ハマの玄関 ウェルカムランチ
地方からお越しのみなさま、横浜へようこそ。
しかし「新横浜」が横浜から近いと思ってはいけません。横浜駅までは地下鉄で15分程度、それなりの距離があるのが新横浜です。
おっと、横浜にたどり着くまでランチにありつけない? そんなあなたに、新横浜で高評価を得る絶品ランチのお店を。
この記事では食べログで3.5以上のお店だけを10、厳選して紹介する。
①利尻らーめん味楽 新横浜ラーメン博物館店
最強昆布の最強コンボ
横浜駅から380メートル、全国にその名を轟かせる「新横浜ラーメン博物館」。そこへ堂々と軒を連ねる「利尻らーめん味楽」は昆布出汁を使用したオリジナリティ強めのラーメンを提供する。北海道利尻島にある本店は過去2回、ミシュラン北海道版でビブグルマンに選出されている。
利尻島では島民が6月から7月にかけて、近海で採取した昆布を1枚1枚丁寧に天日干しする。そうすることで昆布の王様ともいわれる食材「利尻昆布」に仕上がる。味楽ではこの利尻昆布を3年熟成し旨味成分を増幅させ、至高の出汁昆布に。非常識なほど大量の利尻昆布をじっくりと煮込み抽出された出汁はまさに至高。
それとは別に8時間かけて高温で抽出したガラや野菜の出汁を組み合わせることで、深みのあるダブルスープが完成。
利尻昆布の旨味が凝縮されたスープに、それに負けない熟成させた中太縮れ麺が良く絡む。出汁の使いが秀逸な一杯。
[土曜] 11:00-22:30
[日曜-祝日] 10:30-22:00
②御食事処 スズキ
厳選食材の力
新横浜駅から355メートル、篠原町にあるうなぎ、すっぽんのお店。食べログ百名店「うなぎ2019」に選ばれた名店中の名店だ。
選ばれたのは、あえて養殖。特別養殖うなぎ「うなぎ坂東太郎」を使用している。天然ウナギに近い霜降り肉で、上質な脂とまろやかな旨味が特徴だ。旨味成分として知られるアミノ酸の一種「アスパラギン酸」「グルタミン酸」が天然ウナギの2倍近く含まれている。
鰻は臭みなく、備長炭で焼かれているので、まずはなにも足さずに鰻の薫りを堪能あれ。ややクリスピーよりの食感、でもふわふわ感もある。味はしっかりついた、甘味より醤油感があるタイプだ。米も粒が立っていて素晴らしい品質。さすがの百名店。
③アマルフィイ ノベッロ
駅直結のシンプルイタリアン
新横浜駅から直結のキュービックプラザ新横浜 10Fにあるイタリアンのお店。1Fはカジュアルに、2Fはモダンな空間で。1品料理のパスタ・ピッツァからコースまで堪能でき、お得なパーティープランもある。三崎漁港直送のお魚、地場産横浜野菜、横濱牛を使用し、地産地消がコンセプト。
神奈川県産横濱牛サーロイン4,180円。同じサーロインでも、ロースに近い部位だ。そして霜降りが美しい。とろける肉、とろける脂。ハマの本領発揮。
パスタ、ピザなどその全てに地元の食材、和のテイストが生きている。予約不可のクイックランチは1250円からとリーズナブルだ。
ディナー 17:00-21:00
[土曜・日曜・祝日]ランチ 11:00-14:30
カフェタイム 15:00-16:00
ディナー 17:00-21:00
④アスリート中華ダイニングYI-CHANG
新感覚アスリートヘルシー中華
アスリートフードマイスターにして有名シェフの宮崎氏が腕をふるう。日本体育大学にて運動生理学やスポーツ栄養学などを学び、アスリートの体と食との関係について研究を重ねた宮崎氏。調理技術との融合によって「アスリート中華」を考案し、シェフの傍らでアスリートへの食事指導、レシピ作成なども行っているそう。
提供する中華料理は、化学調味料、防腐剤、着色料など身体の負担になると言われているものは全て不使用というこだわり。通常は化学調味料により料理に旨味を足すが、当店では素材本来の旨味をいくつも組み合わせ、自然な美味しさを引き出す。
フィギュアスケートの浅田真央も週3回頼んだという名物メニューが、無添加の汁なし坦々麺、「政宗坦々麺」。坦々麺専門サイトで5つ星獲得という堂々の逸品だ。温泉卵が麺に絡んで包み込み、喉越し抜群だ。後から花山椒がピリっと効いてクセになる。中国語で「正宗」は「本物」を意味する。
新横浜駅から362メートル
[土曜]11:00-22:00
⑤リューズヌードルバー 新横浜ラーメン博物館店
カナディアン鶏白湯
再びラーメン博物館からのご紹介。トロントから逆輸入の「RYUS NOODLE BAR」はカナダで人気を博した鶏白湯スープ。店主の髙橋隆一郎氏は、日本の飲食店で6年間働いたあと、2009年にカナダ・バンクーバーへ留学。その後、バンクーバーの飲食店で働き永住権を獲得した。2013年トロントへ移住し、RYUS NOODLE BARを開業。「本格的な日本のラーメン」と「カナダ人が好む味覚」を融合させた、とろみのある白湯が大当たり。国際都市トロントで愛されたラーメン、誰の舌にも会うこと間違いなし。
