仙台の特徴とラーメン店を探す際のポイント
仙台といえば、東北唯一の政令指定都市で、人口100万人の大都会である。ショッピングもエンターテインメントも楽しめる魅力的な大都市だが、グルメの街としても名高い場所。海も山もある自然に恵まれた立地なので、手に入る素材は新鮮なものばかり。それを都会風の洗練された技術で料理に仕上げるため、何を食べても間違いのないおいしさを誇っている。
そんなうまいものに恵まれた仙台は、ご当地ラーメンのレベルが高いことでも有名だ。老舗の昔ながらの味から、斬新なスープが人気の創作ラーメンまで、こってり・あっさりにとどまらない、様々な種類のラーメン屋が軒を連ねている。
この記事では、そんな仙台のおすすめ有名店を一挙にご紹介。仙台駅の「西口」「東口」、そして歓楽街の「国分町」周辺とエリアを分けているので、地元っ子だけでなく他県から訪れた人にもわかりやすい内容になっているだろう。ぜひこの記事を参考に、あなたのお気に入りの一杯を見つけて欲しい。
【食べログ3.5以上】仙台の人気おすすめラーメン・つけ麺19選【エリア別】
①仙台駅東口方面の人気おすすめラーメン・つけ麺7選
②仙台駅西口方面の人気おすすめラーメン・つけ麺6選
③国分町方面の人気おすすめラーメン・つけ麺6選
仙台駅東口方面の人気おすすめラーメン・つけ麺7選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
ジャンル |
担々麺 | |
塩ラーメン | |
家系ラーメン | |
つけ麺 | |
醤油ラーメン | |
醤油ラーメン | |
辛味噌ラーメン |
吟
仙台の担々麺ならここ。白ごま&黒ごまの双璧!
仙台市内で担々麺なら「吟」と言われるほど担々麺がうまい店。こちらの担々麺は、白と黒の2種類あり。
白は「特製白ごま担々麺」、黒は「冷製黒ごま担々麺」でいずれも800円。白は、真っ白なスープに赤いラー油が美しいコントラスト。麺には肉味噌が載っているが、この肉味噌はひき肉以外にも干しエビや貝柱が入っているという贅沢仕様だ。冷製の黒ごまは、汁無しの担々麺。白い皿にこんもり盛られた黒ごま担々麺はパスタのようなひと皿。黒ごま、黒酢、黒糖を使った複雑な味わいが楽しめる。
ランチタイムは大盛り無料のため、ほとんどの人が大盛りにする。連日大繁盛でお昼は2時ごろまで混み合っているので待ち時間は覚悟して。ちなみに担々麺以外、「中華そば」も負けずにうまい。
住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡4-8-6
月曜-土曜は11:00-22:00
日曜、祝日は11:00-15:00
らーめん くろく
オシャレな外観とインテリア。貝だしスープが絶品!
「らーめん くろく」は、ラーメン屋だが高級フレンチ店のような外観、インテリアはおしゃれなバーのような雰囲気の店である。
もちろん味も抜群。こちらの一番のおすすめは「くろくのしお(970円)」。こちらは名物塩ラーメンの、トッピング全部載せ。スープは貝系のベースに鶏だしがきいたもの。あさりの風味がしっかり出たスープは、貝スープ好きにはたまらない風味だ。トッピングはチャーシュー、メンマ、ネギ、海苔という王道セット。麺は細麺で、繊細な塩スープとの相性もばっちりだ。
また、店を出る時は店員さんが見送りもしてくれるのも、心に残るホスピタリティ。味、雰囲気、接客、すべてに満足するラーメン屋なら「らーめん くろく」へぜひ。
住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡2-2-12 アーバンライフ橋本1F
火曜-金曜は11:30-14:00、18:00-23:00
土曜、日曜、祝日は11:30-22:00
横横家
仙台の「家系」。種類豊富なトッピングが自慢!
「横横家(よこよこや)」は、いわゆる「横浜家系」。鶏油の風味がしっかりきいた醤油ラーメンだ。家系らしく、味の濃さ、スープの脂の量や麺の固さをお好みにできるので、ぜひいろいろ試して自分の好きなポイントを見つけてほしい。
こちらのデフォルトは「ラーメン(680円)」だが、トッピングの種類は10種類を超える。券売機には定番の味玉や青菜がならぶが、その他のおすすめトッピングも店内に表示されているので、そちらのチェックもお忘れなく。
家系なので、青菜やキャベツなど野菜はマストアイテム。醤油と野菜、チャーシューが載ると一気に「おかず感」が出るので、ここはライスの追加もぜひ。ぜひ何度も通って、「マイラーメン」を作り上げて。
住所:宮城県仙台市若林区新寺1-4-31 百反仙台ビル1F
麺屋とがし 龍冴
仙台きっての人気ラーメンチェーン店。ザラつきスープがくせになる!
