淀屋橋でおすすめ！個性とこだわりが人気の居酒屋9選

キタは大阪・梅田駅、ミナミは難波・心斎橋駅、大阪を代表する二大繁華街エリアに挟まれながら、中之島・北浜エリアとまとめて大阪のビジネス・金融街として認知されている淀屋橋周辺エリア。

江戸時代の豪商「淀屋」を由来とする淀屋橋は歴史が古く、1935年竣工の現在の淀屋橋も国の重要文化財に認定されており、周辺地域も中之島の大阪市役所を中心に、大阪のなかでも歴史の長いオフィス街となっている。

先に紹介した繁華街群と比べるとやや落ち着いた印象だが、その分愛される老舗と洗練された人気店が目立つのも淀屋橋エリアの特徴だ。
この記事ではそんな淀屋橋駅周辺から、さまざまな用途に適したお店を厳選して紹介する。

①JAPANESE DINING and WINE じょうのや 北浜店

ワインセラーをイメージしたこだわり空間

「JAPANESE DINING and WINE じょうのや 北浜店」は酒屋が経営するダイニングバー。

内装はワインセラーをイメージしたオシャレな空間で、酒はいずれもこだわりのものばかり。酒屋直営のため、吟味されたワインや日本酒のお値段がリーズナブルなのもうれしいポイントだ。

店内は10〜20名まで利用可能な完全個室のパーティールームあり。最大60名まで貸切OKで、プロジェクターや音響設備も無料で貸し出しOK。ビンゴゲームやウェルカムボードも無料なので、歓送迎会や二次会で大活躍の店である。

何といっても日本酒込みの飲み放題コースのコスパが魅力的で、全8品の料理と2時間飲み放題が4000円未満で予約できてしまう割安感。

料理は旬の有機野菜を主役とした創作料理が人気。「豚の角煮」や「若鶏の黒こしょう焼き　アツアツねぎ油掛け」などお肉のメニューもお酒との相性抜群だ。

本町と淀屋橋、北浜のいずれの駅からも近い立地も人気の秘密。誰を誘っても喜ばれる店。この界隈で仲間と飲むなら「じょうのや 北浜店」にぜひ。

②大衆酒場 甚べぇ 北浜店

イカ好きにはたまらない！いけすで泳ぐ新鮮イカ！

「大衆酒場 甚べぇ 北浜店」は、新鮮なイカを中心にコスパよく海鮮や天ぷらが楽しめる店。店内にはいけすがあり、年中新鮮なイカを食べられるのが自慢である。

甚べぇに訪れたら、まず注文したいのが「泳ぎイカ姿造り」。注文を受けてから店内の生簀から水揚げされる泳ぎイカは数量限定。シメたてでしか味わえない食感を確かめてほしい。

ほかにも一品150円、250円のわかりやすい価格もありがたい天ぷらメニューや、季節限定の鍋メニューなども人気。

店では飲み放題のついたコースメニューも充実。最大50名までの貸切もできるため宴会利用もOKだ。小さな集まりから歓送迎会まで、仲間とワイワイ飲むなら「甚べぇ 北浜店」にぜひ。

③ミライザカ 淀屋橋店

第8回からあげグランプリ金賞受賞！旨安からあげとハイボールが自慢

「ミライザカ 淀屋橋店」の自慢はなんといってもからあげ。日本唐揚協会が主催する「からあげグランプリ」で2017年、しょうゆダレ部門で金賞受賞したからあげが自慢である。

名物のひと品は「清流若どり骨付きモモ一本グローブ揚げ（999円）」。グローブのように大迫力のボリューム満点からあげは、中まで秘伝のタレがしっかり染み込んで酒がすすむひと品だ。199円の看板ハイボールとの相性も抜群なので、ぜひ忘れずご注文を。

「清流若どり 骨つきモモ一本グローブ焼き ガーリック（999円）」もからあげとならぶ看板料理。骨つきモモ肉を一本まるごと鉄板で焼いたこちらも、肉のうまみがたっぷりで大人気。仲間とわいわいシェアしながら召し上がれ。

ワタミグループの居酒屋なだけあって店内は落ち着いた清潔感のある空間。掘りごたつ席や、大人数向きの可動テーブル席などもある大箱居酒屋なので、忘年会・新年会や歓送迎会にもおすすめできる。

