コスパ優秀！ 大阪【天満】エリアのおすすめランチ店 15選　

活気あふれる天満エリアでコスパランチ

大阪屈指の繁華街・梅田の東側に位置する天満は、ビジネス街と大阪ならではの下町風情が共存するエリアだ。南北には日本一の長さを誇る天神橋筋商店街が走り、商いの街、大阪らしい活気ある雰囲気が魅力だ。また、「天満に住めば飲み食べには困らない」と言われるほど飲食店が多く、その中にはレベルの高い店主こだわりの料理を庶民価格で食べられる穴場も少なくない。この記事では、そんな味に妥協のない高コスパ店をふくめ、天満のおすすめランチ店15選をお届けする。

大阪【天満】おすすめランチ店 15選（目次）

① とろさば料理専門店 SABAR 大阪南森町店

脂のりのり、とろさばランチ

栄養価の高いことで有名なサバ。その中で脂質含量が21％以上の“エリート”を「とろさば」という。とろけるような食感と深みのある味わいが特徴だ。「とろさば料理専門店 SABAR」はとろさばの可能性にとことんこだわり、その美味しさを一人でも多くのお客さんに伝えたいと日々奔走するお店。

多くの人でにぎわうランチも「漬け丼定食」、「ねぎ塩丼定食」、「しめさば丼定食」、「さばごま丼定食」などなどとろさば三昧。昼から居酒屋風情いっぱいの元気な接客で、おなかも心も満たされることうけあいだ。

ちなみに大阪をはじめ全国各地にある支店のうち、ここ大阪南森町店のうりはとろさばを主役に全国のご当地グルメを堪能できること。夜はお酒片手にとろさばで旅行気分を味わうのも楽しい。

② ローデヴィーニュ（l’O des Vignes）

こだわりのつまったビストロフレンチ

新天地にある無添加にこだわるワインバー「グロリエット」。その姉妹店として2016年にオープンしたのが「ローデヴィーニュ」だ。ワインの道をより深く追求したいというオーナーの思いが新店舗としてかたちになった。1階はワインショップ、2階はビストロ、3階はパーティーフロアという構成。通もうならせる自然派ワインはオーナーみずからが渡仏し、町の小さな蔵まで訪ねて確かめた唯一無二の味。ワインをわが子のように慈しんで育てた生産者のメッセージまでも届けられたら、とオーナーは話す。

ビストロでは11時からランチタイムがスタート。ベーコンと野菜のキッシュ、鶏のテリーヌなどの前菜と、豚肉のポトフ、羊のスパイシー煮込みなどのメインをいただく2種のコースと、旬の素材を使った日替わりパスタランチが好評だ。ワインを日常的に楽しむフランスでは、そのワインと一緒につまむサラミやハム、テリーヌといった「シャルキュトリー(肉から作る惣菜)」が数多くある。ローデヴィーニュでは日本ではあまり馴染みのないシャルキュトリーを存分に楽しめるお店だ。フレンチならではの美味しいエスプリをぜひ堪能して。

③ かしわ本舗 とりいし 本店

驚異的なコスパの鶏専門店

料理につかう鶏は、前身である「かしわ屋」時代から付き合いのある各地の契約養鶏所から丸鶏で仕入れる。それを店で処理・串刺しすることで、新鮮で美味しい焼き鳥を低価格で提供している。味よしコスパよしの魅力は当然近隣サラリーマンを大いに惹きつけ、名物の「もも一本焼き」や「自家製唐揚げ」などの看板アイテムを盛り込んだ飲み放題付きのコースが絶大な人気だ。

くわえてランチメニューのボリュームと庶民価格もあなどれない。ジューシーな「もも焼き定食」や食べ応え十分の「唐揚げ定食」、ぷりぷり食感の「鶏ユッケ丼」は500円～700円代だから毎日でも通いたくなる。甘ダレが後をひく「焼き鳥定食」を食べて昼間っから呑兵衛気分に浸るのもオツな楽しみだ。地元のおじちゃん、おばちゃんが財布一つであらわれては豪快に飲み食いする様子もザ・大阪なかんじで実にたのもしい。

