⑩ 100本のスプーン FUTAKOTAMAGAWA 【洋食】
子連れ歓迎！遊び心あふれるファミレスの進化型
二子玉川ライズS.C. にある「料理から店内の内装まで子供も大人も楽しめる」がコンセプトのハイセンスなファミリーレストラン。ハンバーグやパスタ、オムライスなどおなじみの洋食メニューが斬新なアイデアで特別感あふれるご馳走に大変身。写真映え抜群のデザートも必見だ。
一番人気、「リトルビッグプレート」（1980円税抜）は、10のアイテムが一同にそろう大人のためのお子様ランチ。思わず目移りしてしまうが、一口食べればハイレベルな味にも感動するはず。
「花咲オムライス」（1480円税抜）はトロトロの卵にまろやかな特製デミグラスソースがたっぷりからむ。ごはん部分はトマトソースのリゾットで、全体の渾然一体感が秀逸だ。
ボリューム文句なしの「鶏もも肉のコンフィと燻製ベーコン グレイビーソース」（1480円税抜）。ロースマリーでマリネした低温調理の鶏もも肉はホロホロと柔らかい。タンパク質中心で筋トレ中の人にもおすすめ。
食後のデザートも欠かせない。「濃厚カカオのフォンダンショコラ」（980円税抜）は香ばしくとろけるマシュマロとカカオ58%のなめらかなチョコケーキがベストマッチ。
子どもも思いっきり料理を楽めるようにめると、ほぼ全品ハーフサイズあり。さらには赤ちゃんのための離乳食をサービスで提供するなど、あたたかな心づかいでファミリー層のハートをしっかりつかんでいる。
⑪ 愛菜厨房 リヴィエール【洋食】
ボリューミーなビクトリアカツは必食
1977年創業。玉川高島屋の裏手エリアにひっそりとたたずむ、でも界隈の住民には知らない人のいない評判の洋食店。昼時になると二子玉マダムをはじめ家族連れの姿も見られ、みんなそれぞれのお気に入りに舌鼓を打っている。
ハンバーグ、カツカレー、カニクリームコロッケなど定番の洋食メニューはどれもリピートしたくなるほどレベルが高い。
定番洋食の中ではレアメニューと言われるも、この店では看板を背負う「ビクトリアカツ」（ランチ1120円）。ハンバーグを揚げたものでメンチカツに近い。サクサクの衣にかぶりつくと中のお肉はとってもジューシー。濃いめのソースも食欲をそそる。
やさしい味わいに癒される「カニクリームコロッケ」（ランチ1120円）。自家製ベシャメルソースは濃厚まろやかで、カニの風味がふんわりと鼻に抜ける。揚げ立ての衣のたのもしい歯ごたえも心地よい。
「カツカレー（ランチ1120円）はどこか懐かしい素朴な味ながら、後から辛さがじわじわ追いかけてくる。カレーが染みてほのかに食感を残したカツもたまらないおいしさ。
創業40年を超える老舗は現在2代目がしっかりとその味を受け継ぐ。料理とお客さんにひたむきに向き合ってきた歴史が、今の人気につながっている。
⑫ 上海【中華】
一度食べたら忘れられない上質町中華
二子玉川駅から徒歩5分。国道高架下にあるいつもお客さんでにぎわう町中華の人気店。女性客も多く、地元に広く愛されるお店だ。
ないものはないのでは、というほどにあらゆる定番中華がそろうが、そのどれをとってもハッとするようなおいしさ。味レベルと比例しない庶民的な値段も魅力で、週に何度も来るという常連もいるほどだ。
「ワンタンメン」はあっさりながら奥行のある味わいのスープが絶品。自家製のあんは豚肉の甘さがじんわりと染みる。プラス100円で高菜炒飯とザーサイがセットに。
てっぱんの海老チリは大きな海老のプリプリとした弾力がたのもしい。一度揚げてあるのでコクもたっぷりプラス。甘酸っぱさの中にピリリと辛味が引き立つあんは、ごはんとの相性も抜群だ。
具沢山の「豚肉・揚げ豆腐の辛し煮定食」は奥深い味わいの甘辛あんがポイント。あんにからんだ揚げ豆腐のとろりとなめらかな食感もくせになる。
昔ながらの気どらない雰囲気でも味レベルは一級。一度来たらきっと忘れられない、そんな町中華の名店だ。
⑬ シミラン 【タイ】
副菜3種&デザートが90分食べ放題
二子玉川ライズオークモール2階にある「シミラン」は、タイ人の料理人が作る本場のタイ料理をリーズナブルに食べられるお店。定番料理はもちろんフレッシュなアイデアに満ちた創作アジアンも好評で、夜はお酒を各種取り揃えて飲み処利用も。
ランチタイムは1300円でメインを選び、その日の副菜3種とデザートが90分食べ放題という太っ腹。副菜は生春巻きやフライドチキンだったりもするので十分にお腹がふくれてうれしい。
