飲食店がUber Eats に出店することは、新しいファン開拓への第一歩。そこから他店に埋もれずユーザーに認知され、Uber Eats で売上を伸ばしていけるかは、オンラインならではのコツが必要です。Uber Eats で成功するにはどんなことをしたらいいのか、この記事で具体的にご紹介します。
【Uber Eats 成功の秘訣 ① 】”おすすめ” がわかる店名にする
注文者がUber Eats でお店を調べたとき、まず目に入るのは店舗画像と店名です。おすすめポイントが一目でわかる店名にしておくと大きな印象を残せます。
たとえば、
⇓
「ふんわりパンケーキ 天使のおひるね」
とすることで、注文者がお店の特徴を具体的にイメージし、注文しやすくなります。
【Uber Eats 成功の秘訣 ② 】魅力的な写真を使う
Uber Etas では、写真の見せ方が注文率に大きく影響します。
SNSなどでは思いきりアップにした写真が映えることがありますが、Uber Eats では、料理全体が映るように撮りましょう(お皿が収まるくらい)。
料理の盛りのよさを見せたいときは斜め45度の角度から、料理全体の色彩などを見せたいときは真上から写真を撮るのがおすすめです。
【Uber Eats 成功の秘訣 ③ 】メニューの表示方法に気をつける

メニューをカテゴリーごとにわけましょう。そのうえで、表示する順番は、メイン → サイド → ドリンクというように、注文者が流れに沿って注文できるように工夫します。おすすめの商品や、季節限定の商品は、それぞれのカテゴリーを新しく作ることがポイントです。
各カテゴリー内の表示は、価格順、おすすめ順など、ルールを決めて管理します。
【Uber Eats 成功の秘訣 ④ 】メニューの説明にはキーワードを入れる

メニューの説明は、料理の特徴や魅力を伝えられるように、効果的なキーワードを入れましょう。
商品について具体的な説明がされているほうが、注文者がライバル店と自店とで迷ったときに、選んでもらいやすくなります。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑤ 】アプリ上で上位表示される
Uber Eats アプリで上位に表示されることは、売上を伸ばすための王道の方法です。
表示する順位を決定する仕組み(アルゴリズム)は正式に公表されていません。しかし、顧客満足度の高い商品とサービスを提供することが、結果的には一番効果がある方法だ考えられます。
わかりやすい目標として、「Eats厳選ステータス(メダルマーク)を獲得する」ことも一つです。Eats厳選ステータスを獲得するための基準については、次の項目で紹介します。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑥ 】「Eats 厳選」のお店にリストアップされる
アプリ上で、緑のメダルマークがついているのは、評価の高い「 Eats 厳選」のお店です。
Eats厳選ステータス(メダルマーク)を獲得するには、次のような基準があります。
- オンライン率 85%以上
- 商品の入れ忘れ・受注もれ 1%以下
- お客様からの評価 約3か月で4.7以上
オンライン率が高ければ、より長い時間、お客様の注文に対応できる状況にあるということなので、Uber Eats からの評価は上がります。
Eats 厳選ステータスを獲得できれば、アプリで上位表示されやすいほか、キャンペーンの際に紹介されやすい点もメリットです。
Eats 厳選ステータスを獲得するチャンスは、Uber Eats 開店から90日以上経過したすべての店舗にあります。また、一度、Eats 厳選ステータスを獲得しても、あとでステータスを失効するかもしれません。失効しても、改善点を見出し、Uber Eats の基準を満たせば、Eats 厳選ステータスを獲得できる可能性があります。
【Uber Eats 売上UP術 ⑦ 】 お客様から高評価を受ける
お客様から高評価を受けることは、お店のファンを増やすことであり、売上アップの大切な要因です。高評価を維持できれば、上記のEats 厳選ステータス獲得も夢ではありません。
たとえば
- 評価やフィードバックをくれたお客様に返信をする
- 評価をくれたお客様にクーポンを渡す
- 手書きのサンクスレターを商品に同封する
といったプラスαのサービスで、リピーターを増やしている店舗もあります。リピーターは、高評価をくれることが多いです。
また、基本的なところで、梱包を徹底することも覚えておきましょう。
商品の中身が漏れたり、形がくずれたりすると、低評価に直結しがちです。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑧ 】リスティング広告を出す
Uber Eats 上にリスティング広告を出すことも、売上向上に対しての強力な戦略になります。Uber Eats レストランマネージャー(管理アプリ)からいつでも設定できます。
広告を出す金額や期間を自分で決められるので、効果を見ながら試していける点がよいところです。
ただし、広告まわりのことに慣れていないと、最初は難しいでしょう。不安な場合は、まずUber Eats の販促チームに相談するといいでしょう。レストランマネージャーからサポートへ連絡し、そこからつないでもらえるようです。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑨ 】顧客ニーズを把握する
デリバリーを導入すると、これまでより広い範囲のお客さんにリーチできるようになります。ファミリー、1人暮らし、若者/年配者、ビジネスマンなど、配達エリア内にどんな人がいるかを把握し、ニーズにあったメニューを提供することが大切です。
また、Uber Eats のアプリ上で、競合となる店舗がどのくらいあるか、またその店舗にどんな評価がついているかを調べてみましょう。そこで得た情報から、どんなメニューがどれほどの価格帯で求められているのかが見えてきます。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑩ 】トッピングメニューを加える

いろいろなトッピングメニューを追加しましょう。自分好みにカスタマイズできる楽しみは、注文の幅を広げるとともに、注文単価も上げてくれます。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑪ 】効果的にプロモーションを打つ
Uber Eats では、店舗ごとに注文金額の割引を設定できます(Uber Eats レストランマネージャー内で)。「1,000円以上の注文で100円オフ」「1つ頼むと1つ無料」といったプロモーションがその例です。
その一つで「特定の商品の割引」というプロモーションがあります。ここでは、主力商品(2~3品)に対して20%の割引を適用するのが、コスパ的によいです。
また、その際に、カテゴリーを「期間限定キャンペーン」といった形で打ち出すと、新規獲得につながりやすくなります。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑫ 】SNS を活用する
InstagramやFacebookなど、SNS をやっているお店は、Uber Eats のウェブページ(オンライン注文ページ)をシェアしましょう。お客さんの目にとまる機会が増えます。
ウェブからの注文も、アプリからと同じように、レストランマネージャーなどのツールで管理できます。
【Uber Eats 成功の秘訣 ⑬ 】管理ツールのデータを役立てる
Uber Eats に出店する飲食店専用の管理ツールが、「Uber Eats レストランマネージャー」です。ここでは、さまざまな情報が一目でわかります。売上や注文量の推移、売れ筋メニューのランキング、ユーザーの声などです。
これらの情報から、人気のない商品は廃止する、新規客獲得のためプロモーションを打つなど、売上の向上にむけて具体的な策を考えることができます。
Uber Eats レストランマネージャー を活用することは、効率的に売上を伸ばし、競合に勝つためにとても大切です。デジタルが苦手、という人は、Uber Eats のサポートに相談しましょう。エリア担当の販促スタッフが、力になってくれるはずです。
まとめ
飲食店がUber Eats(ウーバーイーツ)で成功するための11の秘訣をご紹介しました。店舗の業務は毎日忙しいですが、すぐに実践できる手ものもあります。さまざまな手法を効果的に組み合わせて、売り上げアップを目指しましょう。 (執筆者:めしレポ編集部)