浦恵水産」を母体とする「ネオ・エモーション」を母体とする寿司チェーンだ。
「グルメ寿司」を標榜するだけあってネタの質はかなり高い。回転しているネタをよりどりみどりに楽しむもよし、紙に記入してオーダーもよし。目の前で職人が握ってくれるのも嬉しい。
豪華五点盛りは、頭身大とろ、赤えび、生つぶ貝、のどぐろ、かんぱちのセット。かんぱちは脂ものっており美味しい。頭身大とろは普通の大とろより脂が少なく赤身が多い。口溶けがつるりとした希少部位だ。赤えびも身が締まっている。のどぐろは白身なのにふっくらした食感だ。
⑥テディーズビガーバーガー
19年連続ハワイBESTバーガー賞受賞中
みなとみらいエリアからハワイアンバーガーのご紹介。みなとみらいに訪れたならぜひ立ち寄りたい「横浜ワールドポーターズ」。最先端の「映え」グルメが並び、入れ替わりも激しい場所だ。
「テディーズビガーバーガー」は2001年から19年連続(2020年2月現在)ハワイでベストバーガー賞を受賞中の名店だ。ステーキとして食されるミスジもミンチにした贅沢なビーフハンバーグを高火力グリルでカラッと焼き上げる。秘伝の「スーパーソース」と15種のハーブを使ったオリジナルシーズニングが旨味を引き出す。
平日は学割も。ティーンの集まるエリアで「映える」ハンバーガーを楽しめる。
⑦洋食屋 綺・Luck
プチプラ・コースランチ!
桜木町駅北口から徒歩5分、海とは反対側にあるちょっとディープな洋食屋。
しかしそのブランド力は底知れない。洋食のおいしさから地元民を中心に人気を集め、なんと食べログ百名店(洋食)に選ばれている超名店だ。
ランチはグリルハンバーグのコースが圧倒的人気。セット内容は、前菜プレート・グリルハンバーグ・ライスorパン・デザート・コーヒー。前菜プレートには、大根スープ・レタスサラダ・スコーン・ポテトサラダ・野菜のテリーヌの5品が上品に並び、目にも楽しい。
続いてメインのハンバーグ、付け合わせには人参のグラッセとマッシュパンプキン。肉厚のハンバーグは、表面がカリッと焼き上げられている。よく焼き。デミグラスソースはさっぱりとしていて、肉の旨味を邪魔しない。
最後はデザート、林檎のケーキも美味。
上品な、テーブルクロスの上で絶品ハンバーグ。この体験が2000円以下とは驚きだ。
17:30-21:00
⑧RHC CAFE みなとみらい店
ロンハーマンが手掛けるおしゃカフェ
ロンハーマン(Ron Herman)は1976年、ロサンゼルスに誕生したセレクトショップ。そんなロンハーマンが手掛ける「RHCカフェ」はロンハーマンらしい心地良くリラックスできる空間を提供する。
ハンバーガー、フィッシュアンドチップス、サンドイッチなど「おしゃ」でアメリカンなフードに、スムージーやシェイクなどのトレンディなドリンクを楽しめる。アルコールも充実しており、ハートランドビール、ジン、カシス、ウォッカ、ラムなどのカクテルも楽しめる。洗練された空間にはギャップすら覚える「飲み放題プラン」もあるのがうれしい。
MARK ISのなかという立地の良さもあり、ここから駅にも周辺の商業施設にもアクセスしやすい。
桜木町駅(JR・市営地下鉄)から「動く歩道」を利用し、徒歩8分
みなとみらい駅から35m
[金・土・日・祝日・祝前日]10:00-21:00
⑨chef’s V 横浜ランドマークタワー店
横浜の夜景に乾杯
みなとみらい駅からすぐ、横浜ランドマークタワーの5階にあるイタリアン。「野菜をもっとおいしく食べていただきたい」をキャッチコピーに、からだが喜ぶ料理を提供する。
店は帆船・日本丸側に面しており、すぐ前が横浜の海を望むオーシャンビュー。大きな窓の左には横浜のシンボルの一つ、大観覧車「コスモ・クロック」が見える、実に美しいロケーションだ。