ミライザカグループでは公式LINEの登録でクーポンが配布されていることも。こちらは特に少人数での飲みにありがたい。

④うどん居酒屋 江戸堀

豊富な小鉢と一品料理、〆はうどんで。

2024 うどん WEST 百名店にも選出された「うどん居酒屋 江戸堀」。最寄りは地下鉄の肥後橋駅だが、淀屋橋からでも歩いて伺える距離だ。

百名店に選ばれるだけあって、もちもちとしたコシのあるうどんは剛麺と称されやみつき客が続出している人気店である。

淀屋橋から少し離れたうどん屋を居酒屋の記事で紹介する理由がある。それは洗練された出汁をベースとした一品メニューの豊富さだ。

「旨赤卵使用の出汁巻きたまご」や「アツアツ出汁豆腐」などの定番メニューや、「冷やし出汁トマト」、「お出汁たっぷりあさり酒蒸し」といったアレンジメニューまで、300円台からのお手頃価格で提供されている。

もちろん、なめたけおろしや塩辛のような定番冷菜、鶏唐タルタルや牛すじ煮込みなどの王道居酒屋メニューも一通り揃っている。

〆には人気No.1の鶏天カレーうどんもおすすめ。あっさりながらもスパイスと出汁の効いたカレーうどんはお酒が入ってもするっと入る味わいだ。

⑤有機野菜と赤身ステーキの店 SOL(ソル)

ゆったりソファで家飲みスタイルが人気！オフィス街の隠れ家メキシカンバル

「SOL(ソル)」は淀屋橋駅と北浜駅の間に位置するバルスタイルの店。

1階がカウンターとテーブル席、2階がリビングダイニング風の個室になっており貸切利用も可能。

2階の個室はDVDを見たりPC接続のできる大型モニターがあるので、自宅のように映画を見たりゲームをしたりと思い思いに楽しめる。

メニューリニューアル前は串揚げとメキシコ料理がコスパよく人気のお店だった。店舗の看板「串ダイニングSOL」も当時のもの。

メニュー刷新以降、ステーキランチを中心にランチ・ディナーともに口コミ評価が上向き。見事リニューアル成功を果たしている。

+500円で飲放題付きにできるコースメニューは4000円台から。どのコースでも「赤身レアステーキ」や、有機野菜が主役の「手作り惣菜3種盛り」などの人気メニューをいただける。

⑥自家製粉石臼挽きうどん 青空blue 本店

蕎麦のような石臼挽きの自家製粉うどん

淀屋橋にはぜひ飲み利用におすすめしたいうどん屋がもう一店存在する。「青空blue」はうどん百名店にも3度の選出歴がある大阪うどんの人気店である。

店内は、同テナントに存在していた蕎麦屋時代を思わせるさっぱりとした雰囲気と、コンクリートの見える高い天井、つり下がりの照明など、シンプルなカフェのようなおしゃれさを併せ持つ空間だ。

もっとも特徴的なのはうどんの色と香りだろう。そばで言うところの田舎そばのようにガラまで石臼で挽ききった自家製粉の麺は茶色みがかり香ばしく、もちもちしながらもザラザラ感もある青空blue特有の食感がある。

この「麺を味わいたい」需要が大きいからか、つけ汁うどんの人気が高いことも特徴といえる。「あぶり鴨のつけ汁うどん」のほかに、季節限定のつけ汁うどんも人気だ。

その他にも「自家製いかの沖漬け」や「さばのみりん干し」など、一品メニューも多数。そば飲みならぬうどん飲みに適したお店だ。

飲み会での利用には予約可能な「なべすきうどんコース」をおすすめしたい。鶏肉やつみれ、海鮮や野菜類などの具材とともに太麺のうどんを出汁で煮込む大阪名物「うどんすき」は、具材の旨みがブレンドうどんに染み込みたまらない。

自家製粉の粗挽きうどんはざるで提供される。鍋の〆の王道ともいえるうどんを鍋に入れないところにとてつもないこだわりを感じられる、誇り高い人気店だ。

⑦焼肉七つ星 淀屋橋平野町店

淀屋橋で”飲み放題”焼肉ならここ

日本最大級のコリアンタウン鶴橋を中心に、焼肉文化も日本トップクラスに根付いている大阪府。もちろん淀屋橋周辺にも焼肉店は多く存在するが、居酒屋くらいの価格帯で気軽に飲み会が可能なお店は土地柄かそこまで多くない。

そんな大阪経済の中心、北浜・淀屋橋エリアで気軽な焼肉飲みをしたい方におすすめのお店が「焼肉七つ星 淀屋橋平野町店」である。
黒の皮張りソファーのボックス席や半個室席が中心のお店で、一人よりは少人数グループでの利用に最適なお店。家族や同僚、友人と使いやすいお店だ。