一番人気はタイ料理てっぱんの「グリーンカレー」。ココナッツの甘さが染みた優しい味わいに癒される。惜しみなく入った大き目具材も食べごたえがある。
醤油ベースでどこかホッとする味の「ガパオライス」。ふいに飛び込んくるピリリと痺れるスパイシーさに異国を痛感。
酸味と旨みにやみつきになりそうな「トムヤムクンヌードル」。最後の一滴までスープを飲み干してしまいたい。
にぎやかなショッピングセンターの一角であまり目立たないが、入ってみればリトルタイ。本場の味を心ゆくまで堪能しよう。
[祝日・土曜・日曜] 11:00-22:00
⑭ NICO KITCHEN（ニコキッチン）【和食】
宮崎の旨いものが集結する和食バル
二子玉川駅から4分ほど歩いた住宅街にある和食バル「ニコキッチン」。宮崎をはじめ九州各地から届く食材を使った料理と、焼酎やワインなど九州のおいしいお酒をスタイリッシュな店内でじっくりと楽しめる。
ランチはチキン・フィッシュ・ビーフの3つのコースと、宮崎名物「辛麺」を用意。さらにアルコールを含むドリンク2時間飲み放題1000円のプランがあるので、昼から至福のほろ酔いタイムを満喫できる。
「チキンランチ」（1500円）のチキン南蛮。宮崎地鶏の弾むような食感と噛むほどに染み出る旨みをさっくり揚げた衣と一緒に味わって。
「ビーフランチ」（2500円）の和牛のロティーは舌と心がほどけるような濃厚な旨みと柔らかさ。素揚げした野菜のみずみずしい食感もいい。
サイドとして絶大な人気の宮崎名物「メヒカリの唐揚げ」もぜひおためしを。素材に正直な料理の数々は食べるごとに心が洗われるよう。
[日曜] 17:00-22:00
⑮ 串亭 二子玉川【和食】
サクサクの衣の中で食材がいきいき
玉川高島屋S・Cの裏手にある小路にたたずむ串揚げ専門店。昼夜のピーク時には満員で簡単に着席できないくらい界隈では人気のお店だ。季節の素材を吟味し、その日一番おいしく味わえる串揚げを「おまかせ」スタイルを主流に提供している。
ランチタイムはからりと揚がった逸材をリーズナブルにいただけるコスパメニューが好評。
数量限定の「牛カツ贅沢御膳」（1200円税込）は旨みほどばしる極上のレア感がたまらない。生パン粉にこだわり、油は毎日新鮮なものを使っているからサクサクと軽快な揚がり具合。
「串揚げ御膳」（1200円税込）は海老・ぶり・豚ヒレなどおすすめ5品の串揚げがセットに。味にしても食感にしても、どれも衣の中でネタがいきいきとした印象で素直においしい。
ほかに「特選串揚げ御膳」（1600円税込）、「鰺フライと地鶏つくねカツ御膳」（1200円税込）や、8種の串揚げに前菜や甘味のついた「串揚げランチコース」（3000円税込）もある。「お子様御膳」（680円）は子どもの本格串揚げデビューにもってこいだ。
※日曜は22:30まで
⑯ たぬき 【定食】
怒涛の定食に無条件降伏
二子玉川駅から徒歩6分ほど。人でにぎわう高島屋を越えるとのどかな商店街があり、その一角に地元民の食のオアシスがある。昔ながらの定食屋「たぬき」は、さば焼き定食、鶏唐揚げ定食、肉野菜炒め定食など、郷愁をさそう日本の定番定食を昔ながらの良心価格で味わえるお店だ。
品切れの場合も多い「牛スジ煮込定食」880円。あまがらいタレでトロトロに煮られた牛スジ肉、ごはんがいくらあっても足りないくらい。卵を溶き入れれば文句なしの極上グルメ。
「チキン・チキン定食」（880円） は唐揚げとささみチーズカツの黄金コンビ。空腹学生からの注文もとびきり多い。見かけどおりの理想的な揚げ加減。
定番の「豚キムチ定食」（900円）も家では出せないお味。とにかく香ばしくて濃い旨さに昼からビールが飲みたい気分。味噌汁からチェンジできる豚汁は根菜がこれでもかという山盛りだ。
並ばないためにピークの時間帯を避けたいが、そうするとお目当てのメニューを逃してしまう可能性も。悩むところだ。
ハイソなだけじゃない、二子玉川の魅力
注目を集める二子玉川でおすすめのランチスポット16選をお届けした。玉川高島屋や二子玉川ライズ内の店舗はいずれも流行に敏感でおしゃれなお店ばかり。雰囲気だけでなく味も一流なのだからいうことなしだ。そうした大型商業施設の裏手にもまた、隠れた名店がひそんでいるが二子玉川のおもしろいところ。とにかく飲食店は数えきれないほどたくさんあるので、ぜひお気に入りの一店を自分の脚と舌で見つけてみてほしい。