長時間かけて抽出した鶏の旨味と野菜ポタージュの甘味、そして凝縮した魚介のコクが調和した鶏白湯。これぞ「カナディアン鶏白湯」。チャーシューは豚バラ、低温調理した鶏の二種類を使用。他には、水菜・ルッコラ、メンマ、白きくらげ、ゴマ、レモンゼストという構成だ。
[土曜]11:00-22:30
⑥洋食 キムラ キュービックプラザ新横浜店
王道にして最強。
キュービックプラザ9階からのご紹介。ちょっとハイクラスな土地だが、「キムラ」はアットホームな老舗洋食店だ。野毛の本店は洋食百名店にも選出されている。ここ新横浜店は本店とはややイメージが違い。モダンな装いとなっている。
洋食キムラ名物は柔らかく仕上げられたハンバーグ。これが口コミで人気を呼んだ。
セットにはプチサラダとライスorパンが付く。さらに平日ランチタイムはライスorパンの大盛りかドリンクもサービス。貝型の鉄板でソースが音を立てながら登場するのは本店さながら。デミグラスの味わいもハンバーグの柔らかさも、日本の洋食らしさが出ている。チーズもおすすめだ。
[土曜、日曜、祝日]11:00-22:00
⑦龍上海 横浜店
東北育ちの赤湯からみそ
こちらもラーメン博物館屈指の名店。昭和35年に山形・赤湯「龍上海」で生まれた「からみそラーメン」。
ラード膜に覆われたスープは鶏や魚介をふんだんに使ったまろやか醤油味噌。青海苔が振りかけられている。真ん中には真っ赤な辛味噌がボール状になってのっている。しょうゆラーメンにはじまった店なので、煮干しのきいた味噌ラーメンとなっている。味噌ダレは全国各地の様々な味噌をブレンド。
麺は太い平打ち。ボリュームも180gとたっぷりある。モチモチ、しこしこの麺は1玉1玉丁寧に手揉みされている。徐々に溶かしながら食べるのが通
[土曜]11:00-22:30
[日曜、祝日]10:30-22:00
⑧うなぎ 大黒屋 新横浜店
職人の鰻
生粋の江戸前鰻職人、苅込氏による珠玉の鰻。江戸城御用達の鰻屋だった千代田区麹町「丹波屋」の板長を20年勤め、平成6年、新横浜「大黒屋」の立ち上げから板長を勤める。
素材となる鰻は、主に宮崎県産(一部鹿児島県産)。毎日、空輸で生きたままの鰻を仕入れている。天然地下水で熟練の養鰻家に育てられた一級品で、きれいな水で育てられた鰻は臭みが少なく、うま味を存分に味わえる。
届いた鰻は、生きたまま打ち水にさらし、一晩寝かせる。鮮度のいい鰻を出すため。必ず提供するその日の朝に裂くという。蒸しと焼きも技巧が光る。タレの味が乗って艶やかで、口の中で溶けるように柔らかい蒲焼きにするためにしっかりと蒸す。大黒屋の柔らかさでは身が落ちてしまいそうになるので、ここにも技術が求められる。
こだわりの詰まった逸品を、甘さ控えめの切れのある辛口たれで。
[土曜、日曜、祝日] 11:00-22:00
⑨華正樓 高島屋新横浜店
デパートのハイクオリティ中華
キュービックプラザ内、タカシマヤフードメゾンにある絶品中華。食べログ3.6以上を誇る名店だ。
海鮮あんかけやきそば、税込1155円。あんの味が超美味で、最後までくどさを感じずに食べ続けられる。上品で味わい深い。麺は狐色がかった、柔らかくもコシのある食感。帆立、海老、イカはその旨みがしっかりと味わえる。白菜やタケノコ等野菜類は歯応えを添える。
坦々麺、チャーハン、夏は冷やし中華も人気。イートインとは思えぬ満足度で、食べログ評価の高さも合点がいく。
⑩博多・薬院 八ちゃんラーメン 新横浜ラーメン博物館店
これぞ博多、釜焚き豚骨
1968年の創業以降、50年以上本店のみでの営業を続けてきた「八ちゃんラーメン」。基本的には取材を受けていないため、ガイドブックなどにも載ることがない。最大の魅力は、超濃厚でクセになる味だ。
専用の羽釜を使用し、大量の豚骨を贅沢に使用した豚100%のスープ。高火力で長時間、髄も骨も溶けるまで徹底的に煮出している。旨味を濃縮した「超濃厚スープ」は臭みがなく、香ばしくトロっとしているのが特徴。
博多ラーメンでは珍しい平打ちの極細麺は、独特な食感が味わえる。超濃厚なスープが麺に良く絡み、絶妙。具材はシンプルに青ネギ、チャーシューのみ。おろしにんにくや紅生姜を入れれば味変自在。
土曜11:00-22:30
日曜、祝日10:30-22:00
まとめ
新横浜で高評価のランチ店10選をご紹介した。うなぎからラーメン、イタリアン、中華と幅広いラインナップで満足感大な昼食が楽しめる。地下鉄で15分いけば横浜にも出られるから観光ついでやもちろん、仕事の合間にもぴったりだ。食べログ3.5以上とはいかほどのものか、ぜひ自分の舌で確かめてほしい。