肉の卸売りやスーパーの精肉部門を源流とする会社が展開している「焼肉七つ星」。ノウハウを活かした和牛の一頭買いで仕入れコストを抑えることに成功している。

目玉の黒毛和牛3種盛りを含む上質な焼肉メニューに、90分間の飲み放題がついた「3つ星コース」は税込5,500円と淀屋橋周辺では破格のお値段。飲み放題なしでは1000円引きの4500円で、さらに事前の相談でコース内容の対応も可能と至れり尽くせりである。

「厚生労働省生肉用牛肉提供基準」に適合し、パックで提供することで生食可能な「黒毛和牛ユッケ」も見逃せない。あの手この手で言い訳をして生に近い牛肉を提供するお店も見受けられるが、焼肉七つ星なら胸を張って和牛ユッケを味わうことができる。

程よく厚みのある牛タンや、店名の由来となっている7つの希少部位など、焼肉を満喫したら〆には名物の白い珈琲プリンもお忘れなく。

系列店の「焼肉七つ星 北浜店」もサービスが良く、淀屋橋から遠くないため、どちらかが予約できない場合はもう片方の利用も検討してほしい。

⑧炭焼TOKI（トキ）

テラス席有り！　カフェのようなコスパ焼鳥

淀屋橋駅からは御堂筋を南下して大阪ガスビルの先を右折するとわかりやすい。先ほど紹介したうどんすきの「青空blue」のほぼ向かいにある一見カフェのようなお店が「炭焼TOKI（トキ）」である。

シンプルながら清潔感のある店内のテーブルや棚などには明るい木材が使用されており、窓も多く採光抜群。ビニールカーテン完備のテラス席にはペットの同伴も可能と、とにかく幅広い層が快適に楽しめる空間。

焼き鳥には、店主の地元の愛媛県、秋山さんの「媛っこ地鶏」を使用。京赤地鶏や近江黒鶏など、その時状態の良いものを仕入れている。

丁寧に串打ちされ、備長炭の遠赤外線でじっくりと焼き上げられた焼き鳥は、レアものから皮をバリっと仕上げるものまで食材に合わせた焼き加減が抜群。

新鮮だからこそ可能な朝引きの造りも見逃せない。媛っこ地鶏の「造り限定五種盛」は在庫の確認必須級の目玉商品だ。

ドリンクメニューもビール・ハイボールをはじめに日本酒・焼酎・ワインと幅広い取り揃えが魅力。
なかでも特にワインに力を入れているとのこと。季節によって変わる焼き鳥メニューとの飲み合わせはぜひ店主に相談してみよう。

一本240円からと決して安価帯のお店ではないが、全4品のお手頃なコースは2200円からとかなり使いやすいお店。グラスワイン一杯とコースでのサクのみから、腰をおちつけての飲み放題まで対応可能な、懐の深いお店だ。

⑨よどやばし 燁（はな）

ミシュラン星獲得店の出汁が効いたおでん

淀屋橋駅・北浜駅から1分程度。近隣は日本生命淀屋橋ビルや淀屋橋郵便局など、まさに大阪ビジネス街の中心にひっそりと佇む割烹居酒屋「よどやばし 燁」。

1階はキッチンを囲むカウンター席のみで、2階に20席ほどのテーブル席と程よいサイズ感の店内。団体で盛り上がるよりは、少人数でじっくり味わうのに適した雰囲気だ。

姉妹店にはミシュランガイドで2つ星を獲得したこともある料亭「一汁二菜 うえの」があり、高く評価されているうえのの出汁と同じものがおでんをはじめとしたメニューに使われている。

名物は玉子。半熟に仕上げたのち、濃いめの出汁に一晩漬けて味を染み込ませたおでんのエースは、白身の内側まで旨みがしっかり付いている。

燁のおでんは食材ごとに違う組み合わせの出汁で仕上げることが特徴。糸こんにゃく280円、大根380円などおでんの相場よりかなり高額に思えるが、一品ごとに雰囲気ががらりと変わるため、おでん料理のフルコースと考えればその値段にも納得できるはず。

おでんの他の早出しメニューにも手が込んでおり、「蛸のやわらか煮」や「とり肝しっとり煮」などはおでん目当てのお客さんを驚かせるクオリティだ。

大阪ビジネスの中心、淀屋橋でおいしい時間を

王道居酒屋から焼き鳥、焼肉、ダイニングバーと、淀屋橋で飲む際におすすめのお店をご紹介した。
大阪のキタとミナミをつなぐ中心だけあり、紹介しきれなかった名店も数多く存在する。シーンによって適するお店がそれぞれ存在するため、ぜひグルメサイトなどから心躍るお店を見つけてほしい。

食べログの淀屋橋駅周辺居酒屋情報はこちらからチェック！