日本が「スイーツ」と出会った街
明治2年、開港間もないころの横浜。馬車道通りで町田房造が「あいすくりん」を製造販売する氷水屋を開業した。この氷菓子「あいすくりん」が日本のアイスクリームの始まりと言われている。当時は卵黄と牛乳、砂糖のみで作られ、カスタード風味のシャリッとした食感が特徴のあっさりとした味わいがあったようだ。現在でも山下公園ではおばさまが昔ながらのアイスクリームを歩き売りしている。
そんな「横浜オブ横浜」、桜木町、みなとみらい、元町エリアのスイーツのお店を厳選して19店ご紹介。
①KEYUCA CAFE みなとみらい東急スクエア店
オシャレ空間で上質ケーキタイム
KEYUCAは洗練されたカーテン、家具、キッチン雑貨、食器、バス用品、服飾雑貨を手がけるインテリアブランド。
そのKEYUCAが手がけるオシャカフェが、みなとみらい東急スクエア内にある。みなとみらい東急スクエアはみなとみらい駅から直結。お店はクイーンズイーストの地下にある家具・インテリアショップに併設されている。
ランチメニューは500円台からと、このエリアでは破格の安さ。
さて、スイーツのクオリティはいかほどに。こちらのモンブランは、タルトの上にたっぷりのマロンクリームが乗っている。センターには生クリームにくるまれた栗。マロンクリームは濃厚だ。378円と値段も手頃で嬉しい。
コーヒー、紅茶と合わせてケーキセットもおすすめ。
午後3時以降はワンドリンク付きのスイーツビュッフェがある。1260円で10種類以上のケーキや、ミニサンド、パン、スコーンなど3~4種類が60分間食べ放題だ。サンドは注文してから作り立てをいただける。
みなとみらい駅から185メートル
日曜営業
②バニラビーンズ
専門店のチョコレート
バニラビーンズは2000年創業のチョコレート専門店で、横浜スイーツのニューウェーブだ。こだわりのチョコレート菓子、フェアトレードチョコレートなどのインターネット販売を展開し人気を博している。
ここで紹介するのはカフェ座席もある店舗だ。みなとみらい線「馬車道駅」から万国橋の方へ歩いて3分。モダンなレンガ作りで雰囲気のあるお店がバニラビーンズみなとみらい本店だ。スタイリッシュな店内では、ショップ、カフェ、工房見学の3つの楽しさが満喫できる。
ショコラトリーでは定番のチョコレートドリンクは、外資系の有名ブランドも顔負けの本格濃厚ショコラッペが絶品。
豪勢なショコラタイムを満喫したいなら、「バニラビーンズフォンダンショコラ」で間違いなし。色あざやかなフランボワーズとピスタチオの上に、温かなフォンダンショコラ。さらに冷たいノンホモバニラアイスをトッピングした一品。フォンダンショコラのとろける口どけに、ミルキーで風味の良いなめらかなアイスが絶妙な味わいがたまらない。
住所:神奈川県横浜市中区海岸通5-25-2 シャレール海岸通 1F
③湘南パンケーキ ランドマークプラザ店
湘南発祥、ふわとろパンケーキ
高級志向のグルメが集う、ランドマークプラザからのご紹介。
湘南パンケーキはまるで低反発クッションのようなやわらかさだ。メープルシロップに黒糖をブレンドし、フワフワのパンケーキによく合う甘さに仕上げられたオリジナルシロップ。和麦の先駆けといわれるブランド、「湘南小麦」が芳潤に香る。新鮮な生乳で作られた、コクと風味の強い発酵バターを使用している。
ロイヤルミルクティーパンケーキは人気メニューのひとつ。ふわふわのパンケーキが香り高いロイヤルミルクティーソースに浸かっている。
ふわふわのリコッタパンケーキが3枚。濃厚なミルクティーソースにリコッタのさわやかな風味が合う。
厳選チーズを使ったチーズフォンデュもある。北海道花畑牧場のラクレットチーズを使用した贅沢なメニュー。数種の彩り野菜、パンケーキ2枚、オリジナルプレーンチーズソースがついて1480円。
土曜・日曜・祝日10:00-21:00(L.O.20:00、ドリンクL.O.20:30)
④ビルズ
世界一の朝食
