グルメの宝庫、函館で人気のランチを堪能!
函館といえば、歴史的な建物と坂が織りなす趣きあふれる街並みが魅力だ。その合間を走る路面電車にのれば、活気ある朝市やのどかな五稜郭公園、洋館や教会が建ち並ぶ元町エリアなど、さまざまな観光スポットに足を運べる。
また、おいしいものが集まるグルメの街としても有名だ。新鮮な魚介を使った寿司や海鮮丼をはじめ、函館ならではの塩ラーメンやスープカレー、ジンギスカンに洋食など、一日では味わい尽くせない多彩な味覚がそろっている。
この記事では、そんな函館の美味をランチタイムに楽しめる15のお店を厳選してご紹介する。
函館のおすすめランチスポット 15選(目次)
店舗 (クリックで詳細) |
特徴や内容 |
① うに むらかみ 函館本店 | 無添加だから楽しめるうに本来の味 |
② あじさい 本店 | 函館ご当地グルメ、塩ラーメンの名店 |
③ コルツ | 素材の息吹が聞こえるイタリアン |
④ 鮨金 総本店 | 握りも焼き魚もいかそうめんも |
⑤ 吉田商店 | エッジの効いたスープカレー |
⑥ レイモンハウス 元町店 | ジューシーな生ソーセージに悶絶 |
⑦ きくよ食堂 本店 | 豪快な海鮮丼をお手頃価格で |
⑧ レストラン ヨシヤ | レトロな洋食メニューにときめいて |
⑨ 回転寿司函館まるかつ水産 本店 | 稀有なネタに出会えたらラッキー! |
⑩ マメさん | 元祖系と進化系、どちらがお好き? |
⑪ 海光房 | かに・魚問屋直営店の絶品「4色丼」 |
⑫ ジンギスカン 羊羊亭(めいめいてい) | くせのないラム肉は一食の価値あり |
⑬ レストラン 雪河亭 本店 | 創業当時のカレーは懐かしい味わい |
⑭ 鮨処 江戸松 | しっぽり楽しむ街のお寿司屋さん |
⑮ ラッキーピエロ 五稜郭公園前店 | 函館きってのご当地バーガー |
① うに むらかみ 函館本店
無添加だから楽しめるうに本来の味
うに専門の加工会社「むらかみ」は、本当においしいうにを食べてもらうためにミョウバンをはじめとする食品添加物不使用のこだわりを貫いている。徹底した保存方法で最高の鮮度を保った最高品質のうには、一生のうち一度は食べてみたいもの。
はじめて訪れるのであればまずは「無添加うに丼」をオーダーしたい。ほどけるように甘くクリーミーな味わいは、これまで食べていたうにとは格段の差があるにちがいない。ミョウバンを使ったとき特有の渋みがなく生臭さとも無縁で、うに本来のおいしさを堪能できる。
レギュラーサイズ4,000円とご褒美価格は否めないがこの品質なら納得できる。ほかに「いくら丼」や「三食丼」「豪華海鮮丼」もあるので、Sサイズをたのんでいろいろな味を楽しむのもたまらない贅沢。
② あじさい 本店
函館ご当地グルメ、塩ラーメンの名店
札幌の味噌ラーメン、旭川の醤油ラーメンと並ぶ北海道3大ラーメンのひとつが函館の塩ラーメン。その歴史は定かでないが、早くから開港していた函館には豊富な海産物を求めて華南出身の華僑が集まっていた。このことから、広東系の「湯麺」が函館塩ラーメンのルーツではないかという説が有力だ。
昼時であれば1時間待ちも覚悟のあじさいの塩ラーメンは、きれいに澄んだスープと中細のストレート麺が特徴。道南産の昆布に豚骨や鶏ガラ、煮干しの旨みがあわさったスープはやさしい口当たりのあとから深みのある味わいがじんわりと広がる。麺は函館の老舗製麺所「岡田製麺」のもので、やや硬めでのどごしのよい麺がスープによく合う。
お約束のお麩と玉子にわえて緑の水菜もあじさいならではのトッピング。創業約90年、時代とともに愛される老舗の味をぜひ確かめて。
③ コルツ
素材の息吹が聞こえるイタリアン
五稜郭公園前駅から徒歩3分の場所にあるコルツは、函館で知らぬ人はいないほどの人気イタリアン。地元の食材を丁寧に仕立てたシェフの個性あふれる創作料理は訪れる人を魅了する。
ランチタイムは単品もあるが前菜やサラダ、デザートがついたセットがお得だ。 “プレートの上のコルツ農園” とでも言いたくなるような前菜は、素材のおいしさを素直に味わえる素朴かつ繊細な品々。好きなものを選べるパスタは「青のりと白身魚、山わさび」「王様しいたけとスカモルツァチーズ」「発酵白菜と米糠で燻した豚バラ肉」など他ではちょっとお見かけしないものばかりでシェフのこだわりが垣間見られる。
木目調の家具やあたたかなこじんまりとした店内はとても居心地がいい。自然の恵みいっぱいの料理で心も体も元気になれそう。
[日曜] 12:00-13:30
④ 鮨金 総本店
握りも焼き魚もいかそうめんも
