⑨ 洋食屋シカレ
ポークカツレツはサクサク、じゅわり。
旭川駅から徒歩10分。「道の駅あさひかわ」の隣のビル1階にある「シカレ」は、自宅のダイニングのように落ち着いた雰囲気の中で本格的な洋食をいただけるレストラン。
11時からのランチはポークカツレツ、ハンバーグステーキ、ハンバーグカレー、パスタなどが定番メニュー。どれも絶妙な火入れで旨みや甘みを上手に引き出された旬の野菜やきのこがごろごろとトッピングされ、食べ応え十分。
人気のポークカツレツは深みのあるデミグラスソース仕立てで、衣のサクサク感を感じながら噛みしめるとじゅわっと染み出るポークの濃厚な味わいが悶絶級のおいしさ。ハンバーグは表面の香ばしさと裏腹に中はふんわりジューシー。パスタも牡蠣やホタテ、きのこなどの素材が豪快に投入され満足感が高い一皿だ。
サラダ、スープ、コーヒーがついて1,200円程度と良心的なお値段も魅力。きれいに盛り付けられたカスタードプリンをデザートに追加すれば完成度100%の洋食ランチに。
⑩ ニ幸 本店
握り10貫の特別寿司ランチが人気
店主の威勢のいい掛け声とに迎えられて腰をおろすと、カウンターにはつやつやと光る旬の魚介がところせましと並んでいる。昭和22年創業の「二幸」は寿司が看板の和食料理屋で、北海道の地酒をはじめ全国からとりよせた日本酒の数々も自慢だ。
昼時の一番人気は「特別寿司ランチ」(1,300円)。握り10貫、サラダ、玉子焼、茶碗蒸し、お吸い物がセットで食後のドリンクも。いくら、赤身、かんぱち、サーモン、甘エビ、ほたてなど、どのネタも味と食感がしっかりと個性を発揮し、噛むほどにその新鮮さが伝わってくる。チキンカツやかき揚げ天ぷらの定食メニューもあるので、寿司が苦手な相方が一緒の場合も心配ない。
夜は色とりどりのネタが目にもおいしい「海鮮丼」やこぼれるほどに盛られたいくらと濃厚なうにがとろける「うにいくら丼」などもテッパン。落ち着いたテーブル席や小上がりの掘りごたつ席もあるので、シーンに分けて利用してみて。
⑪ 新華楼(しんかろう)
本格町中華は量も値段も庶民の味方
2階のお宴会場は座敷に円卓でなんともノスタルジックな町中華風情をただよわせる「新華楼」。近隣の人たちが「今日のお昼は何にしようかな」と気軽に通う地元密着のお店だ。
気取らない雰囲気に反して味はツウもうなる本格派。旨みたっぷりのスープがあふれ出す小籠包や、弾力食感で食べごたえ満点の海老マヨ、ジューシーな豚肉が食欲をそそる酢豚など、定番だからこそ味レベルの高さが光る中華の一皿が勢ぞろいする。
また、町中華ながらのボリュームと財布にやさしいお値段も魅力。「本日のサービス品」にご指名されたメニューは610円と破格で、八宝菜、回鍋肉、エビチリなどの日替わり定食メニューも800円台でごはんお替わり無料。「単品メイン+麺またはご飯もの」の豪華セットでも1,000円以下と徹底して良心的だ。
ちなみにビールと惣菜3品が選べる「ビールセット」は昼夜かまわず注文可能。とにかく庶民の味方感絶大のお店。
⑫ くぅふく倉庫
遊び心あふれる洋食屋さん
旭川駅から徒歩7分。永隆橋通り沿いにある「くぅふく倉庫」は、木のぬくもりがなんともほっこりとした雰囲気の洋食屋さん。“空腹から食福(くぅふく)へ” をコンセプトに味も見た目も楽しい料理で食べるたびに楽しい気持ちになれるお店だ。
11時からのランチはオープン後ほどなく満員になることも少なくない人気ぶり。名物のガーリックシュリンプパスタを筆頭にロールキャベツや温玉ハヤシライス、ポトフやチーズ入りメンチカツなど多彩なメニューのなかでいちおしは「大人様ランチ」。デミグラスハンバーグ、チーズチキングリル、サーモンマリネなどが一皿で楽しめてデザートやドリンクもセットとお得感満載。味も店主の本気度が伝わるレベルの高さで大人になってよかったと思わせてくれるはず。