横浜が誇る歴史的建造物、赤レンガ倉庫には飲食店も充実していることはあまり知られていない。厳選されたカフェやレストランがひしめくなか、堂々たるパンケーキ屋の名店がこのビルズだ。オーストラリアの料理人、ビルグレンジャー氏が手がけるパンケーキやスクランブルエッグはオーストラリア発。ハリウッドセレブに愛されるシンプルで独創的なメニューを、ここ横浜の地で楽しめる。
生地の中にリコッタチーズを練りこんだリコッタパンケーキは巷では「
世界一の朝食」と称されている。フワフワの食感、ハニーコームバターの甘さとバナナの組み合わせはbillsならではだ。ナイフを入れた瞬間の香りも感動的。生地の密度やしっとり感、甘さ、塩気など、全体のバランスが絶妙。
世界一美しい港町で、世界一上質な朝食を楽しんでみては。
住所:神奈川県横浜市中区新港1-1-2 横浜赤レンガ倉庫2号館 1F
馬車道駅から636m
⑤メレンゲ
ハワイアンパンケーキ
ゆったりとしたハワイリゾートのような雰囲気のお店。バラエティ豊かなロコフードが楽しめる。
横浜とみなとみらいの中間にある新高島エリア、横浜野村ビルの一角にある。ハワイの流行店のような内装で、横浜のど真ん中でリゾート気分を味わえる。
焼き立てふわとろパンケーキはひとくち食べた瞬間に微笑みが溢れだす。その特徴は、名前の通り「メレンゲ」にある。生地にたっぷりのメレンゲを使用し、他の追随を許さない柔らかさを実現。全粒粉を使い、もちもちとした香り高い生地に仕上げた逸品だ。
平日モーニングは破格の安さ。ドリンクと一緒に注文で、ホイップバターパンケーキは2枚で100円、3枚で200円というお値段。ワッフルも1枚100円からと驚くべきお得さである。
モーニングは8:00-10:00
⑥ミセスエリザベスマフィン
可愛い!そして美味
本格マフィンの店「ミセスエリザベスマフィン」は「食べログ スイーツ EAST 百名店 2020」選出店だ。ランドマーク1階にある。
マフィンの起こりはおよそ200年前のイギリス。鉄板の上で焼かれて作られるため、薄くて小さいホットケーキのようなものだった。
ミセスエリザベスは「アメリカンマフィン」の専門店だ。イースト菌ではなくベーキングパウダーで大きく柔らかく、ふっくら仕上がっているのが特徴。
「アメリカ東海岸ボストン周辺の家庭の奥さんが、手作りで美味しいマフィンを作り、自分の子供やその友達にふるまってあげる」
それがミセスエリザベスマフィンの描くストーリー。
オリジナルブレンドの小麦粉、バター、卵を使ってひとつひとつ丁寧に店内のキッチンで焼き上げている。自然の恵みである季節のフルーツやチョコレートやナッツ、ハニー、メープルなどがマフィンを彩る。
シンプルなバターリッチ。バターとアカシアはちみつ、塩が使われた直球勝負の逸品。バターのコク、はちみつの甘み、それを引き立てる塩のバランスがいい。まさしくリッチな味わい。
⑦霧笛楼
老舗フレンチのカフェタイム
大佛次郎の小説「霧笛」の舞台となった元町百段坂のふもとに立地することから命名された「霧笛楼(むてきろう)」。元町らしい白亜の外装の美しさも注目だ。
レストランは横浜でも指折りのフレンチの名店だが、ここではケーキ菓子がハマっ子に大人気のカフェ
を紹介する。
レストランに隣接するカフェは、元町マダムに愛される、落ち着いた雰囲気が魅力である。1000円でコーヒー/紅茶も楽しめるケーキセットがおすすめだ。ハニーロールや元町プリンなどの定番メニューは、シンプルで甘すぎない大人のスイーツ。
カフェを出たところにある洋菓子店では、様々な本格スイーツを販売している。なかでも、横浜元町発祥の煉瓦に見立てたチョコレート菓子、その名も「横濱煉瓦」は驚くような美味しさだ。
焼き立てチョコレートケーキにクルミソースを染み込ませておいしさの層を実現。リンゴとブランデーがほのかに香る、シンプルだが奥深いチョコレートケーキだ。
住所:神奈川県横浜市中区元町2-96
⑧J.S. PANCAKE CAFE
正統おしゃパンケーキ
みなとみらい駅直通、若者が集う横浜トレンドの中心、マークイズ。その1階に店を構える
「イマドキ」文化の大家とも言えるど直球パンケーキのお店である。