④ ピッツェリア・トラットリア・アッソ・ダ・ヤマグチ NISHITENMA

住宅街にたたずむピッツァの名店

オーナーの山口氏が料理人として走り出したきっかけは中華。その後和食の世界に足を踏み入れるが、和食居酒屋をオープンする友人から相談を受けたことが縁でピッツァに出会い、その魅力にのめり込んでいったという。京都で開催された「ナポリピッツァ世界選手権日本大会」でのW受賞も火つけ役となり、店はその本場の味をみずからの舌で確かめようと連日多くの客が訪れる。

12:00～14:00の平日ランチはこんがり縁までおいしい名物ピッツァ約7種類から選べる。定番のマルゲリータやアンチョビの塩気がくせになるロマーマのほか、シェフのおすすめ素材をのせた週替わりのピッツァは季節を感じられる逸品。ピッツァはもちろんパスタも食べたい人は仲間をさそってペアランチをオーダーしよう。中崎町にオープンした2号店もあわせてチェック。

⑤ 喜洋洋

財布を気にせず思う存分本格中華

天神橋筋六丁目駅から歩いてすぐにある赤いテントが目印。コスパのよさにも定評がある上海系中華居酒屋だ。看板メニューは本場仕込みの小籠包で、職人が毎日一つ一つ丁寧に包む。もちもちの皮に穴を空ければじゅわっとあふれ出るスープ。旨味たっぷりでいくらでも食べたくなる美味しさだ。

11:30からのランチは、酢豚やえびチリ、八宝菜などの各種定食のほかミニ焼き飯付きのラーメンセットも人気。こだわりの点心を思いっきり食べたい人には小籠包、蒸し餃子、もち米シューマイ、エビ餃子、春巻を盛り込んだ「点心ミックス定食」がおすすめ。中華粥またはラーメン、焼き飯のいずれかがついてボリューム満点だ。定食にプラス100円で点心セットをつけることも可能。定食はお替わり自由で値段はどれも600円～700円代という値段だから驚く。本格中華を気兼ねなくおなかいっぱい食べられる、貴重なお店。

⑥ ホルモン肉五郎

17時までのランチでホルモン＆肉まみれ

JR天満駅から徒歩3分。覚悟すら感じられる “肉のれん” をくぐればそこはホルモン天国。独自ルートによる一頭買いで、新鮮かつ種類豊富なホルモンを提供できることがウリ。他店ではあまりお目にかかれない希少部位も思う存分食べられる。

12時ちょうどに始まるランチはもはや宵闇、17時まで営業。あまりにも長引いた午前仕事の疲れを元気印の接客とともに癒してくれる。ホルモンMIX定食のほか、カルビ定食、ハラミ定食、赤身MIX定食など幅広くラインナップ。肉とホルモンの合わせワザも可能。その日の気分でタレ焼きと塩焼きを選べるのもうれしい。ちなみにランチタイム限定のハッピーアワーにはレモン酎ハイやハイボールを激安価格で提供する。午後への景気づけとするか早めの締め飲みとするか、使い方はあなたしだい。

⑦ びっくりお好み焼き まるみ

食べてびっくり、見てびっくり。

昭和56年の創業以来、天満の地でファンに愛され続けるお好み焼きの名店。地元感あふれる気取らない店内では、昼間っからあつあつのお好み焼きと瓶ビールに頬をゆるめるサラリーマンの姿も。

「何にびっくり？」という初来店の方はまずは名物の「特製まるみ焼き（1,000円）」をオーダーしてみて。鉄板でジュージューと音をたてるお好み焼きは直径約25センチの特大サイズ。この大物を難なくひっくり返すスタッフの熟練技にも思わず目を奪われる。ほっくり、とろりな生地を切り分けると豚肉や海老、ホタテなどの具材がごろごろと顔を出し、その食べ応えにまたびっくりだ。

店を見回すと、真心こもった常連さん手作りの寄贈品もちらほら。どこかホッとする独特の空気感は愛のしわざか。