函館駅から徒歩5分。約60年の歴史を持つ老舗で、東京銀座に支店があり、函館近海でとれたネタはもちろん豊洲で水揚げされネタも空輸で届けられ、その日のうちに味わうことができる。ここ総本店、支店とも和の粋を凝縮したレベルの高い寿司はもちろん、カウンター越しに繰り広げられる板前との会話もまた、楽しみの一つだ。
11:30からのランチはほんものの味をリーズナブルに堪能できるセットメニューがおすすめ。その日いちおしのネタを載せた握り9貫に海老の出汁がきいた汁物やサラダ、デザートがついて1,300円~3,200円。せっかく函館に来たからには奮発して、という人は握りにお通しや名物のいかそうめん、旬を楽しめる焼魚などをあわせたジャンボグルメセット(5,000円)を注文して。
座敷では2名からの落ち着いた個室もあり、仕事の接待など大切なシーンでの利用にもぴったりだ。
北海道函館市松風町7-18
※土日・祝日は通し営業
⑤ 吉田商店 カレー
エッジの効いたスープカレー
新川町にある地元の人や観光客に人気のスープカレー専門店。さまざまなスパイスを独自にブレンドしたスープカレーはきりりとエッジの効いた爽やかさと深みのあるコクが交わる独特の味わい。辛みは0~10まで調整可能で20種類以上と種類豊富なトッピングもうれしい。
定番はチキンレッグが1本まるごと入った「やわらかチキンレッグカレー」。添えられた野菜は素揚げされたり生のままだったり、素材にあわせた調理方法で自然のおいしさをダイレクトに楽しめる。
もっと山の幸をという人には「大地の恵みキノコベジタブルカレー」、北海道ならではの海の幸をという人には「海の恵みシーフードカレー」がおすすめ。いずれも下が見えないくらい盛りだくさんの具材がその旨みをスープにじんわりと溶かしてカレーの奥深さをさらに助長している。
昭和感あふれる店づくりもおもしろい。小上がりの席があり辛くないカレーも食べられるので子連れのお客さんも気兼ねなく。
[土・日・祝] 11:30-22:00
⑥ レイモンハウス 元町店
ジューシーな生ソーセージに悶絶
北海道といえばハムやソーセージの文化が色濃いが、ここレイモンハウスはその草分け的存在だ。昭和初期に函館に移り住み製品づくりに生涯を捧げたカール・レイモン氏。人々においしいハムやソーセージを食べてほしい一心で仕事に打ちみ、「胃袋の宣教師」と呼ばれたのだとか。その人気はいまや北海道を飛び越え、日本全国へギフトとして届けられている。
つたのからまるドイツ風一軒家の中に入るとショーケースには自慢の加工肉商品がずらり。家に持ち帰ってじっくりと調理するのもいいが、店内のイートインコーナーでも食べられる。いちおしは元町店限定の「チューリンガードック」。香ばしいパンに挟まっているのは加熱保存していない生ソーセージ。噛みしめると感じる心地よい弾力と肉汁とともにじゅわっとあふれ出る旨みは、何本でも食べたくなるおいしさだ。
併設された資料館でその歴史について造詣を深めれば、また一味も二味もちがってくるはず。
⑦ きくよ食堂 本店
豪快な海鮮丼をお手頃価格で
威勢のいいかけ声を聞きながら新鮮な海鮮を物色したり食べ歩きを楽しめる朝一は、函館観光の目玉の一つ。14:00頃までやっているのでランチでも利用できる。函館の海の幸を手軽に食べられるということで海鮮丼のお店が多く立ち並ぶが、なかでも「きくよ食堂」は地元の人もひいきにする人気店。
看板メニューはうに、いくら、ほたてを丼いっぱいにのっけた「元祖函館 巴丼(ともえどん)」。無添加うにのとろける旨み、いくらのはじけるプチプチ感、ほたての濃厚な甘み… 至福の三重奏を余すところなく味わえる。うにの比率が小さめの海鮮丼も見受けられるがきくよ食堂の海鮮丼はしっかり三等分。函館ならではの贅沢を1,780円で楽しめるのはお手頃だ。
ほかにも紅鮭親子丼、えび・ほたて丼、お好きな具材を選べる三種お好み丼などメニューはいろいろ。朝市のにぎわいの中で函館にきた喜びを胸いっぱいに実感できるお店。
[冬季] 6:00-13:30
⑧ レストラン ヨシヤ
レトロな洋食メニューにときめいて
市電「函館どっく前」電停から徒歩3分。レトロな外観に心ときめかせて足を踏み入れた店内はやはり昭和ムード満載。落ち着いた雰囲気で大きな窓から見える景色を眺めながらの食事も楽しい。
昔ながらの洋食メニューが並ぶなかで、看板は30センチもあるジャンポエビフライ。お皿からはみ出さんばかりのそのボリュームは思わず写真に撮りたくなる見た目だが、温かいうちにプリプリとした食感と海老のやさしい甘さも味わって。またランチにおすすめのAセットなら、肉から挽いた特製のミニハンバーグと柔らかなヒレカツがついてお得感大だ。
自家製アイスや皿盛りデザートにも胸キュン必至。趣きある函館の街に溶け込む古き良き日本の洋食屋さん。
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