J.S.パンケーキはアパレルブランドJournal Standardが手がけるカフェで、洗練された内観も大きな魅力だ。
さて肝心の
パンケーキは、見た目にも鮮やかなフルーツトッピングたっぷり。イチゴやブルーベリーをたっぷり使用し、まるごと1本のバナナで大満足な1皿に。プレーンまたはキャラメリゼしたフレンチトースト仕立てのパンケーキから選べる。
キャラメルブラウニーパンケーキも独特の味わいでおすすめだ。キャラメル、エスプレッソアイス、ホイップクリームを合わせ、さらにブラウニーを生地にサンドした贅沢な一品。大人や男性の舌に合うかもしれない。
子連れも多い施設なので、ベビーカーの預かりやベビーチェア、キッズメニューの用意があるなど親子で行きやすいのも人気の秘密だ。駅チカで話題のパンケーキを感じるならココ。
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-5-1 MARK IS みなとみらい 1F
JR「桜木町」駅より「動く歩道」で徒歩8分
[月曜-木曜]10:00-20:00(L.O. 19:30)
[金曜-日曜・祝日・祝前日]10:00-21:00(L.O. 20:30)
⑨Kurumicco factory
ファクトリーと港の間にある特別な空間
Kurumicco Factoryは商業施設「横浜ハンマーヘッド」にある体験型ショップ。
1914年、新港ふ頭の西側の突堤に、日本で最初の湾港荷役専用クレーンが整備された。イギリスのコ―ワンス・シェルドン社製の大型クレーンで、最大50トンまでの鋼材や重量物を運ぶことができ、金づちに似た形状から「ハンマーヘッドクレーン」と呼ばれ親しまれたという。
それから80年もの時を経て、「みなとみらい21事業」によって港の風景はガラリと変わった。ハンマーヘッドの名を冠するこの特別な場所で、極上のスイーツを。
元々は鎌倉にある「鎌倉紅谷」というお店の商品の「クルミっ子」というお菓子をコンセプトにしている。
「クルミっ子」は、刻んだクルミとキャラメルソースを、バターたっぷりの生地で挟んだお菓子。ミミの生地はザックリ、ほろほろした食感で絶妙。苦く甘いキャラメルと、ザクザク食感のクルミのコンビネーションが美味だ。
そんなクルミっ子のパフェは、和洋が見事に融合したスイーツマニア必食の逸品だ。
⑩ありあけ本館 ハーバーズムーン
あの「ハーバー」のカフェ
「ありあけのハーバー」といえば、CMのメロディーとともに、ハマっ子にはおなじみだ。横浜で産声をあげて60年あまりの、マロンクリームをカステラ生地で包んだ焼菓子だ。その形状は波止場(ハーバー)に到着する船の形を模したもの。薄くソフトなカステラ生地に刻んだ栗と栗餡をやさしく包み込み、しっとりとした食感とお口に広がるマロンの味わいが絶妙。
船と港町横浜を愛してやまない柳原良平画伯でお馴染のオリジナルパッケージも有名だ。
船のイラストは、“クイーン・メリー2”。2009年3月、横浜港に初入港した客船。
そんな横浜を代表する銘菓をカフェでいただけるのがこのありあけ本館。港町のど真ん中、日本大通りを抜けて、本物の横浜を感じてみては。
住所: 神奈川県横浜市中区日本大通36 シティタワー横濱 1F
みなとみらい線「日本大通り」駅 3番出口より徒歩3分
みなとみらい線「元町・中華街」駅 3番出口より徒歩8分
⑪水信フルーツパーラーラボ
老舗の「質」と、旬の「映え」
横浜水信(みずのぶ)は、大正4年創業のフルーツ問屋。こちらのフルーツパーラーでは、そんな新鮮な果物をふんだんに使ったパフェやフルーツサンドを楽しめる。
AWAYUKI”TEAPARFAIT(淡雪と抹茶のパフェ)。淡雪(あわゆき)とは鹿児島県で育成された白イチゴのブランド種。パフェの頂上に淡雪がこぼれそうなほど積まれ、紅白の色合いが鮮やかだ。淡雪の酸味とコクのある濃厚抹茶との相性が絶妙だ。
イチゴとピスタチオのパフェはイチゴにピスタチオとチョコレートのグラス、チョコレートソース、クランブルがあしらわれている。フレッシュのイチゴを前面に押し出した爽やかな逸品。
