溝の口のおすすめラーメン10選【ご当地ラーメン多数！】

個性派ラーメンが集う溝の口

東急田園都市線をはじめ3路線が乗り入れ、都心へのアクセスが抜群な溝の口。近くの二子玉川や自由が丘といったおしゃれタウンに比べると、商店街やスーパー、学校などが多く住環境が良いこともあり、ファミリー層から高い支持を集めている。また、都心への通勤・通学に非常に便利なことから、若者の一人暮らし先としても人気がある街だ。

今回はそんなファミリーや若者にもぴったりの、溝の口でおすすめしたいラーメン店を10店舗紹介していく。

若者に人気のボリューム満点な二郎系ラーメンや深夜遅くまで営業しているお店、家族連れに優しい広々としたテーブル席やサイドメニューが豊富なお店など。さまざまなタイプのラーメン店をピックアップしたので、その日の気分・用途に合わせてぜひ参考にしてみてほしい。

溝の口のおすすめラーメン店10選（目次）

①麺匠 濱星 溝の口店

朝にも〆にもぴったり！濃厚かつ繊細な煮干しラーメン

最初にご紹介するのは溝の口駅から歩くこと3分ほど、「濃厚煮干らーめん」というラーメン好きには堪らないワードが書かれた赤提灯が迎えてくれる、「麺匠 濱星」。

繁華街から少し離れた場所で営業しているにもかかわらず、満席になることが多い人気ラーメン店だ。カウンター15席が並んだ無駄のない店内は、活気に包まれた良い雰囲気に包まれている。

提供している自慢の煮干しラーメンは、あっさり系と濃厚系の2パターン用意しているが、やはり人気は濃厚タイプ。中でも多くのお客さんがオーダーするメニューが、「濃厚煮干しそば」（830円）だ。

よくあるガンガン煮干しが効いた味わいではなく、煮干しの風味を感じながらも鶏出汁の旨味や香りが口の中を包みこむ、上質なスープに仕上がっている。

このスープに、固めに茹でられた細麺や、薄くスライスされたホエー豚の肩ロースチャーシュー、食感が楽しい穂先メンマといった、計算しつくされた具材が盛り付けられた最高の一杯をぜひ堪能してほしい。

②まっち棒 溝の口店

中毒性◎の和歌山ラーメン

「まっち棒」は、溝の口駅南口から徒歩1分、中毒性の高い”和歌山ラーメン”がいただけるお店として有名なラーメン店だ。店内はカウンターの11席のみで、古民家を想起させるような落ち着く雰囲気。

こちらのラーメンの魅力は、なんといってもこだわりが詰まったスープだ。豚骨や鶏ガラなどを丸一日かけじっくり煮込んだスープを、継ぎ足し形式で使用するのだという。

さらに極細のストレート麺を使用することで、パツっとした歯ごたえと独自の濃厚スープとの相性の良さを演出している。

特製ダレで3日間漬け込み旨味がギュっと凝縮されたチャーシューなど、食材ひとつひとつに愛情を注ぎ完成するまっち棒の和歌山ラーメンは、一度味うとハマってしまうこと間違いなしの一杯だ。

③ラーメン屋 麺一 溝口店

ネギ好きには堪らない個性派ラーメン

JR南武線溝の口駅から津田山駅方面に歩くこと約10分、黄色い派手な看板が目印の「ラーメン屋 麺一」。こちらは30年以上もの間、地元の方たちに愛され続けてきた老舗ラーメン店だ。

醤油や味噌、塩やつけ麺といったバラエティー豊かなラーメンを提供しているが、特に人気なのが「ねぎラーメン」（830円）。「那須の白美人」というブランドの新鮮な長ネギがたっぷりのったラーメンで、シャキッとした食感と甘みの強いネギ本来の美味しさをこれでもかと味わえる一杯となっている。

そんな上質なネギだけがトッピングされた「ねぎ岳ラーメン」というメニューもあるので、ラーメン好きはもちろん、ネギ愛に溢れた方にぜひともおすすめしたい個性的なラーメンだ。

④松虎亭

盛岡冷麺ならぬ漆黒の”盛岡ラーメン”