平日限定のパスタランチは1100円。お得な値段で「本日のパスタ」、スープ、パンまで楽しめる。1日20食なので早めの来店が望ましい。
「季節の7種野菜ベニエ」は軽い衣でさくっと揚げた季節の野菜を、 自家製のレモン塩で。6種茸の紙包み焼きは6種類の茸、エビ、パッケリというショートパスタを紙で包み焼き上げた逸品。 エストラゴンの香りとスープを楽しめる。どの料理も野菜の旨味を生かしており、薄味でもおいしく味わえるところが魅力だ。
神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー 5F
JR桜木町駅 徒歩約5分
横浜市営地下鉄桜木町駅 徒歩約7分
みなとみらい駅から260m
月~金
ランチ 11:00-15:30(L.O 15:00)
ディナー 17:00-22:45(L.O 21:45)土
ランチ 11:00-16:00(L.O 15:00)
ディナー 17:00-22:45(L.O 21:45)日
ランチ 11:00-16:00(L.O 15:00)
ディナー 17:00-22:00(L.O 21:00)
定休日:不定休(ランドマークタワーに準ずる)
⑩カザーナ
インドカレーの食べ放題!
みなとみらい駅徒歩1分のクイーンズスクエア地下1階、横浜ランドマークタワーのふもとにあるインド料理店だ。前述の「ガーリック・ジョーズ」の隣にある。
夜はカレーと一緒にインドのワイン、ビリヤニなどがおすすめ。各種アルコールの揃った飲み放題メニューもある。
さて、昼の目玉はカレーのバイキングだ。毎日4種類のカレー、焼きたてナン、サフランライス、バスマティーライスに加え、サラダ、デザートの食べ放題までついてなんと1000円。ちなみにバスマティーライスとは「香りの女王」というヒンディー語に由来するインディカ米だ。
カレーはどれも満足感じゅうぶんの具だくさんっぷりで、卵やチキンがゴロゴロ入っている。
食べ放題にはパンジャーブ地方のチキン料理、「チキンティッカ」も含まれる。骨のないタンドリーチキンのような、スパイシーで香り高い料理だ。
デザートはシナモン風味の揚げパンと、細い麺をココナッツミルクで煮たものなどがある。
この質、料理でこの価格。インド料理の実力に脱帽するだろう。
⑪ J.S. PANCAKE CAFE
正統おしゃパンケーキランチ
「イマドキ」文化の大家とも言えるど直球パンケーキのお店である。
J.S.パンケーキはアパレルブランドJournal Standardが手がけるカフェで、洗練された内観も大きな魅力だ。
さて肝心のパンケーキは、見た目にも鮮やかなフルーツトッピングたっぷり。イチゴやブルーベリーをたっぷり使用し、まるごと1本のバナナで大満足な1皿に。プレーンまたはキャラメリゼしたフレンチトースト仕立てのパンケーキから選べる。
キャラメルブラウニーパンケーキも独特の味わいでおすすめだ。キャラメル、エスプレッソアイス、ホイップクリームを合わせ、さらにブラウニーを生地にサンドした贅沢な一品。大人や男性の舌に合うかもしれない。
子連れも多い施設なので、ベビーカーの預かりやベビーチェア、キッズメニューの用意があるなど親子で行きやすいのも人気の秘密だ。駅チカで話題のパンケーキを感じるならココ。
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 MARK IS みなとみらい 1F
JR「桜木町」駅より「動く歩道」で徒歩8分
[月曜-木曜]10:00-20:00(L.O. 19:30)
[金曜-日曜・祝日・祝前日]10:00-21:00(L.O. 20:30)
⑫豚肉創作料理 やまと 横浜ランドマーク店