アンケートをとってメニューの改善に努めるなどお客さん第一の姿勢が随所にあらわれる家庭的な温かさにあふれるお店。
⑬ やきとりとおばんざい鳥忠
お目当てはランプステーキ200g
市内中心部にあり交通至便で観光客はもちろん近隣サラリーマンも多く足を運ぶ。北海道では知らない人のいない「知床鶏」をつかったやきとりをはじめ、手作りのおばんざいから寿司、ラーメンと北海道グルメも多彩に楽しめる。
「ばらちらし」や「島忠ビビンバ」がこの時代にワンコインで食べられるという驚きの太っ腹ぶりに感激しつつ、ためしてほしいのは昼限定のランプ肉のステーキ200グラム。ほどよいレア感も表面には香ばしい焼き目。すし感皆無の柔らかさだがしっかりと弾力もあって食べ応えは十分だ。ソースは薄味にしてあり肉のおいしさをダイレクトに味わえる点もうれしい。
味・量・値段と申し分なく使い勝手抜群のお店。地酒の品ぞろえのよさも要チェックだ。
⑭ 北海道スカイテラス MINORI
ホテル最上階でビュッフェランチ
旭川駅から車で3分。アートホテル旭川15階にあるビュッフェレストラン。旭川市街を一望できる大パノラマを楽しみながら、北海道の豊かな自然の恵みをふんだんに取り入れた多彩な料理を堪能しよう。
地産地消をこころがけ、野菜は毎日道内の契約農家から採れたてが届く。その新鮮野菜をたっぷり使った特製カレーやパスタ、和惣菜、魚料理にローストビーフとメニューは目移りするほどの充実ぶり。なかでもぜひ食べてほしいのがライブキッチンでシェフが仕上げてくれる旭川ラーメンと鶏もも肉の鉄板焼き。出来たてのあつあつを食べれば満足感も倍増だ。
キッズメニューコーナーもあって小さな子ども連れでも安心して利用できる。ホテルならではの優雅な気分に浸りつつ、旬のあふれる北海道グルメをおなかいっぱい楽しんで。
[ランチ] 11:30-14:30
[ディナー] 17:30-1:00
⑮ お食事の店 すず
安さにびっくりの大衆食堂
新旭川駅から歩いて10分ほどのところにある「お食事の店 すず」は、安くておいしいカレーや定食をおなかいっぱい食べられる大衆食堂。リニューアルしてすっかりスタイリッシュになったが、味とお値段、ショーケースからおかずを取り出すスタイルはむかしのまんま。
人気のカレーライスは実家に帰りたくなるような懐かしいお味。大盛りにしても500円ぽっきりなのだからおどろくほかない。ほかにもタレがしみしみの柔らかな「豚の角煮」やジューシーなひき肉と玉ねぎの甘みがあとをひく「メンチカツ」、お母さんの味を思い出すケチャップ味全開の「スパゲティ」など、どれも気になるものばかり。
第2のお家のようにホッとする雰囲気は創業当時から変わらない。「こんな食堂が近くにあったら」誰もがそんなふうに思うランチタイムのオアシス的存在。
(ときどき木曜日)
旭川でおいしいランチを見つけよう!
以上、「旭川のおすすめランチ店15選」を紹介した。旭川といえばラーメンが有名だが、それ以外にも北海道の新鮮な食材をたっぷり使った絶品グルメが星の数ほど存在する。市内ど真ん中の観光エリアで、駅から離れた穴場スポットで、それらはひょっこり顔をあらわす。宝探しを楽しむ気分で、旭川のおいしいものパトロールに出かけよう。
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