いつも行列ができる名店なので、平日の来店がおすすめ。
⑫ケーキショップ コフレ
ホテルのケーキに舌鼓
みなとみらい駅から徒歩3分、一等地にして一流のホテル、「ロイヤルパークホテル」の1階にあるケーキショップ。
「ケーキショップ」とは一流なりの謙遜で、店内はラグジュアリー、広々とした空間でゆったりカフェタイムを楽しめる。
抹茶ヴェリーヌ。クリーム、抹茶ビスキュイ、抹茶ブリュレなど様々な素材が散りばめられている。ボトムのヨーグルトムース、そしてオレンジのジュレの酸味がアクセント。抹茶のコクを活かしつつさっぱり楽しめる。この上質さに480円はリーズナブルだ。
オヌールはちょっとプレミアムなお値段。ローストしたクルミとフランポワーズ、チョコレートクリームを合わせた逸品だ。チョコスポンジと交互に重なる18層。胡桃の風味とフランポワーズの酸味を味わう、繊細なスイーツである。
⑬マリンブルー
海を眺めてバイキング
ハマっ子なら誰しもが憧れる海辺の高級ホテル、「インターコンチネンタルホテル」。その名は知らずとも、建物を見ればきっと「あのホテルか!」と頷くだろう。
その印象的なデザインのインターコンチネンタルホテルの2階にあるのがラウンジ&バー「マリンブルー」だ。
アップルパイとラムレーズンアイス添えはコーヒー、紅茶とセットで1852円。アップルパイはホットで提供される。存在感のあるリンゴは、シナモンが効いており美味。
ラムレーズンアイスはラム酒が効いたリッチな味わいのアイス。アイスの下は美しく象られたクッキーが。
季節ごとにさまざまなテーマのデザートブッフェも楽しめる。コーヒーまたは紅茶がついて2500円ほど。
すぐそばが海というロケーションで、優雅にコーヒーをすするカフェタイムを。
神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1 ヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテル 2F
※土日・祝日は9:00-24:00(ラストオーダー23:00)
⑭ラ・メゾン アンソレイユターブル 横浜ランドマーク店
ランチもおいしいケーキ屋さん
ランドマークは極上スイーツのホットスポットだろうか。
「ラメゾン アンソレイユターブル」はヨーロピアンな内装が女性を惹きつける、おしゃれで可愛いお店だ。店名を和訳するなら「陽だまりの食卓」といったところか。
ランチもとても評判がいい。
「キノコとモッツァレラのトマトソース煮込みハンバーグ、トリュフの香り」はシメジとナスを一緒にオーブンで焼き上げたハンバーグ。家庭的で丸みのある味わいながら、トリュフの香りが気品を添える。
常に10種類ものタルトがショーケースに並ぶ。
あまおうと桜ミルクのタルト。大きめで綺麗に盛り付けられている。タルトの見た目にも女性の人気をうかがわせる。桜風味のミルククリームと、あずきの組み合わせは斬新。
この2つの風味が加わることで、タルトなのにちょっぴり和と春を感じさせる。
ケーキも見た目に華やかなものが多く、雰囲気と美しさ、目でおいしいお店だ。
[金曜・土曜・祝前日]11:00-22:00(L.O.21:30)
⑮横浜チョコレートファクトリー&ミュージアム
チョコづくしのエンターテインメント
横浜チョコレートファクトリー&ミュージアムは「見る!味わう!お土産も!」がコンセプトの横浜最大級のファクトリー&カフェ一体型チョコレート専門店だ。ガラス張りのファクトリー、できたてのチョコレートが味わえるカフェ、オリジナル商品が並ぶショップなど、楽しみ方は盛りだくさん。
ファクトリーはガラス張り。職人がチョコレートを手づくりしている姿を見学でき、店内にはいつも甘い香りが立ちこめる。また、チョコレートの文化や歴史が学べるミュージアムも併設している。
さて、気になるのはスイーツのお味。話題のタピオカをチョコレートとコラボさせた「タピオカモンスター」は見た目もキュートな「映え」ドリンクだ。全15種類のカラフルなタピオカドリンクにかわいいモンスターアイスをトッピングできる。