絶品とんかつをお得に
ランドマークプラザ5Fの「やまと」は、ディナーでは豚しゃぶなどでブランド豚を楽しむ創作料理店だ。
提供される肉はやまとを経営する「フリーデン」が生産する豚のもの。「やまと豚」は日本人の味覚に合わせた肉質へ改善されたブランドだ。豊かな自然につつまれた農場で、日本の最先端技術と衛生管理のもと育てられる。日本で高く評価されるとともに、2015年から4年連続でiTQi(国際味覚審査機構)において三ツ星を獲得している。特徴は、肉質のキメが細かく、柔らかいこと。赤身にクセがなく、上品な旨みがあること。脂肪はあっさりとしていて甘く、風味がよいことだ。
ランチのサービスは、ブランド豚のとんかつ膳だ。ヒレカツ、ロースカツを食べたい量に応じて楽しめる。
ロースはふっくら柔らかく、女性にも人気だ。キャベツには和風ドレッシングが添えられ、さっぱりといただける。
そのほかにも、さらに安くブランド豚を楽しめる日替わりランチ、生姜焼き定食などがラインナップ。
毎月29日は「肉の日」サービスのためランチタイムのとんかつが半額で提供される。
17:00-22:30 (L.O 21:30)
土日・祝日 11:00-15:30(L.O 15:00)
16:30-22:30(L.O 21:30)
⑬ウマミバーガー みなとみらい
世界の「ウマミ」を逆輸入
1908年、東京大学の池田菊苗によって昆布から発見されたグルタミン酸は、第五の呈味(味覚)「うま味」として数えられることとなった。日本人が発見した「ウマミ」が、100年の時を経て、いま海外で注目を集めている。
「UMAMI BURGERは、私たちが調理する全てのものに大きく大胆な味わいをもたらします」。
Umami Burgerは、2009年にロサンゼルスで誕生し、間もなく評判のハンバーガーとなった。そののち街のベストレストラン及び国内ベストハンバーガー部門でランキング入りを果たし、サンフランシスコ、シカゴ、ニューヨークに進出し、現在アメリカで16店舗を展開する規模に成長。2017年初めには、うま味の本元である日本に進出を果たし、更にその範囲を拡大している。
ランチはシンプルな「シンブルバーガー」を。力強く、バランスのとれたハンバーガー。アメリカンチーズ、スライストマト、サラダ菜、ハウススプレッド、ビーフパティで構成されている。焼き加減のおすすめは「ミディアムレア」。パティは赤身主体で肉肉しく、分厚い。ジューシーで食べ応えも抜群。ふわっとしたバンズをサクサクに焼き上げており、食感が良い。特製旨味パウダーが味の決め手だが、精製された化学調味料は不使用。乾燥椎茸、アンチョビ、乾燥昆布からなる。
⑭横濱元町ドリア 横浜ワールドポーターズ店
世界のチーズを厳選
「本町ドリア」の正体は「”神戸元町ドリア”」。まるでチーズフォンデュの様に、トロ~リ絡まるチーズと素材の旨味が見事に調和した窯焼きドリア専門店だ。こちらは全国に展開する元町ドリアで唯一、神戸に代わって「横浜」の名を冠している。
日々熟成が進むナチュラルチーズを使用し、いろんな表情で提供されている。チーズの美味しさはもちろんのこと、多くの栄養素が含まれている。オリジナルのナチュラルチーズは「白い肉」といわれるほどたくさんのタンパク質を含む。
元町ドリアでは、厳選した食材のみを使用し、毎日店舗にて「黄金の比率」でライス、野菜、ベーコンを調合し炊飯。
炊きあがったドリアライスに絶妙なバランスで具材と秘伝のソースをトッピング、高温の窯で中までじっくり火を入れ「あつあつ」の状態で提供する。
「焼きなすとベーコンのトマトクリームドリア」は表面にはスライスされたナスとトマトが並びたっぷりチーズがかかっている。トマトクリームソースとライスがしっかり調和した逸品。