本店発祥の濃厚なスープを受け継ぎつつ、豚骨や魚介、鶏ガラのバランスを龍冴流に調整。ザラつきのある男らしいオリジナルスープは、一口飲むと意外な繊細さも感じ取ることができる。ここに肉汁をブレンドしたのが「豚そば」で、当店の一番人気だ。歯を押し戻すような弾力のある武骨な太麺をガシガシと食べすすめたい。
ちなみに「豚そば」は汁なしもファンが多い。厚切り豚肉をトッピングすれば、100点満点の食べこたえだ。
個性派ヌードルがお好みなら「台湾まぜそば」がいちおし。牛脂の香り豊かなひき肉としゃきしゃきと食感の楽しい野菜が一気に食欲を増進させる。
住所:宮城県仙台市若林区新寺2-1-1 サンシャイン菊平ビル1F
月曜-金曜は11:30-14:30、17:30-22:00
土曜、日曜、祝日は11:30-15:00、17:30-21:00
ちばき屋
ラーメン界に革命を起こしたあの「煮卵」発祥の店!
「ちばき屋」の本店は東京。もともと創業者は一流日本料理店の料理人で、そこからラーメン業界に転身。そんな背景を持つオーナーシェフは、和食の技法を使って半熟の「煮卵」を作ったことで有名な人物である。
煮卵は、おかず感覚でそのまま食べてもおいしいが、溶かし込むとスープの味変にも役立つアイテム。今では全国のラーメン屋に広がったこの煮卵だが、この革命的な発明で、店は一気に全国クラスの人気店におどり出ることに。
そんな店の一押しメニューは定番の「支那そば(700円)」。もちろん名物・煮卵(100円)のトッピングもお忘れなく。飽きのこない昔風の醤油ラーメンと煮卵は、ほっとする組み合わせ。最初の訪問ならまずはこのコンビがおすすめだ。
住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡2-3-36 仙台蘭らんビル1F
火曜-土曜は11:30-14:45、17:00-23:00
日曜、祝日は11:30-14:45、17:00-22:45
麺匠ぼんてん
ミシュラン掲載の人気店は極上のあっさり味が自慢
「麺匠ぼんてん」の基本メニューは、醤油スープの「らーめん(700円)。」こちらの麺は太いちぢれ麺で、滑らかだが噛むと弾力とコシがあり、食べ応え抜群。スープは醤油のコクやうまみ、ほのかな酸味も感じられる繊細なスープ。ごつごつ麺がスープをしっかりホールドする、相性抜群の組み合わせである。
またこちらは塩も人気。最初に食べるなら醤油推奨ということだが、リピート時はぜひ「塩らーめん(700円)」を。(写真は「塩チャーシューメン」)店はすべて化学調味料無添加で、塩のスープの味付けも塩と砂糖のみとか。それでも味に奥行きがあり、物足りなさは一切なしの至福の一杯である。太麺のためゆで時間がかなりかかるが、待つ楽しみがある店。極上あっさりラーメンをぜひ。
住所:宮城県仙台市宮城野区榴岡4-4-7 STAGE21 1F
月曜-金曜は11:30-15:00(L.O.14:30)、17:00-22:00
土曜、日曜、祝日は11:30-20:00
やまがた辛味噌らーめん りゅうぞう
ぎとぎとスープも辛味噌ですっきり。体を芯から温める味!
「やまがた辛味噌らーめん りゅうぞう」は、その名の通り山形名物の辛味噌ラーメンを出す店だ。本家の山形の辛味噌ラーメンは、店によってベースが醤油ラーメンや豚骨ラーメンという違いがあるが、仕上げに梅干し大の辛味噌を載せるというもの。この辛味噌が溶け出して、徐々にラーメンの味を変えていくという仕掛けになっている。
こちらのラーメンは、ベースはにんにくのきいた豚骨スープ。白味噌ベースのほのかな甘さで脂がたっぷり。麺は太麺のちぢれ麺で、スープの脂をしっかりまとう頼もしいサポート力だ。ここに辛味噌を溶かすと味がひきしまり、相性抜群である。
辛いがうまい。脂っこいがうまい。体を芯から温めるラーメンならぜひ「りゅうぞう」で。
住所:宮城県仙台市宮城野区名掛丁119-3 M-SALAビル1F
月曜-金曜は11:30-15:00、18:00-22:00
土曜、日曜、祝日は11:30-16:00、18:00-22:00