横浜の8つの名所をデザインにあしらったボンボンショコラも人気で、“幻のカカオ”ことアリバ
をはじめ、オランジェ、ティラミス、紅茶、フランボワーズ、パッションなど、1粒ごとに異なるフレーバーを楽しめる。横浜観光の手土産に持ってこいだ。
住所:神奈川県横浜市中区山下町97
⑯ソマーハウス
ふかふかソファで大人のブッフェ
横浜ベイホテル東急はウォーターフロントにある。オフィスやコンサートホール、専門店街、そして緑豊かな公園を備えた「クイーンズスクエア横浜」の中だ。
大観覧車を間近に望むラウンジ「ソマーハウス」では、軽食や飲み物、また季節のオリジナルカクテルなどを用意している。ゆったり座れるソファー席がうれしい。
季節ごとにメニューは異なるので、一礼をご紹介。
フロマージュ エテ。紅茶とチーズのクリームを紅茶ムースで包んだ逸品。ベリージャムでさっぱり。ボトムはナッツのシュトロイゼルで、全体の食感にバランスがもたらされる。
シルクショコラはチョコレート好きも納得のチョコづくしケーキだ。ボトムはダコワーズ、その上にチョコとスクレでザクザクとした食感。
ナイトタイム・デザートブッフェは世界のさまざまなスイーツを楽しめる。ホテルクオリティの珠玉スイーツが食べ放題で、ひとり5200円。
[木曜-土曜]11:00-22:30
[日曜・祝日]11:00-21:30
⑰Cafe 小倉山
名物小倉山パフェ
みなとみらい駅から徒歩5分。マークイズみなとみらいの目前に位置する横浜美術館。迫力のあるシンメトリーな外観と、吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが特徴で、国内でも有数の規模を誇る。
そんな美術館内にある、ゆったりとくつろぎながら芸術を身近に感じられるカフェが「小倉山」だ。横浜美術館に所蔵されている、下村観山が1909年に描いた六曲一屏風「小倉山」にちなんだという。
店内は明るい木目を使った北欧風。
軽食からカフェメニューまで提供しているが、名物はちょっと上品なパフェ。
企画展に合わせた限定メニューもあり、青森県出身の奈良美智展の際は「りんごパフェ」が登場した。
⑱果実園 リーベル 横浜ランドマークプラザ店
洋食もおいしいフルーツパーラー!?
果実園は東京を中心に展開するフルーツパーラー。「常に身近に果物(フルーツ)を感じていただきたい」という姿勢が、四半世紀愛されつづける理由だ。
オーナー自ら市場で目利きし仕入れするので果物が新鮮かつお値打ちで提供できるという。ケーキも店内で手作り、フルーツのシャーベットやアイスも自家製と、そのこだわりは本物だ。
フルーツパーラーながら本格的で種類豊富なお食事メニューが店の特色となっている。1日かけてトロトロに煮込んだお肉のビーフシチューは「赤ワインかハイボールで是非!」とのこと。
お店ですべて調理する「自家製ハンバーグ」は、ジューシーな肉汁にデミグラスソースが絶品だ。そのほか、1番人気のオムハヤシ、シーフードドリア、野菜カレー、ステーキなどがラインナップ。
いや、洋食屋さんじゃありません。
さて本題のデザート。とちおとめを贅沢に使用したとちおとめズコット、ほくほく甘味が好きなあなたにはモンブランズコット。
午前中にどっさりフルーツを食べたいときは、イチゴ、桃、柿、マスカット、メロンなどオールスターが勢揃い。
果実園の社内標語。「朝の果物は金」。
⑲58CAFE
日本一小さなパンケーキ屋
シンプルで薄焼き、ごくプレーンなパンケーキと、自家焙煎のコーヒーと一緒に。
こぢんまりとした店内で、ミニマルなカフェタイムを。
あらゆる無駄を削ぎ落として洗練化したような、スタイリッシュで静かな雰囲気。
みなとみらい駅からすぐのクイーンズイースト地下一階にある「58CAFE」。
厚さ3ミリくらいの薄いものが4枚、粉糖がかけられメープルシロップとともに出てくる。
パンケーキはほんのり甘くもちもち。薄いケーキが4枚でサーブされる。メープルシロップをかけて素材のままを楽しむ逸品。
アサイーボウル、スムージーなどのおしゃフードも取り揃える。