東急田園都市線・JR南武線、両沿線から徒歩1分と抜群のアクセスを誇る「松虎亭」。1階のカウンター席と2階のテーブル席の計37席とラーメン店としては広めの内装。朝7時～深夜5時までオープンしており、食べたくなったらいつでも入店できる利便性も魅力のひとつだ。

こちらのお店では、冷麺で有名な盛岡のご当地ラーメンをいただくことができる。看板メニューに掲げている「盛岡醤油老麺」（720円）は、富山や京都のラーメンを想わせる漆黒のスープがインパクト絶大だ。口に入れた瞬間、甘みを含んだ醤油の味わいがガツンと押し寄せる。

真っ黒な味わい深いスープはよく麺に絡み一体感を形成。昔懐かしい豚バラチャーシューや箸休めにありがたいもやしもトッピングされているので、不思議と飽きることなく食べ進められるのだとか。

食べれば食べるほど、その魅力にハマってしまう魅力的なラーメンといえる。

⑤和蔵

ラーメンWalker殿堂入り！濃厚特製スープをおしゃれ空間で

溝の口駅の南口ロータリーの目の前に店を構える、とんこつ醤油やパンチの効いた二郎系ラーメンが人気の「和蔵」。その人気ぶりから、ラーメンWalkerに2年連続掲載され殿堂入りを果たしたのだそう。

提供するラーメンのタイプとは真逆で、「女性がお一人様でも入れるらーめん店」がコンセプトの店内は、おしゃれな間接照明に照らされたカフェのようなスタイリッシュな雰囲気。

麺はすべて防腐剤不使用の自家製麺を使用するなど、食材にもひとひとつ細やかなこだわりをみせる。そんな和蔵の定番メニューが、「和蔵らーめん」（980円）だ。

長時間かけてじっくり煮込んだ濃厚とんこつスープは、”ベジポタ”と呼ばれる野菜でコクとまろやかさをアップ。そうすることでまるでコーンポタージュのようにとろとろのスープに仕上がり、中太のちぢれ麺と抜群にマッチするのだ。

ほかにも二郎インスパイア系ラーメンもかなり人気のあるメニューなので、今日はガッツリ食べたい！という方はこちらもぜひ試してみてほしい。

⑥ななほし

お子さん連れにおすすめの味噌が人気のラーメン店

溝の口駅と高津駅の中間に位置する、「ななほし」。店頭には、店名とメニューが大きく記載された看板が掲出されているので、迷わず入店できるだろう。

木目調で統一された内装から、あたたかみの感じる落ち着いた雰囲気に包まれている。座席はカウンター席のみならず、広めのテーブル席も22席あるので、お子さん連れのママさんや家族から高い支持を集めている。

こちらのお店でおすすめの一杯は、「みそつけめん」（850円）だ。ほどよく背脂が浮かんだ香り高き味噌味のつけ汁は、魚介の風味と味噌のキリっと感が堪らない味わい。濃厚そうな見た目とは裏腹に、バランス力に長けているので、好き嫌いがわかれない安定の一品といえるだろう。

「ちゃーしゅー丼」や「カレー丼」といったサイドメニューも充実している点も、お子さん連れのファミリーには嬉しいポイントだ。

⑦中華料理　盛華楼

コスパ最高！昭和の町中華が織りなす”最強コンビ”

溝の口駅南口より徒歩2分、真っ赤な「らーめん」という暖簾と年季の入った風貌で出迎えてくれる「盛華楼」。真紅のテーブル14席にカウンター10席の店内は、“昔ながらの町中華”という言葉がぴったりな最高の雰囲気。

メニューを見渡してみても、「ラーメン」（600円）、「ニラレバ定食」（850円）など、1,000円でおつりが出る料理の数々がズラリと並んでいる。

その中でも特にコスパ最高なメニューが、「半チャーハン＆ラーメン」（850円）のセットだ。昔懐かしい透き通ったあっさり醤油ラーメンは、縮れ気味のチュルっとした中華麺やナルトやメンマが盛り付けられた王道の一杯。

そんなあっさりラーメンと最強の相性を誇る半チャーハンは、しっとり感とパラパラ感のバランスが絶妙で、口に運ぶたびにホッとする安心感のある味わい。

町中華好きには堪らない、最高の組み合わせを実現した逸品だ。

⑧泪橋

インパクト◎味◎の二郎系ラーメン

溝の口駅から徒歩5分、ガツンと来るインパクト抜群な二郎インスパイア系ラーメンが楽しめる、「泪橋」。本当に二郎系？と疑ってしまうほど、おしゃれなお店のつくりになっている。

ランチタイムのみの営業ということで、お昼時には列ができるほどファンが多い人気店だ。訪問する際は少々の待機時間は覚悟したほうがよいかもしれない。

こちらのお店では、二郎系ラーメンの上に豪快に削り節がのせられた「マンモスラーメン」が看板メニュー的存在なのだが、それと人気を争う一杯が「辛マンモスラーメン」（850円）だ。

ニンニクやチャーシュー、もやしの山の頂点から真っ赤な一味唐辛子がこれでもかとかけられた刺激的な一杯。大味そうなビジュアルの一方、煮干しがしっかり効いた背脂入りのスープは意外にも繊細な味付け。麺に関しても二郎といえばの太麺というよりは中太麺寄りで、最後まで美味しくいただける構成に。

二郎系初心者にもおすすめしたい、インパクトと美味しさを兼ね備えたラーメンとなっている。

⑨らーめん むつみ屋 溝の口本店

本場の本格味噌ラーメンを満喫

溝の口駅南口から徒歩3分、多数のメディアにも取り上げられたこともある、北海道月形発祥の本格熟成味噌ラーメンがいただける「むつみ屋」。

清潔感に溢れた店内は、広々としたボックス席も設置してあるので、家族連れのお客さんにもぴったりの空間だ。

こちらのお店の味噌ラーメンへの情熱は並々ならぬものがある。「赤味噌」や「白味噌」、「黒味噌」のほか、酒粕を練りこんだという「濃厚味噌」やコチュジャンを合わせた「オロチョン」、北海道産の「北の恵み」といった6種類もの味噌から、各ラーメンに合わせたものをチョイスするというこだわりぶり。

味噌だけでなく、じゃがいもやアスパラガス、牛乳などの北海道由来の食材を使用するなど、とにかく北海道愛に溢れている。

そんなむつみ屋で創業当初から看板メニューに君臨するのが、「特選濃厚味噌らーめん」（980円）だ。酒粕が練りこまれた芳醇な味噌を使用することで、甘みとコク深い味わいに仕上がった究極の一杯となっている。

⑩長浜ラーメン 博多っ子

飲んだ後はコレ！鉄板の博多とんこつラーメン

最後にご紹介するお店は、店名の通り博多のとんこつラーメンが味わえる「博多っ子」だ。東急田園都市線とJR南武線の両方から10分圏内の場所に位置するこちらのお店は、深夜27時まで営業しているので、飲み終わりの〆の一杯にぴったりである。

厨房をぐるりと囲んだ15席のカウンターからなる店内は、明るくてきれいな雰囲気のよい空間だ。

こちらでぜひ食べていただきたい一杯は、やはり「長浜らーめん」（650円）だろう。ほとんどのお客さんが注文するこのラーメンを一言で表すなら、王道ど真ん中の博多系とんこつラーメンだ。本場より臭みが抑えられたスープは、甘みを感じるまろやかな仕上がり。

このスープに、想像を裏切らない極細ストレート麺を合わせた一杯は、文句のつけようがない安定感抜群の美味しさ。ぜひ替え玉までを1セットで楽しんでみてほしい。

まとめ

溝の口には意外にも、評価が高い人気ラーメン店が数多く存在する。和歌山ラーメンや盛岡ラーメンなど普段なかなか味わうことのできない、オリジナリティ溢れたラーメン店が多いのも特徴のひとつだ。

若者や家族連れが多いこの街で、安くてお腹一杯になれるラーメンは、コスパという側面でもかなり魅力的だろう。本記事を参考にし、美味しさはもちろん価格の面でも大満足していただけたら幸いだ。